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第十三話 5トン爆弾
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■1945年5月20日
戦艦武蔵 戦闘指揮所
「七時方向、敵大型爆撃機18、戦闘機多数を伴い接近中!」
「対空戦闘用意!さあ、いよいよお出ましだ。」
猪口が威勢よく号令をかける。戦闘指揮所内に緊張が走った。
なにしろ敵は5トンか10トンもある超大型爆弾を降らせてくるのだ。
もし一発でも命中すれば、いかに重装甲をほこる戦艦武蔵でも只では済まない。
「敵編隊が6つに分離しました」
その報告に猪口は少しだけ顔を顰めた。そして越野砲術長に顔をむける。
「砲術長、やはり敵は対策をしてきたようだ。簡単にはやらせてくれないね。たぶん機会は1度切りだと思う。宜しくたのむ」
「艦長、お任せください。必ず艦を守ってお見せします」
越野は力強く頷いた。
■第617飛行中隊 EE146号機
「対策は効果があったようですね。敵艦は沈黙したままです」
航法士の言葉にテイト中佐は満足げに頷いた。敵の対空砲弾を避けるため、彼らは様々な対策を検討してきた。
例えば低空で接近し目標近くで急上昇するとか、敵の主砲が少ない艦尾側から侵入する等である。
だが5トン爆弾を抱えていては急上昇などできない。
艦尾側、つまり首尾線方向から接近すれば敵の対空射撃の危険性は確かに減少するが、目標の幅も小さくなるため命中率が大幅に落ちてしまう。
このため彼らは試行錯誤した結果、編隊を3機小隊ごとに分けて進撃し、投弾直前に集合する方法を考え付いた。
各小隊は集合前にあらかじめ決められた不規則に曲がるコースをとる事になっている。
この方法であれば最悪でも1小隊が撃たれるだけで目標に到達できると期待された。
課題はバラバラのコースからタイミングよく編隊が集合できるか、そして短い直進距離で正確に照準、投弾できるかという点だった。
だがテイト中佐は第617飛行中隊の練度と技量を信じていた。
彼らは欧州ではもっと困難な目標も撃破している。そして事実、衝陽基地で行った事前訓練では全く問題なく分散集合に成功していた。
「次の針路は165。転回ポイントまであと10秒、9、8……転回……今!」
ナビゲータのカウントにあわせてテイト中佐は操縦桿を回す。
EE146号機は2機の僚機をともないゆっくりと針路を変更した。
■戦艦武蔵 戦闘指揮所
「敵編隊は分離し、それぞれ不規則に針路を変更しながら接近してきます」
その報告に猪口は感心した声を出す。
「敵も色々と考えてきたね。しかし大型爆撃機の編隊にこんな機動を取らせるとは、恐ろしい技量をもっているな」
だが、と猪口は続ける。
「だがこちらも無策という訳じゃない。さあ知恵比べと行こうか」
■第617飛行中隊 EE146号機
「次の針路は132。最終転回ポイントまであと10秒、9、8……転回……今!」
18機のランカスター爆撃機が、まるでパズルを組み合わせるように集合していく。
「よし、皆よくやった!」
テイト中佐の計画どおり、編隊全機は敵艦への最終爆撃ルートの直前で見事に集合を果たしていた。
「右へ1度……針路このまま……投下準備……」
照準器を覗き込む爆撃手の指示に従ってテイト中佐は針路を微調整していく。
集合後に最短の距離で照準、爆撃を行う計画である。直進する時間は30秒にも満たない。
海軍の知り合いに確認したが、そんな時間では例えレーダーを持っていても照準、発砲は出来ないとの事だった。
特に戦艦の主砲は旋回・俯仰角に時間がかかる。あらかじめ照準を決めておかない限り、反撃を受ける恐れはないだろう。
彼はそう保証してくれた。
「て、敵艦、発砲しました!」
だがその予想に反して、敵艦は編隊集合後すぐに発砲してきた。
■戦艦武蔵 戦闘指揮所
「良い作戦だ。実に良い。だが作戦が甘いな」
敵編隊の機動を褒めたたえつつ、猪口は薄く笑った。
