212 / 286
第百十一話 時渡り2
しおりを挟む
過去の世界に来ている私はクロード殿下に声が届かないことに頭を抱えています。生前の監禁された私を探すために護衛の影をクロード殿下が外して捜索にあたっています。大事な御身ですのに!!殿下、護衛は外さないでくださいって私はいつも言いましたわよ。お忍びしても構いませんが護衛だけは・・。
影に呼ばれて、すごい勢いでクロード殿下とリオが駆けて行きました。
影の護衛が戻ったことに安堵しました。二人の足が止まったのは捕まったサロン。
クロード殿下が詠唱して魔法を使うと扉が開き階段を降りると倒れている私がいました。
「レティ!!」
「シア、起きろ、シア!!」
リオが抱き上げて保健室に駆けていきます。二人の焦った顔は初めて見ました。
「衰弱と魔力欠乏です」
先生の診断ではまだ死んでないようです。
二人が手を握って見たことがないほど悲痛な顔をしています。
リオが魔力を送っています。
必死に呼びかける二人に頬が綻びます。不謹慎ですが生きて欲しいと願ってくれてたことが嬉しい。
当時は見捨てられたと思っていたので。
目覚めない私を連れてクロード殿下が転移しました。
風に包まれ王宮に移動しました。
「大魔導士様、どうして王宮に?」
「クロノが憑いているのはクロードだもの。」
クロノ様の寵児はクロード殿下。
クロード殿下の願いが叶えば呪いは解けるということでしょうか。
殿下の願いは国の繁栄?それは私にはどうにもできません・・。
私を医務官に任せて、クロード殿下が移動したので隠れて付いていきましょう。
「ルリ、見えないから隠れる必要ないわ」
大魔導士様の言葉に体が透けていることを思い出しました。柱も人も抜けられます。
不謹慎ですが楽しいです。
クロード殿下は執務室に行き、冷たい顔をしています。これって本当に私の知るクロード様ですか?
「大魔導士様、これは私の生きた世界ですか?」
「ええ。あなたの最初に生まれた世界で間違いないわ」
クロード殿下の顔は見間違えではないようです。
兵に連行された楽しそうな顔のレオ殿下と冷たい無表情のクロード殿下が向き合ってます。
確かにこの狂っている感じは最初の人生のレオ殿下で間違いありません。
「お帰りなさいませ。兄上」
「ああ」
「どうされました?」
「何をした」
「身に覚えがありませんが」
沈黙が続いてレオ殿下がお腹を抱えて笑い出しました。
「やはり俺の見立ては正しかった。愉快だ。そんなにレティシアが大切でした?初めて俺のこと見ましたね。兄上」
やはりレオ殿下は変態でした。嬉しそうに笑うレオ殿下に切なくなりました。
いくらでもクロード殿下がレオ殿下と親しくする方法を考えましたのに。レオ殿下のブラコンの所為で死んだなんて……。何度思い返しても心が折れそうになります。
大魔導士様に優しく肩を叩かれました。落ち込んでいる場合ではありません。
「レティシアに何をした?」
「母上特性の魔石をしこんだ部屋に監禁しただけです。いつも人形みたいなレティシアが狂って衰弱していく姿は見ものでしたよ。兄上にお見せできないのが残念でした」
「お前!?」
声を荒げたクロード殿下にレオ殿下がうっとりと笑ってます。鳥肌が立ってきました。
あの幻聴は魔石の所為でしたの!?途中から記憶がありませんが…。
狂った・・?なんという醜態を晒したんでしょう。知りたくありませんでした。
最後はルーン公爵令嬢として優雅に死にたかった……。必死に耐えたつもりでしたのに。
大魔導士様にいたわるように肩を叩かれて、現状を思い出しました。落ち込むのは後です。
羞恥で震えている場合ではありません。
「その顔が見たかったんです。憎んでくださって構いません」
レオ殿下、クロード殿下を怒らせる方法なんていくらでも教えましたよ。あの時も言いましたよ!!クロード殿下の味方のルーン公爵令嬢の言葉を信じてもらえないのは当然ですが。
無表情になったクロード殿下が兵を呼びレオ殿下の謹慎を命じました。
「この件の黒幕は私でも母上でもありませんよ」
立ち去る怪しく笑うレオ殿下の言葉に息を飲みました。
どういうことですか!?
