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第1章
第18話 兄妹
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俺たちに話しかけてきた酔っ払いのオジサンは、自分の皿から料理を取ってミーコとサーヤの皿に一つづつ乗せた。
「え! コレってギョーザ? マジ?」
「餃子、だよね…」
2人の皿に乗せられたのは紛れもなく餃子だった。見慣れた、綺麗なヒダ付きのソレだ。2人は驚いた表情でお互い顔を見合わせている。
これもその2代前のオヤっさんというのが作ったのか?
炒めたり煮たりという単純な料理ならまだしも、いくら腕のいい料理人とはいえ、この形に辿り着くだろうか。まさかその人も地球から?
「お、ギョーザ知ってんのかい? って、そうだ、タレもいるな。ほれ、遠慮せんでコレつけて食え食え!」
オジサンが2人の前に置いたタレは、何か透明な液体だった。酢醤油ではないのか? なら俺たちのよく知るあの餃子とは別物か? いや、確か、酢醤油でなくお酢だけつけて食べるところもあったような…。ん? お酢? 一瞬、脳裏に例の「お酢ください」が浮かんだが、さすがに関係ないだろうと慌てて考えを打ち消す。
「あ、ありがとう、おじさん」
「ありがとうございます。いただきます」
「…おいふぃ~! コレなんのお肉かな?」
「うん、この酸味のあるタレがさっぱりして美味しいです!」
それぞれに感想をもらす。2人が喜んでいるのを見てオジサンもご満悦だ。
その後もしばらく気前のいい酔っ払いのオジサンと話して、すっかり料理を平らげてから2階へ戻ったのだが。途中、最後尾を歩いていた俺は狐少女に呼び止められた。
「あ、旅人さん、後でお部屋にお湯持って行きますね~」
「お湯?」
「はい。…? お湯使いますよね?」
お互い頭にハテナマークが飛び交う。
「え~と、何に?」
純粋に疑問に思ってたずねたが、少女は若干引き気味になって眉間に皺を寄せながら答える。
「え? 身体拭いたりとか…しないんですか?」
…なるほど、風呂の代わりにってことか。この世界に風呂文化はないのか? って、コイツのこの顔、汚いモノを見る目つきになってきてるな。誤解だ!
「ああ! するする! するさ、モチロン。それじゃ、お湯よろしく」
これ以上あらぬ疑いをかけられないように、それだけ言ってそそくさと2階に上がった。部屋の前では先に上がっていた3人が待っていた。
「プフッ! ユウ兄ってば不潔と思われちゃってんじゃん?」
ミーコがニヤリとして言ってくる。
「俺がそうなら、一緒に旅してるお前も同じと思われてるだろうよ」
「えっ!? うそーん! ヤダよユウ兄と一緒にされたくない!」
「俺が不潔みたいに言うなよコラ。あー、どうせなら風呂に浸かりたい」
いつもはシャワーだけで済ますことが多いが、今日は普段使わない身体を動かしてクタクタだ。こういう時は、やっぱり湯船にゆっくり浸かりたいよな。
「あー、いいっすね、風呂」
「ですよね。今日は特に色々ありすぎて疲れましたもんね」
「この世界には、お風呂ないのかな~?」
皆も風呂を欲しているようだ。やっぱ日本人はそうだよな。
「どうだろうな。もっと都会とか別の国に行けばあるかもしれんし、風呂に浸かる文化が無くても、温泉ならどっかに湧いてるかもな」
「秘湯の絶景温泉とかいいですね」
「あはは、モンスターと混浴とか?」
「あー、猿とかカピバラみたいにか?」
「私、猿が入りに来る温泉って行ったことありますよ。すごい気持ち良さそうにしてました」
「マジか。一緒に入ったのか?」
「いえ、さすがにそれは。野生の猿だし」
「あ! 案外あの鳥のいたところの滝が温泉だったりして~」
「あんなとこでのんびり入ってたら、どうぞ食べてくださいって言ってるようなもんだな」
「ふふっ。食べやすいように服を脱いで全身綺麗にしておきました! みたいな?」
3人で風呂の話題で盛り上がっているが、コータは途中から会話に参加せず、何やら妄想の世界に旅立っている感じだ。と、そこに狐少女が現れた。
「あれ? 皆さんなんで廊下に? お湯持って来ましたよ~」
見ると、少女は両手に一つづつ、10リットルくらい入る大きさの桶を持って平然としている。両方ともに8分目くらいまでお湯が入れられているようだ。狐って怪力属性だっけ?
