【R18】男装令嬢ヴァレンティーナ番外編・ラファエルとの愛しき刻

兎森りんこ

文字の大きさ
3 / 6

お風呂場で……2

しおりを挟む
 胸の頂きを、ラファエルに唇と舌で愛されるヴァレンティーナ。

「……はぁ……あっ……赤子のようなことをするなんて……んっ」

 また舌で転がされ、喘いだヴァレンティーナを支えながらラファエルが顔を上げる。

「こうやって男は女を愛するんだよ……ずっとこうしていたいけど……洗ってあげる」

「……えっ……」

「赤子扱いされたからな……ヴァレンティーナを赤子のように俺が洗ってあげるよ」

「そ、それは……私は何も知らないから……ってきゃっ!」

 湯からザバッと上がったラファエルは、タオルも何も身に付けていない。
 なのでいきり立ったラファエルの猛りを見て、ヴァレンティーナは小さな悲鳴をあげたのだ。
 慌てて顔の前に手をやる、ヴァレンティーナ。

「か、隠して!」
 
 純粋無垢な少女のようで、ラファエルは可愛くて仕方ないと微笑む。

「可愛いな……自分を見失わないようにするのが大変だ……」

「いや……あの……」

「ヴァレンティーナが綺麗だから、こんなになってる……俺のも気に入ってくれたらいいんだけど」

 初めて見る、男のをヴァレンティーナは見ることなどできない。

「ば、ばかな事を……もう」

「ふふ。じゃあ、こちらへどうぞ」
 
 洗い場の椅子に座らされたヴァレンティーナは、タオルをまた胸元にかけようとするが……。

「だーめ。それじゃあ洗えないよ……」

「あっ……ラファエル……」

 両手で石鹸を泡立てたラファエルが、優しくヴァレンティーナを後ろから抱き締める。
 タオルはそのまま、湯おけの中に落としてしまった。

「わ、私が洗ってもらうって……おかしくないか……」
 
「俺が浄化するって言っただろう? 嫌なこと……全部忘れられるように」

「わ、私はもう……十分……」

「まだ……もっともっと、全部……だよ」

「あっ……そこは……やっ」

 石鹸の泡をまとったラファエルの指が、いやらしく滑らかにヴァレンティーナの肌を這う。
 主張を始めた胸の頂き……快感が走って、自分の声に驚くヴァレンティーナは口を手で押さえた。

「ヴァレンティーナ、可愛い声もっと聞かせて……」
 
 自分の胸元で、ラファエルの大きな手が動いているのが信じられない。
 頂きを、ラファエルの太い指が刺激する。

「やっラファエル……変だ、こんなの」

「変じゃない。いいんだよ……感じて、ヴァレンティーナが心地いいなら俺は嬉しいよ」

 後ろから抱き締めながら、舌を絡めてキスをする。
 ヴァレンティーナの身体は豊満ではないが、剣の修行で鍛えられた筋肉がついた身体に長い手足が美しい。
 舌が絡むキスは、脳内をとろけさせるような快感だ。
 ラファエルの手は、ヴァレンティーナのお腹を伝って……誰も触れた事のない茂みにそっと触れる。

「ん……な、なにを……」

「この石鹸は、優しい石鹸だから大丈夫……」

「そ、そういう事を言っているわけでは……」

 またキスをされながら、ラファエルの左手はヴァレンティーナの胸の頂きを、乳房を優しく刺激する。
 そして右手が……芝生の奥を優しく探っていく。

「だめ……今……」

 ヴァレンティーナも、ラファエルの愛撫でそこが熱く潤っている事がわかった。
 こんな事は初めての経験で、戸惑いが隠せない。
 荒い息を吐きながら余裕もなくて、後ろで抱き締めたラファエルに身を預ける。

 ラファエルが、そっと奥へ奥へと……優しく触れるとヴァレンティーナがビクリと反応する。
 そこは、もう蜜で溢れていた。
 熱く、とろけて男を誘う……花びら。
 自分という男を受け入れようとする蜜と熱――。
 
 ラファエルは脳内が一瞬で熱くなり、そのまま愛しい恋人を貫いてしまいたい欲望に駆られる。
 もちろんそんな事はできない。
 ラファエルも深く息を吐く。 

「あぁ……可愛いよヴァレンティーナ」
 
「あっ……こんなの……本当に変じゃないのか……? 恥ずかしい……あんっ」

 初めての欲情に、初めての蜜。
 指先で蜜を絡め、柔らかい花弁をなぞる。
 
「最高だよ……可愛い俺のヴァレンティーナ……」

 勇ましい女神のようなヴァレンティーナがラファエルの指で喘ぎ、恥じらっている。
 その事が、また男を猛らせる。
 どんどんと溢れてくる蜜の中に、花芽を見つけ優しく撫でる。

「ひゃ!? やっ……な、なに……これ……あっ! あんっ!」

「感じる……?」

 生まれて初めての快感。
 風呂場に響く声が、自分の声ではないようで、でも止められない。
 溢れた蜜を絡めながら、花芽への愛撫は続く。
 
「やっ……んっ」

「もっと感じて……そのままで」
 
「ラファエル……ラファエル……あっ……だめ、何かおかしい……高まって……んっ」

「いいんだよ、高めてあげるから」

「だって、ダメ……あっ! いやっ……んっ……ゃっ……あんっ!」

 ビクビクとヴァレンティーナの身体が震えて、絶頂する。
 花びらも震えて、蜜が溢れ出し……全身に快感が走る。

 しばらくの間、喘ぎが止まらず震えるヴァレンティーナ。

 その間ラファエルは恍惚の表情で、ヴァレンティーナの肌を撫でながらを抱き締めていた。
 後ろから抱かれていたヴァレンティーナは、ラファエルの腕を握った。

「はぁっ……はぁっ……ん……やぁ……これは……なに……っ」

「ふふ、イクってこと。すごく可愛い……」
 
「ん……こんな痴態を晒して……恥ずかしい……」

「痴態じゃないよ。愛し合っている……俺を感じてくれて嬉しいよ。もっと気持ちよくさせたい……」

「ん……まだ……快感が……あぁ……やん……はぁ……っだめもう」

「ふふ……綺麗に洗ってあげるから……身を任せて……」

「もう……だめ……また、あん……」

 抱きついたヴァレンティーナのうなじに、舌を這わせるラファエル。

「うなじが……綺麗でさ、全部綺麗で色っぽくて、すごくドキドキする。……洗って、お風呂につかって……ベッドに行こう。まだまだもっと、愛し合いたい」

「ラファエル……ん……」

 ラファエルに泡を流され、もう一度お湯につかる。
 お互いに熱は冷めずに、湯船の中でずっと抱き合い、キスをして触れ合っている。
 ラファエルに触れられる全てが、とろけてしまいそうだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

愛しているなら拘束してほしい

守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。

処理中です...