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第1章
第20話 遺言
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『赤い狐亭』の一室で4人集まり今後について話していると、ドアのすぐ外で音がした。ちょうど『地球』だの『転移』だの話していたタイミングだったため、誰かに聞かれたのかと皆に緊張が走る。
「誰かに聞かれたかな?」
ミーコが声をひそめて不安げに聞いてくる。さすがに聞かれたかどうかわからないが、少し音がしただけで、その後去っていく音なども聞こえない。
足音がしないようにそっとドアに近付き、勢いよくドアを引いて開けてみた。すると……
「きゃっ!? いたたたた……。っ!?」
ドアにもたれるようにしていたのだろう、宿の狐少女が横向きに転がり込んできた。しばらく痛がっていたが、ハッと気付いたように急いで立ち上がる。
「あ、あ、あ、あの、その……すみませーーん!!」
そのまま慌てふためいて去っていった。ドアの前にはモップが残されている。
「お掃除の途中だったみたいですね」
「あの慌てぶりは、聞いてたっぽいっすね」
サーヤとコータも苦笑いだ。狐少女があまりに慌てていたので、俺も含め皆「マズイ」とか「どうしよう」とか焦るより、なんとなく和んでしまった。
「だな。もう少し周りに気を使うべきだったか」
「もういっそ、ストレートに『2代前のおやっさん』のこと聞いてみたらダメかな?」
「あー、そうだな。聞かれたんなら変に隠すより、ちゃんと話した方がいいだろうな。噂はすぐ広まるし」
「そうですね。なら他の人に話してしまう前に捕獲しましょうか」
サーヤがにっこり笑って言う。まぁ確かに小動物っぽいが。ケモミミだし。
「確保な」
俺たちは狐少女と宿の女将さんを探しに急いで一階に下りていった。
ーーーーーーーーーー
食堂や厨房、表の通りを探してみるが、狐少女も女将さんも見つからない。すでにどこかで話を広められているかも、と少し焦り始めたところで2人が現れた。
「皆さん、先ほどは娘が大変失礼いたしました。少し、お話よろしいでしょうか」
俺たちが応じると、食堂で話そうと促され皆で食堂に向かった。
席に座ると女将さんと狐少女が深々と頭を下げる。
「改めまして、先ほどは娘のノバラが失礼なことを……、大変申し訳ありません」
「のばら……。あ、いえ、こちらも特に注意を払わず話していたので。別に怒ってはいませんよ」
「ありがとうございます。……まだ名乗っておりませんでしたわね。私はこの赤い狐亭の女将でアヤメと申します」
「!!! あやめ、さん……。あの、このあたりでは『のばら』や『あやめ』というのはよくあるお名前なんですか?」
日本では別に不思議な名前ではないが、この世界ではかなり違和感のある名前だ。『野薔薇』に『菖蒲』、この親子はやはり日本人の血をひいているのか?
「お客様方は、この名前の意味がお解かりになるのですか?」
少女の方は、少し驚いた様子で女将さんと俺たちを交互に見ているが、女将さんは俺の質問に答えることなく、穏やかな笑みを浮かべたまま質問を返す。なんとなく、試されているように感じて少し焦ってしまう。決して美人に見つめられたからではない。
「花の名前、ですよね」
そう言った瞬間、少女はクリクリの目を最大限に見開き、女将さんはどこか嬉しそうに笑みを深めて口を開いた。
「本当にあなた方は、日本からいらしたんですね」
やっぱり――
予想はしていたが『日本』という単語が出てきたことに、一瞬動揺してしまった。俺以外の皆も同じような反応だった。
「わたくしごとの少し古い話ですが、聞いていただけますか?」
そう俺たちの同意を得てから女将が話してくれたのは、やはり彼女の祖父、例の『2代前のおやっさん』の話だった。
彼女の祖父、一郎さんはやはり日本の出身だった。およそ60年ほど前、俺たちと同じように山の祠の青白い光によって、この世界へ飛ばされてきたらしい。彼はなんとかこの村に辿り着いたのだが、日本とはあまりに違う常識や環境にとまどい、最初の数年は相当苦労したそうだ。
20代半ばまで日本で料理人として修行をしていたことから、この食堂兼酒場で雇ってもらえることになり、やがて店主の娘と結婚して跡を継いだということだ。
もちろんだが、彼が違う世界から来たということは、家族以外にはずっと秘密にされてきたらしい。そして今までに、彼と同じく異世界から来たと思われる人には出会わなかったとのことだった。
「祖父は、『ここでの暮らしは刺激的で楽しいし、最愛の家族と多くの弟子に恵まれて、自分は幸せ者だ。最初は俺をこの世界に飛ばした「誰か」を恨んだが、今では感謝すらしている。ただ、ここには故郷を感じるものがない。それだけが寂しい』そう言っていたそうです。それで祖母は、子どもや孫達に日本を感じられる名前を付けるよう勧めたと聞きました」
