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第百十一話 時渡り1
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部屋に魔力の気配がしました。
現れたのは昼間に会ったローブ姿の女性。
「名は捨てたから好きに呼んで。執着の塊の風の御曹司がいないなんて。あの子が干渉したのかしら。ルリ、呪われてるわ」
女性から凄まじい魔力を感じます。ローブのフードを脱ぎ輝かしい金髪と金の瞳の美しい女性は大魔導士様と呼びましょう。白い肌に整った顔立ちに真っ赤な唇は神話の世界の女神様のように神々しい美しさです。
「風の御曹司?大魔導士様、呪いとは?」
「ずっと傍にマールの風遣いがいたでしょう?貴方の魂に黒い糸が結ばれてる。この糸が消えないと輪廻の輪に還れない。貴方はずっと繰り返す」
風の御曹司はきっとリオのこと。
他国では魔導や神力を極めれば魂を見れると謂われていました。
目の前にいるのは物凄い力の持ち主ですわ。
亡くなれば輪廻の輪に戻り再び新たな命に生まれ変わると謂われています。帰れないってやっぱり・・・・。
「2度目の私は死んだんでしょうか」
「いいえ。貴方の魂のカケラが飛ばされた。全てを抜き取ることは失敗したようね。前の世界はあの子が望む未来と、かけ離れたからまた生み出した。時の精霊は世界を想像する力を持つ。この世界もあの子の作った本の中の世界」
死んでないことにほっとしました。きっとリオ達が悲しみます。わからない言葉ばかりで、どこから聞けばいいかわかりません。
「あの子とは?」
「フラン王家には時の精霊が宿っている。時の精霊は気に入った者に寵愛を与える。貴方の魂は時の3兄弟の末妹クロノの糸で縛られている。貴方の命が無くなる時、魂はクロノのもとにいくわ。そしてクロノはいつでも貴方を見つけ魂を自由に抜き取れる。あの子がここまで好きにしているなんて知らなかったわ。呪いを解きたい?」
私の魂はクロノ様の自由自在ということですか。
世界を作れるなんて偉大な精霊様です。
時の精霊様の話は初めて聞きました。魔法の世界は奥深いですね。関心している場合ではありません。でもずっと知りたかったことが知れるかもしれません。
「本来のこの体の持ち主は?」
「ここはクロノの作った世界だから私にはわからない。呪いを解かないとクロノの寵児の願いが叶うまでずっと続くわ」
ずっとやり直しを繰り返し、誰かを犠牲にして生きないといけないということでしょうか。クロノ様にお会いしたら体の持ち主を聞きましょう。
魂のカケラ等はよくわかりませんが、大事なのは本人にお返しすることですわ。
「力を貸してください。対価は?」
「償うべきは私達よ。王家の罪に臣下を巻き込むのは禁忌。でも、心が折れれば戻れなくなるわ」
微笑むお顔に懐かしい感じがしました。誰かに似ているような・・。
戻れない?いつでも消える準備はしてました。
それに私の世界にはビアード公爵令嬢は存在しませんでした。それでもエイベルは立派なビアード公爵になりましたわ。もし消えても後悔はありません。本来の体の持ち主に返してあるべき形に戻せることに安堵します。危険があっても返せる可能性があるなら正すべきです。ビアード公爵家のためにも。
「レティ、危ないわ。やめたほうがいい」
「ディーネ、きっと大丈夫です。これは私がやらないといけないことだから。絶対に成し遂げます。信じて待っててください」
「時の精霊は偏屈でずる賢くて自分勝手よ。惑わされないで。この女も使役している」
心配するディーネを抱きしめ笑みを浮かべます。
「大魔導士様は信じられるというか物凄い懐かしい気がするんです。なぜか膝を折りたくなる」
大魔導士様はふふふと上品な笑みを浮かべています。