クロード殿下は足早に国王陛下の執務室に行きました。
人払いされ国王陛下とクロード殿下が二人になりました。
国王陛下のいつもの穏やかな顔をクロード殿下が冷たい顔で睨んでます。
「クロード、どうした?」
「父上、はかりましたか?」
どういうことですか!?
「気付いたか。さすがだな。して新しい婚約者はどうする?」
「私の婚約者はレティシア嬢ですが」
「彼女は醜態をさらした。クロードではなくレオを選んだんだろう?」
「ありえません」
迷うことなく信じてくれたクロード殿下に嬉しくなりました。
「そなたが彼女を大事にしていたのは知っていたが、他にも令嬢などいくらでもいる」
「父上も彼女を認めていたのではありませんか」
「婚約者としてはな。ただお前達の手落ちだ」
「手落ちとは?」
「聡いお前にしては察しが悪いな。たまには甘やかしてやるか。
私は二人がどんな風に王宮を掌握していくか見ていたのだよ。アリアとサラの対立、クロードとレオの確執。それをそなた二人は放置していた」
「それは父上の領分ではありませんか?」
「私は掌握した上で好きにやらせている。丁度よい試練だったしな。執務が忙しかったのはわかるが、いつまでも目を背けるべきではなかったな。」
それは知りませんでした。私達が収めないといけなかったんですか!?
どう考えてもおかしいですよ。いくらクロード殿下が優秀でも無理難題ですよ。やはり幼い頃にレオ殿下と遊ぶべきでしたか!?あんなにサラ様に敵意を向けられたら無理ですよ!!
レオ殿下に近づくことはアリア様も許しません。掌握できてませんよ!!
もしかして現状を知らなかったんですか!?
レオ殿下に近づいたら私達殺されてたんではないでしょうか…。
せめて命じてくだされば、覚悟を決めて頑張りましたが、察して動くなんてできません。
後宮は国王陛下とアリア様の管理下ですよ!!
言っても聞こえませんでした。息切れしましたわ。久々にこんなに一気に話しましたわ。
「お前がレティシアを好いていたのは知っていたよ。ただ執着しすぎた。お前は国とレティシアならレティシアを取るだろう?」
国王陛下お戯れを言わないでください。
「それは…。父上だって母上達を大切にしているでしょう?」
殿下、それは言い淀まず否定してください。王太子として立場を思い出してください。
「国のために必要だからな。だが私は国の害になるならためらわずに捨てられる」
「そんな…」
呆然とする優しいクロード殿下の気持ちがよくわかります。
国王陛下はサラ様もアリア様を大切にしていたので、穏やかな顔で即答するのは怖いです。せめて多少の躊躇いを…。妃の命は王のものなので仕方ないでしょうか…。
「クロードは聡明だが時々視野が狭くなる。成人までに新しい婚約者は決めればいい。レオのことは好きにせよ。」
「私がレオを殺してもいいんですか?」
クロード殿下!?
「レオはお前の手駒だ。どうことを治めるか楽しみにしている」
「陛下はレティシアもレオの命も些細なものと?」
「そなたが立派な王になるための贄になるなら本望だろう。レティシアもクロードの役にたちたいと口癖だったからな。手に余るなら私が手をまわすが」
「陛下の手を煩わせることはありません。失礼します」
あれがいつも優しく穏やかな国王陛下ですか!?