いくら幸せを手にしたといっても望んで来たわけでもないのだ。故郷の家族や友人への想いや、郷愁にかられるのも無理は無い。少しジンとくる話だ。
「それで『アヤメ』さんなんですね。『ノバラ』というのも一郎さんが?」
そう尋ねると、アヤメさんは少し目を伏せ軽く首を横に振った。
「祖父はこの子が生まれる前に亡くなりました。けれど祖父の遺言で、代々女の子には花の名前を付けるようにとメモ書きが遺されているんです。ノバラはその候補の中から選んだ名前です」
「そうなんですね。ちなみに、男の子の名前の候補もあるんですか?」
今度はアヤメさんの顔にぎこちない笑顔が浮かぶ。そしてここまで静かに成り行きを見守っていた狐少女――ノバラが、これまた微妙な表情で言う。
「はぁ、あたし女の子でホントに良かったよ。男の子だったらサブローになるとこだったんだから」
サブローってまさか……
「イチローという名前は日本語の数字に男性を表すローが付いているのだと聞いています。男の子には、数字の部分を変えて付けるようにと言われていて、私の父は『ジロー』といいます」
「「「「……」」」」
アヤメさんが補足説明してくれるが、これには俺たちも苦笑いしか出ない。まぁ確かに日本を感じる名前かもしれんが…。
「それで、祖父の遺言には続きがあるんです。この名前の意味が解る人は、きっと自分と同じところから来た人だ。だから、もしこの世界に来て間もないようなら、色々教えてあげて欲しい、と……」
「「「「!!!!」」」」
「なるほど、名前にはそういった意味も込められていたんですね」
「ええ。祖父以外で意味が解る人には初めて会ったので驚きました」
「私、作り話じゃないかと思ってたからホントにビックリしました。あの、だから部屋から『異世界』って聞こえてきて興味が湧いてつい…ごめんなさい!」
客の部屋に聞き耳立てるのはいただけないが、ちゃんと反省もしているようだし今回は事情が事情だからな。
「いや、おかげで話が聞けたし、俺たちも不注意だったから。でも、今後は気をつけろよ。客商売なんだから、店の信用に関わるぞ」
「はい!」
「ありがとうございます。祖父の遺言もありますし、一般常識程度しか教えられませんが、なんでも聞いてくださいね」
アヤメさんがにっこりと微笑んで言ってくれる。15年も前に亡くなった人の遺言に助けられるとは思いもしなかったな。
「こちらこそ、ありがとうございます。本当にわからないことだらけだったので助かります」
「誰かに聞かれたかな?」
ミーコが声をひそめて不安げに聞いてくる。さすがに聞かれたかどうかわからないが、少し音がしただけで、その後去っていく音なども聞こえない。
足音がしないようにそっとドアに近付き、勢いよくドアを引いて開けてみた。すると……
「きゃっ!? いたたたた……。っ!?」
ドアにもたれるようにしていたのだろう、宿の狐少女が横向きに転がり込んできた。しばらく痛がっていたが、ハッと気付いたように急いで立ち上がる。
「あ、あ、あ、あの、その……すみませーーん!!」
そのまま慌てふためいて去っていった。ドアの前にはモップが残されている。
「お掃除の途中だったみたいですね」
「あの慌てぶりは、聞いてたっぽいっすね」
サーヤとコータも苦笑いだ。狐少女があまりに慌てていたので、俺も含め皆「マズイ」とか「どうしよう」とか焦るより、なんとなく和んでしまった。
「だな。もう少し周りに気を使うべきだったか」
「もういっそ、ストレートに『2代前のおやっさん』のこと聞いてみたらダメかな?」
「あー、そうだな。聞かれたんなら変に隠すより、ちゃんと話した方がいいだろうな。噂はすぐ広まるし」
「そうですね。なら他の人に話してしまう前に捕獲しましょうか」
サーヤがにっこり笑って言う。まぁ確かに小動物っぽいが。ケモミミだし。
「確保な」
俺たちは狐少女と宿の女将さんを探しに急いで一階に下りていった。
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食堂や厨房、表の通りを探してみるが、狐少女も女将さんも見つからない。すでにどこかで話を広められているかも、と少し焦り始めたところで2人が現れた。
「皆さん、先ほどは娘が大変失礼いたしました。少し、お話よろしいでしょうか」
俺たちが応じると、食堂で話そうと促され皆で食堂に向かった。
席に座ると女将さんと狐少女が深々と頭を下げる。
「改めまして、先ほどは娘のノバラが失礼なことを……、大変申し訳ありません」
「のばら……。あ、いえ、こちらも特に注意を払わず話していたので。別に怒ってはいませんよ」
「ありがとうございます。……まだ名乗っておりませんでしたわね。私はこの赤い狐亭の女将でアヤメと申します」
「!!! あやめ、さん……。あの、このあたりでは『のばら』や『あやめ』というのはよくあるお名前なんですか?」
日本では別に不思議な名前ではないが、この世界ではかなり違和感のある名前だ。『野薔薇』に『菖蒲』、この親子はやはり日本人の血をひいているのか?
