女性が少ない世界へ異世界転生してしまった件

1章

転生した事に気付きました

私、斉藤優樹菜 3歳は気づいてしまった。

転生してしまったと言うことを

しかも！！！男女比500:1の私が生きていた時代の200年後に！！！


テレビで昔の音楽メドレーが放送されていて何気なく眺めていたら私の大好きだったgirl boy の曲が流れその瞬間前世の記憶が脳内に流れ全てを思い出した。


3年間のこっちの世界で生活していた記憶もきちんとあるのでそこは安心した。

母親は存在しなくて私たちは卵子提供で生まれてきたそうだ。私には兄と弟がいる。そして父親の家族と暮らしている。
家が普通のマンションの一室なのでそこまで大金持ちではないらしい。

3歳だが一度も外に出たことがない。誘拐されるかもしてれないから危険だそうだ。だか、出てみたいとすごく思う。200年後だから空飛ぶ車とかあるかもしれないし、、、
だけど、私は前世から警戒心が強く心配性なので誘拐される話を聞いてから出なくていいかもと思い始めています。というか、前世から引きこもり&人と関わるのが苦手なので苦ではない。

「優樹菜～ただいま～いい子にしてた？」

「お父さんお帰り！いい子にしてたよ！」

お父さんは私のことを溺愛してやまない。

「はぁぁ今日もかわいいねぇぇえ僕の娘は」

と言いながら頬擦りをしてくる

「チクチクするぅ」

「えぇ！お父さん今日の朝髭剃ったばっかりだよ？！」

といいながらダッシュで髭を剃りに行った。(笑)

前世の父親といえば私が12歳の時に離婚してから月に一回だけ会ってたけどなんか気持ち悪いこと言ってくるから行くの嫌だったのを思い出した。嫌な記憶で草

お父さんは子供が3人いるくらいだから割といい職業についてるのがわかるが忙しいからお父さんのお父さん(おじいちゃん)とおじいちゃんの旦那さんといっしょに暮らしてる。


夕食の時間になりみんなで準備を始めるから私も手伝おうとすると

「優樹菜は、だめだ。危ないだろ？」

とお兄ちゃんに言われてしまった。

「優樹菜は女の子なんだからもし怪我でもしたらどうするの！」

「はぁーい」

チッこれじゃ怠けてしまうだろ！父親まで！！






前世では病んでいた優樹菜ちゃんですが今世は前世に比べてやっていけそうな気がしますね！(誰)