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動き出す時
帝都へ帰る時
そうこうしているうちに帝都へ帰る日が近づいて来た。俺たちはサルメライネン伯爵邸まで戻って、伯爵に謝辞を述べた。形式的なものでしかないけれど、こう言うのが大切になって来るからね。事前に用意していたものを噛まずに言えるよう、伯爵邸へ向かう馬車の中で何度も練習した。
その際に魔力操作にの件をサルメライネン一家に話し、そのような研究をしている人を知らないか聞いてみた。伯爵は瞠目の後に俺に危険が及んだことを何度も謝り、魔力操作に関しては全く何も知らないと答えた。他の方々も当惑した様子で首を横に振った。
だがふとユリウスさんが思い出したのように手を叩き、「別荘で療養中、森を散歩してて使用人とはぐれた時に、見知らぬ口調の訛った美青年と出会った」という趣旨のことを教えてくれた。
別荘付近の森は伯爵家所有のため他人が許可なく立ち入りするのを禁じているから、普通見知らぬ青年と会うはずはない。しかも使用人とはぐれた時に遭遇している。非常に危険だ。側にいる使用人が青い顔をしているが、ユリウスさんは気づいていない。
しかも会話までしたとか言う。ユリウスさんには警戒心ってものがないのかな??使用人は卒倒して、伯爵から何もなかったのだから問題ないと慰められながらも、体調が優れないからと部屋を去った。どうやら誰にもそのことを話してなかったみたいだ。
話を聞くとその不審人物にユリウスさんは一言目から『貴方はつまらない人』みたいなことを言われたらしい。ユリウスさんは怒るでもなく「そうなんだ」とだけ答えて、次いでここで何をしているのか聞いた。その人物は「植物を観察している」と答えたので、それも素直に納得したとか。
いや良くないから。怪しいから。何でわざわざ伯爵所有の森で植物観察してんだよ。森の入り口に関係者以外立ち入り禁止って書いてあっただろうに。
その人物の特徴を教えてもらおうとしたが、ユリウスさんはその人物の顔をよく覚えてないらしい。その時すぐに体調が悪くなり倒れてしまい、4日ほど寝込んでしまったからだ、とユリウスさんは答えた。
『体調を崩して倒れて暫く眠り続けた』は俺に起きた出来事と共通だ。やはり同一人物か何らかの関わりがある人物だろう。皇帝に手紙を出して、調査する人を派遣してもらおう。
そう思ってヴァイナモにレターセットを準備するよう頼むと、サムエルがもう父上に人を派遣するよう頼んでくれてると言われた。何故サムエルと父上が繋がってんだよと思ったが、そう言やサムエルは俺の監視報告と言う体で毎日父上に会っていたことを思い出した。毎日会ってりゃ色々情報をやり取りする関係にもなるか。それほどサムエルが父上に信頼されてるってことだけど。他国の諜報員からよくぞまあそこまでの信頼を得られたな。
そしてそのサムエルから2通の手紙を受け取った。ひとつは父上から、もうひとつはパレンシア侯爵からだ。
父上からは宮殿料理人をウーノさんの下で修行させ、パレンシア侯爵の下へ派遣しても良いと言う了承の旨の手紙だった。追伸で『魔法陣をこっそり研究してはおるまいな?』と書かれていた。心外な。俺はちゃんと言いつけを守ってるのに。まあ港町で書物は買ったけど。まだ手もつけてないからセーフでしょ。
パレンシア侯爵からは是非そうして欲しい、寧ろ自分からもお願いしたいと言う旨の手紙だ。文字だけでも大興奮してるのがわかる筆跡だ。落ち着けパレンシア侯爵。いい歳した大人が子供みたいにはしゃぐな。
2人から了承を得たと宮殿料理人に伝えると、とても嬉しそうに俺に礼を言ってきた。別に俺は何もしてないんだけどね。精々手紙を出したぐらいだ。でも料理人にとってはやりたいことを見つけてくれた恩人みたいなものらしい。そんな大層な者じゃないんだけど……まあ厚意は有難く受け取っておいた方が良いかな。
やったねウーノさん!自分の預かり知らぬ所でどんどん話が進んでるよ!
* * *
俺たちがサルメライネン伯爵領を出発する前日、俺たちは堅苦しいのは無しにして、歓送の晩餐会を開いた。伯爵が気を利かせて騎士の分までバイキング形式で用意してくれたので、食欲盛りな騎士の方々は大喜びで食事に飛びついた。とは言え彼らは帝国が誇る近衛騎士。最低限のマナーを守りながら料理を吸い込んで行く彼らに、俺は失笑した。伯爵はどんどんなくなっていく料理を見てドン引きしているのを、笑顔で必死に隠そうとしていた。
伯爵家には3人兄弟がいるけどこう言う光景に慣れてないのか、と不思議に思って聞いてみると、伯爵曰くヴァイナモは人並みにしか食べなかったし、リュリュさんは少食だし、ユリウスさんは病弱だから言わずもがな、とのこと。確かにリュリュさんやユリウスさんは細身で、あまり食べてそうに見えない。
だけどヴァイナモが人並みって意外だな。背は高いし体格も良いから幼少期から大食いっぽいイメージがあった。あっ、でも帝都や港町に遊びに行った時とかに一緒に食事したけど、確かに平均的な量しか食べてなかったな。オリヴァとかダーヴィドの方が良く食べてたっけ。燃費が良いのかな?
