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閑話 フィルの呟き
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最近はステラが強くなりたいと言うのでよく訓練に付き合っていた。
久しぶりにレティシアも混ざり3人で訓練した。
体力がない二人とはそこまで厳しい訓練はしない。
休憩に空を見上げて寝転んでいる。
青空を眺めて楽しそうに話していたレティシアは俺とステラの間で眠っている。
最近は色々とあったから疲れてたんだろう。日差しも暖かく昼寝日和だからこのまま惰眠を貪るのもいいよな。
「フィル様、条件付きで婚約してください。もしレティシア様がフィル様以外を婿に迎えいれたら婚姻して下さい」
「ステラ、事情を」
「レティシア様がマール様と婚約しました。家のためとわかってます。あんなに避けてられたのに…。もしもレティシア様が耐えられなくなったら、ご一緒したいんです。教えてくださいませんが旅立つ準備もされています」
「レティシアと一緒にいたいから?」
「はい。もし、フィル様がレティシア様と婚姻されるなら第一夫人を譲ります。レティシア様が3人で過ごすのは今だけと切なそうに微笑まれましたの。レティシア様にあのようなお顔をさせたくありません。もちろん私と婚約してもこれまで通り二人で出かけても構いません。私はレティシア様の子供なら父が誰でも愛せます。もちろん妻としての役目は果たしますよ」
ステラは大人しそうな外見に反してぶっ飛んだ思考の持ち主である。普段はレティシアの隣で笑顔で相槌を打っているから気付いてないやつも多い。突然、新しい友達ですとレオ様を連れてきた時に俺は驚いたけどステラは動じず笑顔で挨拶し受け入れていた。レティシアにまとわりつくリアナを一番最初に受け入れたのもステラだ。レティシアの選択に迷わず付いていく友人と言う名の信者だ。
「婚約の打診もたくさんいただいてますが、フィル様が最適です。もちろん両家は私が説得します。私の婚姻を機にうちもルーンの傘下に入ります。同意さえしていただければ全て私が」
「カーソン伯爵になればレティシアよりも家を優先するよ」
「レティシア様の害になることはしないでしょう?いざとなればフィル様のお兄様に任せましょう。私はフィル様がレティシア様を見捨てられないのを知っています。フィル様が行かなくても私だけでもついて行くので安心してください」
隣でぐっすり眠る危なっかしいレティシアを見捨てられるかと聞かれれば無理だろう。
レティシアは笑顔であっさり捨てていいですよって言うけどな。
入学前にレティシアがビアードの害になるならエイベル様が首を落とす前に俺に殺してほしいと笑顔で言われた時は驚いた。
冗談として流したけど目が本気だった。突拍子のないことを言い理由を話さないレティシアには慣れているから深くは聞かない。
誰にでも触れてほしくないこと、言えないことはあるものだ。
エイベル様はいざとなればレティシアに説得されてビアードや国を優先する。
レティシアの誘拐でのビアード公爵家の対応を見れば…。多忙なレティシアの休みは珍しくないから気にしてなかったけど、攫われていたとは思わなかった。
エイベル様のようにレティシアが一人で大丈夫だから信じて待てって言われて待てるほど俺は信用できない。
でも誰より先に気付いて動いたマール様は少しだけ認めてもいいかと思った。この状況で婚約する抜け目のなさは、利に敏感な貴族らしい男だが…。
もともとレティシアの婚約者候補の中ではビアード公爵夫人のお気に入りだったから時間の問題だったかもな。
俺が断ったらステラも無茶しそうだよな。いざとなったらステラの背中を押すか。この二人の面倒見れるの俺だけだろうし。
レティシアを崇拝するステラなら武門貴族の妻の役割も果たせるだろう。それに俺やレティシア達の不足も補ってくれるだろう。
「任せるよ」
「ありがとうございます」
笑うステラは可愛いしまぁいいか。見知らぬ令嬢を迎えるより楽だ。
それからのステラの動きは早かった。
1週間後に成人したら婚約を公表することを両家当主に承諾させた。それでも俺とステラの関係は変わらない。
ただレティシアとマール様は違った。
レティシアがマール様を避けるのは相変わらずだけど声を掛けられれば足を止めている。マール様の腕の中でレティシアは目が死んでいる。今までは触れるのを拒否していたのが嘘のように婚約者だから触れるのを許している。レティシアの婚約者への許容範囲が凄い。口づけされても動じず流している。
「レティシア、大丈夫か?」
「フィル、狩りに行きましょう。エイベルはポンコツ、婚約者は頭がおかしいなんて・・・。ビアードの未来が・・・」
「了解。好きなだけ付き合うから、嫌なら振り払えよ」
「婚約者なので振り払うわけにはいきませんわ」
しばらく見てて気づいたけどレティシアはマール様に触れられるのではなく、令嬢達の視線を嫌がっている。マール様のファンの令嬢達が傍にいなければ笑っている。
マール様はレティシアに付き纏っているけど、交友関係にはほとんど口を出さない。俺とレティシアが出かけても羨ましそうに見ているだけ。レティシアの意思を尊重して寄り添ってくれるなら譲歩してもいいかもしれない。
「フィル、レティシアの婚約は」
「両当主が納得している。それに反対する理由もないだろう?」
「なんでマール様なんだよ。お前ならまだ」
「俺はありえない。俺はそんなに不釣り合いとは思わないけど。うちはビアード公爵家の意向に従う」
「今まで邪魔してなかったか?」
「レティシアはモテる男が苦手だから。納得いかないなら自分で動けよ」
いくら俺がビアード公爵夫妻にレティシアの友人として優遇してもらっていても公爵家の縁談に口は出さない。レティシアを慕う友人の肩を叩いて立ち去る。
文官一族で令嬢に人気のリオ・マール。
レティシアを中心に生きてそうな男。レティシアの素を見ても、無茶をしても逃げずに引かない。実は寂しがりやな友人の心を手に入れられるかはわからない。情に脆い友人は婚約者という関係を受け入れたら絆されるかもしれない。
時々マール様に縋られるような視線を受けるけど声を掛けられないから気にしない。でも、レティシアの扱い方は教えておいたほうがいいかな。
「フィル、レティシア様の婚約の話を聞いたけど大丈夫か?」
「兄上もですか。初恋は終わりましたよ。いつまでも子供ではいられません」
「器用なんだか、不器用なんだか」
レティシアへの恋愛感情がないのになんで勘違いされているんだろうか。
レティシアは変人。
何度転んでも起き上がり前を見て歩いていくレティシア。
学園で危険な目にあっても子供のしたことだからと気にしないバカみたいなお人好し。騙される貴族は自業自得と言いながら思惑がわかっていてもあえて騙されるレティシアには執念深いマール様は丁度いいかもしれない。
俺はサイラス様達みたいにマール様には頼りにされたくないから距離は取るけど。レティシアとステラで手一杯だしな。
マートン嬢はマール様のファンだからレティシアへの敵視が最近は凄い。妹のアリス嬢が必死にノアを追いかけているのに気付かないほど。マートン姉妹はよく似ている。視野が狭く思い込みが激しくしつこい所が。
「マートン様、侯爵令嬢が恋愛に憧れるのはやめたほうがいいですよ。いかに家に利のある方を」
「ビアードとマールだって利はないでしょう」
「うちは武門貴族なので文官一族とは考えが違います。もうよろしいでしょうか?直接リオ様と話してください。リオ様よりもフィルやソート様のほうが素敵ですよ」
「どうしてマール様の魅力がわからない貴方なのよ!!」
「価値観はそれぞれですよ。誰もが好いた方と添い遂げられるものではありませんのよ。失礼します。フィル、ステラお待たせしました。行きましょう」
レティシアは真っ赤に顔を染めて怒っているマートン嬢の放置を選び礼をして寄ってきたので教科書を渡すと笑顔で受け取る。リオ・マールよりも俺がいいと言うのはレティシアとステラくらいだろう。
