卑屈な令嬢の転落人生

夕鈴

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七話

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シャーロットはウルマ伯爵家に賠償を求めるかレイモンドに聞くと必要ないと言われた。弱小伯爵家であるウルマ伯爵家から搾り取れる賠償金も少ないので関わりたくないと望むならいいかと思い直した。
毎朝コメリ男爵邸ではシャーロットとヒノトによる勉強会が開かれていた。
男爵邸の使用人達は気弱で挙動不審なシャーリーを知っていたため、接し方を身に付けた。声は決して荒げず、落ち着いた声で、適度な距離を取って接すれば怖がらないと。
優雅なシャーロットと気弱なシャーリーのギャップに魅了された者もいた。
またレイモンドへの不敬の塊だったウルマ伯爵令嬢に凛として向き合う姿に魅入られていた者も。
最近では素晴らしい夫人を迎えたと男爵邸でレイモンドに負けない人気を誇っていた。
シャーロットはよく働く使用人達に感謝していたが、男爵領の財政では給金を上げられない。
個人資産で給金を上乗せして払うのは止められてしまったシャーロットには感謝を告げるしかできない。
シャーロットは申し訳なく思っていたが、周囲の捉え方は違っていた。
シャーロットは食材等の仕入れは適性価格に、他領との取引もお付き合い程度の最小限にした。必要なものはモール公爵領と取引したため全て適性価格である。またモール公爵領ではシャーロットは人気があったので、商人達もサービスしてくれる。
シャーロットが男爵邸に取り引きに訪問する商人を丁重にもてなしたのも受けがよく、さらにサービスしてくれることも少なくなかった。
そうして財政に少しだけ余裕ができたので、料理人を一人増やして男爵邸の使用人の食事の質を改善した。3品を5品に変え、使用人宿舎を増築し家族連れでも暮らせるようにした。
勝手に使用人宿舎を増築してからレイモンドに個人資産の使用を咎められた。温和なレイモンドに優しく諫められたらシャーロットは従うしかできない。

毎日の使用人達への勉強会は大好評で休みでも参加する者も多い。
使用人の子供達もすすんで勉強会には参加していた。
子供達の興味津々な様子を見て、シャーロットは時々使用人宿舎を訪問して子供達に勉強を教えていた。
外出はレイモンドと一緒と言われていたので、視察以外は男爵邸で過ごす時間がほとんどだった。
視察以外に姿を見せなくなったシャーロットに領民達は寂しがっていたがシャーロットは気づくことはない。
毎日の使用人達への勉強会の話を知り領民達はうらやましく思っていた。
レイモンドは領民達の嘆願書を見ながら考え込む。
シャーロットは教えるのが上手い。野生児だった使用人の子供達の所作が綺麗になっていた。いつの間にか文字も計算もダンスも覚えていた。レイモンドの子供の頃よりも貴族の子息に見えていた。

男爵領の民達は騒がしいため、シャーロットは時々怯えていた。
何よりシャーロットが男爵領の夫人達より自分が劣っていると思い込んでいた。
悩むレイモンドに執事長が苦笑していた。
レイモンドがシャーロットに過保護すぎると思っていたが初恋に免じてまだ甘やかすことにした。

「坊ちゃん、子供相手でしたら?」
「定期的に集めて教えるのもいいか。学んでおいて損はない。シャーロットを見てるとよくわかるよ」
「そうですね。お嬢様は給金の低さに申しわけなさそうにしてますが、こんなに良くしてもらってますのに。男爵家では一番待遇いいと思いますよ」
「王宮と公爵家育ちだから基準が違う。でもシャーロットの価値観もズレてる気がする…。うちの社交に出して間違った常識を覚えないか…」
「お嬢様へのお誘いが凄いですね。以前の男爵領ならありえないほどお誘いが」
「いつまで独占するんだってな。現金なやつが多いよな」

レイモンドは社交は一人でこなしていた。それでも男爵領の仕事はシャーロットが手伝うため格段に楽になっていた。最近はレイモンドがシャーロットに確認してもらっていた。
シャーロットはレイモンドと比べものにならないほど決断が早くて的確で視野も広い。レイモンドの役に立てると嬉しそうなシャーロットに甘え、ありがたく指導してもらうようにしていた。レイモンドは現状維持を望んでいたが男爵家は豊かになっても領民も自分も多忙な仕事に追われることはないのでシャーロットに従っていた。レイモンドは知らないがシャーロットとヒノトがいれば男爵領の一月分の仕事は2日で終わった。

