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第7話 テディの休日
第7話 テディの休日
しおりを挟む今日はテディが、喫茶店で働きだしてから始めてのおやすみです。
テディは、眠い目をこすりました。
(今日は好きなだけ寝てていいんだ…。)
テディは目覚まし時計の針が10時を指しているのを見て(今日はお休みだから目覚まし時計も鳴らないんな。)
と、布団に顔をうずくめました。
あのうるさいマスターの声もしません。
テディは、もう一眠りしようと思いましが“グー”とお腹がなるので遅めの朝食の準備をはじめました。
いつもモーニングセットで出しているパンを、いつもよりぶ厚く切ってトースターにセットしました。
パンが焼けるまでの間に、お湯を沸かして紅茶を作ります。紅茶をカップに注ごうとした、その時。
“チン!”
トースターが焼きあがる音がしました。
こんがり、おいしそうに焼けたパンを見て
“ギュルルルルー”
テディのお腹が、さっきよりも大きな音を立てて鳴りました。周りに誰もいないので、恥ずかしがる必要もありません。
テディは、トーストに特製のバターをたっぷり塗りました。これは普段はモーニングセットでは使わない、ディナーのパンに塗る少し高価なバターです。
昨日、珍しくマスターがご機嫌だったのか「このバターを少し分けてやるよ。」
と言ってテディに少しだけ分けてくれたのです。
テディーは、この特製のバターをトーストに塗りながら、テディはまだ半分しか開かない目でおもちゃの機関車を眺めながら、思わず「ふふふ」と笑ってしまいました。
特製のバターを焼きたてのトーストに塗ると、一気に、ジュワっとトーストに溶け込みました。
テディは、トーストに特製のバターをたっぷり塗りました。これは普段はモーニングセットでは使わない、ディナーのパンに塗る少し高価なバターです。
昨日、珍しくマスターがご機嫌だったのか「このバターを少し分けてやるよ。」
と言ってテディに少しだけ分けてくれたのです。
テディーは、この特製のバターをトーストに塗りながら、テディはまだ半分しか開かない目でおもちゃの機関車を眺めながら、思わず「ふふふ」と笑ってしまいました。
特製のバターを焼きたてのトーストに塗ると、一気に、ジュワっとトーストに溶け込みました。
「おいしそう…」
テディは、よだれ垂がれてしまいそうな口に手を当てて、紅茶にイチゴジャムを入れ「いただきます。」
と言って、トーストにガブリとかぶりつこうとした、その時。
「おっと いけない。忘れてた。」
そう言って、テディは、バタートーストの上にたっぷり、はちみつをかけて、はちみつバタートーストにしました。
「今度こそ、いただきます…」
ガブリ
テディは、はちみちバタートーストにかぶりつきました。
ジュワ~
テディのお口いっぱいに、特製バターとこんがりトーストの香りが広がりました。
「おいし~」
テディは、窓から空を見上げました。
空は青く晴れ渡り、小鳥たちが、気持ちよさそうに飛んでいます。
(マカロンベアたち元気かな…)
テディは、旅人の男の人の後を追って、突然、家を飛び出してから今日まで寝床を探したり働き先を探したり、仕事に追われたりとマカロンベアたちのことを考える時間がなかったことに、気がつきました。
今まで、マカロンベアだけで、お留守番をしたことがなかったので、テディは少し心配になりました。
テディは、少し考えてから「きっと 大丈夫さ!」
そう言ってベッドの中に入って、体に布団を巻きつけました。
「今日は、1日中、こうしてたって誰にも怒られないんだ。」
テディは、布団でグルグル巻きになった体で、ゴロンゴロンと転がりました。
「アハハハ! 楽しいぞ!… マカロンベアたちがいたらもっと楽しいのにな…」
テディは、マカロンベアたちの顔を、1人1人、思い浮かべました。
そして、そのままベッドの中で、うとうととお昼寝をはじめました。
テディが、次に目を覚ましたのは、夕暮れ時でした。
窓から差し込む夕日が テディの部屋中をオレンジ色に染めていました。
「少し肌寒いな。」
テディは上着を羽織りました。
「そうだ。」
テディは旅の途中で、もらったココアがカバンの中に入っていることを思い出しました。
喫茶店に来てから、色んなことがあり過ぎて大好きなココアを飲漢字むことさえ忘れていたのです。
テディはココアに、熱々のミルクと甘字~いハチミツをた~っぷり入れて、くるくるとよくかき混ぜて、ひと口、コクリと飲みました。
「…おいし~。分厚いトーストも特製バターもいいけど。ぼくは、やっぱりココアが一番大好きなんだ。
あぁ。おいしい。」
テディは、そのつぶらな目をつむって、ココアを味わいました。
そして、おもむろに、ココア片手に、小さな机に向い、手紙を書き始めました。
マカロンベアたちへの手紙です。
「マカロンベアへ
元気にしているかい? …」
テディは、マカロンベア1人ずつの顔を思い浮かべながら慣れない手紙をゆっくりゆっくり書きました。
日が暮れてゆくのを感じながら、テディは、ゆっくり手紙を書きました。
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