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第2章 元カレ、また元カレ
第3話
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数分間、見つめ合った。『永遠』に足を踏み入れている感覚があった。駄目、今の私にはそれは許されない。
恭一郎さん。あなたと、どこまでも一緒に行きたかった。独り占めしたかった。学校の先生なんだもん、そんなのわがままだよね……。
「もっと大人になってから、会えたらよかったのかな」
近付けないまま、今の素直な気持ちを零す。
「出会えただけで幸せだ。何があっても負けるなよ。俺はこの先もお前の味方だ。ずっとな」
「世界中が私の敵になっても?」
「お前にそんなに敵がいてたまるか。……お母さんを、大事にな」
「うん」
お母さんに心配かけないように、って空回り気味だった私は、恋のおかげでバランスが取れるようになった。恋は難しかった。お母さんと友達が中心の世界から、私を引っ張り出して、翻弄した。
それは、先生だからできたことなんだろうな。真はお母さんをよく知ってて、うちでご飯を食べることもある。私の世界は、前の形に戻りつつある。
それでも。恭一郎さんと作った世界は、心の中にちゃんとあるよ。
「じゃあ……行くね」
「ああ。卒業おめでとう」
この学校から。あなたから。
愛を教えてくれて、ありがとう。
精一杯の想いを込めてもう一度見つめて、背を向けた。
恭一郎さん。あなたと、どこまでも一緒に行きたかった。独り占めしたかった。学校の先生なんだもん、そんなのわがままだよね……。
「もっと大人になってから、会えたらよかったのかな」
近付けないまま、今の素直な気持ちを零す。
「出会えただけで幸せだ。何があっても負けるなよ。俺はこの先もお前の味方だ。ずっとな」
「世界中が私の敵になっても?」
「お前にそんなに敵がいてたまるか。……お母さんを、大事にな」
「うん」
お母さんに心配かけないように、って空回り気味だった私は、恋のおかげでバランスが取れるようになった。恋は難しかった。お母さんと友達が中心の世界から、私を引っ張り出して、翻弄した。
それは、先生だからできたことなんだろうな。真はお母さんをよく知ってて、うちでご飯を食べることもある。私の世界は、前の形に戻りつつある。
それでも。恭一郎さんと作った世界は、心の中にちゃんとあるよ。
「じゃあ……行くね」
「ああ。卒業おめでとう」
この学校から。あなたから。
愛を教えてくれて、ありがとう。
精一杯の想いを込めてもう一度見つめて、背を向けた。
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