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彼②

君が必要な時に限って……

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「僕は、僕は、いつもいつも
いつも、君が本当に必要としてくれている時に限って、君のそばにいないんだ………。」



その時、
私はあまりに気持ちが追い詰められて、
また、どうして良いのか分からなかった。



だから
「助けて………‼️‼️‼️」
そうお願いしちゃったんだ。



そしたら
余計に今度は彼を追い詰めてしまった。。。



彼の無力感が
そこはかとなく伝わってきて
彼の心の奥の奥を痛めつけてしまったんだ。




✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎




自分で全て選んだと言う。



この人生
この身体
この家族
この性格
この能力



 
そっか、そうなんだ………




アイツのせいで、こんな目に。。。



こんな環境じゃなければ。。。



 
事柄や他人のせいにしているうちは
自分の本当の人生は始まらない。



全ては自己責任。



と言いたくなる状況さえ自らが引き起こしたんだと、
受け入れたいと言いながら、
全力で拒否をする。



 
いやいや、違う違うんだ………




自己責任から自分を傷つけるほうへと刃を向けてしまうこの不器用な性格は、
どうしようもなくて、
この迷路をいつもぐるぐると1人で空回っているから、
誰かに助けて欲しかっただけなんだ。




✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎


 
「いつも、あなたは私を助けてくれてたよ………」



そう、いつだって
彼の曲が
驚くべきタイミングで
流れてくるんだもん。
いっつも。
こればっかりは
裏切らない‼️‼️‼️




もう今回は本当にって時には必ず。。。




寝ているのか起きているのか
分からない。。。
夢の中で
あなたの曲の旋律が流れ始め、
そして
その歌の歌詞を
"確認"する




今の私に"ピッタリ"の内容で
見えない心理カウンセラーの役割を果たしてくれるんだよ。。。




何とも有難いシステムよ。。。




 
物理的に近くにいたって
心が離れ離れで
何のために
生活空間を共有している
分からない関係性だってある。



離れているからこそ、
気持ちだけに集中出来るからこそ、
"感じる"モノがある。



そうあなたに何度も何度も
教えてもらったんだよ。。。



 



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