「血筋かしら。この子に危害を加えたりしないわ。魂を飛ばすから体だけ守ってあげて」
「ディーネ、お願い。私の体は任せます。もちろん魔法は自由に使ってください。行ってきます。大魔導士様よろしくお願いします」
「目を瞑って力を抜いて。ローグ、渡るわよ」
美しい本を持った少年が現れ、礼をしました。
ディーネの行ってらっしゃいという声が聞こえ、美しい少年が本を開くと、体が風で包まれ本の中に吸い込まれました。
「目を開けて。私達は幽体だから見えないわ。ここはルリいえレティシアの魂が本来あるべき世界」
目を開けると学園にいました。制服姿のクロード殿下とリオがいます。
「レティが外泊?公務は入ってないはずだが」
「まさか!?」
クロード殿下が門の通行記録を調べ、リオが風で飛んで消えていきました。リオ、学園で魔法は使ってはいけませんよ。でも会長の殿下が許すなら大丈夫ということかしら。
しばらくするとエイベルとリオが戻ってきました。
「殿下、ご用とは?」
「レティを知らないか?」
「それは・・・・」
視線を逸らすエイベルをリオが怖い顔で睨みました。
「お前、レティシアに何をした?隠し通せると思うなよ」
「俺は殿下とリアナのために。リアナがレティシアが怖いと泣くから。クロード殿下とリアナの将来のために彼女は不要だと」
「本気でそんなこと思ったのか」
「レティシアは嫉妬でリアナに冷たくあたり、怪我までさせた。そんな王妃は不要と。クロード殿下のためにならないなら排除すべきだ」
エイベルはそんな風に思っていたんですね。殿下とルメラ様の将来に不要って、ルメラ様は正妃になりませんよ。私の大事な侍女であるシエルに危害を加えたことを思い出し腹が立ってきました。
リオがエイベルに掴みかかっています。私の怒りが通じたんでしょうか。
リオ!?見たことのない怖い形相でエイベルを睨んでいます。
いつも余裕な顔ばかりのリオが・・・。
「お前、シアがそんなことするかよ!?誰よりも貴族としての務めを意識していた彼女が」
「俺だって最初は信じられなかった。でも実際レティシアはリアナを糾弾していた。庇護すべき相手への態度じゃない」
「シアは彼女が平民なら放っておいたさ。ただ貴族なら許されないと誰もが見放した彼女に規則を教えていただけだ」
さすがリオ兄様。私のことをよくわかってくださっている。寒気がするほど怖いお声で弁護してくれ、怖いですが。
よくこのリオにエイベルは強気で睨み返せますね。ビアード公爵家嫡男なので当然ですかね。私は頭を下げて許していただけるように降伏しますわ。
「嘘だろ。それにリアナは怪我させられたって」
「裏をとったのか。目撃証言は」
「それは・・・・」
エイベルの勢いがなくなりました。脳筋は心のままに動いたんでしょう。思慮深さが足りないのは欠点です。何度エイベルに突っ込んだか、懐かしいですわ。水魔法でずぶ濡れにした記憶もありましたわ。
「お前、傍でシアの何を見てたんだよ。それにシアの王妃としての素質を決めるのはお前じゃないだろう」
「リオ、落ち着いて。私はレティに何があったか知りたいだけだ。」
クロード殿下の声でリオがエイベルを離し、怖い顔ではなくなりました。
切り替えの早さはさすがです。
いつでも冷静なクロード殿下はさすがです。私はリオの豹変に動揺しました。王太子の婚約者でしたらお咎めを受けたでしょう。
「申しわけありません。殿下」
「エイベル、嘘は許さない。何があったか話してくれ」
穏やかなお顔を浮かべるクロード殿下は怒ってました。
仕事が増えたからでしょう。
「レオ殿下がレティシアはクロード殿下の治世の邪魔しないように更生させると。素直に言うことを聞かないから力を貸して欲しいと。嫉妬に狂ったレティシアは危険なためリアナやクロード殿下の傍には置けません。ルーン公爵家の忠儀に免じて命は保障すると約束していただきました」
命の保障はあったんですか!?
