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第百十一話 時渡り3
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風に包まれると場所が変わりクロード殿下の執務室でした。
クロード殿下と離れすぎると傍に引き寄せられるようです。魔法の原理については考えても無駄なのでやめましょう。
「殿下、ルーン嬢はふさわしくありません。王家への裏切りです」
「確証がない。私はレティシアを信じている」
「ですが、レオ殿下と行方不明など」
「憶測で物を言うべきではない。王太子の婚約者への不敬で裁かれるかい?」
クロード殿下は笑顔で怒っています。
大臣が真っ青な顔で礼をして立ち去ったことに安堵しました。
殿下、冷静になってください。大臣の進言を不敬罪にするなんて横暴です。いつも優しく諫める姿はどうされたんですか!?
人払いして傷ついた顔で書類を見つめています。
いつも笑顔の殿下が表情豊かですが全然嬉しくありません。無理して笑わないで欲しいって言ったけどこんなお顔を見たくありません。
眺めているのは婚約解消の書類。
クロード殿下が私に興味があるなんて全く知りませんでした。
利がなくなれば、迷いなく婚約破棄の書類にサインすると思ってましたわ。
私が死んでも新しい婚約者探すの面倒だなくらいにしか思わないと・・・。
この頃の私はクロード殿下のことをわかっているつもりでしたが、何も知りませんでしたのね。
クロード殿下は臣下の前では穏やかな顔で過ごしてますが、一人になると暗い顔をして執務をしています。休んでほしいのに、全然休んでくれません。食事もほとんど食べていません。
ルーン公爵がクロード殿下を訪問しました。
「殿下、レティシアのことは気にしないでください。あの子は醜聞に負けるような弱い娘ではありません」
「ルーン公爵、すまなかった」
殿下が頭を下げることではありません。国王陛下の横暴は気にしないでください。きっと新手の冗談ですよ。そうあって欲しいです。お願いですから眠ってください!!
「頭を上げてください殿下。不肖の娘を大事にしてくださりありがとうございます」
「私は、彼女以外を妃に迎える気はない」
「おやめください。それこそレティシアが悲しみます。娘は誰よりも王となる殿下を支えたいと思っていましたから。自分が殿下の足枷になるなら迷わず自害するでしょう」
自害はしませんよ。いえ、この頃の私なら否定できません。
すべてはクロード殿下のためと教わった私は殿下のためなら自害も迷いなくできますわ。
「ルーン公爵もこの婚約に反対?」
「はい。一度でも醜聞を持った娘を後宮にいれることはできません。陥れられたとしても防げなかったのはレティシアの失態です。娘には正妃の座は重たかったのかもしれません。私の教育不足で、殿下のお手を煩わせて申しわけありません」
私がうっかり見慣れない侍従に付いていった所為で・・。リオにも気をつけるように忠告されたのに。
私の迂闊さに申しわけないですわ。
お父様に頭を下げさせるなんて・・。お父様、ごめんなさい。聞こえないのがもどかしいですわ!!
「頭をあげてくれ。私がこの書類にサインをしたら彼女はどうなる?」
「ルーン公爵邸で目覚めるのを待ちましょう。恥ずかしながら私も娘が可愛いので投獄や追放などは許しませんよ」
お父様の言葉に不謹慎でも嬉しくなってしまいました。
悲痛な殿下のお顔を見て現実を思い出しました。
「もし目覚めたら?」
「レティシアを後宮にいれることはありません。陛下が許さないでしょう。醜聞があってもルーン公爵令嬢ですから縁談には困りません。レティシアのことはお忘れください」
出て行くルーン公爵の背中を殿下は無表情で見つめていました。
クロード殿下が転移魔法を発動してます。風に包まれて、移動したのは私の部屋。
殿下は眠っている私の手を握ってます。
「レティ、王宮には君以外に私の言葉を聞いてくれる人間はいないんだよ。
レオと逆の立場に生まれたかった。
王位なんていらない。レティが国のことを大事にするから、よい国を作ろうと思った。
私のために努力するレティに恥じない王になろうって。
レティがいないなら王位も国もいらない。失望する?怒ってもいいよ。ずっと好きだった。リオに嫉妬してた。こんな情けない私を知ったら嫌いになるかい?起きてくれないか。話したいことがたくさんあるんだ。お願いだから」
悲痛な顔で懇願するクロード殿下に気付かない私の頭を叩いてもすり抜けました。
いい加減起きてくださいよ。殿下にこんな顔させるなんて許されませんよ!!