話はまた明日ということで解散し、桶はミーコとサーヤの部屋に運んでもらって、俺とコータは部屋に戻って待つことにした。しばらくして俺の部屋にも桶に入ったお湯が届けられ、一緒に渡された手ぬぐいで身体を拭いていく。一応サッパリはしたが、やはり風呂に浸かりたいなとしみじみ思う。せめて、と桶に足を突っ込んでしばらく足湯気分を味わった。ちょっと狭苦しいが、少しは疲れが取れた気がする。
桶を渡された時に言われた通り、使い終わった桶と手ぬぐいをドアの外に出すために廊下に出ると、ミーコが待っていた。
「どうした?」
「うん。…ちょっと話したいんだけど、いい?」
「いいけど…。とりあえず入るか?」
「うん」
部屋に入り、俺はベッドに、ミーコは椅子にそれぞれ腰掛けた。
「「……」」
話したいと言ってきたくせに、何で黙ってるんだ?珍しく神妙な顔してるし。
「どうした? 春樹のことか? 心配かもし「あ、ち、違うの!」違う?」
「ハル兄のことはもちろん心配だけど、この世界に順応したり情報集めたりするのが先だってことは解ってるから…」
「そうか、ならいいが…」
「あのねユウ兄…、
こんな事になって本当にごめんなさい!」
ミーコは急に立ち上がったかと思うと、ガバっと頭を下げてそう言ってきた。
「…。それはもういいって言ったろ。サーヤも言ってたけど、転移したのはミーコのせいじゃないって」
「うん。でも、やっぱり私が巻き込んだのは事実だし、言うこと聞かずに崖から落ちちゃったし。
だから、ちゃんともう一回謝ろうと思ったの」
「そうか。まぁ、巻き込まれるのはいつものことだし仕方ないが、突っ走るのは程々にしてくれよ。こっちは特に、日本よりずっと危険なんだからな」
「うん、それは今日一日でよ~くわかったよ」
「ならいい。
サーヤとコータには?」
「サーヤにはさっき部屋で謝ったよ。コータくんにも、マックスを送った後ここに来る間に。
2人とも、ユウ兄と同じこと言ってた」
「だろうな」
さっきまでの神妙な顔はどこへやら、ミーコはへへっと笑って言う。
「ユウ兄、ありがとうね」
「なんだ、急に?」
「ユウ兄が一緒にいてくれて良かったなって。あたし一人じゃここまでだって辿り着かなかっただろうし」
「そんなもん、皆一緒だろ。俺だって一人だったらどうなってたかわからんし」
「んー、でもユウ兄が一緒だと心強いよ。なんだかんだで、いつも見捨てないでいてくれるから」
「そうか?」
そうだったか? そんなに甘いつもりはないんだが…。
「そうだよ。口悪いし文句ばっか言うけど、勉強だって探し物だって相談事だって、いつもちゃんと最後まで付き合ってくれるもん。」
「口悪いとかは余計だろ。でも…まぁ、兄貴だからな」
正確には幼馴染だけど、実質兄妹みたいなもんだよな。赤ん坊の頃からの付き合いだし。
「うん、ハル兄はモチロンだけど、ユウ兄も自慢のお兄ちゃんだよ!
じゃあ、おやすみ!」
ミーコは言い逃げするように、こちらを見ずにさっさと出ていった。
「え! コレってギョーザ? マジ?」
「餃子、だよね…」
2人の皿に乗せられたのは紛れもなく餃子だった。見慣れた、綺麗なヒダ付きのソレだ。2人は驚いた表情でお互い顔を見合わせている。
これもその2代前のオヤっさんというのが作ったのか?
炒めたり煮たりという単純な料理ならまだしも、いくら腕のいい料理人とはいえ、この形に辿り着くだろうか。まさかその人も地球から?
「お、ギョーザ知ってんのかい? って、そうだ、タレもいるな。ほれ、遠慮せんでコレつけて食え食え!」
オジサンが2人の前に置いたタレは、何か透明な液体だった。酢醤油ではないのか? なら俺たちのよく知るあの餃子とは別物か? いや、確か、酢醤油でなくお酢だけつけて食べるところもあったような…。ん? お酢? 一瞬、脳裏に例の「お酢ください」が浮かんだが、さすがに関係ないだろうと慌てて考えを打ち消す。
「あ、ありがとう、おじさん」
「ありがとうございます。いただきます」
「…おいふぃ~! コレなんのお肉かな?」
「うん、この酸味のあるタレがさっぱりして美味しいです!」
それぞれに感想をもらす。2人が喜んでいるのを見てオジサンもご満悦だ。
その後もしばらく気前のいい酔っ払いのオジサンと話して、すっかり料理を平らげてから2階へ戻ったのだが。途中、最後尾を歩いていた俺は狐少女に呼び止められた。
「あ、旅人さん、後でお部屋にお湯持って行きますね~」
「お湯?」
「はい。…? お湯使いますよね?」
お互い頭にハテナマークが飛び交う。
「え~と、何に?」
純粋に疑問に思ってたずねたが、少女は若干引き気味になって眉間に皺を寄せながら答える。
「え? 身体拭いたりとか…しないんですか?」
…なるほど、風呂の代わりにってことか。この世界に風呂文化はないのか? って、コイツのこの顔、汚いモノを見る目つきになってきてるな。誤解だ!
