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第1章
第19話 相談
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目覚めると、窓の隙間から光が射し込んで室内はぼんやりと明るかった。懐中時計を見ると7時半。目覚ましもなしにこんな早い時間に起きるのは久しぶりだ。まぁ、疲れていたせいで、昨夜はかなり早い時間に寝たから当然か。
とりあえず身体を起こし、まだぼんやりとした頭で昨日の事を振り返る。
本当に怒涛の一日だった。
春樹を探してナゼか異世界転移して、トト○よろしく森のトンネルを進んで、鳥に襲われてモンスターとも戦った。獣人とも出会ってモンスター食って…。色々な事がありすぎて、日本で平和に過ごしていたのが、もう何日も前のことのように思えるが、昨日の朝は確かに自分の家で寝てたんだよな…。コータとも昨日初めて会ったばかりなのに、ずっと前からの知り合いのように馴染んでるし。
そこまで考えて、ふと気付いた。身体が軽い。あれだけ普段使わない筋肉を動かし、快適とはいえない藁のベッドで寝たというのに、いつもの寝覚めより身体が軽いのだ。絶対筋肉痛とか腰痛とかくるだろうと思っていたのにな…。まぁ悪いことではないから別にいいけど。
頭もすっきりしてきたので、顔を洗うために宿の裏の井戸へと向かった。すると、俺以外の3人はすでに井戸の周囲に集まっていた。軽くあいさつなどした後、朝食を食べるために酒場兼食堂へと向かう。
朝食後は広さのあるミーコ達の部屋に集まって、ここまで得た情報等の整理とこれからについての話し合いをはじめた。
「ねえねえ、みんな自分のステータス見てみた?」
「あー、村に入ったときのアレか。俺はまだ見てないが、2人は見たのか?」
「見たよ~あったりまえじゃん!」
「自分も見たっす! いやー、これぞ異世界! って感じっすよね」
なんだ、見ていないのは俺だけか。
「えーっと『ステータスオープン』だったっけ? うおっ!」
おもむろに手を前に出して呟くと、手の横にフオンっとモニターの画面のような枠と文字が現れた。背景は透過されていて、青白く光る文字が空中に浮かんでいる。SF映画とかで出てくるような近未来のパソコン画面のようだ。
――――――――――――――――――――
名前:ユウスケ・ハヤセ
性別:男 年齢:19
種族:人族
所属:
レベル:7
HP: 32/32
MP: 6/6
スキル:異世界言語理解
魔法:
――――――――――――――――――――
「ふうん、名前に性別、年齢、種族、所属。それにレベルとHP、MP,スキル、魔法か。昨日門番のライルさんが言ってた他人が見られるステータスってのが上の部分だな」
「そうみたいですね。私もミーコのステータスを見て確かめたので間違いないです」
「そうか。種族は人族ね。『異世界人』とかになってなくて良かったな。それに、所属も『地球』とか『日本』とかになってないし。というか、空欄でも特に怪しまれることはないんだな…」
「そうっすね。所属ってのはちょっと謎っすね」
皆もうんうん頷いている。まぁ、とりあえず不都合はなさそうだし現状確かめようがないから仕方ない。
「スキルに『異世界言語理解』ってのがあるな。これのおかげで言葉や文字がわかるのか。定番スキルだが、実際あるとありがたいもんだな。あとは魔法か。やっぱりあるんだな…」
「そう! それ! やっぱ魔法あるんだよ~! MPがあるんだから、私もきっとできるようになるよね! ね? ね?」
「…どうかな、やり方もわからんし。誰も習得してたりしないよな?」
「自分は魔法は習得してないっすね。MPもちょっとしかないし。でも、スキルに剣術Lv.2ってのはあるっすよ! 剣道やってたおかげっすかね~。あんなに頑張ってたのにLv.2なのは悲しいっすけど」