レティシア、お願いだから起きてください。
失望しません。どんな殿下でもお傍にいますって答えるのがわかっているのに。
クロード様、ごめんなさい。私はこんなに苦しませたなんて知らなかった。レティシア、お願いだから殿下にこんな顔させないで。
いつも笑っていたクロード様の苦しみを私は気付かなかった。
顔を上げたクロード殿下が転移魔法を発動しました。扉が開くと同時に風に包まれて王宮に戻ってきました。人が来たから転移魔法で去ったようです。護衛をつけてくださいとは言える雰囲気ではありません。
このままだとクロード殿下が壊れてしまいます。
ほとんど睡眠も食事もとってません。
今は殿下は魔導書を手に取って、真剣に読んでいます。
王位に興味がないって・・。
今は眠っている私への怒りは抑えて冷静に考えましょう。
国王陛下が企む?
「大魔導士様、国王陛下は私が力不足なら強引に婚約破棄か新しい妃を迎えれば良いのに、どうしてこんな面倒なことしたんですか?」
「王族の男は狂っているわ。聞いてみたら?」
狂っている?レオ殿下だけですよね・・?
「見えませんわ」
「あの男には時の精霊の寵愛がないから夢を渡るならできるわ」
「是非、お願いします。私の瞳の色を青くできませんか?」
「わかったわ。行ってらっしゃい」
風に包まれ目を開けると真っ白な世界にいました。
国王陛下が椅子に座ってました。
「ごきげんよう。国王陛下」
「レティシアか。久しぶりだな。最後の挨拶か?」
確かに今の私が陛下にお会いするのは最後でしょう。笑みを浮かべます。
「はい。私の力不足ゆえ申しわけありません。最後に教えていただけませんか?国王陛下の思い描くものを」
「恨み言も言わないか。そなたなりによくやっていたがな。優秀な者が王位を継ぐ。クロードは甘い。国よりもレティシアが大事だ。レティシアが大事にした国なら尽くすだろう。思い出は糧となり力となる。クロードのためになれて本望だろう?クロードが駄目ならレオがいる。レオも資質はある」
全然本望ではありません。
突っ込むことは我慢して笑みを浮かべます。
殿下が駄目ならって・・。
「レオ殿下の資質とは?」
「シオンの血は優秀だ。王族に組みこむのも悪くない」
「レオ殿下には継承権はありません」
「継承権など私の命令一つで代わる」
「陛下はクロード殿下を認めていたのでは?」
「認めてない。二人の成長を見てどちらが相応しくなるかだ」
優しく微笑む国王陛下に寒気がしました。
血筋だけで、レオ殿下を認める?
あの遊んでばかりで変態で王族の務めを果たさないレオ殿下を?
心の中で何かが切れる音がしました。あんなに幼い頃から頑張ってたのに。
それなら、教えてくれれば良かったのに。
いつもお優しい国王陛下がこんなことを思っていたなんて。
私達はなんのために必死に学び、公務に励んでいたんでしょう。
やりたいことも我慢して国のために捧げていたのに。
私だって木の上でお昼寝したかったですよ。好物の蜂蜜だって顔に出るから我慢して食べなかったのに。
お忍びに誘ってくれるクロード殿下の手を取れば良かった。
王太子という責任ある立場を命令一つで?王太子であるがゆえにクロード殿下がどれほど・・・。
いつも無理をしていた殿下を思い出すと視界がどんどん歪みます。陛下の迷いのないいつもと同じ笑みがさらに涙腺を崩壊させました。あんなに必死だったのに・・。
風に包まれました。
クロード殿下と離れすぎると傍に引き寄せられるようです。魔法の原理については考えても無駄なのでやめましょう。
「殿下、ルーン嬢はふさわしくありません。王家への裏切りです」
「確証がない。私はレティシアを信じている」
「ですが、レオ殿下と行方不明など」
「憶測で物を言うべきではない。王太子の婚約者への不敬で裁かれるかい?」
クロード殿下は笑顔で怒っています。
大臣が真っ青な顔で礼をして立ち去ったことに安堵しました。
殿下、冷静になってください。大臣の進言を不敬罪にするなんて横暴です。いつも優しく諫める姿はどうされたんですか!?
