藁。

文字の大きさ
3 / 4

%%%%

しおりを挟む
美しい。やはり人の苦しみながら死んでいく姿は美しい。まだ神経が生きているのか男の筋肉質の足がピクピクと痙攣を起こしている。

「しぶとい奴だ」

私は人間の生命力に少し驚きもし、呆れもした。この男は、最初こそ威勢が良かったがすぐに弱ってしまった。あまり楽しくはなかった。

私は男の足を切る。もう血がないのか、ほとんど血が出ることはなかった。私は男が死んだことを確認して縛った紐を外して男を床に転がす。そして私は部屋の端に置いてあったチェーンソーを持ってくる。

「ブンブンブーン」

とエンジン音を鳴らして刃を回す。私は刃を男に近づけ、男を切り刻む。肉を切り、骨を断ち男の右腕を胴体から外す。次は逆に回り、左腕を胴体から外す。私はこれを繰り返し、男を部位ごとに分けた。

一旦男に背を向けキッチンへと向かう。キッチンには大量のラップが置いてあり、それを持って地下へと降りる。私は男の肉片をラップに包んでいく。隙間のないように、丁寧に三重ほどして床に放り投げる。全てラップに包み終わり、ラップに包まれた男の肉片を抱え込み一階へと持っていく。私は普通より一回りほど大きい冷蔵庫へと全ての肉片を入れていく。ここで足を傷つけていることを思い出した。

私は医療箱を持ってきて治療をする。まずはピンセットで弾丸を取り除く。ここで痛みがよりいっそう強くなってくるのを感じる。包帯を取り出して強めに巻く。私は疲れたので一回椅子で休憩することにした。

「そういえば食事の途中だったな」

私は床に落ちた肉を見てポツリと呟く。腹は減っていないし、食事なんかよりやるべきことは沢山ある。窓の修理や部屋の掃除、そして???の世話だ。???には相当な労力を使うだろう。しかし私は、眠ることにした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―

Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。

【完】はしたないですけど言わせてください……ざまぁみろ!

咲貴
恋愛
招かれてもいないお茶会に現れた妹。 あぁ、貴女が着ているドレスは……。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

奪った代償は大きい

みりぐらむ
恋愛
サーシャは、生まれつき魔力を吸収する能力が低かった。 そんなサーシャに王宮魔法使いの婚約者ができて……? 小説家になろうに投稿していたものです

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

あなたの愛はいりません

oro
恋愛
「私がそなたを愛することは無いだろう。」 初夜当日。 陛下にそう告げられた王妃、セリーヌには他に想い人がいた。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

夫から「用済み」と言われ追い出されましたけれども

神々廻
恋愛
2人でいつも通り朝食をとっていたら、「お前はもう用済みだ。門の前に最低限の荷物をまとめさせた。朝食をとったら出ていけ」 と言われてしまいました。夫とは恋愛結婚だと思っていたのですが違ったようです。 大人しく出ていきますが、後悔しないで下さいね。 文字数が少ないのでサクッと読めます。お気に入り登録、コメントください!

処理中です...