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第百三十四話 明かされる真実
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クロード様と一緒に外交に行ってきました。貴重な魔導書も手に入り満足そうなお顔に笑みがこぼれました。クロード様を幸せにするための作戦も成功し、お務めもきちんと果たせ満足いくものでしたわ。水流操作では船を操ることはせずのんびりと船旅を楽しみ帰国しました。
ルーン公爵に治癒魔法を教わるために二日ほどルーン公爵邸でお世話になります。ティアラははいはいができるようになりました。近付いてきたティアラを抱くとニッコリ笑う顔が可愛いです。イナリアも可愛いですよ。私は嫌われていますがエイベルに懐いているので問題ありません。今頃は実は優しいお兄様に遊んでもらっていると思います。
ルーン公爵夫人とは出産後も親しくさせていただいています。ティアラの誕生に泣いた私を咎めることなくずっと優しくしてくれます。今は私の腕の中でニコニコ笑顔のティアラを優しい顔で眺めています。優しいお顔はマール公爵夫人によく似ています。
「ティアラの礼儀作法をレティに任せたいわ」
「私でお役に立てるなら。先生方には敵いませんが」
「私は上手く教えられない。ティアラが懐くのはレティとエドワードだけよ」
「そうは思いませんが…。まだまだ先の話ですわ。大きくなるのが楽しみですわ」
「公爵令嬢は大変よね。嫁ぐ時に苦労したからこの子には」
遠くを見つめるルーン公爵夫人。
不器用なお母様は私が令嬢達に潰されないように甘やかしたい気持を押し殺して厳しい教育をしました。令嬢らしくないお母様は私のお手本になるような公爵夫人らしくあるためにほぼ無表情で感情を表に出すことはありませんでした。私はルーン公爵令嬢らしくあること以外は求められず両親に興味を持たれてないと思っていました。
二度目の人生で娘が生まれた時に教えていただいたことですが。
最初の人生の時は私への家族の情があるとは気づきませんでした。
両親の愛情に気づかなくても私は監禁されるまでは心が折れずルーン公爵令嬢らしくあれたと思います。今の私にはお母様と小さなルーン公爵令嬢のためにできることがあります。
「優しき慈悲深いルーン一族と守る強さを重んじるターナー一族。水と風の天才の御子です。すでにルーンの瞳には強さが宿っています。きっと大丈夫です。私もマール公爵夫人も一人で戦わせませんわ。筆頭派閥令嬢をいつでも支える準備を整えておきます。私は同じクラスのマートン様に負けたことはありませんのよ」
「レティとエドワードがいれば大丈夫かしら。私は戦闘以外は…」
自嘲気味に笑うお顔は初めて見ました。戦闘が規格外の強さを持ってます。どれだけ風の天才が羨望を集めているのかご存知ないんでしょうか。
「風の天才はどの武門貴族も欲しますわ。お父様には言えませんがうちにもローゼ・ターナーに憧れる騎士は多くおります」
「風の天才…。
弱い男は私よりも優位に立つために婚姻を申し込んだ。令嬢には相応しくない肩書は褒め言葉ではないのよ。私の強さを求めたのは旦那様だけ。戦闘が苦手な旦那様に社交はいらないから家を守ってほしいと言われ受けたわ。旦那様は私に社交を望まない。旦那様と婚約した当初は暗殺者が凄かったのよ。宰相に任命された時も。防御魔法は得意でも攻撃が下手な旦那様は私とは正反対。旦那様が自分の身を守っている間に駆けつけて何度も始末した。二人で苦手を補いながら生きればいいと思っていたのよ。お姉様に苦手なことから逃げる背中をエドワードに見せるつもりなのかと一喝されるまでは。それでも限度があるのよ。お姉様がレティは理想の公爵令嬢とおっしゃるからティアラのお手本に」
両親の馴れ初めは知りませんでしたわ。お父様に苦手なことがあるなんて知りませんでしたわ。
マール公爵夫人に認められていると知り頬が緩みそうになるのを我慢します。恐れながらご自分の価値を理解していないお母様に反抗しましょう。
「ルーン公爵夫人は私の憧れでしたわ。たくさんの夫人に慕われ、どんな時も冷静なお顔。視線を浴びても堂々とした優雅な立ち振る舞い。声を掛けずとも派閥を率いる背中に力強さを感じていました。深窓のまがいものの令嬢の私にとって社交界のお手本はお母様とルーン公爵夫人とマール公爵夫人でしたわ。声を掛ける勇気はありませんでした。社交界の中心の夫人に公爵令嬢として認められることに嬉しく思います」