人払いして傷ついた顔で書類を見つめています。
いつも笑顔の殿下が表情豊かですが全然嬉しくありません。無理して笑わないで欲しいって言ったけどこんなお顔を見たくありません。
眺めているのは婚約解消の書類。
クロード殿下が私に興味があるなんて全く知りませんでした。
利がなくなれば、迷いなく婚約破棄の書類にサインすると思ってましたわ。
私が死んでも新しい婚約者探すの面倒だなくらいにしか思わないと・・・。
この頃の私はクロード殿下のことをわかっているつもりでしたが、何も知りませんでしたのね。
クロード殿下は臣下の前では穏やかな顔で過ごしてますが、一人になると暗い顔をして執務をしています。休んでほしいのに、全然休んでくれません。食事もほとんど食べていません。
ルーン公爵がクロード殿下を訪問しました。
「殿下、レティシアのことは気にしないでください。あの子は醜聞に負けるような弱い娘ではありません」
「ルーン公爵、すまなかった」
殿下が頭を下げることではありません。国王陛下の横暴は気にしないでください。きっと新手の冗談ですよ。そうあって欲しいです。お願いですから眠ってください!!
「頭を上げてください殿下。不肖の娘を大事にしてくださりありがとうございます」
「私は、彼女以外を妃に迎える気はない」
「おやめください。それこそレティシアが悲しみます。娘は誰よりも王となる殿下を支えたいと思っていましたから。自分が殿下の足枷になるなら迷わず自害するでしょう」
自害はしませんよ。いえ、この頃の私なら否定できません。
すべてはクロード殿下のためと教わった私は殿下のためなら自害も迷いなくできますわ。
「ルーン公爵もこの婚約に反対?」
「はい。一度でも醜聞を持った娘を後宮にいれることはできません。陥れられたとしても防げなかったのはレティシアの失態です。娘には正妃の座は重たかったのかもしれません。私の教育不足で、殿下のお手を煩わせて申しわけありません」
私がうっかり見慣れない侍従に付いていった所為で・・。リオにも気をつけるように忠告されたのに。
私の迂闊さに申しわけないですわ。
お父様に頭を下げさせるなんて・・。お父様、ごめんなさい。聞こえないのがもどかしいですわ!!
「頭をあげてくれ。私がこの書類にサインをしたら彼女はどうなる?」
「ルーン公爵邸で目覚めるのを待ちましょう。恥ずかしながら私も娘が可愛いので投獄や追放などは許しませんよ」
お父様の言葉に不謹慎でも嬉しくなってしまいました。
悲痛な殿下のお顔を見て現実を思い出しました。
「もし目覚めたら?」
「レティシアを後宮にいれることはありません。陛下が許さないでしょう。醜聞があってもルーン公爵令嬢ですから縁談には困りません。レティシアのことはお忘れください」
出て行くルーン公爵の背中を殿下は無表情で見つめていました。
クロード殿下が転移魔法を発動してます。風に包まれて、移動したのは私の部屋。
殿下は眠っている私の手を握ってます。
「レティ、王宮には君以外に私の言葉を聞いてくれる人間はいないんだよ。
レオと逆の立場に生まれたかった。
王位なんていらない。レティが国のことを大事にするから、よい国を作ろうと思った。
私のために努力するレティに恥じない王になろうって。
レティがいないなら王位も国もいらない。失望する?怒ってもいいよ。ずっと好きだった。リオに嫉妬してた。こんな情けない私を知ったら嫌いになるかい?起きてくれないか。話したいことがたくさんあるんだ。お願いだから」
悲痛な顔で懇願するクロード殿下に気付かない私の頭を叩いてもすり抜けました。
いい加減起きてくださいよ。殿下にこんな顔させるなんて許されませんよ!!