でも、そうか……。人並みの食事量でその身体なのか……。俺とは大違い……。いや、俺はどちらかと言えば少食な方だから、仕方ないっちゃ仕方ないんだけど。
俺が恨みがましくヴァイナモの腕を突くと、ヴァイナモは愛おしそうに俺の手をそっと握って来た。俺が照れているとダーヴィドから「新婚だからってイチャつかないでください!」と訳のわからないことを言われたので、「まだ付き合い始めただけですよ」と答えた。
すると背後から大量の皿やガラスが割れる音がした。びっくりして振り返ると、使用人を含めた伯爵邸の面々が瞠目して手にしていた皿やグラスを尽く落としてしまっていた。そこで俺はやっと俺とヴァイナモが付き合ってることを伯爵邸の方々にカミングアウトしてしまったことに気づき、強大な羞恥心から死んでしまいたくなった。
衝撃から覚めた伯爵夫妻はこんな愚息を選んでくれてありがとうと涙ながらにお礼を言われた。騎士一筋すぎて一生結婚しないと思っていたらしい。いやちょっと待って!話が飛躍してる!俺、未成年!結婚は!まだ!しないから!
リュリュさんは「リア充は死ね!」と言いながらフィッシュパイをヴァイナモに投げつけた。ヴァイナモはそれを華麗にキャッチして「お祝い品ですか。ありがとうございます」とお礼を言って食べ始めた。何か違う気がするけどまあいいか。
ユリウスさんはもう寝ててここにはいないけど、居たら絶対「私、またしても未来予知しました!」ってちょっとズレた大喜びしそうだな。いなくて良かった。収拾つかなくなる。割と切実に。
まあ何だかんだ家族みんな祝福してくれて、ヴァイナモは照れくさそうに俺の手を握って来た。照れ隠しが墓穴を掘ってるようにしか感じないけど、それほどヴァイナモは動揺してるんだろうな。
……可愛い、と思ってしまった。家族祝ってもらえて良かったね、ヴァイナモ。
俺は幸せを感じながら、ヴァイナモの手をギュッと握り返した。
その際に魔力操作にの件をサルメライネン一家に話し、そのような研究をしている人を知らないか聞いてみた。伯爵は瞠目の後に俺に危険が及んだことを何度も謝り、魔力操作に関しては全く何も知らないと答えた。他の方々も当惑した様子で首を横に振った。
だがふとユリウスさんが思い出したのように手を叩き、「別荘で療養中、森を散歩してて使用人とはぐれた時に、見知らぬ口調の訛った美青年と出会った」という趣旨のことを教えてくれた。
別荘付近の森は伯爵家所有のため他人が許可なく立ち入りするのを禁じているから、普通見知らぬ青年と会うはずはない。しかも使用人とはぐれた時に遭遇している。非常に危険だ。側にいる使用人が青い顔をしているが、ユリウスさんは気づいていない。
しかも会話までしたとか言う。ユリウスさんには警戒心ってものがないのかな??使用人は卒倒して、伯爵から何もなかったのだから問題ないと慰められながらも、体調が優れないからと部屋を去った。どうやら誰にもそのことを話してなかったみたいだ。
話を聞くとその不審人物にユリウスさんは一言目から『貴方はつまらない人』みたいなことを言われたらしい。ユリウスさんは怒るでもなく「そうなんだ」とだけ答えて、次いでここで何をしているのか聞いた。その人物は「植物を観察している」と答えたので、それも素直に納得したとか。
いや良くないから。怪しいから。何でわざわざ伯爵所有の森で植物観察してんだよ。森の入り口に関係者以外立ち入り禁止って書いてあっただろうに。
その人物の特徴を教えてもらおうとしたが、ユリウスさんはその人物の顔をよく覚えてないらしい。その時すぐに体調が悪くなり倒れてしまい、4日ほど寝込んでしまったからだ、とユリウスさんは答えた。
『体調を崩して倒れて暫く眠り続けた』は俺に起きた出来事と共通だ。やはり同一人物か何らかの関わりがある人物だろう。皇帝に手紙を出して、調査する人を派遣してもらおう。
そう思ってヴァイナモにレターセットを準備するよう頼むと、サムエルがもう父上に人を派遣するよう頼んでくれてると言われた。何故サムエルと父上が繋がってんだよと思ったが、そう言やサムエルは俺の監視報告と言う体で毎日父上に会っていたことを思い出した。毎日会ってりゃ色々情報をやり取りする関係にもなるか。それほどサムエルが父上に信頼されてるってことだけど。他国の諜報員からよくぞまあそこまでの信頼を得られたな。
