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エピソード13-4
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そして今日の朝を迎えたのだ。
汐音が一番早起きだったようだ。
あれだけ早く寝たのだから当たり前だ。
お腹がすいたのか、淋しくなったのか妻を起こしにきたのだ。
ちょっと大きな声だったから、少し覚醒してしまったが妻が(僕が)「寝ているから静かに」と落ち着かせて一緒に部屋から出ていった。
妻は慌てて朝食を用意をしながら何度か寝室とダイニングを行き来しているので落ち着かない。パジャマのままで一旦部屋からでたから、着替えに戻ったりしたのだろう。
そんなこともあって僕も起きることにした。
「おはよう。」
そう声をかけながらダイニングに行くと驚きの顔と少し申し訳無さそうな顔をしている妻が忙しく動いているので、平常心を装いながらタブレットでニュースを見ることにした。
テレビは子供番組が流れていたからだ。
音が小さいのは、配慮からだろう。
ふと見ると汐音が自分でトーストを焼いている姿を見た。僕は驚愕した。
(こんなことも、自分で出来るのか!?)
僕が幼稚園のころは、ポップアップトースターしかまだ家にはなく、トーストされるたびにパンが2cmくらいだけ飛び出る仕組み。
危ないからというだけで、触らせてもらえなかった気がする。
汐音が扱っているのは、オーブントースターだから仕様が違えど、トングを使って上手に皿にとりだしているところを見ると、もう何度もこの行程を行ったことがあるのだろう。
子供はあっという間に成長していくのだと今更ながら気付かされた。
だからつい
「僕も、たまにはトーストにしようかな。」
と、口走ってしまった。
今度は妻が驚いていた。僕が朝、パンを食べるなんて殆どないから。
少し慌てている妻を制して
「汐音、パンを焼いてくれるかい?」
と、聞いてみた。
汐音は戸惑いつつも妻の方を見てから、うんと頷いて素直にやってくれた。
入れるときも、トングを使って器用に入れた。
「2枚がいいな」と言うと、ちょっと考えてから妻を見た。
妻が指でピースしている。
(あ、2って言うことか。)
僕も真似して、ピースする。「2つ」と「2枚」がつながったようで袋の中からもう一枚並べて入れてくれた。
しばらくほっこりとした時間が続く。
僕のを焼いている間に、チューブのハチミツを使って何やらしていた。
焼き上がった合図で皿にのせてそのまま持ってきてくれた。そこに畳み掛けるように
「これは、このまま食べるのかい。」
と聞いた。
汐音は、ハッと気づいたようでさっきまで使っていたハチミツのチューブを手渡してくれた。
そうやって見逃してきた、この子の成長を少しでも取り戻したくて僕はこうやってのこのこと買い物についてきたのに、店に来るまでの間に自信をなくして僕はまたここでタバコに逃げている。
いや、まだ。
まだ、これから挽回しよう。買い物は始まったばかりだ。
タバコを半分くらいで吸うのをやめて、ちょっと深呼吸して売り場へと戻ることにした。
きっとここで同じようにタバコを吸っている他の「父親」よりも僕は役目を果たしてないように思えてしまったから。
汐音が一番早起きだったようだ。
あれだけ早く寝たのだから当たり前だ。
お腹がすいたのか、淋しくなったのか妻を起こしにきたのだ。
ちょっと大きな声だったから、少し覚醒してしまったが妻が(僕が)「寝ているから静かに」と落ち着かせて一緒に部屋から出ていった。
妻は慌てて朝食を用意をしながら何度か寝室とダイニングを行き来しているので落ち着かない。パジャマのままで一旦部屋からでたから、着替えに戻ったりしたのだろう。
そんなこともあって僕も起きることにした。
「おはよう。」
そう声をかけながらダイニングに行くと驚きの顔と少し申し訳無さそうな顔をしている妻が忙しく動いているので、平常心を装いながらタブレットでニュースを見ることにした。
テレビは子供番組が流れていたからだ。
音が小さいのは、配慮からだろう。
ふと見ると汐音が自分でトーストを焼いている姿を見た。僕は驚愕した。
(こんなことも、自分で出来るのか!?)
僕が幼稚園のころは、ポップアップトースターしかまだ家にはなく、トーストされるたびにパンが2cmくらいだけ飛び出る仕組み。
危ないからというだけで、触らせてもらえなかった気がする。
汐音が扱っているのは、オーブントースターだから仕様が違えど、トングを使って上手に皿にとりだしているところを見ると、もう何度もこの行程を行ったことがあるのだろう。
子供はあっという間に成長していくのだと今更ながら気付かされた。
だからつい
「僕も、たまにはトーストにしようかな。」
と、口走ってしまった。
今度は妻が驚いていた。僕が朝、パンを食べるなんて殆どないから。
少し慌てている妻を制して
「汐音、パンを焼いてくれるかい?」
と、聞いてみた。
汐音は戸惑いつつも妻の方を見てから、うんと頷いて素直にやってくれた。
入れるときも、トングを使って器用に入れた。
「2枚がいいな」と言うと、ちょっと考えてから妻を見た。
妻が指でピースしている。
(あ、2って言うことか。)
僕も真似して、ピースする。「2つ」と「2枚」がつながったようで袋の中からもう一枚並べて入れてくれた。
しばらくほっこりとした時間が続く。
僕のを焼いている間に、チューブのハチミツを使って何やらしていた。
焼き上がった合図で皿にのせてそのまま持ってきてくれた。そこに畳み掛けるように
「これは、このまま食べるのかい。」
と聞いた。
汐音は、ハッと気づいたようでさっきまで使っていたハチミツのチューブを手渡してくれた。
そうやって見逃してきた、この子の成長を少しでも取り戻したくて僕はこうやってのこのこと買い物についてきたのに、店に来るまでの間に自信をなくして僕はまたここでタバコに逃げている。
いや、まだ。
まだ、これから挽回しよう。買い物は始まったばかりだ。
タバコを半分くらいで吸うのをやめて、ちょっと深呼吸して売り場へと戻ることにした。
きっとここで同じようにタバコを吸っている他の「父親」よりも僕は役目を果たしてないように思えてしまったから。
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