レティシア、お願いだから起きてください。
失望しません。どんな殿下でもお傍にいますって答えるのがわかっているのに。
クロード様、ごめんなさい。私はこんなに苦しませたなんて知らなかった。レティシア、お願いだから殿下にこんな顔させないで。
いつも笑っていたクロード様の苦しみを私は気付かなかった。
顔を上げたクロード殿下が転移魔法を発動しました。扉が開くと同時に風に包まれて王宮に戻ってきました。人が来たから転移魔法で去ったようです。護衛をつけてくださいとは言える雰囲気ではありません。
このままだとクロード殿下が壊れてしまいます。
ほとんど睡眠も食事もとってません。
今は殿下は魔導書を手に取って、真剣に読んでいます。
王位に興味がないって・・。
今は眠っている私への怒りは抑えて冷静に考えましょう。
国王陛下が企む?
「大魔導士様、国王陛下は私が力不足なら強引に婚約破棄か新しい妃を迎えれば良いのに、どうしてこんな面倒なことしたんですか?」
「王族の男は狂っているわ。聞いてみたら?」
狂っている?レオ殿下だけですよね・・?
「見えませんわ」
「あの男には時の精霊の寵愛がないから夢を渡るならできるわ」
「是非、お願いします。私の瞳の色を青くできませんか?」
「わかったわ。行ってらっしゃい」
風に包まれ目を開けると真っ白な世界にいました。
国王陛下が椅子に座ってました。
「ごきげんよう。国王陛下」
「レティシアか。久しぶりだな。最後の挨拶か?」
確かに今の私が陛下にお会いするのは最後でしょう。笑みを浮かべます。
「はい。私の力不足ゆえ申しわけありません。最後に教えていただけませんか?国王陛下の思い描くものを」
「恨み言も言わないか。そなたなりによくやっていたがな。優秀な者が王位を継ぐ。クロードは甘い。国よりもレティシアが大事だ。レティシアが大事にした国なら尽くすだろう。思い出は糧となり力となる。クロードのためになれて本望だろう?クロードが駄目ならレオがいる。レオも資質はある」
全然本望ではありません。
突っ込むことは我慢して笑みを浮かべます。
殿下が駄目ならって・・。
「レオ殿下の資質とは?」
「シオンの血は優秀だ。王族に組みこむのも悪くない」
「レオ殿下には継承権はありません」
「継承権など私の命令一つで代わる」
「陛下はクロード殿下を認めていたのでは?」
「認めてない。二人の成長を見てどちらが相応しくなるかだ」
優しく微笑む国王陛下に寒気がしました。
血筋だけで、レオ殿下を認める?
あの遊んでばかりで変態で王族の務めを果たさないレオ殿下を?
心の中で何かが切れる音がしました。あんなに幼い頃から頑張ってたのに。
それなら、教えてくれれば良かったのに。
いつもお優しい国王陛下がこんなことを思っていたなんて。
私達はなんのために必死に学び、公務に励んでいたんでしょう。
やりたいことも我慢して国のために捧げていたのに。
私だって木の上でお昼寝したかったですよ。好物の蜂蜜だって顔に出るから我慢して食べなかったのに。
お忍びに誘ってくれるクロード殿下の手を取れば良かった。
王太子という責任ある立場を命令一つで?王太子であるがゆえにクロード殿下がどれほど・・・。
いつも無理をしていた殿下を思い出すと視界がどんどん歪みます。陛下の迷いのないいつもと同じ笑みがさらに涙腺を崩壊させました。あんなに必死だったのに・・。
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