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学園生活をエンジョイする
幸福の時間 ※後半No Side※
色々面倒事があったが、何とか入学初日を終えた俺は馬車の停留所でテオドールと別れ、自分の馬車の元へと向かった。馬車の前ではヴァイナモが待っており、その姿を見るだけでも俺の荒んだ心が幾分か癒された。
「ヴァイナモ!」
「エルネスティ様、お疲れ様です。学園はいかがでしたか?」
「……色々話したいことがあるので、馬車の中でゆっくり話します」
俺が少しトーンを落として言うとヴァイナモはキョトンとした後、心配そうに眉を下げながら俺に手を差し伸べた。すっかり慣れてしまったその手つきに安心感を抱きながら、俺はその優しい手に自分の手を載せた。そして俺たちは馬車に乗り込む。
俺が座ると程なくして、馬車は出発した。俺は不規則な揺れを感じながら目を閉じ、1日の疲れを少し発散した。そして一頻り安堵感を堪能した俺は、ゆっくり目を開けてヴァイナモと向き合った。
「……随分とお疲れのようですね。一体何があったのですか?」
「……実は……」
俺は入学式後の一悶着について、簡潔に説明した。ヴァイナモは俺の話を親身になって聞いてくれる。やっぱり、ヴァイナモの側は心地良いな。何で学園で護衛騎士が禁止されてんだよ。ヴァイナモがいれば俺の精神衛生上でも安心出来るのに。
話を聞き終えたヴァイナモは怒りを滲ませながら剣の柄に手を添えた。
「……その者たち全員、俺が切り伏せてやりましょうか?」
「流石に他国のほどほどの身分の人間を切り伏せてしまっては私の立場がないので、心の中だけで完結させてください」
「……そうですね。心の中でなら何回でも切り伏せられますし、そうします」
冗談で言ったつもりが割と真面目に受け取られたみたいで、ヴァイナモは納得気に何度も頷いた。その様子がおかしくて、俺は思わずクスッと笑った。ヴァイナモらしいなあ。そう言う所が好きだなあ。
「……あの、お隣に座ってもよろしいでしょうか?」
「えっ?ええ、構いませんよ」
俺に一言断りを入れると、ヴァイナモは俺の隣に座り、そっと頭を撫でてくれた。俺は気持ち良くて思わず目を細めた。
「俺は学園に立ち入ることが出来ないので直接お護りすることは出来ませんが、こうして疲れを癒すことは出来ます。……いえ、疲れが本当に癒されるかどうかは別ですが」
付け足された言葉からヴァイナモの自己評価の低さが窺えて、ヴァイナモらしいなと思いつつ、少し複雑な心境になった。ヴァイナモはいつもこんなに俺の支えになってくれているのに、それが認められていないような気がしたのだ。
知って欲しい。どれだけ俺にとってヴァイナモが大切か。
それには、言葉だけじゃ足りない。
いつもの俺なら躊躇う所を、疲れて思考が鈍っていたのか、即行動に移せた。ヴァイナモの方へ顔を上げると、ヴァイナモはキョトンとして撫でる手を止めた。俺はそのままヴァイナモの首元へと抱きつき、グッと腰を上げて……。
ヴァイナモの頬に、キスをした。
ほんの一瞬しただけで恥ずかしくなった俺は、そそくさとヴァイナモから離れて、体勢を戻した。そしてヴァイナモの表情を恐る恐る覗き込んでみる。
ヴァイナモは暫く放心状態で、反射的に俺がキスした場所に手を当てて固まっていた。しかし徐々に状況を読み込んでいったらしく、みるみるうちに頬を紅潮させて行った。
「……えっ?その、エルネスティ様……?」
「……ヴァイナモが思っている以上に、私はヴァイナモが大切なのです。あまり卑下しないでください」
「あっ……うえっ?は、はい……」
