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学園生活をエンジョイする
大切な記憶
イキシアの不憫な恋に頭を悩ませた次の日、寝不足で目を擦りながら身支度を整えていると、ヴァイナモがいつもより早く迎えに来た。
「おはようございます、ヴァイ。今日は早いですね」
「おはようございます、エル。少しお渡ししたいものがあったので、早く来ました」
「渡したいもの、ですか?」
俺がキョトンとしてヴァイナモを見つめると、ヴァイナモは咳払いをして俺の前で片膝をついた。そして小さな箱を取り出して、俺の前に差し出す。
「いきなりのことで準備出来てなかったので、遅くなりましたが……エル、俺と婚約してください」
パカッと小さな箱は開かれ、中にあった指輪がキラッと光を反射した。俺は目を丸くする。
……そっか。普通はこれをしてから婚約の儀式をするもんな。いや、絶対って訳でもないし、これは普通男性から女性へとする行為だから、同性同士の俺たちは関係ないって判断すればそれまでなんだけどね。
まあそうは言いつつ……やっぱり嬉しいよね。こう言うのされると。やばい嬉しすぎて逆に小っ恥ずかしくなって来た。
「……エル?」
「……っ!」
返事をしない俺を見て、ヴァイナモは不安そうに首を傾げた。愛称呼びも相まってその表情が色っぽく見えた俺は、思わず息を飲んだ。常日頃からヴァイナモはかっこいいと思っていたけど、やっぱりこう言う時に実感させられるや。
……っとと。見惚れてないで早く返事しないと。
「……はい。ありがとうございます、ヴァイ。これからもよろしくお願いしますね」
「俺は貴方のパートナーとして、一生お護りします」
ヴァイナモはキリッと凛々しい笑みを浮かべ、俺の右手の薬指に指輪をはめた。……ヴァイナモのへにゃりとした笑みが好きだけど、こう言う真面目な笑みもサマになっててかっこいいな。
多分ヴァイナモは本当に一生、俺を護ってくれる。だから俺も、何かヴァイナモに出来ることをしたい。
「……なら私は一生貴方を支え続けますね。ヴァイがいつでも真っ直ぐ前を向くことが出来るように。後ろを気にする必要がないように」
俺は俺の右手を持っていたヴァイナモの手に左手を重ね、微笑んでそう伝えた。ヴァイナモは目を丸くさせたが、直ぐにへにゃりとした笑顔になる。……うん。やっぱりこの笑顔が一番好き。
「……何だか照れくさいですね。エルに支えられる、ですか……。少し前までは考えもしなかったことです。護衛主に支えられては、騎士失格ですし」
「……嫌ですか?」
「いえ、逆に嬉しいぐらいです。……俺とエルは本当に主と騎士以上の関係なんだな、て思えて」
何だそれ。俺、めちゃくちゃ頑張っちゃう。精一杯ヴァイナモの支えになる。ここは俺に任せてお前は先に行け!みたいな。……なんかフラグみたいで不吉だな、やめよやめよ。
俺は自分の薬指に光る普段使いに良いシンプルなデザインの指輪を眺めた。……これは一生の宝物にしよう。ヴァイナモと俺の、大切な記憶。
* * *
「今日は文化祭の出し物についてシーウェルトを中心に話し合ってくれ」
LHR時間に担任の先生はそう言って、教卓をシーウェルト王子へと明け渡した。シーウェルト王子は書類を見ながら文化祭の説明を始めた。
「入学早々、文化祭ですか」
「ががっ、学校側は新入生にクラスの仲を深めてもらいたいのでは……?ぶ、文化祭はビッグイベントですし」
俺がシーウェルト王子の説明を聴きながらぽつりと呟くと、テオドールがひそひそと話を振ってきた。俺は成程、と相槌をうつ。
クラスが一致団結する行事と言ったら前世では文化祭と体育祭だけど、今世ではスポーツで競い合うと言う風習が、特に貴族社会には存在しない。せいぜい騎士や軍人が参加する武闘会ぐらいだ。だから貴族の子息令嬢が多く通うこの学園には体育祭などと言う行事はない。そうなると必然的に学園行事が文化祭の一強になってしまうのも無理はない。
文化祭は2日間開催され、1日目は1年生や部活動、委員会などの出し物や展示が主で、2日目は大ホールでの2年生の出し物や演劇部や合唱部の発表がある。1年生の出し物は何か教室で出来るものにする決まりらしい。
「何か良い案はありませんか?」
シーウェルト王子がそう尋ねると、クラスからは喫茶店や刺繍雑貨店などの案が出て来た。文化祭の定番だよね。この世界でも同じなんだ。
文化祭か……。前世では特に思い出がないなあ。良い陽キャに恵まれたクラスだったから、勝手に話を進めていってくれたんだよね。俺は指示に従って準備をするだけで楽だった。
でも今回は流石に積極的に関わっていかないとかな。今少しずつクラスに馴染めてるし、そんな中で文化祭準備の仕事しないとか悪印象を持たれたくない。
良い案とかないかな。インパクトがあるものやりたいよね。お化け屋敷……は俺が無理だから却下。大迷路とか縁日とか?食べ物だったら海の死神焼きとか?
