藁。

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「遅い」

僕は刑事の帰りが遅くて不安になる。もう刑事が警察署から飛び出して三時間が経とうとしていた。まだあいつに接触していないのか、それとも………こんなことを考えるのはやめよう。

だか、なぜ一人で行って行ってしまったのか。僕は刑事が行くと言ったときに少し躊躇ってしまった。僕が行くと言っていれば。だが、今からでも遅くない。俺は刑事の元に行くことを決意する。

そうだ。刑事のスマホにはGPSが付いていたはずだ。僕はGPSのことを思い出し、スマホを取り出す。凄い人だ。もしもの為にGPSまで教えてくれるなんて。僕は刑事に感激しながら位置を確認する。

二十三番区の二番ドームより少し離れたところにいる。あいつを尾行しているのか、GPSは少しずつ動いている。今すぐに行けば間に合うだろうか。

僕は机の上に置いてある手錠を手に取り、警察署から飛び出す。そして警察署の横に止めてあった自転車に乗り、こぎ出す。冬の冷たい風が頬を撫でる。僕は全速力で刑事の元へ向かう。

途中で刑事から送られてきたメッセージに気づくことが出来なかった。

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