「マートン様は趣味が悪いですわ。恋愛に憧れているので、私の理想の旦那様を教えてさしあげましたのに。容姿が整っているだけの意地悪な方が好きなんて変わってますね」
「私はレティシア様が一番です」
「私もステラが大好きですわ。ステラをお嫁さんにできるなんて幸せですね。お祝い何にしようかな」
「レティシア様の部屋もご用意するのでいつでもどうぞ」
「ありがとうございます。ビアードに疲れたら頼らせていただきますわ。エイベルのお嫁さんがマトモだといいな。そういえば、パドマ様にさりげなく伝えていただけますか?」
「かしこまりました」
「パドマ様にも幸せになっていただきたいですが・・・・」
「婚姻前なので選択できるだけ幸せですよ。パドマ様は芯の強い方ですから」
レティシアは学園の令嬢の中で一番社交をこなしているから社交界の噂に令嬢の中で一番精通している。どの派閥にも親しい令嬢を持ちアナベラ・パドマ公爵令嬢の婚約者の醜聞の情報を掴み顔を顰めていた。
情報を渡してそこからは本人の裁量に任せて手を出さない。そして自分が情報を渡しているとわからないように偽装もしている。
「リオ様、手を出す相手は選んでください」
「は?俺はレティシアだけだから」
「既婚者だけはやめてください。隠れて愛人にするならビアードの害にない方でお願いします」
レティシアに会いに来て抱きしめているマール様にため息をついている。レティシア、明らかにお前に夢中で周りの男を牽制している婚約者にその心配はいらないと思うけど。愛人を許さないビアード公爵家はマール様が愛人を作ったらビアード公爵が斬るんじゃないか?
相変わらずレティシアに夢中で必死なのに相手にされていない。レティシアはマール様よりもマール様を慕う令嬢達に夢中である。平穏な生活のためにマール様を避けるよりも他にやることがあるよな。思い込みが激しいから言っても通じなそうだから言わない。
武門貴族の中ではレティシアを諦められない男達が二人が婚姻するか賭けが行われいる。俺はレティシアに見つかったら面倒だから混ざらない。
7割が婚姻できないに賭けているけどどうなるか。
レティシアの婚約で大損したのに懲りないよな・・。
久しぶりにレティシアも混ざり3人で訓練した。
体力がない二人とはそこまで厳しい訓練はしない。
休憩に空を見上げて寝転んでいる。
青空を眺めて楽しそうに話していたレティシアは俺とステラの間で眠っている。
最近は色々とあったから疲れてたんだろう。日差しも暖かく昼寝日和だからこのまま惰眠を貪るのもいいよな。
「フィル様、条件付きで婚約してください。もしレティシア様がフィル様以外を婿に迎えいれたら婚姻して下さい」
「ステラ、事情を」
「レティシア様がマール様と婚約しました。家のためとわかってます。あんなに避けてられたのに…。もしもレティシア様が耐えられなくなったら、ご一緒したいんです。教えてくださいませんが旅立つ準備もされています」
「レティシアと一緒にいたいから?」
「はい。もし、フィル様がレティシア様と婚姻されるなら第一夫人を譲ります。レティシア様が3人で過ごすのは今だけと切なそうに微笑まれましたの。レティシア様にあのようなお顔をさせたくありません。もちろん私と婚約してもこれまで通り二人で出かけても構いません。私はレティシア様の子供なら父が誰でも愛せます。もちろん妻としての役目は果たしますよ」
ステラは大人しそうな外見に反してぶっ飛んだ思考の持ち主である。普段はレティシアの隣で笑顔で相槌を打っているから気付いてないやつも多い。突然、新しい友達ですとレオ様を連れてきた時に俺は驚いたけどステラは動じず笑顔で挨拶し受け入れていた。レティシアにまとわりつくリアナを一番最初に受け入れたのもステラだ。レティシアの選択に迷わず付いていく友人と言う名の信者だ。
「婚約の打診もたくさんいただいてますが、フィル様が最適です。もちろん両家は私が説得します。私の婚姻を機にうちもルーンの傘下に入ります。同意さえしていただければ全て私が」
「カーソン伯爵になればレティシアよりも家を優先するよ」