そんな雰囲気は全くありませんでしたよ。一方的に糾弾され、更生のためなんて一言も。
昔からエイベルが脳筋で言葉が足りないのはいつものことでした・・。頭が痛くなってきましたわ。
「バカじゃないか。なんで俺に言わなかった。シアが間違うなら俺が言い聞かせる。任せる相手が違うだろうが!!話も矛盾している」
さすがリオです。レティシア・ルーンにとってリオは庇護者で保護者です。
意味がわからなくても、リオの言葉なら従います。口では絶対に敵いません。クロード殿下とリオの最強の組み合わせに睨まれたら冤罪も認める自信がありますわ。
「リアナは二人は優しいから、悲しませたくないって。レオ殿下はクロード殿下の心を守るために」
「レティはどこにいる?」
「レオ殿下と一緒ですが、場所は知りません」
エイベル勘違いですよ。クロード殿下の心は脆くありませんし、レオ殿下はクロード殿下のために動きませんよ。悲しむよりも私が不敬を働けば仕事を増えるので不機嫌になるだけですよ。
エイベルのおバカにクロード殿下から表情が抜け落ちました。
こんなお顔は初めてみました。エイベル、相当ですわよ。反省してください。
やはりこれは最初の人生で監禁された時でしょう。
リオ!?
エイベルがリオに殴られ吹き飛びました。痛そう・・・。
いつも魔法で片付けるリオが人を殴るのは初めて見ました。エイベル、避けられないんですね・・。
私が監禁された時リオとクロード殿下が公務でいなかったとは知りませんでした。
二人は多忙なので、放課後から出かけることもよくありましたわ。
生前はクロード殿下もルメラ様にイチコロされたと思い込んでいました。
ルメラ様を側妃に迎えるのかと思ってましたので礼儀作法等問題点がありすぎたので厳しく注意していました。特に王族への不敬は見過ごせませんでしたから。
エイベルはレオ殿下の味方かと思ってましたが騙されたんですね。
皮肉なことに私が監禁されたのはレオ殿下のクロード殿下に構って欲しいと言う歪んだ兄弟愛なので、ルメラ様は全く関係ありませんでした。
このエイベルとリオのやりとりも茶番ですわ。
「レティの居場所を探せ!!護衛はいらない」
クロード殿下が影に命じました。影は王族に仕える精鋭部隊です。
殿下、護衛を外してはいけませんよ!!リオ、エイベルなんて放っておいてクロード殿下を止めてください。私の声は届きません。
クロード様落ち着いてください!!御身を大事にしてください!!
現れたのは昼間に会ったローブ姿の女性。
「名は捨てたから好きに呼んで。執着の塊の風の御曹司がいないなんて。あの子が干渉したのかしら。ルリ、呪われてるわ」
女性から凄まじい魔力を感じます。ローブのフードを脱ぎ輝かしい金髪と金の瞳の美しい女性は大魔導士様と呼びましょう。白い肌に整った顔立ちに真っ赤な唇は神話の世界の女神様のように神々しい美しさです。
「風の御曹司?大魔導士様、呪いとは?」
「ずっと傍にマールの風遣いがいたでしょう?貴方の魂に黒い糸が結ばれてる。この糸が消えないと輪廻の輪に還れない。貴方はずっと繰り返す」
風の御曹司はきっとリオのこと。
他国では魔導や神力を極めれば魂を見れると謂われていました。
目の前にいるのは物凄い力の持ち主ですわ。
亡くなれば輪廻の輪に戻り再び新たな命に生まれ変わると謂われています。帰れないってやっぱり・・・・。
「2度目の私は死んだんでしょうか」
「いいえ。貴方の魂のカケラが飛ばされた。全てを抜き取ることは失敗したようね。前の世界はあの子が望む未来と、かけ離れたからまた生み出した。時の精霊は世界を想像する力を持つ。この世界もあの子の作った本の中の世界」
死んでないことにほっとしました。きっとリオ達が悲しみます。わからない言葉ばかりで、どこから聞けばいいかわかりません。
「あの子とは?」
「フラン王家には時の精霊が宿っている。時の精霊は気に入った者に寵愛を与える。貴方の魂は時の3兄弟の末妹クロノの糸で縛られている。貴方の命が無くなる時、魂はクロノのもとにいくわ。そしてクロノはいつでも貴方を見つけ魂を自由に抜き取れる。あの子がここまで好きにしているなんて知らなかったわ。呪いを解きたい?」
