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第1章
閑話 邂逅(ノバラの視点)
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こんにちは。ノバラです!
フォンド村にある唯一の宿屋兼食堂&酒場である『赤い狐亭』の娘です。ちょっとうちの家族を紹介すると、お父さんは人族で、腕のいい料理人。お母さんは狐人族で、村一番の美人さんです。わたしもお母さんと同じ狐人族でフワフワの尻尾が自慢なの! なんだけど、顔はお母さんに似てないんだよね……。髪の色はお父さんと同じ赤だし。
あ、別に、わたしが赤い髪で狐人族だから『赤い狐亭』ってわけじゃないんですよ。フォンド村がある山には赤い毛色の狐『クリムゾンフォックス』が生息していて、このお店を始めたご先祖様が、その狐を飼ってたらしいんです。その子が名前の由来。だから、お店の看板にも、クリムゾンフォックスの特徴である3本の尻尾が描かれてるんですよ。
そんなわたし達だけど、実はうちの一族には秘密があります。なんと! 私の曽祖父は『地球』というところからやって来た異世界人だったんです!!
って言っても、わたしが生まれる前に曽祖父は亡くなってて、異世界人なんて言われてもピンとこなかったんですよねー。他の異世界人にも会った事なかったし。そーいうわけで、曽祖父の話なんてホントは作り話なんじゃないの? くらいに思ってたんですよねー。――あの日までは。
あれはほんの数日前のこと。この田舎のフォンド村に行商人以外の人が来るのは久しぶりのことだったんだけど、4人の旅人さんが突然やってきました。話した感じ、悪い人には全然見えなかったんだけど、なーんか怪しい人達だなって思ってたんです。だって、隣のトリス村から来るにしても、国境の山を越えてノストラーダ王国から来るにしても、途中で絶対野宿してるはずなんです。なのに、この人達は強そうには見えないのに護衛はいないし、荷物も少ないし。それに、小奇麗だけど変わった格好だし……。ね? 怪しさ満点でしょ?
そう思ってたら翌日の朝、3部屋に別れて泊まってたその人達が、みんなで1部屋に入っていくのを見ちゃって。だから、2階の客室前の廊下を掃除するフリをして、思わず聞き耳立てちゃったんですよね。もちろん、そんなことしちゃいけないのは分かってるんだけど。でもでも、集まって何か悪い計画でも立ててたらいけないと思って……。誓って言うけど、正義感からの行動なんですよ! 決して好奇心からじゃないですからね! 正義感!
狐人族のわたしは、人族より耳がいいんです。だから、ちゃんと掃除しながら聞いてたんですよ? もちろん壁越しだから所々しか聞き取れないし、掃除道具を用意してたので最初の方は聞き逃しましたけど。
そしたら、スキルがどーのこーのとか、人捜ししてる風な事を言っていて。そこまではいいんだけど「野宿が心配」とか「お金を用意しなきゃ」とか言い出したんですよね。
うーん、やっぱりなんか怪しい。なんて考え込んでたら「異世界転移」って言葉が耳に飛び込んできたんです! へ? って感じでした。考え事してたし聞き間違いかな? って。でも気になって、部屋のドアに寄りかかるようにしてしっかり聞くことにしたんです。そしたら今度はお金を得るための算段をし始めて。
なーんだ、やっぱり聞き間違いかー。ってドアから離れようとしたら「この世界の情報が欲しい」だとか「魔法を使えるようになりたい」だとか、挙句、曽祖父のことまで……。聞き耳立ててる罪悪感と少しのスリルで、ずっとドキドキしてたんですけど、もう、心臓がバクバクいいはじめて! 今までの彼らの断片的な話とか、お母さんから聞いてた曽祖父の話とか、考え合わせたらもう、彼らが何者なのか、答えは一つしか浮かばなくて。
だけど、わたしは曽祖父の話を全部本当のことだなんて信じてなかったから、思い至った答えをすぐには認められなくて、頭がグルグルしてきちゃったんですよね。そしたらついに決定的な言葉が! 「地球から転移してきた」って! それを聞いた瞬間、もう認めるしかなかったんですけど、頭の中が真っ白になっちゃって、持ってたモップを落としてしまったんです。
――ヤバイ!! どうしよう!?
