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凍てつく心【脱出編】
拒絶
しおりを挟むもう何時間経ったんだろう。
ヤンのあそこがずっと出し入れされて。
気持ちよくて死にそうだ。
「はぁっ、んっあっ、んぅ…んぐ!」
熱くて硬い。それが奥の奥まで入ってくる。
その感覚に僕は幸福感と切なさを感じた。
『嫌だ』
「…きっ、きもちっいい!…ん、ヤン、もっとっ!」
僕の声に感じるものがあったのか、ヤンは入っていたそれを、より大きくする。
ヤンは僕の事が好きなんだろうか。
結局、「嫌いとかはない」と聞いただけだし。
僕が1人でときめいてしまっただけかもしれない。
そう思うと不安になるが、その不安で分かる。
僕はヤンが好きなんだ。
「ユーリテスト、様…。すみません。…口でっ」
するとヤンは、勢いよくそれを引き抜いて僕の口内に押し込む。
「んぐっ!!…んんっ、んあ」
ヤンのあそこから、ドクドクっと熱い液が流れ出した。
ああ、気持ちいい。
『嫌だ』
「……ユーリテスト様。大丈夫ですか。」
「…あ、ああ。大丈夫、っへへ、僕って結構早漏かもしんないなぁ…。相手より絶対はやくイッちゃうし。」
するとヤンは苦しそうな表情をした。
「………ユーリテスト様。1つ、お願いがあります。」
「え、えと、なに?」
「私以外の人間と、交わらないで下さい。」
…え、あ……。
「…うん。分かった。約束しよう。」
あれ、
なぜ考えた。
違う違う大丈夫だ。
僕はヤンが好きで、これはきっとヤンも僕が好きなのかもしれない。
嬉しい事じゃないか。
僕は体についた体液を拭いながら
ぼんやりとしていた。
あー。
『____に会いたい。』
……!?
何考えてんだ僕は!
ありえない…ありえない!!!
僕はヤンを後ろから抱きしめて眠りについた。
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