「ああ! するする! するさ、モチロン。それじゃ、お湯よろしく」
これ以上あらぬ疑いをかけられないように、それだけ言ってそそくさと2階に上がった。部屋の前では先に上がっていた3人が待っていた。
「プフッ! ユウ兄ってば不潔と思われちゃってんじゃん?」
ミーコがニヤリとして言ってくる。
「俺がそうなら、一緒に旅してるお前も同じと思われてるだろうよ」
「えっ!? うそーん! ヤダよユウ兄と一緒にされたくない!」
「俺が不潔みたいに言うなよコラ。あー、どうせなら風呂に浸かりたい」
いつもはシャワーだけで済ますことが多いが、今日は普段使わない身体を動かしてクタクタだ。こういう時は、やっぱり湯船にゆっくり浸かりたいよな。
「あー、いいっすね、風呂」
「ですよね。今日は特に色々ありすぎて疲れましたもんね」
「この世界には、お風呂ないのかな~?」
皆も風呂を欲しているようだ。やっぱ日本人はそうだよな。
「どうだろうな。もっと都会とか別の国に行けばあるかもしれんし、風呂に浸かる文化が無くても、温泉ならどっかに湧いてるかもな」
「秘湯の絶景温泉とかいいですね」
「あはは、モンスターと混浴とか?」
「あー、猿とかカピバラみたいにか?」
「私、猿が入りに来る温泉って行ったことありますよ。すごい気持ち良さそうにしてました」
「マジか。一緒に入ったのか?」
「いえ、さすがにそれは。野生の猿だし」
「あ! 案外あの鳥のいたところの滝が温泉だったりして~」
「あんなとこでのんびり入ってたら、どうぞ食べてくださいって言ってるようなもんだな」
「ふふっ。食べやすいように服を脱いで全身綺麗にしておきました! みたいな?」
3人で風呂の話題で盛り上がっているが、コータは途中から会話に参加せず、何やら妄想の世界に旅立っている感じだ。と、そこに狐少女が現れた。
「あれ? 皆さんなんで廊下に? お湯持って来ましたよ~」
見ると、少女は両手に一つづつ、10リットルくらい入る大きさの桶を持って平然としている。両方ともに8分目くらいまでお湯が入れられているようだ。狐って怪力属性だっけ?
話はまた明日ということで解散し、桶はミーコとサーヤの部屋に運んでもらって、俺とコータは部屋に戻って待つことにした。しばらくして俺の部屋にも桶に入ったお湯が届けられ、一緒に渡された手ぬぐいで身体を拭いていく。一応サッパリはしたが、やはり風呂に浸かりたいなとしみじみ思う。せめて、と桶に足を突っ込んでしばらく足湯気分を味わった。ちょっと狭苦しいが、少しは疲れが取れた気がする。
桶を渡された時に言われた通り、使い終わった桶と手ぬぐいをドアの外に出すために廊下に出ると、ミーコが待っていた。
「どうした?」
「うん。…ちょっと話したいんだけど、いい?」
「いいけど…。とりあえず入るか?」
「うん」
部屋に入り、俺はベッドに、ミーコは椅子にそれぞれ腰掛けた。
「「……」」
話したいと言ってきたくせに、何で黙ってるんだ?珍しく神妙な顔してるし。
「どうした? 春樹のことか? 心配かもし「あ、ち、違うの!」違う?」
「ハル兄のことはもちろん心配だけど、この世界に順応したり情報集めたりするのが先だってことは解ってるから…」
「そうか、ならいいが…」
「あのねユウ兄…、
こんな事になって本当にごめんなさい!」
ミーコは急に立ち上がったかと思うと、ガバっと頭を下げてそう言ってきた。
「…。それはもういいって言ったろ。サーヤも言ってたけど、転移したのはミーコのせいじゃないって」
「うん。でも、やっぱり私が巻き込んだのは事実だし、言うこと聞かずに崖から落ちちゃったし。
だから、ちゃんともう一回謝ろうと思ったの」
「そうか。まぁ、巻き込まれるのはいつものことだし仕方ないが、突っ走るのは程々にしてくれよ。こっちは特に、日本よりずっと危険なんだからな」
「うん、それは今日一日でよ~くわかったよ」
「ならいい。
サーヤとコータには?」
「サーヤにはさっき部屋で謝ったよ。コータくんにも、マックスを送った後ここに来る間に。
2人とも、ユウ兄と同じこと言ってた」
「だろうな」
さっきまでの神妙な顔はどこへやら、ミーコはへへっと笑って言う。
「ユウ兄、ありがとうね」
「なんだ、急に?」
「ユウ兄が一緒にいてくれて良かったなって。あたし一人じゃここまでだって辿り着かなかっただろうし」
「そんなもん、皆一緒だろ。俺だって一人だったらどうなってたかわからんし」
「んー、でもユウ兄が一緒だと心強いよ。なんだかんだで、いつも見捨てないでいてくれるから」
「そうか?」
そうだったか? そんなに甘いつもりはないんだが…。
「そうだよ。口悪いし文句ばっか言うけど、勉強だって探し物だって相談事だって、いつもちゃんと最後まで付き合ってくれるもん。」
「口悪いとかは余計だろ。でも…まぁ、兄貴だからな」
正確には幼馴染だけど、実質兄妹みたいなもんだよな。赤ん坊の頃からの付き合いだし。
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