如何に投弾前に針路を変えようと、水平爆撃である以上は最後に直線飛行する必要がある。
そして爆撃を行う側の立場で考えた場合、最適な爆撃針路というものが存在する。
猪口は八原大佐を通して、現在宮崎の赤江に展開している陸軍飛行第7戦隊に相談した。
仮に戦艦武蔵を水平爆撃するとしたら、君たちはどういう針路をとるかという質問である。(残念ながら、海軍の陸攻部隊は既に壊滅していたため相談できなかった)
相談された隊長の高橋猛少佐は、どうして自軍を攻撃?と思いながらも、もし静止目標である武蔵に自分が爆撃するならば艦の側方90度、主砲の反撃を恐れるなら砲の少ない艦尾からと答えた。
針路が絞り込めれば、あとは高度、速度であらかたの照準が定まる。
敵爆撃機は大型爆弾を抱えているから直前に速度や高度は変えられないだろう。こう予測して猪口は陸軍と協力し速度・高度別の射表をあらかじめ作成しておいた。
あとは敵編隊の高度・速度を測定すれば、事前に敵がどういう針路を取ろうと最終針路に照準を定めて待ち受けるだけとなる。
そして目論見通り敵編隊はそこへ飛び込んできたのだった。
「射て!」
越野砲術長の声とともに、9発の三式弾が敵編隊の正面に向けて発射された。
■第617飛行中隊 EE146号機
今さら爆撃の中止も回避もできない。それに敵は慌てて出鱈目な照準で発砲したのかもしれない。
テイト中佐は砲撃を無視して爆撃を続行した。
だが無情にも目の前に白い煙の花が開いた。
同時に多数の子弾が機体を貫く。彼らのランカスターB.3.SP爆撃機は軽量化のため機銃も装甲も外されている。それほどの貫通力を持たない三式弾の子弾でも、その薄い外板は容易に貫通できた。
テイト中佐は身体に衝撃を受けた。
右腕が焼けるように熱い。みると右腕が肩下から消失していた。千切れた右腕は操縦桿を握ったままぶら下がってる。
こういう時は意外と出血は少ないものだなと妙に冷静に思いながら隣を見ると、航法士が頭部の半分を失い力なく項垂れている。後ろを見れば爆撃手も通信手も身体のどこかを失っていた。
この操縦席で生きているのはテイト中佐だけのようだった。
外に目を移せば味方の数機が煙を引きながら墜落していく。どうやら中隊の半数は今の砲撃で殺られたらしい。
この機体もエンジンの1基が停止していた。翼のどこかにも損傷を負ったのか高度が徐々に低下し機体が傾いてゆく。
「中隊各機。攻撃中止。残った機は爆弾を投棄、帰投せよ」
テイト中佐は隊長としての最低限の責任を果たすと、残った左腕で操縦桿を握りなおす。
「くっ……まだだ、まだ終わらんよ」
彼はふらつく機体を立て直し、針路を敵艦にまっすぐ向けた。
■戦艦武蔵 戦闘指揮所
「敵8機の撃墜を確認!」
指揮所の皆が喜びに沸く。敵は編隊中央部の機体をそっくり失っていた。
もうまともな爆撃成果は期待できない。残った機体が爆弾を投下したが全て明後日の所に着弾した。
安堵したのもつかの間、次の報告で指揮所内は静まり返った。
「敵の一機が向かってきます!本艦に体当たりをしようとしている様です!」
「ほう、敵にも根性のある奴がいるんだね」
猪口は落ち着いた様子で素直に関心していた。
「閣下は怖くないのでありますか?」
今日もここに来ていた八原大佐が驚いたように尋ねる。
「ここが本艦で一番安全な場所だよ。まあ10トン爆弾を食らえば駄目かもしれないけどね。それにもう対空火器もないから手も足もでない。運を天に任せるしかないよ」
結局、テイト中佐の体当たりは成功しなかった。
彼が大量出血で意識を失った結果、機体はコントロールを失いゆっくりとロールし裏返しとなった。
そして武蔵を掠めるように逸れると右舷傍の砂浜に急角度で突っ込み、そこで大爆発を起こした。
この爆撃で武蔵自体の損害は皆無だった。
だがテイト中佐の機体に搭載されていた5トン爆弾は、武蔵と陸上をつなぐ地下トンネルを完全に破壊していた。
それは武蔵が陸軍からの支援を受けられなくなった事を意味していた。
【後書き】
ダムバスターズの爆撃は失敗しましたが、武蔵も陸軍と結ぶ地下トンネルを失ってしまいました。