「レティシア様の害になることはしないでしょう?いざとなればフィル様のお兄様に任せましょう。私はフィル様がレティシア様を見捨てられないのを知っています。フィル様が行かなくても私だけでもついて行くので安心してください」
隣でぐっすり眠る危なっかしいレティシアを見捨てられるかと聞かれれば無理だろう。
レティシアは笑顔であっさり捨てていいですよって言うけどな。
入学前にレティシアがビアードの害になるならエイベル様が首を落とす前に俺に殺してほしいと笑顔で言われた時は驚いた。
冗談として流したけど目が本気だった。突拍子のないことを言い理由を話さないレティシアには慣れているから深くは聞かない。
誰にでも触れてほしくないこと、言えないことはあるものだ。
エイベル様はいざとなればレティシアに説得されてビアードや国を優先する。
レティシアの誘拐でのビアード公爵家の対応を見れば…。多忙なレティシアの休みは珍しくないから気にしてなかったけど、攫われていたとは思わなかった。
エイベル様のようにレティシアが一人で大丈夫だから信じて待てって言われて待てるほど俺は信用できない。
でも誰より先に気付いて動いたマール様は少しだけ認めてもいいかと思った。この状況で婚約する抜け目のなさは、利に敏感な貴族らしい男だが…。
もともとレティシアの婚約者候補の中ではビアード公爵夫人のお気に入りだったから時間の問題だったかもな。
俺が断ったらステラも無茶しそうだよな。いざとなったらステラの背中を押すか。この二人の面倒見れるの俺だけだろうし。
レティシアを崇拝するステラなら武門貴族の妻の役割も果たせるだろう。それに俺やレティシア達の不足も補ってくれるだろう。
「任せるよ」
「ありがとうございます」
笑うステラは可愛いしまぁいいか。見知らぬ令嬢を迎えるより楽だ。
それからのステラの動きは早かった。
1週間後に成人したら婚約を公表することを両家当主に承諾させた。それでも俺とステラの関係は変わらない。
ただレティシアとマール様は違った。
レティシアがマール様を避けるのは相変わらずだけど声を掛けられれば足を止めている。マール様の腕の中でレティシアは目が死んでいる。今までは触れるのを拒否していたのが嘘のように婚約者だから触れるのを許している。レティシアの婚約者への許容範囲が凄い。口づけされても動じず流している。
「レティシア、大丈夫か?」
「フィル、狩りに行きましょう。エイベルはポンコツ、婚約者は頭がおかしいなんて・・・。ビアードの未来が・・・」
「了解。好きなだけ付き合うから、嫌なら振り払えよ」
「婚約者なので振り払うわけにはいきませんわ」
しばらく見てて気づいたけどレティシアはマール様に触れられるのではなく、令嬢達の視線を嫌がっている。マール様のファンの令嬢達が傍にいなければ笑っている。
マール様はレティシアに付き纏っているけど、交友関係にはほとんど口を出さない。俺とレティシアが出かけても羨ましそうに見ているだけ。レティシアの意思を尊重して寄り添ってくれるなら譲歩してもいいかもしれない。
「フィル、レティシアの婚約は」
「両当主が納得している。それに反対する理由もないだろう?」
「なんでマール様なんだよ。お前ならまだ」
「俺はありえない。俺はそんなに不釣り合いとは思わないけど。うちはビアード公爵家の意向に従う」
「今まで邪魔してなかったか?」
「レティシアはモテる男が苦手だから。納得いかないなら自分で動けよ」
いくら俺がビアード公爵夫妻にレティシアの友人として優遇してもらっていても公爵家の縁談に口は出さない。レティシアを慕う友人の肩を叩いて立ち去る。
文官一族で令嬢に人気のリオ・マール。
レティシアを中心に生きてそうな男。レティシアの素を見ても、無茶をしても逃げずに引かない。実は寂しがりやな友人の心を手に入れられるかはわからない。情に脆い友人は婚約者という関係を受け入れたら絆されるかもしれない。
時々マール様に縋られるような視線を受けるけど声を掛けられないから気にしない。でも、レティシアの扱い方は教えておいたほうがいいかな。