私の魂はクロノ様の自由自在ということですか。
世界を作れるなんて偉大な精霊様です。
時の精霊様の話は初めて聞きました。魔法の世界は奥深いですね。関心している場合ではありません。でもずっと知りたかったことが知れるかもしれません。
「本来のこの体の持ち主は?」
「ここはクロノの作った世界だから私にはわからない。呪いを解かないとクロノの寵児の願いが叶うまでずっと続くわ」
ずっとやり直しを繰り返し、誰かを犠牲にして生きないといけないということでしょうか。クロノ様にお会いしたら体の持ち主を聞きましょう。
魂のカケラ等はよくわかりませんが、大事なのは本人にお返しすることですわ。
「力を貸してください。対価は?」
「償うべきは私達よ。王家の罪に臣下を巻き込むのは禁忌。でも、心が折れれば戻れなくなるわ」
微笑むお顔に懐かしい感じがしました。誰かに似ているような・・。
戻れない?いつでも消える準備はしてました。
それに私の世界にはビアード公爵令嬢は存在しませんでした。それでもエイベルは立派なビアード公爵になりましたわ。もし消えても後悔はありません。本来の体の持ち主に返してあるべき形に戻せることに安堵します。危険があっても返せる可能性があるなら正すべきです。ビアード公爵家のためにも。
「レティ、危ないわ。やめたほうがいい」
「ディーネ、きっと大丈夫です。これは私がやらないといけないことだから。絶対に成し遂げます。信じて待っててください」
「時の精霊は偏屈でずる賢くて自分勝手よ。惑わされないで。この女も使役している」
心配するディーネを抱きしめ笑みを浮かべます。
「大魔導士様は信じられるというか物凄い懐かしい気がするんです。なぜか膝を折りたくなる」
大魔導士様はふふふと上品な笑みを浮かべています。
「血筋かしら。この子に危害を加えたりしないわ。魂を飛ばすから体だけ守ってあげて」
「ディーネ、お願い。私の体は任せます。もちろん魔法は自由に使ってください。行ってきます。大魔導士様よろしくお願いします」
「目を瞑って力を抜いて。ローグ、渡るわよ」
美しい本を持った少年が現れ、礼をしました。
ディーネの行ってらっしゃいという声が聞こえ、美しい少年が本を開くと、体が風で包まれ本の中に吸い込まれました。
「目を開けて。私達は幽体だから見えないわ。ここはルリいえレティシアの魂が本来あるべき世界」
目を開けると学園にいました。制服姿のクロード殿下とリオがいます。
「レティが外泊?公務は入ってないはずだが」
「まさか!?」
クロード殿下が門の通行記録を調べ、リオが風で飛んで消えていきました。リオ、学園で魔法は使ってはいけませんよ。でも会長の殿下が許すなら大丈夫ということかしら。
しばらくするとエイベルとリオが戻ってきました。
「殿下、ご用とは?」
「レティを知らないか?」
「それは・・・・」
視線を逸らすエイベルをリオが怖い顔で睨みました。
「お前、レティシアに何をした?隠し通せると思うなよ」
「俺は殿下とリアナのために。リアナがレティシアが怖いと泣くから。クロード殿下とリアナの将来のために彼女は不要だと」
「本気でそんなこと思ったのか」
「レティシアは嫉妬でリアナに冷たくあたり、怪我までさせた。そんな王妃は不要と。クロード殿下のためにならないなら排除すべきだ」
エイベルはそんな風に思っていたんですね。殿下とルメラ様の将来に不要って、ルメラ様は正妃になりませんよ。私の大事な侍女であるシエルに危害を加えたことを思い出し腹が立ってきました。
リオがエイベルに掴みかかっています。私の怒りが通じたんでしょうか。
リオ!?見たことのない怖い形相でエイベルを睨んでいます。
いつも余裕な顔ばかりのリオが・・・。
「お前、シアがそんなことするかよ!?誰よりも貴族としての務めを意識していた彼女が」
「俺だって最初は信じられなかった。でも実際レティシアはリアナを糾弾していた。庇護すべき相手への態度じゃない」
「シアは彼女が平民なら放っておいたさ。ただ貴族なら許されないと誰もが見放した彼女に規則を教えていただけだ」
