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第1章 大罪人と救世主
第3話*
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彼は自分のシャツを脱ぎ、僕のシャツをまくり上げた。大きな手、セクシーな指。触れるところ全部が熱い。意識したことのない胸の中心は、彼に命令されたかのようにぷっくり膨れている。口に含まれ、思わず声を上げた。
「あっ……」
彼の頭を抱えて、身を委ねる。下半身が反応してくるのはどうしようもない。急かすように股間を這う手。今までにない快感。人に触られるってこんなに気持ちいいものなのか。ううん、この人だからだ。
ラトゥリオ様は、素早く自身がすべて脱ぎ去ってから、僕も下着を含め一気に脱がせた。すらりとして、無駄なく筋肉がついていて、何て綺麗なんだろう。
「レオ……」
泣きそうな声で唇を重ねられ、胸を愛撫され、二人の欲望を擦り合わせる。まとめて握られ、敏感なところを集中的に攻められる。涙が滲んできたのは、経験したことのない悦楽に頭と心が追いつかないから。
「レオ」
彼の肌はうっすらと汗ばんでいて、それを見ているだけで限界を迎えそうだ。
「大丈夫か? いやではないか?」
「大丈夫です……こういうの、初めて、だから……それだけ。心配しない、でっ……」
「ありがとう……」
初めてが、この人でよかった。優しく見つめられながら絶頂に達した。
「はぁ……はぁ」
ぐったりとして呼吸を整える僕の体を、彼は丁寧に拭いてくれた。それから、隣に寝転んで僕を抱きしめ、髪やこめかみにキスをしてきた。
「ん……」
頭がふわふわする。ラトゥリオ様は僕を腕の中に閉じ込めて、じっと耳を澄ませている。
「ふむ。まだ騒めいてはいるが……表面は静まった。今日のところはこれでよかろう」
「大丈夫ですか……?」
「ああ。心配いらない。眠りなさい」
初体験の波に翻弄された反動で、眠くなってきた。あれから、彼が欲を放つまでに僕は二度達して、大人の男の人ってすごいなって思った。僕は日本の法律じゃ大人だけど、まだまだ子供だって分かってる。
「レオ。窮屈かもしれないが……こうして抱いたままでいさせてくれるか」
「はい……抱きしめてて……ください」
あったかい。僕、旅先だと寝つきが悪いはずなのに……今夜はきっとよく眠れる。おやすみなさい、ラトゥリオ様。
「あっ……」
彼の頭を抱えて、身を委ねる。下半身が反応してくるのはどうしようもない。急かすように股間を這う手。今までにない快感。人に触られるってこんなに気持ちいいものなのか。ううん、この人だからだ。
ラトゥリオ様は、素早く自身がすべて脱ぎ去ってから、僕も下着を含め一気に脱がせた。すらりとして、無駄なく筋肉がついていて、何て綺麗なんだろう。
「レオ……」
泣きそうな声で唇を重ねられ、胸を愛撫され、二人の欲望を擦り合わせる。まとめて握られ、敏感なところを集中的に攻められる。涙が滲んできたのは、経験したことのない悦楽に頭と心が追いつかないから。
「レオ」
彼の肌はうっすらと汗ばんでいて、それを見ているだけで限界を迎えそうだ。
「大丈夫か? いやではないか?」
「大丈夫です……こういうの、初めて、だから……それだけ。心配しない、でっ……」
「ありがとう……」
初めてが、この人でよかった。優しく見つめられながら絶頂に達した。
「はぁ……はぁ」
ぐったりとして呼吸を整える僕の体を、彼は丁寧に拭いてくれた。それから、隣に寝転んで僕を抱きしめ、髪やこめかみにキスをしてきた。
「ん……」
頭がふわふわする。ラトゥリオ様は僕を腕の中に閉じ込めて、じっと耳を澄ませている。
「ふむ。まだ騒めいてはいるが……表面は静まった。今日のところはこれでよかろう」
「大丈夫ですか……?」
「ああ。心配いらない。眠りなさい」
初体験の波に翻弄された反動で、眠くなってきた。あれから、彼が欲を放つまでに僕は二度達して、大人の男の人ってすごいなって思った。僕は日本の法律じゃ大人だけど、まだまだ子供だって分かってる。
「レオ。窮屈かもしれないが……こうして抱いたままでいさせてくれるか」
「はい……抱きしめてて……ください」
あったかい。僕、旅先だと寝つきが悪いはずなのに……今夜はきっとよく眠れる。おやすみなさい、ラトゥリオ様。
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