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兄の苦労日記6
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俺はステイ学園の1年である。
学園生活は授業に生徒会に中々忙しい。ビアード領での穏やかな生活が懐かしい。
生徒会の仕事は多く、中々終わらない。鍛錬の時間も減っているのが悩みである。
また令嬢達が追いかけてくるのも・・・・。平等の学園のためか令嬢が怖いとは知らなかった。贈り物を渡されるが返礼等で関わりたくないので断っている。俺は令嬢と過ごすなら鍛錬したい。女好きのマールのように笑顔で対応する気はない。相変わらずマールに妹のことを聞かれるが必要以上に話さない。いい加減諦めてくれないだろうか・・・。
久しぶりに父上から帰省命令の手紙がきた。父上の都合がつかないため夜会で妹のエスコートをしろと書いてあるけど、10歳の妹が夜会に行くのか?
俺は父上から同封された夜会の招待状に呆れた。妹宛にマール公爵からの招待だった。うちの妹は招待される理由が全く思いつかない。マールはそこまでして妹に会いたいんだろうか・・・。
妹はいつも目立たないように上品なドレスを選んでいる。逆に目立つことを教えようとしたら、母上に止められた。妹のドレスの趣味の良さを自慢したいそうだ。
俺は母上には逆らえないから、可哀想な妹に好物の蜂蜜菓子を与えることにした。不思議そうな顔をしたあと幸せそうに食べていた。うちの妹は単純だし面倒なことが嫌いだから深くは考えない。
今日は父上の希望の薄い桃色にレースと真珠が飾られたドレスを着ている。
最近は侍女達が妹に着て欲しいドレスのデザインを描いて妹に直談判するらしい。妹が笑顔で受け取り、ドレスのデザインに反映させるため余計に侍女たちが盛り上がっている。自分を飾り立てることに興味のない妹を堂々と飾り立てられるのは貴重な機会に、妹の可憐さを自他ともに自慢したいらしい。使用人達に好かれてるのはいいが、妹の目立ちたくないという希望からどんどんかけ離れていっている。
来客がない時は伸縮性にとんだシャツにふんわりした半ズボン、首元にリボンを結び、髪を一つに纏めている。
このリボンは包帯にもなる優れものである。
俺のおさがりの訓練着を気に入り、普段も俺のおさがりのシャツとズボンで過ごそうとした妹を侍女達が泣きながら止めていた。妹は訓練や動き回るには俺の服のほうがいいらしい。
急遽ビアード領の仕立て屋を呼び、妹好みの動きやすさと母上達の納得する服が何着も仕立てあげられた。公爵令嬢なのにお金が勿体ないと言う妹の呟きは無視されていた。
この時に呼ばれた仕立て屋は妹の専属になった。妹の実用性重視かつ可愛らしい服が一部の民達に人気になっていた。
お代はいらないので、贔屓にしてほしいという仕立て屋に妹は引いていた。
妹を絶賛する仕立て屋を侍女や母上が気に入り、専属を認めた。妹は引いていたが、お代を受け取ってくれるならと引きつった笑顔で了承していた。
自分を飾り立てるのに全く興味がないのに、センスはいいらしい。
いつも妹のデザインしたドレスを形にしているのはビアード領の平民の仕立て屋と気付いているのはほとんどいない。
せっかくお金を落とすならビアード領が良いと笑う妹はビアード領の平民の店を重用している。
妹にとっては平民の店の方が融通がきき利用しやすいらしい。
ドレスの生地は王都から取り寄せるが、他の素材は自分で集めている。
妹が良く使う真珠はビアード領の泉に潜って大量に採集し、レースに使う糸は魔物退治で収集していると知る者は少ない。魔物の繭を見て、糸を持ち返ると言った妹の正気を疑ったが・・・。
妹の美しいと評価されているドレスの素材を知っても着たいと願う令嬢はいるんだろうか・・・。
久しぶりに会った妹の身長は伸びていた。
馬車の中では、ぼんやりしていた。行きたくない気持ちがよくわかったので、マールは追い払ってやることにした。
マール公爵邸で挨拶をすると、マールの人間に食い入るように妹が見つめられていた。
俺は気付かないフリをして、手を引いて離れた。妹はまだ壁の花計画を諦めていないが妹は視線を集めている。
「お兄様、ご令嬢の視線が痛いので踊ってきてください」
「平気だよ」
「私が平気ではありません。私は壁の花になりますので、行ってらっしゃいませ」
妹は俺の手を放して、消えて行った。
妹が離れると令嬢達に囲まれたので、仕方なくダンスを申し込んだ。妹が苦手なマールも挨拶周りがあるから当分は妹に構う時間はないだろう。
しばらくダンスをしていると、妹がきょろきょろしていた。俺と目が合った妹は近づいてきて腕に抱きついた。
「お兄様、傍にいてくださいませ」
「令嬢の視線はいいのか?」