「剣術スキルか。さすがだな」
「私も魔法はまだですけど、スキルで槍術Lv.1というのを習得してるみたいです」
「「「……」」」
サーヤの報告に全員が黙る。おそらく皆、昨日のホーンラビットの2つめの尻尾を思い浮かべているんだろう。俺も思い出して反射的に尻の穴がキュっとなった。
「…ヘェ、スゴイナ。イツノマニ…」
誰も言葉を発しないのでとりあえず代表して褒めておく。
微妙な表情の俺たちをよそに、サーヤは嬉しそうに「えへへ」と笑っている。
「サーヤは日本で槍とか棒とか何かそういうのやったことあったのか?」
「全く無いですよ。昨日初めてやりました」
「そうか。なら、戦闘である一定のレベルに達したことで習得できたってことか? コータの剣術はやっぱり剣道の腕が反映されてるんだろうな。異世界言語理解は…、異世界に来た特典って感じか? レベルも付いてないし、ちょっと他のとは性質が違う感じがするな」
考察というほどの事でもないが思ったことを言うと、すぐさまミーコが反応する。
「そっかぁ。じゃああたしも練習すればスキルとかゲットできるかな? コータくん、今度剣術教えてね!」
「え!? は、はい! モチロンっす!! 任せるっすよ!」
コータは妙に気合が入った声で答える。ミーコは運動神経だけはいいからな。コータにしっかり教えてもらえば、すぐ戦力になりそうだ。春樹を探して旅をするのに、戦闘力はある程度必要になるだろう。サーヤの槍術は意外だが、ラッキーだったな。
その後、一応皆のステータスを細かく確認したが、レベルは俺が7でコータが8、ミーコとサーヤはともに6だそうだ。そして、HPやMPはレベルに応じて固定ではなく、個人差がかなりあるようだとわかった。
それにしても、このステータス画面はシンプルだ。だいたいこういうものはHPなどの他に「力」とか「すばやさ」とか「知力」などの各分野の能力値分があるイメージだが、ここではそこまで細かくは教えてくれないらしい。まぁ、解りやすくていいか。
「それで、今後どうする?」
「昨日の酔っ払いのオジサンもマックスくんも、春樹さんらしき人は見てないって言ってましたし、フォンド村では春樹さんの情報は得られそうにないですよね」
そう、人探しをしていることは隠していないので聞いてみたが、2人とも全く心当たりは無いとのことだった。俺たちの噂の広まり具合からして、春樹がこの村に立ち寄ったりしていれば2人が知らないとは考えにくい。
「隣の村までは2日くらいって話だったっすよね。そっちに行ってみるとしても、途中で野宿になるのはちょっと心配っすね」
「だよね。またモンスターとか出るかもだし、今のあたし達に野宿は無理かもだよね」
「あの、進むにしろ留まるにしろ、どうにかしてお金を用意しなきゃいけないと思うんですけど…」
「確かに先立つものは必要だな。まずどうにか食っていかなきゃならんし、移動先で宿も必要だしな。それに、自衛のためにも武器や防具を揃えたい」
「稼ぐっていうと、きのうみたいにモンスターを倒して買い取ってもらうとか?」
出たな、ミーコの能天気発言。そうそう上手くはいかんだろう。
「うーん、モンスター倒せばレベルも上がっていきそうだから一石二鳥って感じっすけど、武器が無いのはツライっすよね」
「そうだな。昨日はマックス救出のためだったから仕方なかったが、棒でモンスターに挑むのは避けるべきだと思う」
「そもそも、都合よく倒せそうなモンスターに出会えるかどうかもわかりませんしね。適当に山に入って群れとかで襲われたらどうしようもないですし」
「他に金を稼ぐ方法か…」
「地道にここで雇ってくれるところを探す、なんてわけにもいかないしね」
そりゃそうだ。ここで根を張って暮らすならそれもアリだが…。いや、こんな田舎じゃ仕事ないか。
