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2章 学園生活
176話 2回目の王妃のお茶会(2)
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175話がおかしなことになっていたので修正いたしました。
確認していただけますと幸いです。
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会場までもエスコートされて向かうと、相変わらず豪華な装いのお茶会がセッティングされていました。こう、すでに集まった方たちには生暖かい視線やにらまれるような視線を感じてものすごく居心地が悪い。
「ごきげんよう、ウェルカ様」
「ごきげんよう、エリオベラ様」
そんな中、普段と変わらずに話かけてくれたエリオベラ様に私はにこり、と笑みを返す。うん、やっぱり安心する。
「こんにちは、エリオベラ嬢。
なんだか久しぶりだね」
「ごきげんよう、ヴァーレクト様。
ええ、お久しぶりですね」
どうやらお知り合いだそう。なんだかこう、流れる空気が冷たい気がするのは気のせいだよね? 今回は少しゆっくり目に来てしまったからか、もう会場には多くの人が集まっている。きっと王妃様方ももう少しで来るのだろう。
フルージア様も合流して雑談をしていると、間もなく王妃様が会場に入ってきた。王妃様に続いて入ってきたのはベルク殿下、お姉様、アーサベルス殿下。あれ? ジェラミア様は不参加なのかな。
今回は婚約後初めて王妃様とお会いすることもあり、早々にヴァークとともにあいさつに行くことになりました。
人をかき分け進むものだから、意識しなくても視線が刺さるように感じる。そんな中、ようやく王妃様のところに辿りついた。
「お久しぶりです、王妃様。
本日はお招きありがとうございます」
「まあ!
うまくやれているようで何よりだわ。
いろいろと心配していましたが、安心したわ」
「お気遣いありがとうございます」
王妃様はニコニコと嬉しそうだ。それにしても、王妃様にも心配されていたのですね。そして横にいるお姉様の方に視線を移す。あああ、お姉様もそんな優しい目でこちらを見ないでください……。
「元気そうで何よりだわ、ウェルカ」
「お姉様も!
この間は寝てしまってごめんなさい」
「気にしないで。
またゆっくりお話したいわね」
「はい!」
うれしくなってニコニコと笑っていると、お姉様もほほ笑んでくださいました。
「お久しぶりです、アゼリア様」
「まあ、ごきげよう、ヴァーレクト様。
いつも妹がお世話になっております」
「こちらこそ、ウェルカにはいつもお世話になっています」
そのまま2人が少し会話をするのを、なんだかいたたまれない気持ちになりながら横で聞いています。すると、お姉様の隣にいたベルク殿下と目が合った。
「こんにちは、ウェルカ嬢。
なんだか久しぶりだね」
「ごきげんよう、ベルク殿下。
お久しぶりですね」
「そうだ、婚約おめでとう。
ヴァークはいいやつだから、ぜひ仲良くしてやってくれ」
「もちろんです。
殿下とヴァークはお知り合いなのですね」
「まあ、ヴァークは近衛所属だからね。
一応、僕の専属だからさすがに知っているよ」
そうだったの⁉ 近衛とは言え、まさかベルク殿下の専属だったとは……。ヴァークってどれくらい強いんだろう。
「今度、剣術大会に来てみるといい。
きっとかっこいいヴァークが見れるよ」
まるで私の心を読んだかのように殿下がそういう。剣術大会、なんだかおもしろそう。
「ぜひ行きたいです」
「ならアゼリアを通して招待するね」
思わぬ収穫を得ることができました。
確認していただけますと幸いです。
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会場までもエスコートされて向かうと、相変わらず豪華な装いのお茶会がセッティングされていました。こう、すでに集まった方たちには生暖かい視線やにらまれるような視線を感じてものすごく居心地が悪い。
「ごきげんよう、ウェルカ様」
「ごきげんよう、エリオベラ様」
そんな中、普段と変わらずに話かけてくれたエリオベラ様に私はにこり、と笑みを返す。うん、やっぱり安心する。
「こんにちは、エリオベラ嬢。
なんだか久しぶりだね」
「ごきげんよう、ヴァーレクト様。
ええ、お久しぶりですね」
どうやらお知り合いだそう。なんだかこう、流れる空気が冷たい気がするのは気のせいだよね? 今回は少しゆっくり目に来てしまったからか、もう会場には多くの人が集まっている。きっと王妃様方ももう少しで来るのだろう。
フルージア様も合流して雑談をしていると、間もなく王妃様が会場に入ってきた。王妃様に続いて入ってきたのはベルク殿下、お姉様、アーサベルス殿下。あれ? ジェラミア様は不参加なのかな。
今回は婚約後初めて王妃様とお会いすることもあり、早々にヴァークとともにあいさつに行くことになりました。
人をかき分け進むものだから、意識しなくても視線が刺さるように感じる。そんな中、ようやく王妃様のところに辿りついた。
「お久しぶりです、王妃様。
本日はお招きありがとうございます」
「まあ!
うまくやれているようで何よりだわ。
いろいろと心配していましたが、安心したわ」
「お気遣いありがとうございます」
王妃様はニコニコと嬉しそうだ。それにしても、王妃様にも心配されていたのですね。そして横にいるお姉様の方に視線を移す。あああ、お姉様もそんな優しい目でこちらを見ないでください……。
「元気そうで何よりだわ、ウェルカ」
「お姉様も!
この間は寝てしまってごめんなさい」
「気にしないで。
またゆっくりお話したいわね」
「はい!」
うれしくなってニコニコと笑っていると、お姉様もほほ笑んでくださいました。
「お久しぶりです、アゼリア様」
「まあ、ごきげよう、ヴァーレクト様。
いつも妹がお世話になっております」
「こちらこそ、ウェルカにはいつもお世話になっています」
そのまま2人が少し会話をするのを、なんだかいたたまれない気持ちになりながら横で聞いています。すると、お姉様の隣にいたベルク殿下と目が合った。
「こんにちは、ウェルカ嬢。
なんだか久しぶりだね」
「ごきげんよう、ベルク殿下。
お久しぶりですね」
「そうだ、婚約おめでとう。
ヴァークはいいやつだから、ぜひ仲良くしてやってくれ」
「もちろんです。
殿下とヴァークはお知り合いなのですね」
「まあ、ヴァークは近衛所属だからね。
一応、僕の専属だからさすがに知っているよ」
そうだったの⁉ 近衛とは言え、まさかベルク殿下の専属だったとは……。ヴァークってどれくらい強いんだろう。
「今度、剣術大会に来てみるといい。
きっとかっこいいヴァークが見れるよ」
まるで私の心を読んだかのように殿下がそういう。剣術大会、なんだかおもしろそう。
「ぜひ行きたいです」
「ならアゼリアを通して招待するね」
思わぬ収穫を得ることができました。
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