……あっ。
「人力コーヒーカップ……」
前世の俺の友達のクラスがやってた人力コーヒーカップ、面白そうだったな。やってみたかった。
「……じっ、人力コーヒーカップ?ななな、何ですかそれは?」
前世のことを思い出していると、俺の呟きを拾ったテオドールが聞き返して来た。……あれ?声に出てた?
「えっと、巨大なコーヒーカップの中に入って、クルクル回してもらって楽しむアトラクションです」
「……?ええっと……?」
俺が簡潔に話しても理解出来ない様子なので、俺は前世の記憶を振り絞って人力コーヒーカップの絵を描いた。まあこの世界には遊園地にあるようなコーヒーカップすら存在しないから、想像出来ないのも無理ないよね。
「コーヒーカップをモチーフにした乗り台を4つぐらいこうして組み立てて、こことここが回転するようにして、人力で回すアトラクションです」
「そそ、そんな物があるんですね!面白そうです!」
「どうかしたのですか、テオドール」
テオドールが感激していると、シーウェルト王子がこちらに近づいて来て、紙を覗き込んで来た。そして俺の描いた絵を見て、目を見開く。
「……これは……」
「じっ、人力コーヒーカップと言うものらしいです!ここに座って、クルクルーっと回って楽しむものだそうです!」
「……コーヒーカップ……」
シーウェルト王子は俺の絵を真剣な眼差しで眺めて黙り込んでしまった。何だ?なんか変なことでもあるのか?コーヒーカップっぽく見えないとか?それは俺の画力の問題だぞ?
「……面白そうですね。皆さんも見てみてください」
深い思案から上がって来たシーウェルト王子は紙をクラスの皆に見せた。皆興味津々で紙を見る。
「変わったアトラクションですね」
「でも面白そう」
「くるくる回るの、楽しそうだな」
「コーヒーカップ、と言うのも見栄えがとても良いと思いますわ」
俺の案は意外と好評らしく、皆楽しそうに話を膨らませて行った。教室がザワザワと騒がしくなって行く中、シーウェルト王子は柏手を一発鳴らした。
「皆さん、このクラスの出し物を人力コーヒーカップにするのに異論はありますか?」
その言葉に皆首を横に振った。シーウェルト王子は嬉しそうに「決まりですね」と呟き、黒板にデカデカと『コーヒーカップ』と書いた。
……あれ?いつの間にかに出し物が決まっちゃったぞ??まあ俺がしたかったものだし、構わないけど。
「おはようございます、ヴァイ。今日は早いですね」
「おはようございます、エル。少しお渡ししたいものがあったので、早く来ました」
「渡したいもの、ですか?」
俺がキョトンとしてヴァイナモを見つめると、ヴァイナモは咳払いをして俺の前で片膝をついた。そして小さな箱を取り出して、俺の前に差し出す。
「いきなりのことで準備出来てなかったので、遅くなりましたが……エル、俺と婚約してください」
パカッと小さな箱は開かれ、中にあった指輪がキラッと光を反射した。俺は目を丸くする。
……そっか。普通はこれをしてから婚約の儀式をするもんな。いや、絶対って訳でもないし、これは普通男性から女性へとする行為だから、同性同士の俺たちは関係ないって判断すればそれまでなんだけどね。
まあそうは言いつつ……やっぱり嬉しいよね。こう言うのされると。やばい嬉しすぎて逆に小っ恥ずかしくなって来た。
「……エル?」
「……っ!」
返事をしない俺を見て、ヴァイナモは不安そうに首を傾げた。愛称呼びも相まってその表情が色っぽく見えた俺は、思わず息を飲んだ。常日頃からヴァイナモはかっこいいと思っていたけど、やっぱりこう言う時に実感させられるや。
……っとと。見惚れてないで早く返事しないと。
「……はい。ありがとうございます、ヴァイ。これからもよろしくお願いしますね」
「俺は貴方のパートナーとして、一生お護りします」
ヴァイナモはキリッと凛々しい笑みを浮かべ、俺の右手の薬指に指輪をはめた。……ヴァイナモのへにゃりとした笑みが好きだけど、こう言う真面目な笑みもサマになっててかっこいいな。
多分ヴァイナモは本当に一生、俺を護ってくれる。だから俺も、何かヴァイナモに出来ることをしたい。
「……なら私は一生貴方を支え続けますね。ヴァイがいつでも真っ直ぐ前を向くことが出来るように。後ろを気にする必要がないように」
俺は俺の右手を持っていたヴァイナモの手に左手を重ね、微笑んでそう伝えた。ヴァイナモは目を丸くさせたが、直ぐにへにゃりとした笑顔になる。……うん。やっぱりこの笑顔が一番好き。
「……何だか照れくさいですね。エルに支えられる、ですか……。少し前までは考えもしなかったことです。護衛主に支えられては、騎士失格ですし」
「……嫌ですか?」
「いえ、逆に嬉しいぐらいです。……俺とエルは本当に主と騎士以上の関係なんだな、て思えて」
何だそれ。俺、めちゃくちゃ頑張っちゃう。精一杯ヴァイナモの支えになる。ここは俺に任せてお前は先に行け!みたいな。……なんかフラグみたいで不吉だな、やめよやめよ。
俺は自分の薬指に光る普段使いに良いシンプルなデザインの指輪を眺めた。……これは一生の宝物にしよう。ヴァイナモと俺の、大切な記憶。
* * *
「今日は文化祭の出し物についてシーウェルトを中心に話し合ってくれ」
LHR時間に担任の先生はそう言って、教卓をシーウェルト王子へと明け渡した。シーウェルト王子は書類を見ながら文化祭の説明を始めた。
「入学早々、文化祭ですか」
「ががっ、学校側は新入生にクラスの仲を深めてもらいたいのでは……?ぶ、文化祭はビッグイベントですし」
俺がシーウェルト王子の説明を聴きながらぽつりと呟くと、テオドールがひそひそと話を振ってきた。俺は成程、と相槌をうつ。
クラスが一致団結する行事と言ったら前世では文化祭と体育祭だけど、今世ではスポーツで競い合うと言う風習が、特に貴族社会には存在しない。せいぜい騎士や軍人が参加する武闘会ぐらいだ。だから貴族の子息令嬢が多く通うこの学園には体育祭などと言う行事はない。そうなると必然的に学園行事が文化祭の一強になってしまうのも無理はない。
文化祭は2日間開催され、1日目は1年生や部活動、委員会などの出し物や展示が主で、2日目は大ホールでの2年生の出し物や演劇部や合唱部の発表がある。1年生の出し物は何か教室で出来るものにする決まりらしい。
「何か良い案はありませんか?」
シーウェルト王子がそう尋ねると、クラスからは喫茶店や刺繍雑貨店などの案が出て来た。文化祭の定番だよね。この世界でも同じなんだ。
文化祭か……。前世では特に思い出がないなあ。良い陽キャに恵まれたクラスだったから、勝手に話を進めていってくれたんだよね。俺は指示に従って準備をするだけで楽だった。
でも今回は流石に積極的に関わっていかないとかな。今少しずつクラスに馴染めてるし、そんな中で文化祭準備の仕事しないとか悪印象を持たれたくない。
良い案とかないかな。インパクトがあるものやりたいよね。お化け屋敷……は俺が無理だから却下。大迷路とか縁日とか?食べ物だったら海の死神焼きとか?
……あっ。
「人力コーヒーカップ……」
前世の俺の友達のクラスがやってた人力コーヒーカップ、面白そうだったな。やってみたかった。
「……じっ、人力コーヒーカップ?ななな、何ですかそれは?」
前世のことを思い出していると、俺の呟きを拾ったテオドールが聞き返して来た。……あれ?声に出てた?
「えっと、巨大なコーヒーカップの中に入って、クルクル回してもらって楽しむアトラクションです」
「……?ええっと……?」
俺が簡潔に話しても理解出来ない様子なので、俺は前世の記憶を振り絞って人力コーヒーカップの絵を描いた。まあこの世界には遊園地にあるようなコーヒーカップすら存在しないから、想像出来ないのも無理ないよね。
「コーヒーカップをモチーフにした乗り台を4つぐらいこうして組み立てて、こことここが回転するようにして、人力で回すアトラクションです」
「そそ、そんな物があるんですね!面白そうです!」
「どうかしたのですか、テオドール」
テオドールが感激していると、シーウェルト王子がこちらに近づいて来て、紙を覗き込んで来た。そして俺の描いた絵を見て、目を見開く。
「……これは……」
「じっ、人力コーヒーカップと言うものらしいです!ここに座って、クルクルーっと回って楽しむものだそうです!」
「……コーヒーカップ……」
シーウェルト王子は俺の絵を真剣な眼差しで眺めて黙り込んでしまった。何だ?なんか変なことでもあるのか?コーヒーカップっぽく見えないとか?それは俺の画力の問題だぞ?
「……面白そうですね。皆さんも見てみてください」
深い思案から上がって来たシーウェルト王子は紙をクラスの皆に見せた。皆興味津々で紙を見る。
「変わったアトラクションですね」
「でも面白そう」
「くるくる回るの、楽しそうだな」
「コーヒーカップ、と言うのも見栄えがとても良いと思いますわ」
俺の案は意外と好評らしく、皆楽しそうに話を膨らませて行った。教室がザワザワと騒がしくなって行く中、シーウェルト王子は柏手を一発鳴らした。
「皆さん、このクラスの出し物を人力コーヒーカップにするのに異論はありますか?」
その言葉に皆首を横に振った。シーウェルト王子は嬉しそうに「決まりですね」と呟き、黒板にデカデカと『コーヒーカップ』と書いた。
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