クロード殿下が私を好いていたと二度目の人生の時に話されましたが冗談だと思ってました…。本気だと困るので、全力で気付かないフリをしてました。その頃は私は脱貴族してましたし、クロード様もお妃様を迎えてましたし、私にはリオもいましたし。お互いのために。
移動したクロード殿下は人払いして眠る私の手を握って泣いてました。
幽体の私は慰めることもできません。肩に触れても透けてしまいました。
本当に大事にされてたようです。信じられなかった罪悪感で胸が痛みます。
「レティ、お願いだから、起きて。ごめん。守れなくて」
殿下泣かないでください。呑気に寝ている私の頭を叩いたらすり抜けました。
起きてください。寝てる場合ではありません。
「大魔導士様、私を起こせませんか?」
「無理よ。衰弱と魔力不足だからいずれ起きるわ」
「死んでなかったんですね…」
クロード殿下は私の手を握って一晩ずっと傍にいました。
明るくなった頃、部屋を出て行きましたが一睡もしていません。
「レティシア、寝てる場合ではありません。起きてください!!」
思いっきり頭を叩いてもすり抜け、全く反応しません。
「ルリ、無駄よ。幽体だから干渉できないわ」
大魔導士様に止められました。
部屋の前に立つ兵の前に立ち礼をしました。
「必ずお返ししますので、貸してください」
兵の剣を手に取ると透けてしまって持てませんでした。
幽体は不便ですわ。何度やっても無理でした。
魔法も発動しませんでした。兵にも私の声は聞こえませんでした。
兵から剣を借りることを諦めて私のもとに行くとルーン公爵が手を握ってます。
ぐっすり眠る私にイライラしてきました。
「レティ、どうしてこんなことに…」
ルーン公爵、お父様の悲痛な声は初めて聞きました。
無関心なお父様、礼儀に厳しいお母様は私に興味がないと思っていました。ルーン公爵令嬢であること以外関心のない両親は本当は愛情表現が下手なだけでした。
2度目の人生で大人になってから気付きましたが・・。
風に包まれました。
影に呼ばれて、すごい勢いでクロード殿下とリオが駆けて行きました。
影の護衛が戻ったことに安堵しました。二人の足が止まったのは捕まったサロン。
クロード殿下が詠唱して魔法を使うと扉が開き階段を降りると倒れている私がいました。
「レティ!!」
「シア、起きろ、シア!!」
リオが抱き上げて保健室に駆けていきます。二人の焦った顔は初めて見ました。
「衰弱と魔力欠乏です」
先生の診断ではまだ死んでないようです。
二人が手を握って見たことがないほど悲痛な顔をしています。
リオが魔力を送っています。
必死に呼びかける二人に頬が綻びます。不謹慎ですが生きて欲しいと願ってくれてたことが嬉しい。
当時は見捨てられたと思っていたので。
目覚めない私を連れてクロード殿下が転移しました。
風に包まれ王宮に移動しました。
「大魔導士様、どうして王宮に?」
「クロノが憑いているのはクロードだもの。」
クロノ様の寵児はクロード殿下。
クロード殿下の願いが叶えば呪いは解けるということでしょうか。
殿下の願いは国の繁栄?それは私にはどうにもできません・・。
私を医務官に任せて、クロード殿下が移動したので隠れて付いていきましょう。
「ルリ、見えないから隠れる必要ないわ」
大魔導士様の言葉に体が透けていることを思い出しました。柱も人も抜けられます。
不謹慎ですが楽しいです。
クロード殿下は執務室に行き、冷たい顔をしています。これって本当に私の知るクロード様ですか?
