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3話

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ガチャ

扉の先には、男の人が2人と女の人がいました。

絶対父母兄弟だよね。

すっごい美形だな。

まあ今の俺の顔考えれば当然だけどな!

毎日美形を拝めるなんて素晴らしい家だな。


「おはよう、ユーリ。」


父(仮)に挨拶された。かっこいいなー。

今の俺と同じ金髪碧眼のイケメンだ。

俺は母にのようで、顔はほとんど似ていないな。


「おはようございます。」


ここでも情報を集めていきたいな。


「おはよう、ユーリ。」


「おはようございます。」


母(仮)はとても綺麗な人だな。

ブラウンの髪色に緑色の目の色でとても柔らかい印象を受ける。


「おはよう、ユーリ。今日は遅かったね。」


兄弟(仮)は、父にのようだ。

金髪に緑色の目で、まるで王子様のようだ。

俺よりだいぶ大人っぽいし、きっと兄だな。

何歳ぐらいだろ。成人はしてないよな。結構俺と離れてるように見えるな。


「おはようございます。少し寝坊してしまいました。」


「なんで敬語なんだ?いつも通り普通に話してよ。」


…いつもを教えてください。距離感が分からないんだよ。

とりあえず笑っとこ。愛嬌あれば生きていけるから。

にこにこ☺


「ユーリは今日も可愛いな。天使なんじゃないか?」


「そうね。こんな可愛い子世界にユーリだけよ。」


「そうですよ!ユーリは天使です!守らなきゃ攫われてしまう!」


親バカのように見えるよな。

でも可愛いのは事実だからな!天使だとしても驚かんわ。




✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱





やはり、3人は俺の父母兄であった。

そして公爵家のようですよ我が家は。

…なんだろ、やっぱり愛読書の悪役令息と設定かぶってるんだよなー。

しかもしかも兄の名前、リック・プラリネ様ですって。

主人公の周りに、同じ名前の人いたんだが。
容姿の設定も同じような感じだし…。

違うよな。ただの偶然だろ。小説の登場人物と名前が一致するなんてよくあることだって。そうだそうだ。

うん!生きてればそんなこともある!


「ねえ、ユーリはどう思うかしら?」


「え?」

なんだ?全く聞いていなかった。何の話だ?


「ほら、先月光属性を持っている子が見つかったらしいじゃない?だから王宮でお披露目パーティをするって言ったじゃない。」

何その新情報。どでかい爆弾投下してきたんですけど。

待ってよ。それ。そっくりなんですけど、小説と。

でも違うかもだからね。確認大切だぞ。


「その人って、なんて名前の人だっけ?」


「彼はロシェ家の養子になることが決まったから、セシル・ロシェさんよ。」


そうなんだな。うん…。











俺、悪役令息だわ。
























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