「私を公爵夫人らしいと言うのはレティだけよ。ビアード公爵夫人が自慢する気持ちがよくわかる。私もティアラにとって認められる母親になれるかしら」
ごめんなさい。
ビアード公爵夫人は愛情深い方ですが色々問題があります。立場上名前を出さないわけにはいきませんが、社交では頼りになりません。ルーン公爵へのビアード公爵夫人の態度は公爵夫人としてはありえません。マール公爵夫人やルーン公爵夫人はアリア様に教わった通りの常に公爵夫人としてふさわしい姿でした。公爵令嬢らしく感情を隠して笑みを浮かべます。
「血のつながりのない私を大事に想ってくださる優しさも派閥を率いる優雅なお姿も、きっとティアラの憧れ、いえ指針になると思いますわ」
「お姉様の言う通りレティは不思議な子。貴方の言葉は心に響く。更生の天才と言ってたわ。リオも貴方に出会って見違えるように成長したと喜んでいたわ」
「私には過分な評価ですがリオ様の資質でしょう。ビアードのためにと励んでくださるお姿にありがたいご縁と思ってます」
「レティが働きすぎと心配していたわ。どんなに幼子でも許されないこともあるのよ。私の一番幼い記憶は両親に怒られる記憶、常に怒られてばかりだったわ。お姉様も怖いお顔で追いかけてきたわ。マール公爵は私を捕らえてお姉様に私を掴まえるから婚約してほしいと渡したのよ」
「そ、それで婚姻されたのですか?」
「いいえ。お姉様は自分で捕まえるのでと私を受け取ってお断りしたわ。マール公爵がお姉様への求婚者の家を取り潰そうとするし、大量のいらない贈り物を押し付けるしあまりに迷惑なのでローズお姉様が家を継ぐから出て行ってってお姉様を追い出したわ」
仲の良いマール公爵夫妻の婚姻話に驚きました。両親の馴れ初めも初めて聞きましたが教えてもらえなかった理由がよくわかりました。せっかくなので聞いておきましょう。
「お母様とルーン公爵が仲が悪いのは」
「お姉様なら知ってるわ。私が知ってるのは旦那様にビアード公爵夫人が斬りかかったことだけ。旦那様は自分で治癒魔法をかけたわ。魔法で眠らせビアード公爵家に送り返したわ。旦那様はいつものことだからとおっしゃるだけで教えてくださらない」
「お母様が申しわけありません」
「レティには関係ないわ。リオはモテるから、暗殺者に気をつけなさい」
ルーン公爵夫人の話は私の知らないものばかりでした。いつの間にかティアラは眠っています。やはりリオに心配をかけているんでしょうか?そんなに多忙ではありませんのに。
暗殺者?思考が追いついていきませんわ。
これからはきちんとイナリアを躾けましょう。公爵に斬りかかるような令嬢になったら困りますわ。
ルーン公爵邸に一泊し迎えに来たリオと一緒に馬車に乗っています。
「マール公爵夫妻の馴れ初めをご存知ですか?」
「父上が恋に落ちて、母上を追いかけていた話か。物凄く長いけど知りたい?」
嫌そうな顔のリオに思わず笑ってしまいました。
「いいえ。やめておきますわ。お顔を見た時に笑ってしまいそうです。殿方の好みの令嬢を用意してもエイベルはイチコロされません。私がエイベル好みの令嬢を育て上げるしかありませんか」
「ビアード公爵夫人に相応しい令嬢か。シアという至上の令嬢が傍にいたから難しいだろう。俺はシアの兄に生まれたら他の女なんて目に入らず生涯独身とシスコンを貫く自信があるよ」
「リオは時々怖い事を言いますわね。リオの妹に生まれず良かったですわ。嫁がずに生涯を過ごすなんて令嬢失格ですわ」
「国外逃亡して禁断の愛というのも」
うっとり語るリオの瞳が怖いですわ。
リオにも変態の資質があったらどうしましょう。馬車の中で近づく顔に目を閉じると唇が重なります。幼い頃はリオと夫婦になるなんて思ってもみませんでしたわ。うっとりするほどの甘い口づけを堪能していると突然リオが離れました。風が吹いて抱き寄せられるとリオの激しい胸の鼓動が聞こえます。
「お休みしましょうか」
「え?」
「急ぎではないのでお仕事は休みますわ。どうしますか?」
「出かけよう。二人っきり」
「護衛の手配はお任せしますわ」
嬉しそうに笑う顔が可愛く頬に口づけると赤くなりました。
