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動き出す時
パロメロ皇国大使との食事会
ヴァイナモへの気持ちに自覚して、それが秒で周りにバレてて羞恥に悶え苦しみたい気持ちになりながらも、今日はついにパロメロ皇国の大使との食事会の日だ。それをサボる訳にもいかないので、俺は気分を切り替えて正装に身を包む。
ダーヴィド曰く「他の騎士にも協力を仰いで、出来るだけヴァイナモと2人きりにしないよう動いてもらってます!」とのこと。俺は私的なことで騎士の皆に手間をかけさせていることに対する罪悪感と、事情を騎士の皆に知られていると言う恥ずかしさで微妙な顔になった。だけどその配慮は有難いから何も言わないでおく。
食事会の会場まで行くために、伯爵邸の前に停めてある馬車の元へ来た。そこには一足先にやって来て馬車の最終チェックをしているヴァイナモの姿が。ヴァイナモは俺に気づくとスッと威儀を正して、胸に手を添えて最敬礼をした。
「おはようございます、エルネスティ様。今日は勝手にモーニングコールをダーヴィド先輩にお任せしてしまい、誠に申し訳ございません」
「おはようございます、ヴァイナモ。事情はダーヴィドの方から聞いているので大丈夫ですよ」
ヴァイナモは少し不服そうだった。なっ、何だよ。そんなに俺のモーニングコールしたかったんかよ。今俺は脳内お花畑だから、自惚れるぞ?勘違いしてしまうぞ?
ヴァイナモはスッと俺に手を差し伸べた。エスコートをするつもりなのだろう。馬車に乗るだけなのに、ぐう紳士。ぐうかっこいい。好きだ。やばい俺って思ってた以上にヴァイナモのことが好きだぞ!?
「……そうだ。エルネスティ様。チェルソ・カルメン・ソアーヴェの素性を調べている内に、驚くべき事実が判明したのですが」
馬車に乗り込んだ俺の対面に座ったヴァイナモがそう言ってきた。チェルソ?……ああ!昨日レストランで俺を口説いて来たアイツか!すっかり忘れてた!
てか素性って、チェルソはアルバーニ公国の平民じゃなかったのか?
「チェルソ・カルメン・ソアーヴェはアルバーニ公国のソアーヴェ公爵の一人息子でした」
「……えっ?公爵子息ですか?」
「はい。そしてソアーヴェ公爵家は古くからアルバーニ族の頭領を務めており、現当主は現在のアルバーニ公国の統治者でした」
俺は宇宙を感じた猫になった。えっ……?チェルソが貴族子息……?てか一人息子ってことは、ゆくゆくは公爵家を継いで、ついでに公国の統治者になるの……?
「アルバーニ公国では統治者は立候補者の中から国民投票によって選出されるので、チェルソが次期統治者になるかはわかりません。ですが次期公爵当主になることは決定事項ですね」
「……えっ?あの軽薄そうなチェルソが公爵ですか?そんなの務まるのですか?……と言うかそうなら、チェルソが我が国に住むなんてこと、不可能じゃないですか。いくら職業の違いとは言え、公爵なんて身分を約束されていますのに」
「いいえ、それが可能だったりします。貴族の地位は政治に関わる人間だと言う紋章みたいな物なので、政治的権力を放棄し、国に公爵の身分を返上すれば、晴れて平民です。公国では貴族が平民になることも、平民が貴族になることも、割と簡単なようですね」
「……なるほど。つまりチェルソは平民の身分でありながら、ソアーヴェ公爵現当主の一人息子と言うネームバリューを持った状態で、我が国に来ることが出来たのですか。なら確かに可能性はありますが」
アルバーニ公国の変わった身分制度が、チェルソのあの自信に繋がったのか。まあアルバーニ公国は色々緩いって聞くし。てことは本当に後は俺の気持ち次第だったってことか。意外と本気で……その、ちょっと申し訳ないな。冗談だと思って軽くあしらってしまった。
「……まあもう会うことはないでしょうけど」
「そうですね。……その、僭越ながらお聞きしたいのですが、もしチェルソと公国の事情を知っている状態でチェルソから告白されていた場合、エルネスティ様はどうお返事していましたか?」
ヴァイナモは真剣な表情でそんなことを聞いてきた。えっ何何?なんでいきなりそんなことを聞くんだ?ヴァイナモには関係ない……あっ。でも俺が結婚して皇族から臣下に下れば、ヴァイナモは俺の専属護衛騎士じゃなくなるのか。そりゃ重大な問題だな。
う~ん。でもどれだけチェルソが優良物件でも、俺は付き合う気にはなれないかなあ。これでも?ヴァイナモが好きですから??
「変わりませんよ。私は結婚する気はありませんし」
うん。下手に結婚して相手の家に嫁いだら、ヴァイナモと一緒にいれないもん。元々結婚する気はなかったけど、今は別の意味でもしたくないな。
俺がそう答えると、ヴァイナモは安心したような、それでいて複雑そうな表情を浮かべた。なんか今日はヴァイナモの表情が忙しいな。どうしたんだろ?