「ん~、異世界転移でチートなし。ならセオリーでは地球の知識を金に変えるとか、手持ちの何かを売るとかっすかね?」
「知識か。パッとは思いつかないな。手持ちで売れそうで、尚且つ出自を疑われないようなもの。何かあるか?」
条件が厳しいな。スマホやなんかじゃダメだし、俺のリュックもこの世界にはなさそうな素材が色々使われているし…。
「あ、そうだ、これ! 小さいけどどうでしょうか」
サーヤは森野家を出るときから着けていたウエストポーチを探りながら言う。取り出したのは小さな手鏡だった。なるほど、そういえば異世界もので鏡は定番だったな。これならそこそこの値段で売れそうな気がする。
「でも、いいのか? 手放したらもう手に入らないかもしれないぞ」
「大丈夫です。そんなのより、ここでは食事や宿や武器の方が大事ですから」
「そうか、ありがとう、助かるよ」
森では「辛くなったら言えよ」とか偉そうに言ったが、サーヤには助けられてばかりだな。せめて交渉負けしないよう、なるべく高く買い取ってもらおう。
「後は、もう少しこの世界の情報が欲しいっすね」
「そうだな。できれば魔法も使えるようになりたいしな」
「あ! そういえば、この『赤い狐亭』の2代前の人、気になるよね」
急な話題転換だが、確かに気にはなっている。遠いところから来た料理人で、この世界で(たぶん)初めて餃子を生み出したって人だな。『ギョーザ』という名前自体は、俺たちがアレを餃子と認識したからスキルでそう変換されたとも考えられる。しかし、やっぱりあの形は気になるよな。
「私も気になりますね。餃子の餡も野菜を刻んだものと挽き肉とニンニクっぽい感じでした。あの形といい、味といい、完全に私達の知ってる餃子ですよ」
「実際に食べた2人がそう言うなら、探りを入れてみてもいいかもな。もしかしたら地球から転移してきたことも話して、この世界に「ガタガタン!」…!」
「「「!!!」」」
ドアのすぐ外で音がした。よりによって『地球』だの『転移』だの話していたタイミングだ。室内に緊張が走った。
とりあえず身体を起こし、まだぼんやりとした頭で昨日の事を振り返る。
本当に怒涛の一日だった。
春樹を探してナゼか異世界転移して、トト○よろしく森のトンネルを進んで、鳥に襲われてモンスターとも戦った。獣人とも出会ってモンスター食って…。色々な事がありすぎて、日本で平和に過ごしていたのが、もう何日も前のことのように思えるが、昨日の朝は確かに自分の家で寝てたんだよな…。コータとも昨日初めて会ったばかりなのに、ずっと前からの知り合いのように馴染んでるし。
そこまで考えて、ふと気付いた。身体が軽い。あれだけ普段使わない筋肉を動かし、快適とはいえない藁のベッドで寝たというのに、いつもの寝覚めより身体が軽いのだ。絶対筋肉痛とか腰痛とかくるだろうと思っていたのにな…。まぁ悪いことではないから別にいいけど。
頭もすっきりしてきたので、顔を洗うために宿の裏の井戸へと向かった。すると、俺以外の3人はすでに井戸の周囲に集まっていた。軽くあいさつなどした後、朝食を食べるために酒場兼食堂へと向かう。
朝食後は広さのあるミーコ達の部屋に集まって、ここまで得た情報等の整理とこれからについての話し合いをはじめた。
「ねえねえ、みんな自分のステータス見てみた?」
「あー、村に入ったときのアレか。俺はまだ見てないが、2人は見たのか?」
「見たよ~あったりまえじゃん!」
「自分も見たっす! いやー、これぞ異世界! って感じっすよね」
なんだ、見ていないのは俺だけか。
「えーっと『ステータスオープン』だったっけ? うおっ!」
おもむろに手を前に出して呟くと、手の横にフオンっとモニターの画面のような枠と文字が現れた。背景は透過されていて、青白く光る文字が空中に浮かんでいる。SF映画とかで出てくるような近未来のパソコン画面のようだ。