ビアードの視察はエイベルに任せましょう。明日は久しぶりにリオと二人で過ごしましょう。夫婦の形はそれぞれです。私はリオに捕まりました。リオが追いかけなければ繋がることのなかった縁。マール公爵夫人も同じかもしれません。私の婚約者はどうしようもないくらい可愛い人ですから。
ルーン公爵に治癒魔法を教わるために二日ほどルーン公爵邸でお世話になります。ティアラははいはいができるようになりました。近付いてきたティアラを抱くとニッコリ笑う顔が可愛いです。イナリアも可愛いですよ。私は嫌われていますがエイベルに懐いているので問題ありません。今頃は実は優しいお兄様に遊んでもらっていると思います。
ルーン公爵夫人とは出産後も親しくさせていただいています。ティアラの誕生に泣いた私を咎めることなくずっと優しくしてくれます。今は私の腕の中でニコニコ笑顔のティアラを優しい顔で眺めています。優しいお顔はマール公爵夫人によく似ています。
「ティアラの礼儀作法をレティに任せたいわ」
「私でお役に立てるなら。先生方には敵いませんが」
「私は上手く教えられない。ティアラが懐くのはレティとエドワードだけよ」
「そうは思いませんが…。まだまだ先の話ですわ。大きくなるのが楽しみですわ」
「公爵令嬢は大変よね。嫁ぐ時に苦労したからこの子には」
遠くを見つめるルーン公爵夫人。
不器用なお母様は私が令嬢達に潰されないように甘やかしたい気持を押し殺して厳しい教育をしました。令嬢らしくないお母様は私のお手本になるような公爵夫人らしくあるためにほぼ無表情で感情を表に出すことはありませんでした。私はルーン公爵令嬢らしくあること以外は求められず両親に興味を持たれてないと思っていました。
二度目の人生で娘が生まれた時に教えていただいたことですが。
最初の人生の時は私への家族の情があるとは気づきませんでした。
両親の愛情に気づかなくても私は監禁されるまでは心が折れずルーン公爵令嬢らしくあれたと思います。今の私にはお母様と小さなルーン公爵令嬢のためにできることがあります。
「優しき慈悲深いルーン一族と守る強さを重んじるターナー一族。水と風の天才の御子です。すでにルーンの瞳には強さが宿っています。きっと大丈夫です。私もマール公爵夫人も一人で戦わせませんわ。筆頭派閥令嬢をいつでも支える準備を整えておきます。私は同じクラスのマートン様に負けたことはありませんのよ」
「レティとエドワードがいれば大丈夫かしら。私は戦闘以外は…」
自嘲気味に笑うお顔は初めて見ました。戦闘が規格外の強さを持ってます。どれだけ風の天才が羨望を集めているのかご存知ないんでしょうか。
「風の天才はどの武門貴族も欲しますわ。お父様には言えませんがうちにもローゼ・ターナーに憧れる騎士は多くおります」
「風の天才…。
弱い男は私よりも優位に立つために婚姻を申し込んだ。令嬢には相応しくない肩書は褒め言葉ではないのよ。私の強さを求めたのは旦那様だけ。戦闘が苦手な旦那様に社交はいらないから家を守ってほしいと言われ受けたわ。旦那様は私に社交を望まない。旦那様と婚約した当初は暗殺者が凄かったのよ。宰相に任命された時も。防御魔法は得意でも攻撃が下手な旦那様は私とは正反対。旦那様が自分の身を守っている間に駆けつけて何度も始末した。二人で苦手を補いながら生きればいいと思っていたのよ。お姉様に苦手なことから逃げる背中をエドワードに見せるつもりなのかと一喝されるまでは。それでも限度があるのよ。お姉様がレティは理想の公爵令嬢とおっしゃるからティアラのお手本に」
両親の馴れ初めは知りませんでしたわ。お父様に苦手なことがあるなんて知りませんでしたわ。
マール公爵夫人に認められていると知り頬が緩みそうになるのを我慢します。恐れながらご自分の価値を理解していないお母様に反抗しましょう。
「ルーン公爵夫人は私の憧れでしたわ。たくさんの夫人に慕われ、どんな時も冷静なお顔。視線を浴びても堂々とした優雅な立ち振る舞い。声を掛けずとも派閥を率いる背中に力強さを感じていました。深窓のまがいものの令嬢の私にとって社交界のお手本はお母様とルーン公爵夫人とマール公爵夫人でしたわ。声を掛ける勇気はありませんでした。社交界の中心の夫人に公爵令嬢として認められることに嬉しく思います」
「私を公爵夫人らしいと言うのはレティだけよ。ビアード公爵夫人が自慢する気持ちがよくわかる。私もティアラにとって認められる母親になれるかしら」
ごめんなさい。
ビアード公爵夫人は愛情深い方ですが色々問題があります。立場上名前を出さないわけにはいきませんが、社交では頼りになりません。ルーン公爵へのビアード公爵夫人の態度は公爵夫人としてはありえません。マール公爵夫人やルーン公爵夫人はアリア様に教わった通りの常に公爵夫人としてふさわしい姿でした。公爵令嬢らしく感情を隠して笑みを浮かべます。
「血のつながりのない私を大事に想ってくださる優しさも派閥を率いる優雅なお姿も、きっとティアラの憧れ、いえ指針になると思いますわ」
「お姉様の言う通りレティは不思議な子。貴方の言葉は心に響く。更生の天才と言ってたわ。リオも貴方に出会って見違えるように成長したと喜んでいたわ」
「私には過分な評価ですがリオ様の資質でしょう。ビアードのためにと励んでくださるお姿にありがたいご縁と思ってます」
「レティが働きすぎと心配していたわ。どんなに幼子でも許されないこともあるのよ。私の一番幼い記憶は両親に怒られる記憶、常に怒られてばかりだったわ。お姉様も怖いお顔で追いかけてきたわ。マール公爵は私を捕らえてお姉様に私を掴まえるから婚約してほしいと渡したのよ」
「そ、それで婚姻されたのですか?」
「いいえ。お姉様は自分で捕まえるのでと私を受け取ってお断りしたわ。マール公爵がお姉様への求婚者の家を取り潰そうとするし、大量のいらない贈り物を押し付けるしあまりに迷惑なのでローズお姉様が家を継ぐから出て行ってってお姉様を追い出したわ」
仲の良いマール公爵夫妻の婚姻話に驚きました。両親の馴れ初めも初めて聞きましたが教えてもらえなかった理由がよくわかりました。せっかくなので聞いておきましょう。
「お母様とルーン公爵が仲が悪いのは」
「お姉様なら知ってるわ。私が知ってるのは旦那様にビアード公爵夫人が斬りかかったことだけ。旦那様は自分で治癒魔法をかけたわ。魔法で眠らせビアード公爵家に送り返したわ。旦那様はいつものことだからとおっしゃるだけで教えてくださらない」
「お母様が申しわけありません」
「レティには関係ないわ。リオはモテるから、暗殺者に気をつけなさい」
ルーン公爵夫人の話は私の知らないものばかりでした。いつの間にかティアラは眠っています。やはりリオに心配をかけているんでしょうか?そんなに多忙ではありませんのに。
暗殺者?思考が追いついていきませんわ。
これからはきちんとイナリアを躾けましょう。公爵に斬りかかるような令嬢になったら困りますわ。
ルーン公爵邸に一泊し迎えに来たリオと一緒に馬車に乗っています。
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「父上が恋に落ちて、母上を追いかけていた話か。物凄く長いけど知りたい?」
嫌そうな顔のリオに思わず笑ってしまいました。
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「ビアード公爵夫人に相応しい令嬢か。シアという至上の令嬢が傍にいたから難しいだろう。俺はシアの兄に生まれたら他の女なんて目に入らず生涯独身とシスコンを貫く自信があるよ」
「リオは時々怖い事を言いますわね。リオの妹に生まれず良かったですわ。嫁がずに生涯を過ごすなんて令嬢失格ですわ」
「国外逃亡して禁断の愛というのも」
うっとり語るリオの瞳が怖いですわ。
リオにも変態の資質があったらどうしましょう。馬車の中で近づく顔に目を閉じると唇が重なります。幼い頃はリオと夫婦になるなんて思ってもみませんでしたわ。うっとりするほどの甘い口づけを堪能していると突然リオが離れました。風が吹いて抱き寄せられるとリオの激しい胸の鼓動が聞こえます。
「お休みしましょうか」
「え?」
「急ぎではないのでお仕事は休みますわ。どうしますか?」
「出かけよう。二人っきり」
「護衛の手配はお任せしますわ」
嬉しそうに笑う顔が可愛く頬に口づけると赤くなりました。
ビアードの視察はエイベルに任せましょう。明日は久しぶりにリオと二人で過ごしましょう。夫婦の形はそれぞれです。私はリオに捕まりました。リオが追いかけなければ繋がることのなかった縁。マール公爵夫人も同じかもしれません。私の婚約者はどうしようもないくらい可愛い人ですから。
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