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1日目
しおりを挟むピンポーン
宅配の音と共に飛び起きて、荷物を受けり業者さんを招き入れる。
こんな朝から時間指定で来てくれる業者さんには
本当に頭があがらない。
何より朝から爽やかなハイグレ衣装で来てくれるなんて眼福だ。
そして開封の儀式っ!
「ちょっと、それ使うんなら俺も欲しかったやつなんだけど。」
意気揚々と開けようとしたが、弟に止められてしまった。
仕方ない、可愛い弟の為だ。
一緒に使ってやろう。
弟もハイグレを着ていて、もう使う気満々だった。
「兄ちゃん何やってんだよ、早く開けようぜ。」
そのまま2人でリビングで開封をした。
「人間の抱き枕!最高!!」
「うわぁ、こんな風になってるんだ」
鍛え上げられた肉体に
一糸を纏わない
虚ろな目をした美青年が俺達のことを見つめている。
我慢出来ずに俺はキスをしたが
弟は下に夢中だ。
その弟を断りもなく業者さんが触っていたが
弟は気づいていないのか抱き枕に夢中だ。
いつものように…
全て出しきった後は眠くなった。
いつものように…?と疑問に思っていると
「そろそろ納品に回せるかな」
と業者さんが話してる声が聞こえた気がした。
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