そう思ったけど体が固まって動かなくて。ドアの向こうも静かだし、このまま静かにしてたら音は気のせいだったと思ってスルーしてくれないかな? なんて淡い期待をしちゃいました。そしたら次の瞬間、もたれかかってたドアが急に開いて部屋の中に倒れこんでしまって。一瞬何が起こったのかわからなかったんです。だけどみなさんの視線に気付いたらサーっと血の気が引いていきました。もう何も考えられなくって、とりあえず謝るだけ謝って逃げ出してしまいました。
その後は厨房に逃げてお水を飲んで、少し気持ちを落ち着けました。とりあえずお母さんに知らせなきゃ! と思って探しに行きました。もちろん盗み聞きしたことは怒られるだろうけど、黙ってなんていられません。この時間なら、食材の仕入れにターナーさんの所へ行って、そろそろ帰ってくる頃です。そう思って裏庭へ出て、庭の裏口から敷地外へ出ました。余談ですが、食材を運んでくるときは、直接厨房に入れられる裏口を使うんです。案の定、2~3分走ったところでお母さんに会えたので、ヒソヒソとさっきのことを話しました。
こんなこと、色んな意味で大きな声では話せません。だってそうでしょ? 異世界なんて頭オカシイと思われそうだし、それを理由に彼らに危害が与えられないとも限らないし、宿の娘がお客様の部屋を盗み聞きしたなんて知られたらマズイし……。
ええ、もちろんガッツリ怒られましたよ。美人が笑顔で怒るのって、迫力ありすぎで本っっ当に怖いですね。こんなに怒られたのは、1年くらい前に『ウォーターアロー』の軌道を変える練習を裏庭でやって、失敗して井戸の桶に穴を開けてしまって以来でした。って、そんな失敗談はどうでもいいですね。
お母さんに話した後は、食堂で旅人さんたちとゆっくりお話しました。旅人さん達は本当に、曽祖父が住んでいたという異世界の「日本」という所から来たみたいです。お母さんの話す曽祖父の事に興味津々といった感じでした。
それで、もう1回ちゃんと謝っておこうと思って謝ったんだけど、盗み聞きしてしまったことは怒られませんでした。4人とも全然気にしてないって感じの表情で。それどころか、ずっと中心になって喋ってた男の人――ユースケさんというらしい――は、お店の信用に関わるから気をつけるように、と注意してくれました。最後は少し厳しい口調になってましたけど、心配するような優しい顔を向けてくれて。優しいお兄ちゃんって感じで、ちょっと嬉しくなっちゃいました!
だから、お母さんは曽祖父の遺言がなんとかって言ってましたけど、わたしはそんなの関係なく、何でも教えてあげよう! 力になろう! って思いました。
それからアリアのことを色々教えたり、逆に地球のことを教えてもらったり、魔法や戦いの訓練を一緒にしたり……。みんなと一緒にいるのはとっても楽しくて、みんなのことが大好きになっちゃいました! ミーコさんとサーヤさんに誘われて女子会というのもしたけど、なんだか変なテンションになっちゃって……、だけど本っ当に楽しかったな~!
せっかく仲良くなれたから、お別れはとっても寂しいです。でも、ミーコさんのお兄さんを捜す旅だから、引き留めることはできないですよね。お兄さんが見つかったら、またここに戻ってきてくれるといいなぁ。みんなもお兄さんも、どうか無事で会えますように……。
フォンド村にある唯一の宿屋兼食堂&酒場である『赤い狐亭』の娘です。ちょっとうちの家族を紹介すると、お父さんは人族で、腕のいい料理人。お母さんは狐人族で、村一番の美人さんです。わたしもお母さんと同じ狐人族でフワフワの尻尾が自慢なの! なんだけど、顔はお母さんに似てないんだよね……。髪の色はお父さんと同じ赤だし。
あ、別に、わたしが赤い髪で狐人族だから『赤い狐亭』ってわけじゃないんですよ。フォンド村がある山には赤い毛色の狐『クリムゾンフォックス』が生息していて、このお店を始めたご先祖様が、その狐を飼ってたらしいんです。その子が名前の由来。だから、お店の看板にも、クリムゾンフォックスの特徴である3本の尻尾が描かれてるんですよ。
そんなわたし達だけど、実はうちの一族には秘密があります。なんと! 私の曽祖父は『地球』というところからやって来た異世界人だったんです!!
って言っても、わたしが生まれる前に曽祖父は亡くなってて、異世界人なんて言われてもピンとこなかったんですよねー。他の異世界人にも会った事なかったし。そーいうわけで、曽祖父の話なんてホントは作り話なんじゃないの? くらいに思ってたんですよねー。――あの日までは。
あれはほんの数日前のこと。この田舎のフォンド村に行商人以外の人が来るのは久しぶりのことだったんだけど、4人の旅人さんが突然やってきました。話した感じ、悪い人には全然見えなかったんだけど、なーんか怪しい人達だなって思ってたんです。だって、隣のトリス村から来るにしても、国境の山を越えてノストラーダ王国から来るにしても、途中で絶対野宿してるはずなんです。なのに、この人達は強そうには見えないのに護衛はいないし、荷物も少ないし。それに、小奇麗だけど変わった格好だし……。ね? 怪しさ満点でしょ?
そう思ってたら翌日の朝、3部屋に別れて泊まってたその人達が、みんなで1部屋に入っていくのを見ちゃって。だから、2階の客室前の廊下を掃除するフリをして、思わず聞き耳立てちゃったんですよね。もちろん、そんなことしちゃいけないのは分かってるんだけど。でもでも、集まって何か悪い計画でも立ててたらいけないと思って……。誓って言うけど、正義感からの行動なんですよ! 決して好奇心からじゃないですからね! 正義感!
狐人族のわたしは、人族より耳がいいんです。だから、ちゃんと掃除しながら聞いてたんですよ? もちろん壁越しだから所々しか聞き取れないし、掃除道具を用意してたので最初の方は聞き逃しましたけど。
そしたら、スキルがどーのこーのとか、人捜ししてる風な事を言っていて。そこまではいいんだけど「野宿が心配」とか「お金を用意しなきゃ」とか言い出したんですよね。
うーん、やっぱりなんか怪しい。なんて考え込んでたら「異世界転移」って言葉が耳に飛び込んできたんです! へ? って感じでした。考え事してたし聞き間違いかな? って。でも気になって、部屋のドアに寄りかかるようにしてしっかり聞くことにしたんです。そしたら今度はお金を得るための算段をし始めて。
なーんだ、やっぱり聞き間違いかー。ってドアから離れようとしたら「この世界の情報が欲しい」だとか「魔法を使えるようになりたい」だとか、挙句、曽祖父のことまで……。聞き耳立ててる罪悪感と少しのスリルで、ずっとドキドキしてたんですけど、もう、心臓がバクバクいいはじめて! 今までの彼らの断片的な話とか、お母さんから聞いてた曽祖父の話とか、考え合わせたらもう、彼らが何者なのか、答えは一つしか浮かばなくて。
だけど、わたしは曽祖父の話を全部本当のことだなんて信じてなかったから、思い至った答えをすぐには認められなくて、頭がグルグルしてきちゃったんですよね。そしたらついに決定的な言葉が! 「地球から転移してきた」って! それを聞いた瞬間、もう認めるしかなかったんですけど、頭の中が真っ白になっちゃって、持ってたモップを落としてしまったんです。
――ヤバイ!! どうしよう!?
そう思ったけど体が固まって動かなくて。ドアの向こうも静かだし、このまま静かにしてたら音は気のせいだったと思ってスルーしてくれないかな? なんて淡い期待をしちゃいました。そしたら次の瞬間、もたれかかってたドアが急に開いて部屋の中に倒れこんでしまって。一瞬何が起こったのかわからなかったんです。だけどみなさんの視線に気付いたらサーっと血の気が引いていきました。もう何も考えられなくって、とりあえず謝るだけ謝って逃げ出してしまいました。
その後は厨房に逃げてお水を飲んで、少し気持ちを落ち着けました。とりあえずお母さんに知らせなきゃ! と思って探しに行きました。もちろん盗み聞きしたことは怒られるだろうけど、黙ってなんていられません。この時間なら、食材の仕入れにターナーさんの所へ行って、そろそろ帰ってくる頃です。そう思って裏庭へ出て、庭の裏口から敷地外へ出ました。余談ですが、食材を運んでくるときは、直接厨房に入れられる裏口を使うんです。案の定、2~3分走ったところでお母さんに会えたので、ヒソヒソとさっきのことを話しました。
こんなこと、色んな意味で大きな声では話せません。だってそうでしょ? 異世界なんて頭オカシイと思われそうだし、それを理由に彼らに危害が与えられないとも限らないし、宿の娘がお客様の部屋を盗み聞きしたなんて知られたらマズイし……。
ええ、もちろんガッツリ怒られましたよ。美人が笑顔で怒るのって、迫力ありすぎで本っっ当に怖いですね。こんなに怒られたのは、1年くらい前に『ウォーターアロー』の軌道を変える練習を裏庭でやって、失敗して井戸の桶に穴を開けてしまって以来でした。って、そんな失敗談はどうでもいいですね。
お母さんに話した後は、食堂で旅人さんたちとゆっくりお話しました。旅人さん達は本当に、曽祖父が住んでいたという異世界の「日本」という所から来たみたいです。お母さんの話す曽祖父の事に興味津々といった感じでした。
それで、もう1回ちゃんと謝っておこうと思って謝ったんだけど、盗み聞きしてしまったことは怒られませんでした。4人とも全然気にしてないって感じの表情で。それどころか、ずっと中心になって喋ってた男の人――ユースケさんというらしい――は、お店の信用に関わるから気をつけるように、と注意してくれました。最後は少し厳しい口調になってましたけど、心配するような優しい顔を向けてくれて。優しいお兄ちゃんって感じで、ちょっと嬉しくなっちゃいました!
だから、お母さんは曽祖父の遺言がなんとかって言ってましたけど、わたしはそんなの関係なく、何でも教えてあげよう! 力になろう! って思いました。
それからアリアのことを色々教えたり、逆に地球のことを教えてもらったり、魔法や戦いの訓練を一緒にしたり……。みんなと一緒にいるのはとっても楽しくて、みんなのことが大好きになっちゃいました! ミーコさんとサーヤさんに誘われて女子会というのもしたけど、なんだか変なテンションになっちゃって……、だけど本っ当に楽しかったな~!
せっかく仲良くなれたから、お別れはとっても寂しいです。でも、ミーコさんのお兄さんを捜す旅だから、引き留めることはできないですよね。お兄さんが見つかったら、またここに戻ってきてくれるといいなぁ。みんなもお兄さんも、どうか無事で会えますように……。
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