* * *
そんなこんなで昼前には会場に着いた。今回は俺が主催側なので、一足先に到着して会場の最終チェックを行う必要があるからね。
護衛騎士やサルメライネン伯爵家から派遣してもらった使用人たちに、会場の確認すべき場所を指示して動いてもらう。中には俺が直接確認した方が早い場所もあるんだけど、俺がここで動いてしまっては騎士や使用人、そしてサルメライネン伯爵の面目が立たないからね。俺は優雅にサロンでお茶をしてないといけない。もどかしい。
でも流石に海の死神料理のチェックだけは俺以外出来ないので、それは俺がやる。まあ確認と言っても、見栄え的に問題ないか見るぐらいしかないから、直ぐに終わるんだけどね。
そして約束の時間になった。パロメロ皇国の紋章が描かれた馬車が会場に到着したと連絡が入り、俺は先に席に座って待つ。心做しか護衛騎士や使用人たちの表情が硬い。公式の場だから、緊張しているのだろう。
数分後、部屋の扉がノックされ、俺は入室の許可を出して徐に立ち上がった。
入って来たのは如何にも拘りが強そうな中年の男性だった。うわあ頑固そう。めちゃくちゃ難癖つけて来そう。
「ようこそお越しいただきました。私はハーララ帝国第四皇子、エルネスティ・トゥーレ・タルヴィッキ・ニコ・ハーララと申します。本日はよろしくお願いしますね」
「……第四皇子、だと?」
大使は片眉をピクリと動かして、眉を顰めた。えっ?なんか俺、悪いことした?第四皇子だと都合が悪いの?俺が皇帝のお気に入りなこと?別にそっち側に非がない限り、何があっても皇帝に泣きついたりしないよ?
「……何か問題でも?」
「……いえ、第四皇子は学者だと伺っておりましたので、予想外にお若いようで少し驚いただけです」
「確かに私は実年齢より幼く見られることが多いですね。これでももう直ぐ学園入学を控えている身なのですが」
「いやいや、それでも十分にお若いではありませんか!その歳で学問に携わっていられるとは、素晴らしいことですよ!」
大使は貼り付けた笑顔で大袈裟な仕草をつけながらも、棒読みでそう言った。明らかなお世辞でそう言われても、全然嬉しくないのだけど。さては貴様、感情がそのまま表に出てしまうタイプの人だな!?
* * * * * * * * *
2020/09/12
誤字を修正しました。
ダーヴィド曰く「他の騎士にも協力を仰いで、出来るだけヴァイナモと2人きりにしないよう動いてもらってます!」とのこと。俺は私的なことで騎士の皆に手間をかけさせていることに対する罪悪感と、事情を騎士の皆に知られていると言う恥ずかしさで微妙な顔になった。だけどその配慮は有難いから何も言わないでおく。
食事会の会場まで行くために、伯爵邸の前に停めてある馬車の元へ来た。そこには一足先にやって来て馬車の最終チェックをしているヴァイナモの姿が。ヴァイナモは俺に気づくとスッと威儀を正して、胸に手を添えて最敬礼をした。
「おはようございます、エルネスティ様。今日は勝手にモーニングコールをダーヴィド先輩にお任せしてしまい、誠に申し訳ございません」
「おはようございます、ヴァイナモ。事情はダーヴィドの方から聞いているので大丈夫ですよ」
ヴァイナモは少し不服そうだった。なっ、何だよ。そんなに俺のモーニングコールしたかったんかよ。今俺は脳内お花畑だから、自惚れるぞ?勘違いしてしまうぞ?
ヴァイナモはスッと俺に手を差し伸べた。エスコートをするつもりなのだろう。馬車に乗るだけなのに、ぐう紳士。ぐうかっこいい。好きだ。やばい俺って思ってた以上にヴァイナモのことが好きだぞ!?
「……そうだ。エルネスティ様。チェルソ・カルメン・ソアーヴェの素性を調べている内に、驚くべき事実が判明したのですが」
馬車に乗り込んだ俺の対面に座ったヴァイナモがそう言ってきた。チェルソ?……ああ!昨日レストランで俺を口説いて来たアイツか!すっかり忘れてた!
てか素性って、チェルソはアルバーニ公国の平民じゃなかったのか?
「チェルソ・カルメン・ソアーヴェはアルバーニ公国のソアーヴェ公爵の一人息子でした」
「……えっ?公爵子息ですか?」
「はい。そしてソアーヴェ公爵家は古くからアルバーニ族の頭領を務めており、現当主は現在のアルバーニ公国の統治者でした」
俺は宇宙を感じた猫になった。えっ……?チェルソが貴族子息……?てか一人息子ってことは、ゆくゆくは公爵家を継いで、ついでに公国の統治者になるの……?
「アルバーニ公国では統治者は立候補者の中から国民投票によって選出されるので、チェルソが次期統治者になるかはわかりません。ですが次期公爵当主になることは決定事項ですね」
「……えっ?あの軽薄そうなチェルソが公爵ですか?そんなの務まるのですか?……と言うかそうなら、チェルソが我が国に住むなんてこと、不可能じゃないですか。いくら職業の違いとは言え、公爵なんて身分を約束されていますのに」
「いいえ、それが可能だったりします。貴族の地位は政治に関わる人間だと言う紋章みたいな物なので、政治的権力を放棄し、国に公爵の身分を返上すれば、晴れて平民です。公国では貴族が平民になることも、平民が貴族になることも、割と簡単なようですね」
「……なるほど。つまりチェルソは平民の身分でありながら、ソアーヴェ公爵現当主の一人息子と言うネームバリューを持った状態で、我が国に来ることが出来たのですか。なら確かに可能性はありますが」
アルバーニ公国の変わった身分制度が、チェルソのあの自信に繋がったのか。まあアルバーニ公国は色々緩いって聞くし。てことは本当に後は俺の気持ち次第だったってことか。意外と本気で……その、ちょっと申し訳ないな。冗談だと思って軽くあしらってしまった。
「……まあもう会うことはないでしょうけど」
「そうですね。……その、僭越ながらお聞きしたいのですが、もしチェルソと公国の事情を知っている状態でチェルソから告白されていた場合、エルネスティ様はどうお返事していましたか?」
ヴァイナモは真剣な表情でそんなことを聞いてきた。えっ何何?なんでいきなりそんなことを聞くんだ?ヴァイナモには関係ない……あっ。でも俺が結婚して皇族から臣下に下れば、ヴァイナモは俺の専属護衛騎士じゃなくなるのか。そりゃ重大な問題だな。
う~ん。でもどれだけチェルソが優良物件でも、俺は付き合う気にはなれないかなあ。これでも?ヴァイナモが好きですから??
「変わりませんよ。私は結婚する気はありませんし」
うん。下手に結婚して相手の家に嫁いだら、ヴァイナモと一緒にいれないもん。元々結婚する気はなかったけど、今は別の意味でもしたくないな。
俺がそう答えると、ヴァイナモは安心したような、それでいて複雑そうな表情を浮かべた。なんか今日はヴァイナモの表情が忙しいな。どうしたんだろ?
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そんなこんなで昼前には会場に着いた。今回は俺が主催側なので、一足先に到着して会場の最終チェックを行う必要があるからね。
護衛騎士やサルメライネン伯爵家から派遣してもらった使用人たちに、会場の確認すべき場所を指示して動いてもらう。中には俺が直接確認した方が早い場所もあるんだけど、俺がここで動いてしまっては騎士や使用人、そしてサルメライネン伯爵の面目が立たないからね。俺は優雅にサロンでお茶をしてないといけない。もどかしい。
でも流石に海の死神料理のチェックだけは俺以外出来ないので、それは俺がやる。まあ確認と言っても、見栄え的に問題ないか見るぐらいしかないから、直ぐに終わるんだけどね。
そして約束の時間になった。パロメロ皇国の紋章が描かれた馬車が会場に到着したと連絡が入り、俺は先に席に座って待つ。心做しか護衛騎士や使用人たちの表情が硬い。公式の場だから、緊張しているのだろう。
数分後、部屋の扉がノックされ、俺は入室の許可を出して徐に立ち上がった。
入って来たのは如何にも拘りが強そうな中年の男性だった。うわあ頑固そう。めちゃくちゃ難癖つけて来そう。
「ようこそお越しいただきました。私はハーララ帝国第四皇子、エルネスティ・トゥーレ・タルヴィッキ・ニコ・ハーララと申します。本日はよろしくお願いしますね」
「……第四皇子、だと?」
大使は片眉をピクリと動かして、眉を顰めた。えっ?なんか俺、悪いことした?第四皇子だと都合が悪いの?俺が皇帝のお気に入りなこと?別にそっち側に非がない限り、何があっても皇帝に泣きついたりしないよ?
「……何か問題でも?」
「……いえ、第四皇子は学者だと伺っておりましたので、予想外にお若いようで少し驚いただけです」
「確かに私は実年齢より幼く見られることが多いですね。これでももう直ぐ学園入学を控えている身なのですが」
「いやいや、それでも十分にお若いではありませんか!その歳で学問に携わっていられるとは、素晴らしいことですよ!」
大使は貼り付けた笑顔で大袈裟な仕草をつけながらも、棒読みでそう言った。明らかなお世辞でそう言われても、全然嬉しくないのだけど。さては貴様、感情がそのまま表に出てしまうタイプの人だな!?
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2020/09/12
誤字を修正しました。
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