7 / 10
第1章 新生活
第1章 新生活 第7話*
しおりを挟む
あの夜のことは、体に刻み付けられている。夢でも、どんな小さな仕草も思い出せる。
いつものように、頬を手のひらが包む。顎に指が添えられた。目を閉じると、唇が重ねられ、舌が入ってきた。
「ンッ……」
熱い舌が、教えるように口内を這い回る。キスがこんなにエッチなものだなんて知らなかった。舌や歯が性感帯だなんて聞いてない……もう、濡れてきてる。
「ん、ぅ……はぁあ、ん」
「衣純……」
恭一郎さんは、泣きそうな声で私を呼ぶ。押し倒され、指が絡み合う。はらりと床に落ちたのは、先生が腰に巻いていたタオルだ。私はバスタオルの上から胸を優しく揉まれ、お腹やお尻も撫でられて……自然と、タオルが外れた。
「綺麗だ……この世のどんなものより」
「あ……んっ」
乳首に舌が触れた。肩も、腕も、足も、怖くないよ、大丈夫だよって言うみたいに擦ってくれる。恭一郎さんの体温を、体中で覚えていく。好きな人。私の心も体も、全部あげられる人。
「痛かったら、必ず言えよ」
太腿に伝うくらい濡れそぼったところに、そっと指が触れた。私の体は、喜んで迎え入れていく。自分でたまにする時、怖くて指を入れたことはなかった。先生のは私のより長くて、関節のごつごつした感じが好きで……見えないところでの快感を、教え込まれていく。
「ん、あんっ……そ、こ」
「かわいい、衣純……」
そこ、って言うとちゃんと、もっと触ってくれる。もっと気持ちよくなってくる。ああ、あそこが熱い――。
現実の中にいるのか幻の世界なのか、分からなくなってくる。確かなのは、私に深く口づける彼の唇、私が縋っている腕、背中……恭一郎さんの存在だけ。
「この先に進んでも大丈夫か?」
「うん。教えて、何もかも……」
この世界のこと。先生のこと。愛するっていうこと。
「こいつ……」
困ったやつって言いながら、私の足を抱えた。
「痛かったら、俺を殴ってでも止めろ。返事」
「分かった……」
痛いとは聞いているから、少しくらいなら我慢、って思ってた。指とは比べ物にならないモノが入ってくる。体に力が入らないように、大好き、っていう気持ちで頭も心もいっぱいにした。私の中、ほんとに今、恭一郎さんしかいない。私自身さえも飲み込まれていく。繋がってる。ひとつになれた。嬉しい、嬉しい――。
「恭一郎……」
「痛みは?」
私は首を横に振った。
「優しくしてくれてるから、大丈夫」
「ったり前だろ……世界で一番大事なやつを抱いてるんだからな」
「私のこと? ……あ、んっ」
「あのな……お前以外に誰がいるって……ちゃんと、教えてやるから……」
「あっ、あんっ、あぁっ……」
揺さぶられ、気持ちいいところを激しく突かれ、何度も絶頂に達した。恭一郎も、何度もイってくれた。
幸せ。恭一郎さん……恭一郎……ずっと一緒にいて――。
いつものように、頬を手のひらが包む。顎に指が添えられた。目を閉じると、唇が重ねられ、舌が入ってきた。
「ンッ……」
熱い舌が、教えるように口内を這い回る。キスがこんなにエッチなものだなんて知らなかった。舌や歯が性感帯だなんて聞いてない……もう、濡れてきてる。
「ん、ぅ……はぁあ、ん」
「衣純……」
恭一郎さんは、泣きそうな声で私を呼ぶ。押し倒され、指が絡み合う。はらりと床に落ちたのは、先生が腰に巻いていたタオルだ。私はバスタオルの上から胸を優しく揉まれ、お腹やお尻も撫でられて……自然と、タオルが外れた。
「綺麗だ……この世のどんなものより」
「あ……んっ」
乳首に舌が触れた。肩も、腕も、足も、怖くないよ、大丈夫だよって言うみたいに擦ってくれる。恭一郎さんの体温を、体中で覚えていく。好きな人。私の心も体も、全部あげられる人。
「痛かったら、必ず言えよ」
太腿に伝うくらい濡れそぼったところに、そっと指が触れた。私の体は、喜んで迎え入れていく。自分でたまにする時、怖くて指を入れたことはなかった。先生のは私のより長くて、関節のごつごつした感じが好きで……見えないところでの快感を、教え込まれていく。
「ん、あんっ……そ、こ」
「かわいい、衣純……」
そこ、って言うとちゃんと、もっと触ってくれる。もっと気持ちよくなってくる。ああ、あそこが熱い――。
現実の中にいるのか幻の世界なのか、分からなくなってくる。確かなのは、私に深く口づける彼の唇、私が縋っている腕、背中……恭一郎さんの存在だけ。
「この先に進んでも大丈夫か?」
「うん。教えて、何もかも……」
この世界のこと。先生のこと。愛するっていうこと。
「こいつ……」
困ったやつって言いながら、私の足を抱えた。
「痛かったら、俺を殴ってでも止めろ。返事」
「分かった……」
痛いとは聞いているから、少しくらいなら我慢、って思ってた。指とは比べ物にならないモノが入ってくる。体に力が入らないように、大好き、っていう気持ちで頭も心もいっぱいにした。私の中、ほんとに今、恭一郎さんしかいない。私自身さえも飲み込まれていく。繋がってる。ひとつになれた。嬉しい、嬉しい――。
「恭一郎……」
「痛みは?」
私は首を横に振った。
「優しくしてくれてるから、大丈夫」
「ったり前だろ……世界で一番大事なやつを抱いてるんだからな」
「私のこと? ……あ、んっ」
「あのな……お前以外に誰がいるって……ちゃんと、教えてやるから……」
「あっ、あんっ、あぁっ……」
揺さぶられ、気持ちいいところを激しく突かれ、何度も絶頂に達した。恭一郎も、何度もイってくれた。
幸せ。恭一郎さん……恭一郎……ずっと一緒にいて――。
0
あなたにおすすめの小説
冷遇妃マリアベルの監視報告書
Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。
第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。
そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。
王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる