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にんにく

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橘 海 ルート

屋上にて(橘 海)

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陸翔「お、来たか」
と扉を開けた瞬間りっくんが反応する。
俺は、みんなの傍に行き、
海「ごめん!待たせた!」
と謝ると、天馬が
天馬「大丈夫。いおりんも来たんだね」
…よかった許して貰えた。てか天馬なら許してくれるって信じてた。
するとりっくんが瑠奈の方を見て
陸翔「ねね!いおりん?その子誰?」
といおりんの横にいる瑠奈を不思議に思ったのか聞いてきた。
すると、瑠奈が緊張しながら

瑠奈「初めまして、綾瀬瑠奈と申します!これから仲良く出来たら嬉しいです!」
と声を震わせながら言っていた。
やっぱ緊張するのかな?とか思ってると

天馬「…瑠奈?」
と言う。…知り合いかな?
すると瑠奈が
瑠奈「なんでしょう?」
とあからさまな演技をしていた。すると

天馬「俺の事忘れた?小学校の頃めっちゃ遊んでた天馬だよ?」 
いや友達かよ。…だが天馬がこんなに話しかけているのに瑠奈はなんだかぎこちなさそうにしている。
すると…
??「なんだよ二人とも、俺も混ぜてくんない?」
と天馬の横にいた友達らしき男が2人の会話に割り込んできた。
すると困惑したいおりんが

一織「待って状況が掴めない…瑠奈。説明してくれない?」

と瑠奈に聞くと、りっくんも

陸翔「俺にも説明して欲しいなフードちゃん」
フードちゃん?瑠奈のことか?と考えていると

瑠奈「天馬は小学校の頃の親友だよ」
しっ親友!?
あの親友なんて作らないオーラだしてる天馬が?

一織「ん?親友だと!?あの親友作らなさそうな
天馬が?え?天馬の横にいる君…」
珍しくいおりんが混乱してる。写真にでも撮っておこっかなと思うと
りっくんがもうスマホを構えていたので任せることにした。

??「あ、自己紹介でまだだったね。
俺の名前は東道遥(とうどうはるか)
一応TOP4のリーダーやってる、よろしくね
それより瑠奈久しぶりだね?なぜ姿を消したの?」
TOP4ってあの人気アイドルの?めっちゃ凄い人だけど瑠奈に対する威圧を感じる…
ん?てか姿を消したの?って、瑠奈の弟さんも
それらしきこと言っていたような?と
深く考えていると

瑠奈「女子中にしなさいって親に言われたの」
遥「へーここの学校共学だけど?」

ご最も。てか普通女子中行かせるような
親なら高校共学にするはずがない。…
ちょっと瑠奈の事を調べてみるか?

瑠奈「説得したんだよ。凄いでしょ?」
と自信満々に言っているからホントなのかなと
思っていると

天馬「…瑠奈の家そんな厳しくなくない?」
天馬がそう言うと瑠奈は、なぜ言うんだみたいな顔で天馬の方を向いていた。

遥「へぇ?」
遥君めっちゃ怒ってるわ。

瑠奈「あのぉ…」

流石に逃れられないと思ったのか瑠奈が謝ろうとした瞬間。

??「おい、真冬にチクるぞ瑠奈」
誰だ?

真斗「待ってよ、楓」

楓?楓ってあのCheckmateの?真斗といる時点でそうか。
てか、瑠奈とどういう関係が?真冬って…

遥「何をチクるんですか?Checkmateさん?」
敵グループだとこんなにバチバチするんだな。と
ふと思うと

楓「実はうちの社長がこの子お気に入りでさー
東道と会わせないようにしてたんだよねー
だから今会っちゃったね?って」

東道に会わせないって無茶振りを…

遥「へぇ?別に誰と会おうが本人の自由でしょ?」
と遥君が事実を言い、バチバチに喧嘩していると…

隣で真斗が瑠奈と何やら話している。
話終わると瑠奈がニコニコ怒りながら

瑠奈「遥、楓?君たち喧嘩すんなら外でしてくんない?てか楓、今遥と喧嘩していること真冬にチクるよ?」
と言うと楓が参ったような顔をして

楓「わかったよ…やめる。その代わりお前もう帰んぞ瑠奈」
と帰る身支度をしながら楓が言う。
すると瑠奈が驚いた顔をしながら

瑠奈「え!?なんで?」と言うと
どうやら楓に何か言われたのか知らないけどあっさりと立ち去った。

取り残された俺達は出ていった扉の方をじっと見つめるのであった。


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