手の甲まで真っ赤なヴァイナモはアワアワとしながらも何とか返事をした。かっ……可愛い……。ヴァイナモの、いつもはキリッとしている表情がこう言う瞬間に緩んでしまうのが、可愛くて仕方ない。口が裂けても言えないけど。男としてのプライドが傷つけられるからね。
はあ……癒される……。1日の疲れが吹っ飛んで行く……。やっぱりヴァイナモは俺の精神安定剤……。
俺は幸せを感じながら、コテンとヴァイナモの肩に頭を預けた。
* * *
とある令嬢は思わぬ幸運に大興奮していた。彼女は今年度の入学生であり、男同士のラブロマンス……所謂『BL』をこよなく愛する、所謂『腐女子』である。本人的には『女子』と呼ばれるのに抵抗があるらしく、『貴腐人』を自称しているが。
彼女は自作の作品を出版するほどBLを愛している。この国では同性結婚も認められており、BLに対する認識も寛大であるため、彼女の嗜好を周りが知っても敬遠されたり侮蔑されたりはしない。だから彼女も割とオープンにしている。彼女の真っ直ぐな愛は人に嫌悪感を抱かせることはなく、妄想を繰り広げる度に学友から「また始まった」と呆れられると同時に暖かい視線を向けられていることを、彼女は知らない。
そんな彼女が何故大興奮しているのか。それは学園に彼女の大好物であるカップリング……所謂『CP』がいたからだ。
それはずばり、シーウェルト王子×第四皇子である。
誰にも優しく穏やかだが、第四皇子にだけは少し強引なシーウェルト王子。そしていつも慈悲深い笑みを浮かべているが、シーウェルト王子にだけは絶対零度の眼差しを送る第四皇子。正に彼女の大好物である『溺愛強引攻め×ツンデレ受け』だ。
しかも2人とも顔が良い。眼福である。絡みを見る度に妄想と鼻血が止まらない。彼女は推しが尊くて今にも昇天しそうであった。
だがすぐに彼女は衝撃の事実を知った。
なんと第四皇子には彼氏がいるのだ。
彼女でも婚約者でもなく、彼氏が。
彼女は心の中で彼氏さんに土下座しながらも、その彼氏さんを当て馬ポジションに置いた。第四皇子はシーウェルト王子によって真実の愛を見つけ、彼氏さんに別れを告げる。初めは受け入れられなかった彼氏さんだが、第四皇子の幸せを願う気持ちから別れることを決心する……。
同情を誘う、下手したら攻めより人気が出てしまうポジである。しかしその妄想は彼氏さんの不幸を望んでいるようなものなので、流石に周りに話すのは憚られた。だから彼女はその妄想を心の中だけに留めた。
そんな罪悪感を抱いていたある日のこと。彼女が馬車の停留所の待合室の窓から外を眺めながら、今日考えた妄想をどう作品にしようかと思考を巡らせていると、窓の外に第四皇子の姿を発見した。第四皇子はいつも通りの慈悲に溢れた笑みを浮かべて、一際豪華な馬車に近づき……。
彼女は目を見開くこととなった。
第四皇子が、はち切れんばかりの笑顔を浮かべて馬車の前に立つ近衛騎士に話しかけたのだから。
近衛騎士は皇族を常に護衛する人だ。第四皇子と親しくなってもおかしくない。しかし、先程の第四皇子の表情は親愛ではなく、間違いなく……愛情。恋人へと向ける甘酸っぱい恋心。彼女は悟った。あの近衛騎士が、第四皇子の恋人であると。
2人が並ぶ姿はまるで1枚の絵画が如く、俗物的な言葉で表すなら『お似合い』であった。
そして彼女の中でとある葛藤が生まれた。第四皇子をあんな幸せそうな表情に出来る彼氏さんの不幸を、本当に望んで良いのだろうか、と。妄想だけなら人様にも迷惑はかけない。しかし例えそうであっても、心の内に2人の仲を引き裂くような妄想を秘めるだけでも大罪なような気が、彼女はしたのだ。
欲望に忠実でありたい。しかし懺悔しても許される気がしない。