――――――――――――――――――――
名前:ユウスケ・ハヤセ
性別:男 年齢:19
種族:人族
所属:
レベル:7
HP: 32/32
MP: 6/6
スキル:異世界言語理解
魔法:
――――――――――――――――――――
「ふうん、名前に性別、年齢、種族、所属。それにレベルとHP、MP,スキル、魔法か。昨日門番のライルさんが言ってた他人が見られるステータスってのが上の部分だな」
「そうみたいですね。私もミーコのステータスを見て確かめたので間違いないです」
「そうか。種族は人族ね。『異世界人』とかになってなくて良かったな。それに、所属も『地球』とか『日本』とかになってないし。というか、空欄でも特に怪しまれることはないんだな…」
「そうっすね。所属ってのはちょっと謎っすね」
皆もうんうん頷いている。まぁ、とりあえず不都合はなさそうだし現状確かめようがないから仕方ない。
「スキルに『異世界言語理解』ってのがあるな。これのおかげで言葉や文字がわかるのか。定番スキルだが、実際あるとありがたいもんだな。あとは魔法か。やっぱりあるんだな…」
「そう! それ! やっぱ魔法あるんだよ~! MPがあるんだから、私もきっとできるようになるよね! ね? ね?」
「…どうかな、やり方もわからんし。誰も習得してたりしないよな?」
「自分は魔法は習得してないっすね。MPもちょっとしかないし。でも、スキルに剣術Lv.2ってのはあるっすよ! 剣道やってたおかげっすかね~。あんなに頑張ってたのにLv.2なのは悲しいっすけど」
「剣術スキルか。さすがだな」
「私も魔法はまだですけど、スキルで槍術Lv.1というのを習得してるみたいです」
「「「……」」」
サーヤの報告に全員が黙る。おそらく皆、昨日のホーンラビットの2つめの尻尾を思い浮かべているんだろう。俺も思い出して反射的に尻の穴がキュっとなった。
「…ヘェ、スゴイナ。イツノマニ…」
誰も言葉を発しないのでとりあえず代表して褒めておく。
微妙な表情の俺たちをよそに、サーヤは嬉しそうに「えへへ」と笑っている。
「サーヤは日本で槍とか棒とか何かそういうのやったことあったのか?」
「全く無いですよ。昨日初めてやりました」
「そうか。なら、戦闘である一定のレベルに達したことで習得できたってことか? コータの剣術はやっぱり剣道の腕が反映されてるんだろうな。異世界言語理解は…、異世界に来た特典って感じか? レベルも付いてないし、ちょっと他のとは性質が違う感じがするな」
考察というほどの事でもないが思ったことを言うと、すぐさまミーコが反応する。
「そっかぁ。じゃああたしも練習すればスキルとかゲットできるかな? コータくん、今度剣術教えてね!」
「え!? は、はい! モチロンっす!! 任せるっすよ!」
コータは妙に気合が入った声で答える。ミーコは運動神経だけはいいからな。コータにしっかり教えてもらえば、すぐ戦力になりそうだ。春樹を探して旅をするのに、戦闘力はある程度必要になるだろう。サーヤの槍術は意外だが、ラッキーだったな。
その後、一応皆のステータスを細かく確認したが、レベルは俺が7でコータが8、ミーコとサーヤはともに6だそうだ。そして、HPやMPはレベルに応じて固定ではなく、個人差がかなりあるようだとわかった。
それにしても、このステータス画面はシンプルだ。だいたいこういうものはHPなどの他に「力」とか「すばやさ」とか「知力」などの各分野の能力値分があるイメージだが、ここではそこまで細かくは教えてくれないらしい。まぁ、解りやすくていいか。
「それで、今後どうする?」
「昨日の酔っ払いのオジサンもマックスくんも、春樹さんらしき人は見てないって言ってましたし、フォンド村では春樹さんの情報は得られそうにないですよね」
そう、人探しをしていることは隠していないので聞いてみたが、2人とも全く心当たりは無いとのことだった。俺たちの噂の広まり具合からして、春樹がこの村に立ち寄ったりしていれば2人が知らないとは考えにくい。
「隣の村までは2日くらいって話だったっすよね。そっちに行ってみるとしても、途中で野宿になるのはちょっと心配っすね」
「だよね。またモンスターとか出るかもだし、今のあたし達に野宿は無理かもだよね」
「あの、進むにしろ留まるにしろ、どうにかしてお金を用意しなきゃいけないと思うんですけど…」
「確かに先立つものは必要だな。まずどうにか食っていかなきゃならんし、移動先で宿も必要だしな。それに、自衛のためにも武器や防具を揃えたい」
「稼ぐっていうと、きのうみたいにモンスターを倒して買い取ってもらうとか?」
出たな、ミーコの能天気発言。そうそう上手くはいかんだろう。
「うーん、モンスター倒せばレベルも上がっていきそうだから一石二鳥って感じっすけど、武器が無いのはツライっすよね」
「そうだな。昨日はマックス救出のためだったから仕方なかったが、棒でモンスターに挑むのは避けるべきだと思う」
「そもそも、都合よく倒せそうなモンスターに出会えるかどうかもわかりませんしね。適当に山に入って群れとかで襲われたらどうしようもないですし」
「他に金を稼ぐ方法か…」
「地道にここで雇ってくれるところを探す、なんてわけにもいかないしね」
そりゃそうだ。ここで根を張って暮らすならそれもアリだが…。いや、こんな田舎じゃ仕事ないか。
「ん~、異世界転移でチートなし。ならセオリーでは地球の知識を金に変えるとか、手持ちの何かを売るとかっすかね?」
「知識か。パッとは思いつかないな。手持ちで売れそうで、尚且つ出自を疑われないようなもの。何かあるか?」
条件が厳しいな。スマホやなんかじゃダメだし、俺のリュックもこの世界にはなさそうな素材が色々使われているし…。
「あ、そうだ、これ! 小さいけどどうでしょうか」
サーヤは森野家を出るときから着けていたウエストポーチを探りながら言う。取り出したのは小さな手鏡だった。なるほど、そういえば異世界もので鏡は定番だったな。これならそこそこの値段で売れそうな気がする。
「でも、いいのか? 手放したらもう手に入らないかもしれないぞ」
「大丈夫です。そんなのより、ここでは食事や宿や武器の方が大事ですから」
「そうか、ありがとう、助かるよ」
森では「辛くなったら言えよ」とか偉そうに言ったが、サーヤには助けられてばかりだな。せめて交渉負けしないよう、なるべく高く買い取ってもらおう。
「後は、もう少しこの世界の情報が欲しいっすね」
「そうだな。できれば魔法も使えるようになりたいしな」
「あ! そういえば、この『赤い狐亭』の2代前の人、気になるよね」
急な話題転換だが、確かに気にはなっている。遠いところから来た料理人で、この世界で(たぶん)初めて餃子を生み出したって人だな。『ギョーザ』という名前自体は、俺たちがアレを餃子と認識したからスキルでそう変換されたとも考えられる。しかし、やっぱりあの形は気になるよな。
「私も気になりますね。餃子の餡も野菜を刻んだものと挽き肉とニンニクっぽい感じでした。あの形といい、味といい、完全に私達の知ってる餃子ですよ」
「実際に食べた2人がそう言うなら、探りを入れてみてもいいかもな。もしかしたら地球から転移してきたことも話して、この世界に「ガタガタン!」…!」
「「「!!!」」」
ドアのすぐ外で音がした。よりによって『地球』だの『転移』だの話していたタイミングだ。室内に緊張が走った。
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