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34.おあずけ乳首(一日目~三日目)①

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   ◇◇◇◇

軟膏を塗った絆創膏の効果はすぐに感じられた。
薬効で血行が乳首がムズムズするのだ。
弄りたくて仕方ない。
しかし、万が一僕が絆創膏を剥がしてしまったら、セックスも射精も禁止のお仕置きをすると言われているので我慢するしかない。
幸いなのかセックス禁止ではないので、毎晩父さんに抱かれる。
だが、乳首が疼いて疼いて堪らないせいで集中出来ない。
思わず胸に手をやってしまう僕は父さんに尻を一発叩かれて我に返った。
「弄ったらお仕置きだと言ったよね?」
「ごめんなさい!」
弄ったとしてもニップルシールで保護されているせいで、満足するような刺激にはならない。
あぁ、もどかしい。
カリカリしたい。クリクリしたい。抓って引っ張りたい。
僕が乳首を気にして身体をくねらせる痴態を見て楽しんでいるようだ。
「スケベな乳首が隠れているというのは、中々エロいな」
「あぅっ♡」
父さんが両手の手の平で鎖骨の下から臍の上まで撫でる。
いつもならば乳首の突起がひっかかるのにシールのせいで真っ平らだ。
もちろん望む刺激にはならないのだが、僕は反応してしまう。
「はうっ♡乳首いじってぇ♡」
「ダメだと言っただろう。ほら、おまんこを使ってあげるから我慢しなさい」
「はひぃ♡」
なるべくおまんこに意識を向けるようにしながら、僕は夜を過ごした。

   ◇◇◇

三日目。父さんは絆創膏を貼り替えると言ってきた。
一瞬喜んだが、貼り“替える”ということは、まだ乳首のお預けは続くのだ。
お風呂で綺麗に洗ってからまた軟膏を塗るらしい。
でももしかしたら風呂場のエッチの間なら触ってもらえるかもしれないと淡い期待を抱きながら、服を脱いだ。
身につけているのはニップルシールとその下の絆創膏だけになった時に父さんに後ろ手に手首を縛られた。
腰の上で交差させた腕を括っただけの簡単な縛りだ。
それから首にはラバーゴムで出来たリード付きの首輪を装着させられる。
「と、父さん?」
「最近拘束プレイをしていなかったからね。また今度で全身を縛ってあげるけど、今は腕だけね」
父さんは楽しげだ。
リードを引かれるようにして風呂場に入ると、独り言のように忘れていたと呟いた父さんは僕にアイマスクを付けた。
「私が隅々まで洗ってあげるよ」
バスチェアに座らされると、優しく頭をマッサージするように髪を洗い、シャワーで泡を流すとトリートメントを付けられた。
最後にコンディショナーを付けられ、浸透するまでの時間に父さんはボディソープで泡立たせたスポンジで背中を擦ってくれた。
背面を洗い終えると起立させられる。
「おやおや、何故勃起しているんだい?頭と背中を洗っただけでまだ何もしていないよ」
「縛られて目隠しで見えないから、何処を触られるか分からないくて興奮します」
悪戯に父さんの指がおちんちんを撫でたので、甲高い喘ぎを漏らした。
「あひんっ♡」
「こんなふうに突然触られちゃうのを期待してるのかい?」
父さんは指先で亀頭の窪みをグリグリしてきた。
「あっ♡あへぇっ♡」
「ふふっ、敏感だねぇ」
「ああぁっ♡」
そのまま指先を回転させる様に動かされ、僕は呆気なく射精しそうになってしまった。
そんなことは父さんが許すはずがない。
「下半身を洗うから、足を開きなさい」
肩幅より広く足を広げると足首から太股に向けて丁寧に揉むように洗われる。
右が終わると左というように続ける。
時々内腿の柔らかい部分を押されて、その度にビクビクと感じてしまう。
足首から下は再度バスチェアに座らされて指の一本一本まで丹念に洗われた。
目隠しをしていて平衡感覚がいつもより狂っているから、くすぐったさに身体をぐらつかせるとバランスを崩してしまいそうだ。
「身体が冷えてしまうから一度流そうか。頭も流すからね」
そう言ってシャワーで流してもらって頭を軽くタオルドライしてから、洗い残していた部分に移る。
しかしそこは性感帯に近い部分で僕はまた股間をたぎらせた。
「さあ、股間と胸とどちらを洗おうかな」