「大魔導士様、これは私の生きた世界ですか?」
「ええ。あなたの最初に生まれた世界で間違いないわ」
クロード殿下の顔は見間違えではないようです。
兵に連行された楽しそうな顔のレオ殿下と冷たい無表情のクロード殿下が向き合ってます。
確かにこの狂っている感じは最初の人生のレオ殿下で間違いありません。
「お帰りなさいませ。兄上」
「ああ」
「どうされました?」
「何をした」
「身に覚えがありませんが」
沈黙が続いてレオ殿下がお腹を抱えて笑い出しました。
「やはり俺の見立ては正しかった。愉快だ。そんなにレティシアが大切でした?初めて俺のこと見ましたね。兄上」
やはりレオ殿下は変態でした。嬉しそうに笑うレオ殿下に切なくなりました。
いくらでもクロード殿下がレオ殿下と親しくする方法を考えましたのに。レオ殿下のブラコンの所為で死んだなんて……。何度思い返しても心が折れそうになります。
大魔導士様に優しく肩を叩かれました。落ち込んでいる場合ではありません。
「レティシアに何をした?」
「母上特性の魔石をしこんだ部屋に監禁しただけです。いつも人形みたいなレティシアが狂って衰弱していく姿は見ものでしたよ。兄上にお見せできないのが残念でした」
「お前!?」
声を荒げたクロード殿下にレオ殿下がうっとりと笑ってます。鳥肌が立ってきました。
あの幻聴は魔石の所為でしたの!?途中から記憶がありませんが…。
狂った・・?なんという醜態を晒したんでしょう。知りたくありませんでした。
最後はルーン公爵令嬢として優雅に死にたかった……。必死に耐えたつもりでしたのに。
大魔導士様にいたわるように肩を叩かれて、現状を思い出しました。落ち込むのは後です。
羞恥で震えている場合ではありません。
「その顔が見たかったんです。憎んでくださって構いません」
レオ殿下、クロード殿下を怒らせる方法なんていくらでも教えましたよ。あの時も言いましたよ!!クロード殿下の味方のルーン公爵令嬢の言葉を信じてもらえないのは当然ですが。
無表情になったクロード殿下が兵を呼びレオ殿下の謹慎を命じました。
「この件の黒幕は私でも母上でもありませんよ」
立ち去る怪しく笑うレオ殿下の言葉に息を飲みました。
どういうことですか!?
クロード殿下は足早に国王陛下の執務室に行きました。
人払いされ国王陛下とクロード殿下が二人になりました。
国王陛下のいつもの穏やかな顔をクロード殿下が冷たい顔で睨んでます。
「クロード、どうした?」
「父上、はかりましたか?」
どういうことですか!?
「気付いたか。さすがだな。して新しい婚約者はどうする?」
「私の婚約者はレティシア嬢ですが」
「彼女は醜態をさらした。クロードではなくレオを選んだんだろう?」
「ありえません」
迷うことなく信じてくれたクロード殿下に嬉しくなりました。
「そなたが彼女を大事にしていたのは知っていたが、他にも令嬢などいくらでもいる」
「父上も彼女を認めていたのではありませんか」
「婚約者としてはな。ただお前達の手落ちだ」
「手落ちとは?」
「聡いお前にしては察しが悪いな。たまには甘やかしてやるか。
私は二人がどんな風に王宮を掌握していくか見ていたのだよ。アリアとサラの対立、クロードとレオの確執。それをそなた二人は放置していた」
「それは父上の領分ではありませんか?」
「私は掌握した上で好きにやらせている。丁度よい試練だったしな。執務が忙しかったのはわかるが、いつまでも目を背けるべきではなかったな。」
それは知りませんでした。私達が収めないといけなかったんですか!?
どう考えてもおかしいですよ。いくらクロード殿下が優秀でも無理難題ですよ。やはり幼い頃にレオ殿下と遊ぶべきでしたか!?あんなにサラ様に敵意を向けられたら無理ですよ!!
レオ殿下に近づくことはアリア様も許しません。掌握できてませんよ!!
もしかして現状を知らなかったんですか!?
レオ殿下に近づいたら私達殺されてたんではないでしょうか…。
せめて命じてくだされば、覚悟を決めて頑張りましたが、察して動くなんてできません。
後宮は国王陛下とアリア様の管理下ですよ!!