シャーロットはレイモンドに頼まれて週に1回領民の子供のために勉強会を開くようになった。子供達が教わる様子を後ろで大人達が聞いている。
ミズノとヒノトが手伝い、シャーロットが心配なレイモンドは側で見守る。
勉強会に参加するには条件があった。
大きい声を出さない、シャーロットに触らない、話す時は挙手する、意地悪は言わない。
守れる子供だけと言われ親達はしっかり言い聞かせていた。
礼儀正しい子供の前でシャーロットは笑顔で授業をして、帰りにご褒美のお菓子を配るので大好評である。



3回目の勉強会の時だった。
挙手する子供にシャーロットは話をやめた。

「シャーリーは悪いことしてここに来たの?」

純粋な目で聞かれた質問にシャーロットは頷いた。元婚約者の愚行は止められなかった。真実を話せば石を投げられるかもしれない。簀巻きにされても仕方がない。子供に保身のための嘘をつきたくなかったシャーロットは震える手を握って、貴族の仮面を被って微笑んだ。

「はい。そうです。私は」

レイモンドが慌てて近づきシャーロットの口を塞いだ。

「シャーロットは悪いことはしてないよ。どうして?」
「お姉さんが男爵様は悪い魔女に騙されてるって。黒い髪の悪い魔女はお姉さんにいっぱい酷いことをするんだって」

レイモンドに思い当たる人間が一人だけいた。確実に元婚約者のほうが魔女である。腕の中で手を震わせながら綺麗に微笑むシャーロットは魔女という言葉からかけ離れた存在である。

「人違いだよ。俺のお嫁さんは人に酷いことをできないし魔女じゃないから」
「そうですよ。姉様は世界で一番すばらしい方ですわ。黒い髪の美しいお姫様は悪い王子様に捕まりました。王子様は胸の大きな魔女と一緒にお姫様に意地悪をしました。そして二人は自分の罪を全部お姫様の所為にして国から追い出しました。国から追い出されたお姫様は優しい領主様に保護され幸せに暮らしました。私はそのお姫様が不幸になったら滅びる魔法をかけにきましたの。お初にお目にかかります。アルナ・レールと申します。その不埒な手を離してください。夫であろうと姉様への不敬は許しませんわ」

子供達は突然現れた綺麗な令嬢をじっと見ていた。
レイモンドは優雅に礼をしたアルナに微笑みかけられながらも寒気を感じ、シャーロットの口元から手を離した。シャーロットは何度か瞬きをして従妹のアルナに微笑み礼をした。

「ごきげんよう、アルナ。男爵様への不敬は許しませんよ。男爵家とはいえ先触れもなく訪問するのは無礼です。そしてどんな時も挨拶が先です。侯爵令嬢として自覚なさい」
「申しわけありません。どうしてもお会いしたくて」

悲しい顔をしたアルナにシャーロットは優しく微笑んだ。

「これからは気をつけなさい。私、もしかしてこれからはご令嬢達を嗜めなくていいのかしら…。うっかり本能のまま動いてしまいました」

頬に手を当てて首を傾げるシャーロットにアルナが勢いよく首を振った。

「姉様が男爵家に嫁ごうとも構いません。シャーロット姉様は永遠に私達の憧れで中心です」
「大げさです。今は手が放せません。待てますか?」
「はい。いくらでも」

満面の笑みで頷くアルナにシャーロットは微笑み返した。反省するならそれ以上は踏み込まないのがシャーロットである。

「ミズノ、男爵邸にご案内しておもてなしを」
「姉様の邪魔はしませんので見学してもいいですか?」
「わかりました」

アルナはミズノに任せてシャーロットは授業を再開した。

「シャーリー、ごめんね」

挙手した子供にシャーロットは優しく微笑む。
自分の起こしたことは子供には丁度いい教材だった。それに男爵夫人として認められたいなら向き合わなければいけないことだった。

「いいえ。それにやるべきことを疎かにした私にも責任がありますから。世の中、自己責任ですよ。よく覚えておいてください。隠すことではないからお話しようかしら。楽しくないお話ですが聞きたいですか?」

頷く子供を見て、他の子ども達の興味津々な様子にシャーロットは貴族の微笑みを浮かべゆっくりと語り出した。

「私は国で一番大きな貴族の家に生
まれました。子供の頃に王子様の婚約者に選ばれました。王子様と一緒に一生懸命勉強しました。でも私には大きな欠陥がありました。私はお仕事は手伝えても王子様の心を癒すことはできませんでした。王子様は私とは正反対の明るく人の心を癒せるご令嬢と出会いました。二人は仲睦まじく過ごしてました。ある日私は王子様を怒らせてしまいました。そして王子様は私との婚約を破棄して、ご令嬢の婚約者と婚姻を結びました。王家は本人や家族の了承なく、婚姻させる方法を持っています。ほとんど使われませんが。私の悪いことはここから始まります。私が王子様の怒りと愚考に気付かなかった所為で罰を与えられました。ただ愚かな王子様は与える罰を間違えました。王子様の愚考、間違いにより男爵様は望んでない私という妻を押し付けられてしまいました。離縁には配偶者の死亡か教皇様の許しが必要になります。私は殺されると覚悟してましたが優しい男爵様が」

不穏な流れにレイモンドは我慢できなかった。
ここから卑下の嵐が始まるのが想像ができた。レイモンドが初めてシャーロットの口から聞いた詳細だった。一番の被害者のシャーロットが自身を加害者と思っているのも嫌だった。
レイモンドはシャーロットの手を引いて肩を抱いた。

「口を挟んで悪いけど、俺はこの婚姻に感謝してる。頼むから俺に罪悪感を持つのやめて。しがない男爵が優秀で美人な公爵令嬢を妻に持てるなんて幸運だよ」
「男爵様は優しい」
「姉様違いますわ。男爵は世界で一番幸運ですわ。うちの弟もですが、離縁させて新たな婚約者にと名乗り上げる殿方が殺到しましたわ。コメリ男爵家を潰そうとした殿方も…。モール公爵家が後見につき、姉様の婚姻を認めたので騒ぎは収まりましたが」
「私の所為でこれ以上男爵様に迷惑をかけたら自害しましたわ。でも自害では贖えませ」

レイモンドは一瞬笑みを崩したシャーロットを見てゆっくり話さないと駄目だと思った。

「シャーロット、帰るよ。ヒノト、あとは任せるよ。今日はシャーロットはここまでで。もしシャーロットを魔女と言う者がいたらうちに報告か兵に突き出していいから。俺の妻は何も罪を犯していないのだけは覚えておいて。俺達はこれで」
「まだお話が、」

レイモンドはシャーロットの震えている拳に手を重ねて強引に手を引いて馬車に乗せて抱きしめた。

「俺は君と婚姻できてよかった。ありがたい巡り合わせだよ。シャーロットには悪いけど感謝してる。優しいからじゃなくて君が好きだから。シャーロットといると俺の心は癒されるよ。ずっと傍にいたい。君が傍にいない時間はつまらない。いつもの昼寝も俺の執務室でしてほしいくらい。貴族の顔やめてくれる?」

シャーロットの笑みが崩れ、弱った顔をした。

「男爵様は優しい。お仕事してるのに」

レイモンドはシャーロットの頭を優しく撫でた。

「優しくないよ。成人資格はあっても君は未成年だよ。子供の君に昼寝は大事だろう?」

シャーロットを子供扱いするのはレイモンドだけである。優しい瞳で自分を見つめるレイモンドにシャーロットは笑った。

「初めて言われた。ここに来るまでヒノト達と眠れなかったからお昼寝しなくても大丈夫だよ」
「引っ越してこないか?部屋にクッション敷き詰めるから」
「あの子達は慣れない人がいると休めない。常に人払いでいいなら」
「護衛は?」
「あの子達は強いもの。殿下にだって負けないわ。きちんと生き抜けるように躾けてあるもの」
「それならいいけど。俺の部屋に引っ越す?」
「ヒノト達を抱っこして寝ていいなら」
「いいよ。好きにして。これで食事もずっと一緒だな」

嬉しそうに笑うレイモンドにシャーロットはつられて笑った。

「コメリ男爵家はいいね」
「なにが?」
「お父様もお母様もお兄様もあまりうちにいなかったから。モールでは一人で食事が多かったの。こんなにずっと顔を見て、誰かと食事できるのは嬉しい」
「俺がいない時はヒノト達と食べていいよ。うちは礼儀に厳しくないから」
「悪いことして幸せになれるなんて。優しい男爵様に嫁げて幸せです」

レイモンドは幸せそうに笑うシャーロットに見惚れていた。王弟の意味のわからなかった言葉がわかってきた。この可憐な少女を手放せる気がしなかった。

「悪い事なんてしてないよ。でもシャーロットにとって悪いことのおかげで俺も幸せだから、俺も悪い奴かもしれないな。君の言う殿下の愚行に感謝するよ。君を妻に迎えられるなら、アリシア嬢との苦痛な婚約も悪くなかったよ」
「男爵様はおかしい」

シャーロットは被害者のレイモンドが良いと言うなら殿下の愚行に感謝することにした。シャーロットはレイモンドといると胸が温かくて幸せだった。

男爵邸に着くとアルナが待っていた。
アルナはロレンスからシャーロットの話を聞いて会いにきた。レイモンドは平凡だけど、シャーロットを大事にしているのは見ていてわかった。シャーロットが騙されているなら連れ帰ろうと思っていたが幸せそうなシャーロットを見て、学園に戻るように説得するのはやめた。
そのかわり月に1回、茶葉と茶菓子は持参するのでお茶会と勉強会を開いてほしいと頼んだ。
シャーロットはアルナの願いを了承した。
嵐のように去って行ったアルナをレイモンドは戸惑いながら見ていた。
シャーロットの知り合いはいつも突然現れた。
その3日後、男爵邸に貴族商人が訪問した。
使っていない本邸から離れた広大な土地の一部も買い取りを希望していた。
提示された金額にレイモンドは驚いていた。買い手はとある貴族で詳しくは明かせないと言われて怪しかった。怪しむレイモンドに反してシャーロットは落ち着いていた。

「どこかの貴族が憩いの地を求めてですか?」
「はい。土地さえいただければ男爵家への干渉や横槍もありません」
「男爵様、ありがたいお話なのでお受けしてもいいと思いますわ」
「怪しくないか?」

シャーロットは顔を顰めるレイモンドの耳にそっと囁いた。

「貴族が愛人を囲う別邸が欲しいだけです。王都から離れて人目のない場所は絶好ですわ。夫人に見つかりたくない訳ありです。よくあるお話ですわ」

説明されても理解できないレイモンドはシャーロットが怪しくないと言うなら信じることにした。
契約が終わり、金貨を受け取ったレイモンドは大量の金貨を見ても動じないシャーロットに育ちの違いを認識し苦笑した。

「これで今月は余裕がでますね。せっかくだから領民に苺を配りますか?」
「肉や酒のほうが」
「確かに今の時期は美味しい苺は少ない。金庫に預けて美味しい時期に振舞いましょう」

金貨は消えるものではないので楽しそうに笑っているシャーロットの好きにさせることにした。
コメリ男爵領が徐々に豊かになりつつあった。
その頃領民の中では、シャーロットの事が話題になっていた。
子供達の勉強会で聞いた訳あり男爵夫人のシャーロットの素性を知った領民達は驚いていた。
領民達にとって王子は雲の上の存在。王子の婚約者が男爵領に足を運び、レイモンドの嫁として押しかけるとは誰も予想していかった。でも強引な婚姻を押し付けられたレイモンドは幸せそうに見えていた。領民達にシャーロットは好かれていたので、責める声はなかった。ただシャーロットの挙動不審は王子により傷ついた所為だと勘違いされていた。

「シャーリーは辛かったんだね…」
「王子様に婚約破棄。でもあの女には優しいシャーリーは敵わないわよ」
「でもどう見ても、若を気に入ってるわよ」
「婚約者に苦労した二人が出会うのも運命かね。あの女は私達で抑えようか」
「新婚夫婦の邪魔は良くないもの」
「王子様と若を二人も手玉に取るなんて…。どこまでシャーリーを傷つけるのかしら」

領民達は時々訪問するアリシアをレイモンド達に近づけないように意気込む。
アリシアがレイモンドに会えずに帰るのは夫人達の結束のおかげである。
それをシャーロット達が気付くことはなかった。
アリシアがどんな迫真の演技をしてレイモンドとアリシアを引き裂いたシャーロットを批難しても誰も信じる者はいなかった。
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