「フィル、レティシア様の婚約の話を聞いたけど大丈夫か?」
「兄上もですか。初恋は終わりましたよ。いつまでも子供ではいられません」
「器用なんだか、不器用なんだか」
レティシアへの恋愛感情がないのになんで勘違いされているんだろうか。
レティシアは変人。
何度転んでも起き上がり前を見て歩いていくレティシア。
学園で危険な目にあっても子供のしたことだからと気にしないバカみたいなお人好し。騙される貴族は自業自得と言いながら思惑がわかっていてもあえて騙されるレティシアには執念深いマール様は丁度いいかもしれない。
俺はサイラス様達みたいにマール様には頼りにされたくないから距離は取るけど。レティシアとステラで手一杯だしな。
マートン嬢はマール様のファンだからレティシアへの敵視が最近は凄い。妹のアリス嬢が必死にノアを追いかけているのに気付かないほど。マートン姉妹はよく似ている。視野が狭く思い込みが激しくしつこい所が。
「マートン様、侯爵令嬢が恋愛に憧れるのはやめたほうがいいですよ。いかに家に利のある方を」
「ビアードとマールだって利はないでしょう」
「うちは武門貴族なので文官一族とは考えが違います。もうよろしいでしょうか?直接リオ様と話してください。リオ様よりもフィルやソート様のほうが素敵ですよ」
「どうしてマール様の魅力がわからない貴方なのよ!!」
「価値観はそれぞれですよ。誰もが好いた方と添い遂げられるものではありませんのよ。失礼します。フィル、ステラお待たせしました。行きましょう」
レティシアは真っ赤に顔を染めて怒っているマートン嬢の放置を選び礼をして寄ってきたので教科書を渡すと笑顔で受け取る。リオ・マールよりも俺がいいと言うのはレティシアとステラくらいだろう。
「マートン様は趣味が悪いですわ。恋愛に憧れているので、私の理想の旦那様を教えてさしあげましたのに。容姿が整っているだけの意地悪な方が好きなんて変わってますね」
「私はレティシア様が一番です」
「私もステラが大好きですわ。ステラをお嫁さんにできるなんて幸せですね。お祝い何にしようかな」
「レティシア様の部屋もご用意するのでいつでもどうぞ」
「ありがとうございます。ビアードに疲れたら頼らせていただきますわ。エイベルのお嫁さんがマトモだといいな。そういえば、パドマ様にさりげなく伝えていただけますか?」
「かしこまりました」
「パドマ様にも幸せになっていただきたいですが・・・・」
「婚姻前なので選択できるだけ幸せですよ。パドマ様は芯の強い方ですから」
レティシアは学園の令嬢の中で一番社交をこなしているから社交界の噂に令嬢の中で一番精通している。どの派閥にも親しい令嬢を持ちアナベラ・パドマ公爵令嬢の婚約者の醜聞の情報を掴み顔を顰めていた。
情報を渡してそこからは本人の裁量に任せて手を出さない。そして自分が情報を渡しているとわからないように偽装もしている。
「リオ様、手を出す相手は選んでください」
「は?俺はレティシアだけだから」
「既婚者だけはやめてください。隠れて愛人にするならビアードの害にない方でお願いします」
レティシアに会いに来て抱きしめているマール様にため息をついている。レティシア、明らかにお前に夢中で周りの男を牽制している婚約者にその心配はいらないと思うけど。愛人を許さないビアード公爵家はマール様が愛人を作ったらビアード公爵が斬るんじゃないか?
相変わらずレティシアに夢中で必死なのに相手にされていない。レティシアはマール様よりもマール様を慕う令嬢達に夢中である。平穏な生活のためにマール様を避けるよりも他にやることがあるよな。思い込みが激しいから言っても通じなそうだから言わない。
武門貴族の中ではレティシアを諦められない男達が二人が婚姻するか賭けが行われいる。俺はレティシアに見つかったら面倒だから混ざらない。
7割が婚姻できないに賭けているけどどうなるか。
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