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第4話:魔王軍幹部と、聖なるポテトサラダ(塩味)
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俺たち、佐藤健太郎(教師)とソアラ(歩く核弾頭)、そして大量の芋は、関所を(物理的に)突破し、次の町へとたどり着いた。
……が。
「だ、駄目だ! 入れるわけにはいかん!」
「あの『厄災の聖女』だぞ! 関所の騎士団様が、空の彼方に消えたって報告が!」
「町が消し炭にされちまう!」
ガン! と、固く閉ざされる城門。
……だよな!
そりゃそうだ! 俺だって逆の立場なら絶対入れねえ!
「うう……先生……わたくし、また……」
ソアラが、しょんぼりと俯く。
「気にするな。想定内だ。むしろ、石を投げられないだけマシだろ」
「ポジティブですのね……」
「教師ってのはな、理不尽に耐える仕事なんだよ……」
俺たちは、トボトボと町を離れ、街道脇の森で野宿することにした。
焚き火を起こし(ソアラが《火球(調整版)》で一発だった。便利だ)、麻袋から芋を取り出す。
ホカホカの、ふかし芋。
「……先生」
「ん?」
「……飽きましたわ」
「俺もだ」
三日連続、朝昼晩、ふかし芋(塩味)。
(砂糖はソアラが寝るから禁止。塩はブーストするから、俺がソアラの機嫌をうかがいながら『微量』を振りかける日々)
栄養バランスも最悪だ。口の中の水分、全部持ってかれる。
「うう……聖都のレストランで食べた、あの……なんとか鶏の、なんとかソースがけ……食べたいですわ……」
「言うな。腹が減る」
ソアラのストレスが、じわじわと溜まっていくのがわかる。
まずい。このままじゃ「芋、飽きた」ストレスで、森ごと《超新星》だ。
俺は頭をフル回転させた。
元・家庭科(兼任)教師の知識を!
芋だ。芋しかない。だが、芋には可能性がある!
『ふかす』しか能がないと思っていた『聖なるじゃがいも』。
だが、ふかした後なら、どうとでもなるんじゃないか!?
俺は、ふかしたての熱々の芋を、木の器(さっきソアラが魔力カッターで作った)に入れ、木の棒で力任せに潰し始めた!
「せ、先生!? 貴重な芋を!?」
「うるさい! これが俺の『魔王討伐(新しいメニュー開発)』だ!」
潰した芋に、慎重に、『奇跡の塩』をパラパラと振りかける。
塩ブーストが怖い? 知るか! 飽きて爆発されるよりマシだ!
芋の熱気と、塩の奇跡的な香りが混ざり合い、とんでもなく食欲をそそる匂いが立ち込める!
「な、なんですの、この香り……!」
ソアラが、目を輝かせてヨダレを垂らす。
「名付けて、『聖なるポテトサラダ(塩味)』だ! マヨネーズもキュウリもねえが、我慢しろ!」
「ぽてとさらだ!」
俺たちが、その黄金色の『サラダ(芋を潰したもの)』を食べようとした、その時だった。
「……ほう。貴様らが、あの『厄災の聖女』と、噂の『芋おじさん』か」
背後の茂みから、ぬるり、と現れたのは、漆黒の鎧をまとった大男だった。
背中には禍々しいマント。目は赤く輝いている。
こいつ……できる!
「だ、誰ですの!?」
「我は魔王軍四天王が一角! 『爆炎の』アグニ様よ!」
(うわあああ! 出た! 四天王! しかも『爆炎』とか、ソアラとキャラ被ってんじゃねえか!)
アグニは、俺たち(と、器の中のポテトサラダ)を睨みつけた。
「厄災の聖女ソアラ。その魔力、魔王様の脅威となりうる。ここで死んでもらう!」
アグニの拳に、地獄の業火のような炎が宿る!
やべえ! あんなの食らったら、芋ごと丸焦げだ!
「ソアラ! やれ! 塩(ブースト)だ!」
「え!? でも、町が……!」
「知るか! 俺たちが死ぬわ!」
ソアラが慌てて『奇跡の塩』の瓶に手を伸ばそうとした、その瞬間。
「……待て」
アグニが、炎を宿したまま、ピタリと動きを止めた。
その鼻が、くんくん、と動いている。
「……この、食欲を刺激する香りは……なんだ?」
「え?」
「貴様らが今、食べようとしていた、その黄色い物体は……!」
アグニの視線は、ソアラではなく、器の中の『ポテトサラダ(塩味)』に釘付けだった。
「……ああ、これか? ポテトサラダだが」
「ぽてと……さらだ……?」
アグニは、ゴクリ、と喉を鳴らした。
意外だ。こいつ、食いしん坊か?
「……ふん。どうせ人間の食うものなど、たかが知れている。だが、四天王の情けだ。死ぬ前に、それを一口、食わせてやろう」
「ええ……?」
(こいつ、食いたいだけじゃねえか?)
俺は、ソアラと顔を見合わせ、木の棒でポテトサラダをすくい、アグニの前に差し出した。
「……ほらよ」
「ふん!」
アグニは、疑心暗鬼の顔で、その一口を、鎧の隙間から口に運んだ。
そして、
「!!!!」
アグニの、赤い目が、カッ!! と見開かれた!
「う……う……」
鎧が、ガタガタと震え始める。
まずい! 毒殺だと思われたか!?
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
アグニの体から、爆炎(さっきの比じゃない)が吹き上がった!
『奇跡の塩』のブースト効果が、敵(こいつ)にも発動した!
「し、しまった! 敵に塩を送っちまった!」
「先生! 何言ってるかわかりませんわ!」
アグニは、天に向かって叫んだ。
「力が……力がみなぎる……! これが、聖なる芋の力か!?」
「いや、塩の力だ!」
「だが、それ以上に……!」
アグニは、ブーストされた力で、俺たちの目の前に土下座した。
「美味い!!!!」
「「ええええええええええ!?」」
四天王、土下座。
「たのむ! 芋おじさん……いや、芋神(ポテトゴッド)よ! その『ぽてとさらだ』を、我に! 我が軍は、今、慢性的な食糧難で……!」
「あ、やっぱり?」
「魔王様も、固いパンと干し肉ばかりで、お痩せになられて……! この味を、魔王様に……!」
(……なんか、思ってた魔王軍と違うな)
俺は、残りのポテトサラダ(塩味)を、器ごとアグニに渡した。
アグニは「おおお! 恩に着る!」と涙ながらにそれを受け取ると、
「今日のところは、この『借り』で、見逃してやろう! だが、次は容赦せんぞ!」
と、テンプレなセリフを吐きながら、ポテトサラダを大事そうに抱えて、爆炎と共に去っていった。
「「「…………」」」
俺とソアラは、ポカンと、四天王が消えた空を見つめた。
「……先生」
「なんだ」
「わたくしたち……魔王軍幹部を、撃退しましたわよね?」
「ああ。芋でな」
俺は、麻袋にギッシリ詰まった『聖なるじゃがいも』を見た。
これ、もしかして、聖剣より強いんじゃねえか?
「よし、ソアラ! 決めた!」
俺は、高らかに宣言した。
「俺たちは、魔王を『料理(りょうり)』で倒すぞ! 物理(お前の爆発)じゃなく!」
「りょ、料理で魔王討伐ですの!?」
こうして、俺たちの旅の目的は、『魔王(の胃袋)を掴む旅』へと、大きく方向転換したのである!
……が。
「だ、駄目だ! 入れるわけにはいかん!」
「あの『厄災の聖女』だぞ! 関所の騎士団様が、空の彼方に消えたって報告が!」
「町が消し炭にされちまう!」
ガン! と、固く閉ざされる城門。
……だよな!
そりゃそうだ! 俺だって逆の立場なら絶対入れねえ!
「うう……先生……わたくし、また……」
ソアラが、しょんぼりと俯く。
「気にするな。想定内だ。むしろ、石を投げられないだけマシだろ」
「ポジティブですのね……」
「教師ってのはな、理不尽に耐える仕事なんだよ……」
俺たちは、トボトボと町を離れ、街道脇の森で野宿することにした。
焚き火を起こし(ソアラが《火球(調整版)》で一発だった。便利だ)、麻袋から芋を取り出す。
ホカホカの、ふかし芋。
「……先生」
「ん?」
「……飽きましたわ」
「俺もだ」
三日連続、朝昼晩、ふかし芋(塩味)。
(砂糖はソアラが寝るから禁止。塩はブーストするから、俺がソアラの機嫌をうかがいながら『微量』を振りかける日々)
栄養バランスも最悪だ。口の中の水分、全部持ってかれる。
「うう……聖都のレストランで食べた、あの……なんとか鶏の、なんとかソースがけ……食べたいですわ……」
「言うな。腹が減る」
ソアラのストレスが、じわじわと溜まっていくのがわかる。
まずい。このままじゃ「芋、飽きた」ストレスで、森ごと《超新星》だ。
俺は頭をフル回転させた。
元・家庭科(兼任)教師の知識を!
芋だ。芋しかない。だが、芋には可能性がある!
『ふかす』しか能がないと思っていた『聖なるじゃがいも』。
だが、ふかした後なら、どうとでもなるんじゃないか!?
俺は、ふかしたての熱々の芋を、木の器(さっきソアラが魔力カッターで作った)に入れ、木の棒で力任せに潰し始めた!
「せ、先生!? 貴重な芋を!?」
「うるさい! これが俺の『魔王討伐(新しいメニュー開発)』だ!」
潰した芋に、慎重に、『奇跡の塩』をパラパラと振りかける。
塩ブーストが怖い? 知るか! 飽きて爆発されるよりマシだ!
芋の熱気と、塩の奇跡的な香りが混ざり合い、とんでもなく食欲をそそる匂いが立ち込める!
「な、なんですの、この香り……!」
ソアラが、目を輝かせてヨダレを垂らす。
「名付けて、『聖なるポテトサラダ(塩味)』だ! マヨネーズもキュウリもねえが、我慢しろ!」
「ぽてとさらだ!」
俺たちが、その黄金色の『サラダ(芋を潰したもの)』を食べようとした、その時だった。
「……ほう。貴様らが、あの『厄災の聖女』と、噂の『芋おじさん』か」
背後の茂みから、ぬるり、と現れたのは、漆黒の鎧をまとった大男だった。
背中には禍々しいマント。目は赤く輝いている。
こいつ……できる!
「だ、誰ですの!?」
「我は魔王軍四天王が一角! 『爆炎の』アグニ様よ!」
(うわあああ! 出た! 四天王! しかも『爆炎』とか、ソアラとキャラ被ってんじゃねえか!)
アグニは、俺たち(と、器の中のポテトサラダ)を睨みつけた。
「厄災の聖女ソアラ。その魔力、魔王様の脅威となりうる。ここで死んでもらう!」
アグニの拳に、地獄の業火のような炎が宿る!
やべえ! あんなの食らったら、芋ごと丸焦げだ!
「ソアラ! やれ! 塩(ブースト)だ!」
「え!? でも、町が……!」
「知るか! 俺たちが死ぬわ!」
ソアラが慌てて『奇跡の塩』の瓶に手を伸ばそうとした、その瞬間。
「……待て」
アグニが、炎を宿したまま、ピタリと動きを止めた。
その鼻が、くんくん、と動いている。
「……この、食欲を刺激する香りは……なんだ?」
「え?」
「貴様らが今、食べようとしていた、その黄色い物体は……!」
アグニの視線は、ソアラではなく、器の中の『ポテトサラダ(塩味)』に釘付けだった。
「……ああ、これか? ポテトサラダだが」
「ぽてと……さらだ……?」
アグニは、ゴクリ、と喉を鳴らした。
意外だ。こいつ、食いしん坊か?
「……ふん。どうせ人間の食うものなど、たかが知れている。だが、四天王の情けだ。死ぬ前に、それを一口、食わせてやろう」
「ええ……?」
(こいつ、食いたいだけじゃねえか?)
俺は、ソアラと顔を見合わせ、木の棒でポテトサラダをすくい、アグニの前に差し出した。
「……ほらよ」
「ふん!」
アグニは、疑心暗鬼の顔で、その一口を、鎧の隙間から口に運んだ。
そして、
「!!!!」
アグニの、赤い目が、カッ!! と見開かれた!
「う……う……」
鎧が、ガタガタと震え始める。
まずい! 毒殺だと思われたか!?
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
アグニの体から、爆炎(さっきの比じゃない)が吹き上がった!
『奇跡の塩』のブースト効果が、敵(こいつ)にも発動した!
「し、しまった! 敵に塩を送っちまった!」
「先生! 何言ってるかわかりませんわ!」
アグニは、天に向かって叫んだ。
「力が……力がみなぎる……! これが、聖なる芋の力か!?」
「いや、塩の力だ!」
「だが、それ以上に……!」
アグニは、ブーストされた力で、俺たちの目の前に土下座した。
「美味い!!!!」
「「ええええええええええ!?」」
四天王、土下座。
「たのむ! 芋おじさん……いや、芋神(ポテトゴッド)よ! その『ぽてとさらだ』を、我に! 我が軍は、今、慢性的な食糧難で……!」
「あ、やっぱり?」
「魔王様も、固いパンと干し肉ばかりで、お痩せになられて……! この味を、魔王様に……!」
(……なんか、思ってた魔王軍と違うな)
俺は、残りのポテトサラダ(塩味)を、器ごとアグニに渡した。
アグニは「おおお! 恩に着る!」と涙ながらにそれを受け取ると、
「今日のところは、この『借り』で、見逃してやろう! だが、次は容赦せんぞ!」
と、テンプレなセリフを吐きながら、ポテトサラダを大事そうに抱えて、爆炎と共に去っていった。
「「「…………」」」
俺とソアラは、ポカンと、四天王が消えた空を見つめた。
「……先生」
「なんだ」
「わたくしたち……魔王軍幹部を、撃退しましたわよね?」
「ああ。芋でな」
俺は、麻袋にギッシリ詰まった『聖なるじゃがいも』を見た。
これ、もしかして、聖剣より強いんじゃねえか?
「よし、ソアラ! 決めた!」
俺は、高らかに宣言した。
「俺たちは、魔王を『料理(りょうり)』で倒すぞ! 物理(お前の爆発)じゃなく!」
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