言っても聞こえませんでした。息切れしましたわ。久々にこんなに一気に話しましたわ。
「お前がレティシアを好いていたのは知っていたよ。ただ執着しすぎた。お前は国とレティシアならレティシアを取るだろう?」
国王陛下お戯れを言わないでください。
「それは…。父上だって母上達を大切にしているでしょう?」
殿下、それは言い淀まず否定してください。王太子として立場を思い出してください。
「国のために必要だからな。だが私は国の害になるならためらわずに捨てられる」
「そんな…」
呆然とする優しいクロード殿下の気持ちがよくわかります。
国王陛下はサラ様もアリア様を大切にしていたので、穏やかな顔で即答するのは怖いです。せめて多少の躊躇いを…。妃の命は王のものなので仕方ないでしょうか…。
「クロードは聡明だが時々視野が狭くなる。成人までに新しい婚約者は決めればいい。レオのことは好きにせよ。」
「私がレオを殺してもいいんですか?」
クロード殿下!?
「レオはお前の手駒だ。どうことを治めるか楽しみにしている」
「陛下はレティシアもレオの命も些細なものと?」
「そなたが立派な王になるための贄になるなら本望だろう。レティシアもクロードの役にたちたいと口癖だったからな。手に余るなら私が手をまわすが」
「陛下の手を煩わせることはありません。失礼します」
あれがいつも優しく穏やかな国王陛下ですか!?
クロード殿下が私を好いていたと二度目の人生の時に話されましたが冗談だと思ってました…。本気だと困るので、全力で気付かないフリをしてました。その頃は私は脱貴族してましたし、クロード様もお妃様を迎えてましたし、私にはリオもいましたし。お互いのために。
移動したクロード殿下は人払いして眠る私の手を握って泣いてました。
幽体の私は慰めることもできません。肩に触れても透けてしまいました。
本当に大事にされてたようです。信じられなかった罪悪感で胸が痛みます。
「レティ、お願いだから、起きて。ごめん。守れなくて」
殿下泣かないでください。呑気に寝ている私の頭を叩いたらすり抜けました。
起きてください。寝てる場合ではありません。
「大魔導士様、私を起こせませんか?」
「無理よ。衰弱と魔力不足だからいずれ起きるわ」
「死んでなかったんですね…」
クロード殿下は私の手を握って一晩ずっと傍にいました。
明るくなった頃、部屋を出て行きましたが一睡もしていません。
「レティシア、寝てる場合ではありません。起きてください!!」
思いっきり頭を叩いてもすり抜け、全く反応しません。
「ルリ、無駄よ。幽体だから干渉できないわ」
大魔導士様に止められました。
部屋の前に立つ兵の前に立ち礼をしました。
「必ずお返ししますので、貸してください」
兵の剣を手に取ると透けてしまって持てませんでした。
幽体は不便ですわ。何度やっても無理でした。
魔法も発動しませんでした。兵にも私の声は聞こえませんでした。
兵から剣を借りることを諦めて私のもとに行くとルーン公爵が手を握ってます。
ぐっすり眠る私にイライラしてきました。
「レティ、どうしてこんなことに…」
ルーン公爵、お父様の悲痛な声は初めて聞きました。
無関心なお父様、礼儀に厳しいお母様は私に興味がないと思っていました。ルーン公爵令嬢であること以外関心のない両親は本当は愛情表現が下手なだけでした。
2度目の人生で大人になってから気付きましたが・・。
風に包まれました。
4
あなたにおすすめの小説
ざまぁはハッピーエンドのエンディング後に
ララ
恋愛
私は由緒正しい公爵家に生まれたシルビア。
幼い頃に結ばれた婚約により時期王妃になることが確定している。
だからこそ王妃教育も精一杯受け、王妃にふさわしい振る舞いと能力を身につけた。
特に婚約者である王太子は少し?いやかなり頭が足りないのだ。
余計に私が頑張らなければならない。
王妃となり国を支える。
そんな確定した未来であったはずなのにある日突然破られた。
学園にピンク色の髪を持つ少女が現れたからだ。
なんとその子は自身をヒロイン?だとか言って婚約者のいるしかも王族である王太子に馴れ馴れしく接してきた。
何度かそれを諌めるも聞く耳を持たず挙句の果てには私がいじめてくるだなんだ言って王太子に泣きついた。
なんと王太子は彼女の言葉を全て鵜呑みにして私を悪女に仕立て上げ国外追放をいい渡す。
はぁ〜、一体誰の悪知恵なんだか?