これまで無敵を誇った武蔵ですが、その武運に暗雲が垂れ込めてきました。
作者のモチベーションアップになりますので、よろしければ感想をお願いいたします。
戦艦武蔵 戦闘指揮所
「七時方向、敵大型爆撃機18、戦闘機多数を伴い接近中!」
「対空戦闘用意!さあ、いよいよお出ましだ。」
猪口が威勢よく号令をかける。戦闘指揮所内に緊張が走った。
なにしろ敵は5トンか10トンもある超大型爆弾を降らせてくるのだ。
もし一発でも命中すれば、いかに重装甲をほこる戦艦武蔵でも只では済まない。
「敵編隊が6つに分離しました」
その報告に猪口は少しだけ顔を顰めた。そして越野砲術長に顔をむける。
「砲術長、やはり敵は対策をしてきたようだ。簡単にはやらせてくれないね。たぶん機会は1度切りだと思う。宜しくたのむ」
「艦長、お任せください。必ず艦を守ってお見せします」
越野は力強く頷いた。
■第617飛行中隊 EE146号機
「対策は効果があったようですね。敵艦は沈黙したままです」
航法士の言葉にテイト中佐は満足げに頷いた。敵の対空砲弾を避けるため、彼らは様々な対策を検討してきた。
例えば低空で接近し目標近くで急上昇するとか、敵の主砲が少ない艦尾側から侵入する等である。
だが5トン爆弾を抱えていては急上昇などできない。
艦尾側、つまり首尾線方向から接近すれば敵の対空射撃の危険性は確かに減少するが、目標の幅も小さくなるため命中率が大幅に落ちてしまう。
このため彼らは試行錯誤した結果、編隊を3機小隊ごとに分けて進撃し、投弾直前に集合する方法を考え付いた。
各小隊は集合前にあらかじめ決められた不規則に曲がるコースをとる事になっている。
この方法であれば最悪でも1小隊が撃たれるだけで目標に到達できると期待された。
課題はバラバラのコースからタイミングよく編隊が集合できるか、そして短い直進距離で正確に照準、投弾できるかという点だった。
だがテイト中佐は第617飛行中隊の練度と技量を信じていた。
彼らは欧州ではもっと困難な目標も撃破している。そして事実、衝陽基地で行った事前訓練では全く問題なく分散集合に成功していた。
「次の針路は165。転回ポイントまであと10秒、9、8……転回……今!」
ナビゲータのカウントにあわせてテイト中佐は操縦桿を回す。
EE146号機は2機の僚機をともないゆっくりと針路を変更した。
■戦艦武蔵 戦闘指揮所
「敵編隊は分離し、それぞれ不規則に針路を変更しながら接近してきます」
その報告に猪口は感心した声を出す。
「敵も色々と考えてきたね。しかし大型爆撃機の編隊にこんな機動を取らせるとは、恐ろしい技量をもっているな」
だが、と猪口は続ける。
「だがこちらも無策という訳じゃない。さあ知恵比べと行こうか」
■第617飛行中隊 EE146号機
「次の針路は132。最終転回ポイントまであと10秒、9、8……転回……今!」
18機のランカスター爆撃機が、まるでパズルを組み合わせるように集合していく。
「よし、皆よくやった!」
テイト中佐の計画どおり、編隊全機は敵艦への最終爆撃ルートの直前で見事に集合を果たしていた。
「右へ1度……針路このまま……投下準備……」
照準器を覗き込む爆撃手の指示に従ってテイト中佐は針路を微調整していく。
集合後に最短の距離で照準、爆撃を行う計画である。直進する時間は30秒にも満たない。
海軍の知り合いに確認したが、そんな時間では例えレーダーを持っていても照準、発砲は出来ないとの事だった。
特に戦艦の主砲は旋回・俯仰角に時間がかかる。あらかじめ照準を決めておかない限り、反撃を受ける恐れはないだろう。
彼はそう保証してくれた。
「て、敵艦、発砲しました!」
だがその予想に反して、敵艦は編隊集合後すぐに発砲してきた。
■戦艦武蔵 戦闘指揮所
「良い作戦だ。実に良い。だが作戦が甘いな」
敵編隊の機動を褒めたたえつつ、猪口は薄く笑った。
如何に投弾前に針路を変えようと、水平爆撃である以上は最後に直線飛行する必要がある。
そして爆撃を行う側の立場で考えた場合、最適な爆撃針路というものが存在する。
猪口は八原大佐を通して、現在宮崎の赤江に展開している陸軍飛行第7戦隊に相談した。
仮に戦艦武蔵を水平爆撃するとしたら、君たちはどういう針路をとるかという質問である。(残念ながら、海軍の陸攻部隊は既に壊滅していたため相談できなかった)
相談された隊長の高橋猛少佐は、どうして自軍を攻撃?と思いながらも、もし静止目標である武蔵に自分が爆撃するならば艦の側方90度、主砲の反撃を恐れるなら砲の少ない艦尾からと答えた。
針路が絞り込めれば、あとは高度、速度であらかたの照準が定まる。
敵爆撃機は大型爆弾を抱えているから直前に速度や高度は変えられないだろう。こう予測して猪口は陸軍と協力し速度・高度別の射表をあらかじめ作成しておいた。
あとは敵編隊の高度・速度を測定すれば、事前に敵がどういう針路を取ろうと最終針路に照準を定めて待ち受けるだけとなる。
そして目論見通り敵編隊はそこへ飛び込んできたのだった。
「射て!」
越野砲術長の声とともに、9発の三式弾が敵編隊の正面に向けて発射された。
■第617飛行中隊 EE146号機
今さら爆撃の中止も回避もできない。それに敵は慌てて出鱈目な照準で発砲したのかもしれない。
テイト中佐は砲撃を無視して爆撃を続行した。
だが無情にも目の前に白い煙の花が開いた。
同時に多数の子弾が機体を貫く。彼らのランカスターB.3.SP爆撃機は軽量化のため機銃も装甲も外されている。それほどの貫通力を持たない三式弾の子弾でも、その薄い外板は容易に貫通できた。
テイト中佐は身体に衝撃を受けた。
右腕が焼けるように熱い。みると右腕が肩下から消失していた。千切れた右腕は操縦桿を握ったままぶら下がってる。
こういう時は意外と出血は少ないものだなと妙に冷静に思いながら隣を見ると、航法士が頭部の半分を失い力なく項垂れている。後ろを見れば爆撃手も通信手も身体のどこかを失っていた。
この操縦席で生きているのはテイト中佐だけのようだった。
外に目を移せば味方の数機が煙を引きながら墜落していく。どうやら中隊の半数は今の砲撃で殺られたらしい。
この機体もエンジンの1基が停止していた。翼のどこかにも損傷を負ったのか高度が徐々に低下し機体が傾いてゆく。
「中隊各機。攻撃中止。残った機は爆弾を投棄、帰投せよ」
テイト中佐は隊長としての最低限の責任を果たすと、残った左腕で操縦桿を握りなおす。
「くっ……まだだ、まだ終わらんよ」
彼はふらつく機体を立て直し、針路を敵艦にまっすぐ向けた。
■戦艦武蔵 戦闘指揮所
「敵8機の撃墜を確認!」
指揮所の皆が喜びに沸く。敵は編隊中央部の機体をそっくり失っていた。
もうまともな爆撃成果は期待できない。残った機体が爆弾を投下したが全て明後日の所に着弾した。
安堵したのもつかの間、次の報告で指揮所内は静まり返った。
「敵の一機が向かってきます!本艦に体当たりをしようとしている様です!」
「ほう、敵にも根性のある奴がいるんだね」
猪口は落ち着いた様子で素直に関心していた。
「閣下は怖くないのでありますか?」
今日もここに来ていた八原大佐が驚いたように尋ねる。
「ここが本艦で一番安全な場所だよ。まあ10トン爆弾を食らえば駄目かもしれないけどね。それにもう対空火器もないから手も足もでない。運を天に任せるしかないよ」
結局、テイト中佐の体当たりは成功しなかった。
彼が大量出血で意識を失った結果、機体はコントロールを失いゆっくりとロールし裏返しとなった。
そして武蔵を掠めるように逸れると右舷傍の砂浜に急角度で突っ込み、そこで大爆発を起こした。
この爆撃で武蔵自体の損害は皆無だった。
だがテイト中佐の機体に搭載されていた5トン爆弾は、武蔵と陸上をつなぐ地下トンネルを完全に破壊していた。
それは武蔵が陸軍からの支援を受けられなくなった事を意味していた。
【後書き】
ダムバスターズの爆撃は失敗しましたが、武蔵も陸軍と結ぶ地下トンネルを失ってしまいました。
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