わざとらしく言う父さんの声に僕は焦らされ、身体を震わせる。
早く触って欲しい。
僕は我慢出来ずにおねだりをした。
「ち、乳首……乳首が良いです……」
「乳首?あぁ、絆創膏を剥がしてもなかったね。剥がしてあげよう」
ペリッ……
粘着部分が剥がれてずっと空気にすら触れていなかった乳首がムクムクと立ち上がる感覚に僕は身悶える。
僕は期待に胸を膨らませて待った。
しかし父さんは一向に触れようとしない。
僕の様子を伺っているようだ。
「父さん!父さん、触ってぇ」
「いやらしく誘ってもダメだよ。洗うだけだからね」
父さんは濃厚な生クリームみたいな泡で出てくるボディソープを手で胸に塗りたくる。
なるべく乳首に触れないように泡を転がして洗うから、どうにかして父さんの手で刺激を与えて欲しくて胸を突き出した。
しかし手は逃げていく。
「やぁっ!触ってぇ!」
「ダメだと言っただろう。我慢出来ない子にはお仕置きしなければね」
僕を壁際に寄せたバスチェアに座らせてから首のリードをタオルかけに結び付けてしまった。
後ろは壁だし、リードのせいで前屈みにもなれず前後左右に逃げられない。
すると父さんは同じくクリーム泡で首から腹にかけて焦らしながら撫でてきた。
乳首を避けて脇の下を通った時にゾワリとした。
思わず声が出てしまい、父さんに笑われてしまう。
それから脇腹を撫でたり、乳輪を掠めたりとなかなか乳首を触ってくれない。
僕は腰を揺らし、乳首も触ってもらおうと必死になる。
父さんはそれを見て笑うばかりだ。
そしてまた腰元に手を滑らせると、今度は僕の亀頭を泡で撫で始めた。
ゆっくりと円を描くように撫で回される。
「あふっ♡あぅんっ♡♡もっと、もっろぉしてぇ♡」
「ふふ、可愛いね」
そう言いながら父さんは僕の竿を左手で支えると、右手の手の平を亀頭の丸みに添わせるように高速で擦ってきた。
僕は悲鳴を上げた。
「それらめぇええぇぇぇっ!!!」
あまりの快感にガクンガクンッと揺れる。
「ひぃいいいっ♡イグッイグゥウウッ♡♡♡」
ビュルルルルーーッ!!
しかし発射された精液も泡と混ぜながら亀頭責めは続けられた。
強すぎる快楽に涙を零して耐えるしかない。
僕は何度も絶頂して潮を吹いていた。
「あうっ、やらぁ……もう許じでぇ……」
「何を言っているんだい?まだまだこれからじゃないか」
父さんは湯を出したシャワーヘッドを敏感になりすぎている亀頭に当ててきた。
その水圧に勃起しすぎたおちんちんが痛いくらいに感じてしまう。
「お"っ♡お"っ♡♡おっほーーっ!!♡♡」
「あぁ、ごめんよ。ちょっと強かったか。でも気持ち良いみたいで良かった」
「ぎぼぢいいのらめぇっ♡♡♡」
「うん、じゃあ少し弱めるね」
シャワーヘッドが離されると、次は指を輪っかの形にして亀頭のてっぺんから括れまで扱かれる。
その緩急ある刺激に僕は狂った様に喘いだ。
「あへぇぇぇっ!!ごべんなしゃい!ごめんなしゃい!許してぇ!!」
「じゃあ乳首弄り我慢出来る?」
「出来りゅ!出来ましゅ!らからおちんぽ助けてぇ!」
父さんはやっと亀頭責めをやめて、タオルかけに結ばれていたリードも解いてくれた。
しかし首輪には繋がったままだったリードを上に引っ張り上げられて、僕はガクガクする脚で立ち上がる。
「肝心のお股を洗わないとね。いつもの格好だよ」
僕は父さんに背を向けて腰を落としたがに股に足を開いた。
本当は手は頭の後ろだけれど今日は縛られているので出来ない。
「お、お願いします……父さんの指で綺麗にして下さい」
父さんの手が陰嚢の裏や会陰に泡を擦り付けながらマッサージしていく。
時折、尻穴の周りを指でなぞられ、ヒクつくのが自分でも分かった。
しかし父さんは肛門を突いたりするだけで焦らす。
それが辛くて堪らず、ヘコヘコと情けなく腰を振り、全身でおねだりする。
父さんはそんな僕を無視して、洗うだけだ。
「最後はおまんこだね」
「はい♡お願いしましゅ♡」
おまんこの中はシャワー浣専用のノズルでたくさんお湯を入れられて洗われた。
いつもならば、僕が洗い終わると父さんの身体に僕の身体全体を擦り付けてご奉仕をするのだけれど、今日は乳首が我慢出来なくなるからしなくていいんだって。
だから泡を流し終わると、湯舟に浸からされた。
父さんが身体を洗っている最中も、お湯の熱さで乳首はジンジン疼いてしまい、触って欲しくて仕方がなかった。