「お客様方は、この名前の意味がお解かりになるのですか?」
少女の方は、少し驚いた様子で女将さんと俺たちを交互に見ているが、女将さんは俺の質問に答えることなく、穏やかな笑みを浮かべたまま質問を返す。なんとなく、試されているように感じて少し焦ってしまう。決して美人に見つめられたからではない。
「花の名前、ですよね」
そう言った瞬間、少女はクリクリの目を最大限に見開き、女将さんはどこか嬉しそうに笑みを深めて口を開いた。
「本当にあなた方は、日本からいらしたんですね」
やっぱり――
予想はしていたが『日本』という単語が出てきたことに、一瞬動揺してしまった。俺以外の皆も同じような反応だった。
「わたくしごとの少し古い話ですが、聞いていただけますか?」
そう俺たちの同意を得てから女将が話してくれたのは、やはり彼女の祖父、例の『2代前のおやっさん』の話だった。
彼女の祖父、一郎さんはやはり日本の出身だった。およそ60年ほど前、俺たちと同じように山の祠の青白い光によって、この世界へ飛ばされてきたらしい。彼はなんとかこの村に辿り着いたのだが、日本とはあまりに違う常識や環境にとまどい、最初の数年は相当苦労したそうだ。
20代半ばまで日本で料理人として修行をしていたことから、この食堂兼酒場で雇ってもらえることになり、やがて店主の娘と結婚して跡を継いだということだ。
もちろんだが、彼が違う世界から来たということは、家族以外にはずっと秘密にされてきたらしい。そして今までに、彼と同じく異世界から来たと思われる人には出会わなかったとのことだった。
「祖父は、『ここでの暮らしは刺激的で楽しいし、最愛の家族と多くの弟子に恵まれて、自分は幸せ者だ。最初は俺をこの世界に飛ばした「誰か」を恨んだが、今では感謝すらしている。ただ、ここには故郷を感じるものがない。それだけが寂しい』そう言っていたそうです。それで祖母は、子どもや孫達に日本を感じられる名前を付けるよう勧めたと聞きました」
いくら幸せを手にしたといっても望んで来たわけでもないのだ。故郷の家族や友人への想いや、郷愁にかられるのも無理は無い。少しジンとくる話だ。
「それで『アヤメ』さんなんですね。『ノバラ』というのも一郎さんが?」
そう尋ねると、アヤメさんは少し目を伏せ軽く首を横に振った。
「祖父はこの子が生まれる前に亡くなりました。けれど祖父の遺言で、代々女の子には花の名前を付けるようにとメモ書きが遺されているんです。ノバラはその候補の中から選んだ名前です」
「そうなんですね。ちなみに、男の子の名前の候補もあるんですか?」
今度はアヤメさんの顔にぎこちない笑顔が浮かぶ。そしてここまで静かに成り行きを見守っていた狐少女――ノバラが、これまた微妙な表情で言う。
「はぁ、あたし女の子でホントに良かったよ。男の子だったらサブローになるとこだったんだから」
サブローってまさか……
「イチローという名前は日本語の数字に男性を表すローが付いているのだと聞いています。男の子には、数字の部分を変えて付けるようにと言われていて、私の父は『ジロー』といいます」
「「「「……」」」」
アヤメさんが補足説明してくれるが、これには俺たちも苦笑いしか出ない。まぁ確かに日本を感じる名前かもしれんが…。
「それで、祖父の遺言には続きがあるんです。この名前の意味が解る人は、きっと自分と同じところから来た人だ。だから、もしこの世界に来て間もないようなら、色々教えてあげて欲しい、と……」
「「「「!!!!」」」」
「なるほど、名前にはそういった意味も込められていたんですね」
「ええ。祖父以外で意味が解る人には初めて会ったので驚きました」
「私、作り話じゃないかと思ってたからホントにビックリしました。あの、だから部屋から『異世界』って聞こえてきて興味が湧いてつい…ごめんなさい!」
客の部屋に聞き耳立てるのはいただけないが、ちゃんと反省もしているようだし今回は事情が事情だからな。
「いや、おかげで話が聞けたし、俺たちも不注意だったから。でも、今後は気をつけろよ。客商売なんだから、店の信用に関わるぞ」
「はい!」
「ありがとうございます。祖父の遺言もありますし、一般常識程度しか教えられませんが、なんでも聞いてくださいね」
アヤメさんがにっこりと微笑んで言ってくれる。15年も前に亡くなった人の遺言に助けられるとは思いもしなかったな。
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