まぁいいわ。
国外追放喜んでお受けいたします。
けれどどうかお忘れにならないでくださいな?
全ての責はあなたにあると言うことを。
後悔しても知りませんわよ。
そう言い残して私は毅然とした態度で、内心ルンルンとこの国を去る。
ふふっ、これからが楽しみだわ。
悪役令嬢の逆襲
すけさん
恋愛
断罪される1年前に前世の記憶が甦る!
前世は三十代の子持ちのおばちゃんだった。
素行は悪かった悪役令嬢は、急におばちゃんチックな思想が芽生え恋に友情に新たな一面を見せ始めた事で、断罪を回避するべく奮闘する!
しつこい公爵が、わたしを逃がしてくれない
千堂みくま
恋愛
細々と仕事をして生きてきた薬師のノアは、経済的に追い詰められて仕方なく危険な仕事に手を出してしまう。それは因縁の幼なじみ、若き公爵ジオルドに惚れ薬を盛る仕事だった。
失敗して捕らえられたノアに、公爵は「俺の人生を狂わせた女」などと言い、変身魔術がかけられたチョーカーを付けて妙に可愛がる。
ジオルドの指示で王子の友人になったノアは、薬師として成長しようと決意。
公爵から逃げたいノアと、自覚のない思いに悩む公爵の話。
※毎午前中に数話更新します。
愛する人は、貴方だけ
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
下町で暮らすケイトは母と二人暮らし。ところが母は病に倒れ、ついに亡くなってしまう。亡くなる直前に母はケイトの父親がアークライト公爵だと告白した。
天涯孤独になったケイトの元にアークライト公爵家から使者がやって来て、ケイトは公爵家に引き取られた。
公爵家には三歳年上のブライアンがいた。跡継ぎがいないため遠縁から引き取られたというブライアン。彼はケイトに冷たい態度を取る。
平民上がりゆえに令嬢たちからは無視されているがケイトは気にしない。最初は冷たかったブライアン、第二王子アーサー、公爵令嬢ミレーヌ、幼馴染カイルとの交友を深めていく。
やがて戦争の足音が聞こえ、若者の青春を奪っていく。ケイトも無関係ではいられなかった……。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
私と義弟の安全は確保出来たので、ゆっくり恋人を探そうと思います
織り子
恋愛
18歳で処刑された大公家の令嬢、セレノア・グレイス。
目を覚ますと――あの日の6年前に戻っていた。
まだ無邪気な弟ルシアン、笑う両親。
再び訪れる“反逆の運命”を知るのは、彼女だけ。
――大公家に産まれた時点で、自由な恋愛は諦めていた。だが、本当は他の令嬢達の話を聞くたびにうらやましかった。人生1度きり。もう少し花のある人生を送りたかった。一度でいいから、恋愛をしてみたい。
限られた6年の中で、セレノアは動き出す。
愛する家族を守るため、未来を変えるために。
そして本当の願い(恋愛)を叶えるために。
良くある事でしょう。
r_1373
恋愛
テンプレートの様に良くある悪役令嬢に生まれ変っていた。
若い頃に死んだ記憶があれば早々に次の道を探したのか流行りのざまぁをしたのかもしれない。
けれど酸いも甘いも苦いも経験して産まれ変わっていた私に出来る事は・・。
彼女が高級娼婦と呼ばれる理由~元悪役令嬢の戦慄の日々~
プラネットプラント
恋愛
婚約者である王子の恋人をいじめたと婚約破棄され、実家から縁を切られたライラは娼館で暮らすことになる。だが、訪れる人々のせいでライラは怯えていた。
※完結済。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる