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動き出す時
怖い夢
その後ヴァイナモに案内され、別荘を見て回った。何かあった時のために、建物の構造を知っておくのは大切だからね。
ヴァイナモは俺が寝室として使う部屋の隣を指差して説明した。
「この部屋で俺は就寝しますから、夜間に何かおありでしたら直ぐにここに来てくださいね」
「わかりました。そんなことがないのを願いますが」
「そうですね。多分そんなことはないとは思うのですが。山奥なので、そうそう人はやって来ませんし」
まあ確かにそうだろな。わざわざこんな山奥にまで来て盗みを働く奴なんかいないだろうし。寧ろ心配なのは獣とか虫とか、天候だろうな。
俺とヴァイナモがそんな会話をしていると、いきなりダーヴィドが肩をビクッとさせて、大声を出した。
「ギャッ!?オバケっ!?」
「ひゃあ!?どどどどどどこですか!?」
俺はダーヴィドの声に驚いて飛び上がり、ヴァイナモの後ろへ回り込んで背中に抱きついた。オオオオオオバケ!?どどどどどどこ!?こっち来ないで!?
オリヴァはダーヴィドの視線の先を辿って、溜息をついた。
「落ち着けダーヴィド。ただの人形だ」
「……あれ?本当だ。至って普通の人形ですね。なんで私、オバケと見間違えたんでしょうか?」
オリヴァに言われて冷静になったダーヴィドは、首を傾げながら人形をしげしげと見る。な、なんだよ!ただの人形かよ!?驚かせんな!
「あれじゃねえの?ヴァイナモの話でそう言うのに敏感になってた、とか」
「あー。多分そうですね。私、怖がりなクセにホラーとか大好きですから、脳が過剰反応したのかも」
ダーヴィドは納得がいったように相槌を打った。いるよねめちゃくちゃ怖がるのにホラー好きな人って。俺は苦手だからホラー好きな人の気持ちが全然わかんないけど。
「……それより、エルネスティ様。何時まで俺の陰に隠れるんですか……?」
「えっ?……あっ。すみません」
ヴァイナモが困ったように聞いて来て、俺はやっとヴァイナモに抱きついているのを思い出した。俺は慌ててヴァイナモから離れる。……どさくさに紛れてヴァイナモに抱きついてしまった。どうしようヴァイナモに迷惑かけたし、めちゃくちゃ恥ずかしいのに、嬉しいぞ。アレか。これが俗に言うラッキースケベか。
「……エルネスティ様って本当にオバケが苦手なんですね」
「えっ!?いえ!?別に!?さっきはダーヴィドの大声に驚いただけですから!?」
神妙な表情でヴァイナモが尋ねてくるから、俺は大慌てで否定した。別に?怖がってなんてないし?
俺が毅然といると、オリヴァとダーヴィドが悪い顔をした。えっ待って待って嫌な予感。
「あっ!オバケ!」
「ギャン!?」
オリヴァが俺の後ろを指差してそう言って来るから、俺はその場から飛び退いて再びヴァイナモの背中に抱きついた。恐る恐るその方向を見るが、オバケの存在などどこにもない。
「ぷっくく!冗談だ!そんなにオバケが怖いか!」
「なっ!?騙しましたねオリヴァ!許しませんよ!」
「いや、普通これくらいのことに騙される人間なんていませんよ!」
俺が涙目で文句を言うと、2人は腹を抱えて笑った。俺は恥ずかしくて顔を赤く染める。そ、そんなに笑うことないじゃん!てか!俺is your主!もっと敬えやこの野郎!
* * *
その後、面白がったオリヴァやダーヴィドが定期的に「あっ!オバケ!」って言ってくるから、俺はその度に肩をビクつかせてヴァイナモの後ろに回り込む。めっちゃビビる俺の姿を見て2人や他の騎士はクスクスと笑った。主を笑うんじゃねえ!態度悪い騎士だな!?別に?怖いとかではなく?ただ単純に驚いてるだけですから!?
ヴァイナモだけが俺のことを本気で心配して2人に「いい加減にしてください!」と苦言を呈してくれたが、2人はニシシと笑うばかりで聞きやしない。たまには後輩の言うことも聞いた方が良いんじゃないかな!?
そんなこんなで夜になり、俺は早めに就寝することにした。俺は引きこもりの体力無し男だからね。長距離移動の後はしっかり休まないと、明日に響いてくる。
俺の寝室はユリウスさんが使っていた部屋だそうだ。ちゃんとしたベッドも用意されてるし、ここの掃除は特に念入りにしているからだそうだ。他人の自室をお借りするのは申し訳なかったけど、ユリウスさん曰く私物は何も置いてないって話だから、少し安心。人には他人に見られたくないもののひとつやふたつあるモンだからね。その辺の配慮をしなくていいのは助かる。
俺はボフンとベッドに飛び込んだ。なんかベッドダイブするのが最近の流行りになってるな。やっぱり疲れた時はベッドダイブでしょ。スッキリするし。え?しない?おかしいなー(棒)
俺はホテルよろしく並べられた枕のひとつを抱き締めて、目を瞑った。よし。後は自然と意識を暗転させるだけ……。
__実際にユリウス兄上が何度か幽霊を見たと言っていたので__
その言葉が頭の中に反響すると突然、不快で気味の悪い寒気が俺を襲い、俺は思わず飛び起きた。俺は辺りをキョロキョロ見渡しながら、鳥肌が立つ腕を摩って深呼吸をする。部屋には誰もいなかった。
落ち着け。落ち着け俺。オバケなんているはずないんだ。そんなものに怖がってても、時間の無駄だ。大丈夫。俺は大丈夫だから。
そう繰り返していると、だんだん気分が落ち着いて来た。俺はホッと一息ついた後、直ぐに寝っ転がった。余計なことを考えてしまう前に、寝てしまうために。
* * *
俺は暗闇の中を必死で逃げていた。
何から逃げているかは知らない。でも何となくわかっている。
捕まっちゃ駄目だ。俺は必死に逃げた。
おかしい。いくら走っても前に進めている感覚がない。
もがけばもがくほど足は鉛のように重くなり、息が絶え絶えになる。
でも逃げなきゃ。向こう側に連れ去られてしまう。
俺は逃げた。逃げて逃げて逃げて。そしてついに__
* * *
そこで俺は飛び起きた。時刻は深夜を回っていた。
大丈夫だ。夢だ。現実じゃない。
俺は枕をギチギチに抱き締めて、何度も自分にそう言い聞かせた。だが嫌な鼓動の高鳴りは収まることを知らず、逆に激しくなっていくばかりだ。そしてだんだん自分が過呼吸になっていくのを感じながらも、俺は自分を落ち着かせる手段を持ち得てなかった。
そして不安定になっていく心はどんどん悪い方へと思考を巡らせていく。
……ユリウスさん、別荘に住んでいた時は特に体調が悪かったから、基本的にこの部屋から出てないよね。つまりユリウスさんがオバケを見たのは、この部屋の可能性が高いと言うこと。つまりここにはオバケがいると言うこと。
怖い。怖い怖い怖い。
逃げなきゃ。
あの子にそちら側へ連れてかれる前に、逃げなきゃ。
俺は半ば夢と現実との区別がつかないまま、ベッドから飛び降りて駆け出した。
* * * * * * * * *
2020/09/18
終盤、文章がおかしい部分を修正しました。
『いくら前に』→『いくら走っても前に』
ヴァイナモは俺が寝室として使う部屋の隣を指差して説明した。
「この部屋で俺は就寝しますから、夜間に何かおありでしたら直ぐにここに来てくださいね」
「わかりました。そんなことがないのを願いますが」
「そうですね。多分そんなことはないとは思うのですが。山奥なので、そうそう人はやって来ませんし」
まあ確かにそうだろな。わざわざこんな山奥にまで来て盗みを働く奴なんかいないだろうし。寧ろ心配なのは獣とか虫とか、天候だろうな。
俺とヴァイナモがそんな会話をしていると、いきなりダーヴィドが肩をビクッとさせて、大声を出した。
「ギャッ!?オバケっ!?」
「ひゃあ!?どどどどどどこですか!?」
俺はダーヴィドの声に驚いて飛び上がり、ヴァイナモの後ろへ回り込んで背中に抱きついた。オオオオオオバケ!?どどどどどどこ!?こっち来ないで!?
オリヴァはダーヴィドの視線の先を辿って、溜息をついた。
「落ち着けダーヴィド。ただの人形だ」
「……あれ?本当だ。至って普通の人形ですね。なんで私、オバケと見間違えたんでしょうか?」
オリヴァに言われて冷静になったダーヴィドは、首を傾げながら人形をしげしげと見る。な、なんだよ!ただの人形かよ!?驚かせんな!
「あれじゃねえの?ヴァイナモの話でそう言うのに敏感になってた、とか」
「あー。多分そうですね。私、怖がりなクセにホラーとか大好きですから、脳が過剰反応したのかも」
ダーヴィドは納得がいったように相槌を打った。いるよねめちゃくちゃ怖がるのにホラー好きな人って。俺は苦手だからホラー好きな人の気持ちが全然わかんないけど。
「……それより、エルネスティ様。何時まで俺の陰に隠れるんですか……?」
「えっ?……あっ。すみません」
ヴァイナモが困ったように聞いて来て、俺はやっとヴァイナモに抱きついているのを思い出した。俺は慌ててヴァイナモから離れる。……どさくさに紛れてヴァイナモに抱きついてしまった。どうしようヴァイナモに迷惑かけたし、めちゃくちゃ恥ずかしいのに、嬉しいぞ。アレか。これが俗に言うラッキースケベか。
「……エルネスティ様って本当にオバケが苦手なんですね」
「えっ!?いえ!?別に!?さっきはダーヴィドの大声に驚いただけですから!?」
神妙な表情でヴァイナモが尋ねてくるから、俺は大慌てで否定した。別に?怖がってなんてないし?
俺が毅然といると、オリヴァとダーヴィドが悪い顔をした。えっ待って待って嫌な予感。
「あっ!オバケ!」
「ギャン!?」
オリヴァが俺の後ろを指差してそう言って来るから、俺はその場から飛び退いて再びヴァイナモの背中に抱きついた。恐る恐るその方向を見るが、オバケの存在などどこにもない。
「ぷっくく!冗談だ!そんなにオバケが怖いか!」
「なっ!?騙しましたねオリヴァ!許しませんよ!」
「いや、普通これくらいのことに騙される人間なんていませんよ!」
俺が涙目で文句を言うと、2人は腹を抱えて笑った。俺は恥ずかしくて顔を赤く染める。そ、そんなに笑うことないじゃん!てか!俺is your主!もっと敬えやこの野郎!
* * *
その後、面白がったオリヴァやダーヴィドが定期的に「あっ!オバケ!」って言ってくるから、俺はその度に肩をビクつかせてヴァイナモの後ろに回り込む。めっちゃビビる俺の姿を見て2人や他の騎士はクスクスと笑った。主を笑うんじゃねえ!態度悪い騎士だな!?別に?怖いとかではなく?ただ単純に驚いてるだけですから!?
ヴァイナモだけが俺のことを本気で心配して2人に「いい加減にしてください!」と苦言を呈してくれたが、2人はニシシと笑うばかりで聞きやしない。たまには後輩の言うことも聞いた方が良いんじゃないかな!?
そんなこんなで夜になり、俺は早めに就寝することにした。俺は引きこもりの体力無し男だからね。長距離移動の後はしっかり休まないと、明日に響いてくる。
俺の寝室はユリウスさんが使っていた部屋だそうだ。ちゃんとしたベッドも用意されてるし、ここの掃除は特に念入りにしているからだそうだ。他人の自室をお借りするのは申し訳なかったけど、ユリウスさん曰く私物は何も置いてないって話だから、少し安心。人には他人に見られたくないもののひとつやふたつあるモンだからね。その辺の配慮をしなくていいのは助かる。
俺はボフンとベッドに飛び込んだ。なんかベッドダイブするのが最近の流行りになってるな。やっぱり疲れた時はベッドダイブでしょ。スッキリするし。え?しない?おかしいなー(棒)
俺はホテルよろしく並べられた枕のひとつを抱き締めて、目を瞑った。よし。後は自然と意識を暗転させるだけ……。
__実際にユリウス兄上が何度か幽霊を見たと言っていたので__
その言葉が頭の中に反響すると突然、不快で気味の悪い寒気が俺を襲い、俺は思わず飛び起きた。俺は辺りをキョロキョロ見渡しながら、鳥肌が立つ腕を摩って深呼吸をする。部屋には誰もいなかった。
落ち着け。落ち着け俺。オバケなんているはずないんだ。そんなものに怖がってても、時間の無駄だ。大丈夫。俺は大丈夫だから。
そう繰り返していると、だんだん気分が落ち着いて来た。俺はホッと一息ついた後、直ぐに寝っ転がった。余計なことを考えてしまう前に、寝てしまうために。
* * *
俺は暗闇の中を必死で逃げていた。
何から逃げているかは知らない。でも何となくわかっている。
捕まっちゃ駄目だ。俺は必死に逃げた。
おかしい。いくら走っても前に進めている感覚がない。
もがけばもがくほど足は鉛のように重くなり、息が絶え絶えになる。
でも逃げなきゃ。向こう側に連れ去られてしまう。
俺は逃げた。逃げて逃げて逃げて。そしてついに__
* * *
そこで俺は飛び起きた。時刻は深夜を回っていた。
大丈夫だ。夢だ。現実じゃない。
俺は枕をギチギチに抱き締めて、何度も自分にそう言い聞かせた。だが嫌な鼓動の高鳴りは収まることを知らず、逆に激しくなっていくばかりだ。そしてだんだん自分が過呼吸になっていくのを感じながらも、俺は自分を落ち着かせる手段を持ち得てなかった。
そして不安定になっていく心はどんどん悪い方へと思考を巡らせていく。
……ユリウスさん、別荘に住んでいた時は特に体調が悪かったから、基本的にこの部屋から出てないよね。つまりユリウスさんがオバケを見たのは、この部屋の可能性が高いと言うこと。つまりここにはオバケがいると言うこと。
怖い。怖い怖い怖い。
逃げなきゃ。
あの子にそちら側へ連れてかれる前に、逃げなきゃ。
俺は半ば夢と現実との区別がつかないまま、ベッドから飛び降りて駆け出した。
* * * * * * * * *
2020/09/18
終盤、文章がおかしい部分を修正しました。
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