だが、我慢が出来たおかげで僕は父さんからご褒美を貰える事になった。
腕の拘束を解かれ、リードも外された。
目隠しは興奮材料になるからと残された。
「良い子に出来たからおちんちんをしゃぶってあげよう。バスタブを掴んで腰を上げれるかい?」
父さんに手伝われて浴槽の縁に頭を乗せ、縁を掴んでブリッジするみたいに腰を上げる。
すると父さんは僕の股の間に身体を入れる。正座をしているようで、腰を落として父さんの腿の上にお尻が乗るのでそれほど沈まない。
「ああ、可愛いおちんちんだ。期待でピクンピクンしてるね」
「あっ♡ぅん♡」
フ~ゥッと間近で息を吹き掛けられて腰が引ける。
「逃げたら舐めれないよ。力抜いて身体をプカプカ浮かせてみなさい」
言葉通りに力を抜くと湯の浮力で腰が浮く。
すると父さんの舌が根元から亀頭に向かって裏筋をツーッと這わされて、ビクビクと震えた。
そのままカリ首まで来ると唇で優しく食まれる。
見えないから次にどんなことをされるか分からなくて期待してしまう。
「風俗店では潜望鏡と言うんだよ。胸があれば口だけでなく胸で挟んだりもするけれど」
「父さんは、してもらった事あるの?」
「ふふっ、ヒミツ」
父さんは僕のお尻の肉を鷲掴みすると待ちきれないと揺れている僕のおちんちんをパクリと口に含んだ。
温かい口腔に包まれる感覚にゾクゾクして、父さんに潜望鏡をした相手に嫉妬する余裕すら与えてくれない。
ジュルルルッと音を立てて吸われながら頭を上下に動かされるとすぐにイきそうになる。
「はふ~~ぅ♡おちんちん気持ちいぃ♡♡」
尻を揉まれながらのフェラチオに僕は夢中で感じ入った。
父さんは時々、亀頭を強く吸いながら玉を転がすが、強すぎない快感が心地好くて良くてもっとして欲しいと思ってしまう。
しかし貪欲な身体は尿道口をチロチロと舌先で刺激されると物足りなさを感じてしまう。
亀頭がパンパンに腫れ上がって痛いくらいなのに、父さんは鈴口ばかりを執拗に責めてくる。
僕は切羽詰まって声を上げた。
「イカせてぇ!イカせてよぉ!」
「おちんちんだけじゃ足りないのかな?」
お尻の穴をクルクルと撫で回されてまた腰が跳ね上がる。
早くそこも弄って欲しい。
父さんは穴の中に指を入れてきたが、第一関節くらいまで入れた浅い所で抜き差しを繰り返す。
「やぁっ!奥がいい!指でかきまぜてぇ!」
「ふふっ、分かっているよ」
父さんは指を引き抜くと、今度は人差し指と中指を揃えてズブブッと挿入してきた。
そして指の付け根ギリギリまで入れると、前立腺のある辺りを押し上げる。
その強い快楽に僕は仰け反った。バシャンと湯を跳ね上げて突き出されたちんぽを父さんはパクリと口に入れる。
そして指は、前立腺をリズミカルに小刻みな振動をさせてきたので、僕は狂った様に喘ぐしか出来なかった。
もう、何も考えられない。
ずっと気持ちが良い。
「あ~っ♡♡あ"~♡♡」
じゅぽっと音をたてながら父さんの口から解放されたおちんちんは天を向いてそそり立っている。
父さんの唾液でヌメり光りながらピクピク痙攣していた。
「やめちゃやらぁ……♡ハァ♡ハァ♡」
父さんは僕のお尻に入れたままの指をクイクイと曲げたり、ピストンしたりして腸壁を刺激してくる。
「もうっイっちゃうよぉ♡♡とうしゃんのおくちっ、おくちに出させてぇっ♡」
「良いよ、出してごらん」
再び僕のおちんちんはぬめる粘膜に包まれ、舌を絡ませたピストン運動を始めた。
指も出し入れしながら前立腺に強く押し当てられる。
あまりの快感に目の前がチカチカした。
「イグゥウウッ!!イクッ!!!」
ビュルルルーーッ!!ビュクッビュクッ!!
勢いよく放たれた精液は喉の奥で受け止められ、飲み下される音が聞こえた。
射精している間も尿道を吸われて残滓も全て搾り取られる。
「最近は私がしてもらうほうが多かったからね。久々のフェラで気持ち良かっただろう?」
「はい♡ご褒美ありがとうごじゃいました♡」
それから二人でゆったりとお湯に浸かってから浴室を出た。
僕のほうが奴隷なのに身体をタオルで拭いてもらって、服を着せて貰って、髪も乾かして貰って、王様にでもなった気分だった。
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