そしてそのサムエルから2通の手紙を受け取った。ひとつは父上から、もうひとつはパレンシア侯爵からだ。
父上からは宮殿料理人をウーノさんの下で修行させ、パレンシア侯爵の下へ派遣しても良いと言う了承の旨の手紙だった。追伸で『魔法陣をこっそり研究してはおるまいな?』と書かれていた。心外な。俺はちゃんと言いつけを守ってるのに。まあ港町で書物は買ったけど。まだ手もつけてないからセーフでしょ。
パレンシア侯爵からは是非そうして欲しい、寧ろ自分からもお願いしたいと言う旨の手紙だ。文字だけでも大興奮してるのがわかる筆跡だ。落ち着けパレンシア侯爵。いい歳した大人が子供みたいにはしゃぐな。
2人から了承を得たと宮殿料理人に伝えると、とても嬉しそうに俺に礼を言ってきた。別に俺は何もしてないんだけどね。精々手紙を出したぐらいだ。でも料理人にとってはやりたいことを見つけてくれた恩人みたいなものらしい。そんな大層な者じゃないんだけど……まあ厚意は有難く受け取っておいた方が良いかな。
やったねウーノさん!自分の預かり知らぬ所でどんどん話が進んでるよ!
* * *
俺たちがサルメライネン伯爵領を出発する前日、俺たちは堅苦しいのは無しにして、歓送の晩餐会を開いた。伯爵が気を利かせて騎士の分までバイキング形式で用意してくれたので、食欲盛りな騎士の方々は大喜びで食事に飛びついた。とは言え彼らは帝国が誇る近衛騎士。最低限のマナーを守りながら料理を吸い込んで行く彼らに、俺は失笑した。伯爵はどんどんなくなっていく料理を見てドン引きしているのを、笑顔で必死に隠そうとしていた。
伯爵家には3人兄弟がいるけどこう言う光景に慣れてないのか、と不思議に思って聞いてみると、伯爵曰くヴァイナモは人並みにしか食べなかったし、リュリュさんは少食だし、ユリウスさんは病弱だから言わずもがな、とのこと。確かにリュリュさんやユリウスさんは細身で、あまり食べてそうに見えない。
だけどヴァイナモが人並みって意外だな。背は高いし体格も良いから幼少期から大食いっぽいイメージがあった。あっ、でも帝都や港町に遊びに行った時とかに一緒に食事したけど、確かに平均的な量しか食べてなかったな。オリヴァとかダーヴィドの方が良く食べてたっけ。燃費が良いのかな?
でも、そうか……。人並みの食事量でその身体なのか……。俺とは大違い……。いや、俺はどちらかと言えば少食な方だから、仕方ないっちゃ仕方ないんだけど。
俺が恨みがましくヴァイナモの腕を突くと、ヴァイナモは愛おしそうに俺の手をそっと握って来た。俺が照れているとダーヴィドから「新婚だからってイチャつかないでください!」と訳のわからないことを言われたので、「まだ付き合い始めただけですよ」と答えた。
すると背後から大量の皿やガラスが割れる音がした。びっくりして振り返ると、使用人を含めた伯爵邸の面々が瞠目して手にしていた皿やグラスを尽く落としてしまっていた。そこで俺はやっと俺とヴァイナモが付き合ってることを伯爵邸の方々にカミングアウトしてしまったことに気づき、強大な羞恥心から死んでしまいたくなった。
衝撃から覚めた伯爵夫妻はこんな愚息を選んでくれてありがとうと涙ながらにお礼を言われた。騎士一筋すぎて一生結婚しないと思っていたらしい。いやちょっと待って!話が飛躍してる!俺、未成年!結婚は!まだ!しないから!
リュリュさんは「リア充は死ね!」と言いながらフィッシュパイをヴァイナモに投げつけた。ヴァイナモはそれを華麗にキャッチして「お祝い品ですか。ありがとうございます」とお礼を言って食べ始めた。何か違う気がするけどまあいいか。
ユリウスさんはもう寝ててここにはいないけど、居たら絶対「私、またしても未来予知しました!」ってちょっとズレた大喜びしそうだな。いなくて良かった。収拾つかなくなる。割と切実に。
まあ何だかんだ家族みんな祝福してくれて、ヴァイナモは照れくさそうに俺の手を握って来た。照れ隠しが墓穴を掘ってるようにしか感じないけど、それほどヴァイナモは動揺してるんだろうな。
……可愛い、と思ってしまった。家族祝ってもらえて良かったね、ヴァイナモ。
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