「耐えます。今はお兄様の傍を離れたくありません。離れないので覚悟して下さいませ」
もともと俺の役目はエスコートだ。
この夜会に参加する理由がビアードとして全くわからない。顔見知りはいても、関わりのない家ばかりだ。
会場の隅に移動して、食事をすることにした。妹は好物を見つけて幸せそうに食べていた。妹の手が好物の蜂蜜菓子にしか手を伸ばさないので、皿の上の肉を無理矢理口に放り込む。不服そうな妹は放っておいて食事を続けた。話しかけてくる貴族と談笑をかわして、時が過ぎるのを待っていた。うちの妹は異国人相手に穏やかに話しているけど、いつの間に異国語を覚えたんだろうか・・・。
***
翌朝、妹は寝込んでいた。午後から王宮で茶会の予定だった。
「お母様、ごめんなさい」
「いいのよ。疲れがでたのかしらね。今日はゆっくり休んで」
「ありがとうございます」
顔色の悪い妹を母上は心配そうに眺めて、妹と行く予定のお茶会に出かけた。
医務官は休めばよくなると言っていた。
腹痛と吐き気で寝込む妹をじっと見つめる。妹は腹を壊すようなものは食べていない。妹が体調を崩す時はいつも熱が出るが今日は出ていない。
「お前、」
「お兄様、気分が悪いので後にしてください」
「そんなに嫌なのか・・」
「なんのことだか存じません」
俺から目を逸らして布団を被って休む妹に疑念が消えなかった。
妹のゴミ箱には小瓶が捨ててあった。
あえて毒薬を飲んだのか。母上達は気付いてないだろう。
妹は毒の耐性をつけているから大丈夫か。仕方がないので、気付かないフリをした。うちで調合できる毒なら、解毒薬も揃えられているから危険は少ない。私的に隠れて調達した怪しい毒を飲まれる方が危険だ。命に危険がないなら目を瞑るか。
突拍子のない妹を置いて俺は学園に戻ることにした。
部屋を出ようとするといってらっしゃいと声を掛けられた。寝たフリしてるのに律儀だよな。
***
翌日、生徒会でマールに声を掛けられた。
「ビアード嬢は大丈夫か。うちの夜会でなにかあったか・・」
昨日の王家のお茶会を欠席したのを知っているのか。前日の夜にマールの夜会に参加したから気にしているんだろうか・・。
「よくあることだから心配ない。」
「そうか。また招待してもいいだろうか。父上も是非と」
「ビアードが必要ならうちに送ってくれ。できれば名指しはやめてほしい。うちの妹はあれでも忙しいから」
迷惑だとは言えないので立ち去った。
あんなに令嬢に囲まれてるなら妹は諦めて欲しい。妹のことだから明後日あたりには回復しているだろう。また食事量が減らないといいけど・・。
学園生活は授業に生徒会に中々忙しい。ビアード領での穏やかな生活が懐かしい。
生徒会の仕事は多く、中々終わらない。鍛錬の時間も減っているのが悩みである。
また令嬢達が追いかけてくるのも・・・・。平等の学園のためか令嬢が怖いとは知らなかった。贈り物を渡されるが返礼等で関わりたくないので断っている。俺は令嬢と過ごすなら鍛錬したい。女好きのマールのように笑顔で対応する気はない。相変わらずマールに妹のことを聞かれるが必要以上に話さない。いい加減諦めてくれないだろうか・・・。
久しぶりに父上から帰省命令の手紙がきた。父上の都合がつかないため夜会で妹のエスコートをしろと書いてあるけど、10歳の妹が夜会に行くのか?
俺は父上から同封された夜会の招待状に呆れた。妹宛にマール公爵からの招待だった。うちの妹は招待される理由が全く思いつかない。マールはそこまでして妹に会いたいんだろうか・・・。
妹はいつも目立たないように上品なドレスを選んでいる。逆に目立つことを教えようとしたら、母上に止められた。妹のドレスの趣味の良さを自慢したいそうだ。
俺は母上には逆らえないから、可哀想な妹に好物の蜂蜜菓子を与えることにした。不思議そうな顔をしたあと幸せそうに食べていた。うちの妹は単純だし面倒なことが嫌いだから深くは考えない。
今日は父上の希望の薄い桃色にレースと真珠が飾られたドレスを着ている。
最近は侍女達が妹に着て欲しいドレスのデザインを描いて妹に直談判するらしい。妹が笑顔で受け取り、ドレスのデザインに反映させるため余計に侍女たちが盛り上がっている。自分を飾り立てることに興味のない妹を堂々と飾り立てられるのは貴重な機会に、妹の可憐さを自他ともに自慢したいらしい。使用人達に好かれてるのはいいが、妹の目立ちたくないという希望からどんどんかけ離れていっている。
来客がない時は伸縮性にとんだシャツにふんわりした半ズボン、首元にリボンを結び、髪を一つに纏めている。
このリボンは包帯にもなる優れものである。
俺のおさがりの訓練着を気に入り、普段も俺のおさがりのシャツとズボンで過ごそうとした妹を侍女達が泣きながら止めていた。妹は訓練や動き回るには俺の服のほうがいいらしい。