彼女はその日、人生最大の、それでいて大陸一くだらない苦悩を抱えることとなった。
* * * * * * * * *
2022/03/16
誤字修正しました。
「ヴァイナモ!」
「エルネスティ様、お疲れ様です。学園はいかがでしたか?」
「……色々話したいことがあるので、馬車の中でゆっくり話します」
俺が少しトーンを落として言うとヴァイナモはキョトンとした後、心配そうに眉を下げながら俺に手を差し伸べた。すっかり慣れてしまったその手つきに安心感を抱きながら、俺はその優しい手に自分の手を載せた。そして俺たちは馬車に乗り込む。
俺が座ると程なくして、馬車は出発した。俺は不規則な揺れを感じながら目を閉じ、1日の疲れを少し発散した。そして一頻り安堵感を堪能した俺は、ゆっくり目を開けてヴァイナモと向き合った。
「……随分とお疲れのようですね。一体何があったのですか?」
「……実は……」
俺は入学式後の一悶着について、簡潔に説明した。ヴァイナモは俺の話を親身になって聞いてくれる。やっぱり、ヴァイナモの側は心地良いな。何で学園で護衛騎士が禁止されてんだよ。ヴァイナモがいれば俺の精神衛生上でも安心出来るのに。
話を聞き終えたヴァイナモは怒りを滲ませながら剣の柄に手を添えた。
「……その者たち全員、俺が切り伏せてやりましょうか?」
「流石に他国のほどほどの身分の人間を切り伏せてしまっては私の立場がないので、心の中だけで完結させてください」
「……そうですね。心の中でなら何回でも切り伏せられますし、そうします」
冗談で言ったつもりが割と真面目に受け取られたみたいで、ヴァイナモは納得気に何度も頷いた。その様子がおかしくて、俺は思わずクスッと笑った。ヴァイナモらしいなあ。そう言う所が好きだなあ。
「……あの、お隣に座ってもよろしいでしょうか?」
「えっ?ええ、構いませんよ」
俺に一言断りを入れると、ヴァイナモは俺の隣に座り、そっと頭を撫でてくれた。俺は気持ち良くて思わず目を細めた。
「俺は学園に立ち入ることが出来ないので直接お護りすることは出来ませんが、こうして疲れを癒すことは出来ます。……いえ、疲れが本当に癒されるかどうかは別ですが」
付け足された言葉からヴァイナモの自己評価の低さが窺えて、ヴァイナモらしいなと思いつつ、少し複雑な心境になった。ヴァイナモはいつもこんなに俺の支えになってくれているのに、それが認められていないような気がしたのだ。
知って欲しい。どれだけ俺にとってヴァイナモが大切か。
それには、言葉だけじゃ足りない。
いつもの俺なら躊躇う所を、疲れて思考が鈍っていたのか、即行動に移せた。ヴァイナモの方へ顔を上げると、ヴァイナモはキョトンとして撫でる手を止めた。俺はそのままヴァイナモの首元へと抱きつき、グッと腰を上げて……。
ヴァイナモの頬に、キスをした。
ほんの一瞬しただけで恥ずかしくなった俺は、そそくさとヴァイナモから離れて、体勢を戻した。そしてヴァイナモの表情を恐る恐る覗き込んでみる。
ヴァイナモは暫く放心状態で、反射的に俺がキスした場所に手を当てて固まっていた。しかし徐々に状況を読み込んでいったらしく、みるみるうちに頬を紅潮させて行った。
「……えっ?その、エルネスティ様……?」
「……ヴァイナモが思っている以上に、私はヴァイナモが大切なのです。あまり卑下しないでください」
「あっ……うえっ?は、はい……」
手の甲まで真っ赤なヴァイナモはアワアワとしながらも何とか返事をした。かっ……可愛い……。ヴァイナモの、いつもはキリッとしている表情がこう言う瞬間に緩んでしまうのが、可愛くて仕方ない。口が裂けても言えないけど。男としてのプライドが傷つけられるからね。
