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三
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市立大峰高校一年二組の窓際。
イケメンと俺が真剣な会話を交わしている。
「つうかさ、その服装にも問題があるんだよ」
「服装?」
「いくらズボンでもスカートでも構わないっつったって、ズボンにする必要ねぇだろ。
スカートならさすがに男だとは勘違いされねぇだろうし」
「……それがね」
「それが?」
「初日はスカートはいてきたんだけど……」
「お前、初日からズボンだったじゃねぇか」
「うん。結果的にはね。
でも初めはスカートだったんだよ……」
「じゃあなんで履き替えた」
「それは……その……お巡りさんに呼びとめられてね」
「あーうん。なんとなくわかった」
「……変態と勘違いされた」
「そこまで重症とは思わなかったわ」
「変態って……変態って……」
「悪かった。俺が悪かったから泣くな」
イケメンと俺が真剣な会話を交わしている。
「つうかさ、その服装にも問題があるんだよ」
「服装?」
「いくらズボンでもスカートでも構わないっつったって、ズボンにする必要ねぇだろ。
スカートならさすがに男だとは勘違いされねぇだろうし」
「……それがね」
「それが?」
「初日はスカートはいてきたんだけど……」
「お前、初日からズボンだったじゃねぇか」
「うん。結果的にはね。
でも初めはスカートだったんだよ……」
「じゃあなんで履き替えた」
「それは……その……お巡りさんに呼びとめられてね」
「あーうん。なんとなくわかった」
「……変態と勘違いされた」
「そこまで重症とは思わなかったわ」
「変態って……変態って……」
「悪かった。俺が悪かったから泣くな」
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