急遽ビアード領の仕立て屋を呼び、妹好みの動きやすさと母上達の納得する服が何着も仕立てあげられた。公爵令嬢なのにお金が勿体ないと言う妹の呟きは無視されていた。
この時に呼ばれた仕立て屋は妹の専属になった。妹の実用性重視かつ可愛らしい服が一部の民達に人気になっていた。
お代はいらないので、贔屓にしてほしいという仕立て屋に妹は引いていた。
妹を絶賛する仕立て屋を侍女や母上が気に入り、専属を認めた。妹は引いていたが、お代を受け取ってくれるならと引きつった笑顔で了承していた。
自分を飾り立てるのに全く興味がないのに、センスはいいらしい。
いつも妹のデザインしたドレスを形にしているのはビアード領の平民の仕立て屋と気付いているのはほとんどいない。
せっかくお金を落とすならビアード領が良いと笑う妹はビアード領の平民の店を重用している。
妹にとっては平民の店の方が融通がきき利用しやすいらしい。
ドレスの生地は王都から取り寄せるが、他の素材は自分で集めている。
妹が良く使う真珠はビアード領の泉に潜って大量に採集し、レースに使う糸は魔物退治で収集していると知る者は少ない。魔物の繭を見て、糸を持ち返ると言った妹の正気を疑ったが・・・。
妹の美しいと評価されているドレスの素材を知っても着たいと願う令嬢はいるんだろうか・・・。
久しぶりに会った妹の身長は伸びていた。
馬車の中では、ぼんやりしていた。行きたくない気持ちがよくわかったので、マールは追い払ってやることにした。
マール公爵邸で挨拶をすると、マールの人間に食い入るように妹が見つめられていた。
俺は気付かないフリをして、手を引いて離れた。妹はまだ壁の花計画を諦めていないが妹は視線を集めている。
「お兄様、ご令嬢の視線が痛いので踊ってきてください」
「平気だよ」
「私が平気ではありません。私は壁の花になりますので、行ってらっしゃいませ」
妹は俺の手を放して、消えて行った。
妹が離れると令嬢達に囲まれたので、仕方なくダンスを申し込んだ。妹が苦手なマールも挨拶周りがあるから当分は妹に構う時間はないだろう。
しばらくダンスをしていると、妹がきょろきょろしていた。俺と目が合った妹は近づいてきて腕に抱きついた。
「お兄様、傍にいてくださいませ」
「令嬢の視線はいいのか?」
「耐えます。今はお兄様の傍を離れたくありません。離れないので覚悟して下さいませ」
もともと俺の役目はエスコートだ。
この夜会に参加する理由がビアードとして全くわからない。顔見知りはいても、関わりのない家ばかりだ。
会場の隅に移動して、食事をすることにした。妹は好物を見つけて幸せそうに食べていた。妹の手が好物の蜂蜜菓子にしか手を伸ばさないので、皿の上の肉を無理矢理口に放り込む。不服そうな妹は放っておいて食事を続けた。話しかけてくる貴族と談笑をかわして、時が過ぎるのを待っていた。うちの妹は異国人相手に穏やかに話しているけど、いつの間に異国語を覚えたんだろうか・・・。
***
翌朝、妹は寝込んでいた。午後から王宮で茶会の予定だった。
「お母様、ごめんなさい」
「いいのよ。疲れがでたのかしらね。今日はゆっくり休んで」
「ありがとうございます」
顔色の悪い妹を母上は心配そうに眺めて、妹と行く予定のお茶会に出かけた。
医務官は休めばよくなると言っていた。
腹痛と吐き気で寝込む妹をじっと見つめる。妹は腹を壊すようなものは食べていない。妹が体調を崩す時はいつも熱が出るが今日は出ていない。
「お前、」
「お兄様、気分が悪いので後にしてください」
「そんなに嫌なのか・・」
「なんのことだか存じません」
俺から目を逸らして布団を被って休む妹に疑念が消えなかった。
妹のゴミ箱には小瓶が捨ててあった。
あえて毒薬を飲んだのか。母上達は気付いてないだろう。
妹は毒の耐性をつけているから大丈夫か。仕方がないので、気付かないフリをした。うちで調合できる毒なら、解毒薬も揃えられているから危険は少ない。私的に隠れて調達した怪しい毒を飲まれる方が危険だ。命に危険がないなら目を瞑るか。
突拍子のない妹を置いて俺は学園に戻ることにした。
部屋を出ようとするといってらっしゃいと声を掛けられた。寝たフリしてるのに律儀だよな。
***
翌日、生徒会でマールに声を掛けられた。
「ビアード嬢は大丈夫か。うちの夜会でなにかあったか・・」
昨日の王家のお茶会を欠席したのを知っているのか。前日の夜にマールの夜会に参加したから気にしているんだろうか・・。
「よくあることだから心配ない。」
「そうか。また招待してもいいだろうか。父上も是非と」
「ビアードが必要ならうちに送ってくれ。できれば名指しはやめてほしい。うちの妹はあれでも忙しいから」
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