さすがリオ兄様。私のことをよくわかってくださっている。寒気がするほど怖いお声で弁護してくれ、怖いですが。
よくこのリオにエイベルは強気で睨み返せますね。ビアード公爵家嫡男なので当然ですかね。私は頭を下げて許していただけるように降伏しますわ。
「嘘だろ。それにリアナは怪我させられたって」
「裏をとったのか。目撃証言は」
「それは・・・・」
エイベルの勢いがなくなりました。脳筋は心のままに動いたんでしょう。思慮深さが足りないのは欠点です。何度エイベルに突っ込んだか、懐かしいですわ。水魔法でずぶ濡れにした記憶もありましたわ。
「お前、傍でシアの何を見てたんだよ。それにシアの王妃としての素質を決めるのはお前じゃないだろう」
「リオ、落ち着いて。私はレティに何があったか知りたいだけだ。」
クロード殿下の声でリオがエイベルを離し、怖い顔ではなくなりました。
切り替えの早さはさすがです。
いつでも冷静なクロード殿下はさすがです。私はリオの豹変に動揺しました。王太子の婚約者でしたらお咎めを受けたでしょう。
「申しわけありません。殿下」
「エイベル、嘘は許さない。何があったか話してくれ」
穏やかなお顔を浮かべるクロード殿下は怒ってました。
仕事が増えたからでしょう。
「レオ殿下がレティシアはクロード殿下の治世の邪魔しないように更生させると。素直に言うことを聞かないから力を貸して欲しいと。嫉妬に狂ったレティシアは危険なためリアナやクロード殿下の傍には置けません。ルーン公爵家の忠儀に免じて命は保障すると約束していただきました」
命の保障はあったんですか!?
そんな雰囲気は全くありませんでしたよ。一方的に糾弾され、更生のためなんて一言も。
昔からエイベルが脳筋で言葉が足りないのはいつものことでした・・。頭が痛くなってきましたわ。
「バカじゃないか。なんで俺に言わなかった。シアが間違うなら俺が言い聞かせる。任せる相手が違うだろうが!!話も矛盾している」
さすがリオです。レティシア・ルーンにとってリオは庇護者で保護者です。
意味がわからなくても、リオの言葉なら従います。口では絶対に敵いません。クロード殿下とリオの最強の組み合わせに睨まれたら冤罪も認める自信がありますわ。
「リアナは二人は優しいから、悲しませたくないって。レオ殿下はクロード殿下の心を守るために」
「レティはどこにいる?」
「レオ殿下と一緒ですが、場所は知りません」
エイベル勘違いですよ。クロード殿下の心は脆くありませんし、レオ殿下はクロード殿下のために動きませんよ。悲しむよりも私が不敬を働けば仕事を増えるので不機嫌になるだけですよ。
エイベルのおバカにクロード殿下から表情が抜け落ちました。
こんなお顔は初めてみました。エイベル、相当ですわよ。反省してください。
やはりこれは最初の人生で監禁された時でしょう。
リオ!?
エイベルがリオに殴られ吹き飛びました。痛そう・・・。
いつも魔法で片付けるリオが人を殴るのは初めて見ました。エイベル、避けられないんですね・・。
私が監禁された時リオとクロード殿下が公務でいなかったとは知りませんでした。
二人は多忙なので、放課後から出かけることもよくありましたわ。
生前はクロード殿下もルメラ様にイチコロされたと思い込んでいました。
ルメラ様を側妃に迎えるのかと思ってましたので礼儀作法等問題点がありすぎたので厳しく注意していました。特に王族への不敬は見過ごせませんでしたから。
エイベルはレオ殿下の味方かと思ってましたが騙されたんですね。
皮肉なことに私が監禁されたのはレオ殿下のクロード殿下に構って欲しいと言う歪んだ兄弟愛なので、ルメラ様は全く関係ありませんでした。
このエイベルとリオのやりとりも茶番ですわ。
「レティの居場所を探せ!!護衛はいらない」
クロード殿下が影に命じました。影は王族に仕える精鋭部隊です。
殿下、護衛を外してはいけませんよ!!リオ、エイベルなんて放っておいてクロード殿下を止めてください。私の声は届きません。
クロード様落ち着いてください!!御身を大事にしてください!!
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