はあ……癒される……。1日の疲れが吹っ飛んで行く……。やっぱりヴァイナモは俺の精神安定剤……。
俺は幸せを感じながら、コテンとヴァイナモの肩に頭を預けた。
* * *
とある令嬢は思わぬ幸運に大興奮していた。彼女は今年度の入学生であり、男同士のラブロマンス……所謂『BL』をこよなく愛する、所謂『腐女子』である。本人的には『女子』と呼ばれるのに抵抗があるらしく、『貴腐人』を自称しているが。
彼女は自作の作品を出版するほどBLを愛している。この国では同性結婚も認められており、BLに対する認識も寛大であるため、彼女の嗜好を周りが知っても敬遠されたり侮蔑されたりはしない。だから彼女も割とオープンにしている。彼女の真っ直ぐな愛は人に嫌悪感を抱かせることはなく、妄想を繰り広げる度に学友から「また始まった」と呆れられると同時に暖かい視線を向けられていることを、彼女は知らない。
そんな彼女が何故大興奮しているのか。それは学園に彼女の大好物であるカップリング……所謂『CP』がいたからだ。
それはずばり、シーウェルト王子×第四皇子である。
誰にも優しく穏やかだが、第四皇子にだけは少し強引なシーウェルト王子。そしていつも慈悲深い笑みを浮かべているが、シーウェルト王子にだけは絶対零度の眼差しを送る第四皇子。正に彼女の大好物である『溺愛強引攻め×ツンデレ受け』だ。
しかも2人とも顔が良い。眼福である。絡みを見る度に妄想と鼻血が止まらない。彼女は推しが尊くて今にも昇天しそうであった。
だがすぐに彼女は衝撃の事実を知った。
なんと第四皇子には彼氏がいるのだ。
彼女でも婚約者でもなく、彼氏が。
彼女は心の中で彼氏さんに土下座しながらも、その彼氏さんを当て馬ポジションに置いた。第四皇子はシーウェルト王子によって真実の愛を見つけ、彼氏さんに別れを告げる。初めは受け入れられなかった彼氏さんだが、第四皇子の幸せを願う気持ちから別れることを決心する……。
同情を誘う、下手したら攻めより人気が出てしまうポジである。しかしその妄想は彼氏さんの不幸を望んでいるようなものなので、流石に周りに話すのは憚られた。だから彼女はその妄想を心の中だけに留めた。
そんな罪悪感を抱いていたある日のこと。彼女が馬車の停留所の待合室の窓から外を眺めながら、今日考えた妄想をどう作品にしようかと思考を巡らせていると、窓の外に第四皇子の姿を発見した。第四皇子はいつも通りの慈悲に溢れた笑みを浮かべて、一際豪華な馬車に近づき……。
彼女は目を見開くこととなった。
第四皇子が、はち切れんばかりの笑顔を浮かべて馬車の前に立つ近衛騎士に話しかけたのだから。
近衛騎士は皇族を常に護衛する人だ。第四皇子と親しくなってもおかしくない。しかし、先程の第四皇子の表情は親愛ではなく、間違いなく……愛情。恋人へと向ける甘酸っぱい恋心。彼女は悟った。あの近衛騎士が、第四皇子の恋人であると。
2人が並ぶ姿はまるで1枚の絵画が如く、俗物的な言葉で表すなら『お似合い』であった。
そして彼女の中でとある葛藤が生まれた。第四皇子をあんな幸せそうな表情に出来る彼氏さんの不幸を、本当に望んで良いのだろうか、と。妄想だけなら人様にも迷惑はかけない。しかし例えそうであっても、心の内に2人の仲を引き裂くような妄想を秘めるだけでも大罪なような気が、彼女はしたのだ。
欲望に忠実でありたい。しかし懺悔しても許される気がしない。
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2022/03/16
誤字修正しました。
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