スキルを模倣して最強無敵!異世界勇者?魔王?どっからでもかかってこいやぁ!

オギコン

文字の大きさ
666 / 953
力戦奮闘

トールルズの攻防⑧

しおりを挟む
ゴヤはミミウを取り囲んでいるミノタウロスの群れにスキルを発動する。

するとミノタウロスの目が白くなり、皮膚が腐敗していく。

「何故かわからないが、貴様はミノタウロスが苦手のようだな!俺のスキルによってミノタウロス達は死を恐れぬ不死の軍団となった!いくら攻撃しても死ぬ事がないミノタウロス達の前に恐怖して死ぬがいい!」

「あーーーーーっ!お、お肉さんたちがぁ!」

ふるふると震えているミミウを見ながら怪訝そうな表情を浮かべるゴヤ。

「肉だと?何を言ってるんだ貴様は‥?」

「もう絶対に許さないですぅ!誰が許したとしても、お肉だけは絶対に貴方を許しませんっ!」

「な、な、何を言っているんだ‥?」

すると今まで丁寧な立ち回りをしていたミミウのゴーレムが突然凄まじい勢いで動き出す。

ミミウが座っている場所より上の部分が回転する。

徐々に加速を増した腕と身体は、風を巻き起こしながらミノタウロスの群に突っ込む。

最強の不死の軍団であったはずのミノタウロスたちはあっという間に身体を引き裂かれて地面にばら撒かれた。

「ひ、ひぃ!な、なんなのだお前はっ!」

ガヤは突然梃子摺っていたはずのミノタウロスを弾き飛ばし、自分に迫ってくるゴーレムに驚き後退りする。

すると迫って来たゴーレムはガヤの目の前で腕を一本上空に打ち上げたと思ったら、その鉱石と思われる身体が突然崩れ出した。

ゴーレムに乗っていた少女が地面に降り立つ。
少女は息が荒く、肩で息をしているようだ。

「ふ、ふ、ふはははは!なるほど!あの大きなゴーレムは貴様の魔力を使って動かしていたんだな!そして今魔力が切れてゴーレムの形を維持する事が出来なくなったわけか!残念だったな、貴様の猛攻はここまでだ!」

「ふぅ‥トドメですぅ。」

少女が頭を下げたまま何か呟いている。

「命乞いか?残念だがそうはいかんぞ!」

ゴヤが少女に近寄ろうとすると、少女は突然顔を上げてゴヤを見つめる。

「お肉は正義ですぅ!そんなお肉を粗末にする人には正義の鉄拳ですぅ!『巨大精霊隕石拳!』」

ゴヤの周りが突然光を失い暗くなる。

それが影である事に気づいたゴヤは上空を見上げる。

確かにゴーレムが解除される前に腕を上空に切り離した事は知っていた。

おそらく腕を回していたが、スキルが解除されたために遠心力で飛んでいったものと思っていた。

その腕が‥
大きな鉱石の塊となって落ちて来ている。

これは避けようがない。
潰れて長い間動けなくなるだろう。
それにこの鉱石が落ちた後、鉱石を動かす気がないのなら出る事もままならず寿命を迎える事になるだろう。

完全に負けが確定した。

だがゴヤは最後にどうしても気になることがあった。

「おいっ!お肉が正義ってどう言う事だ!肉を粗末にすると‥‥だと‥?」

問いかけながらゴヤは気づいてしまった。

もしかしてコイツはモンスターを食べるつもりで狩っているのか‥

だとしたらお肉と言っている事も、アンデッド化した事に怒っている意味もわかる‥

しかし人を襲うモンスターを逆に食べるなんて‥

魔族以外の種族にとって、モンスターは見つかったら襲いかかってくる天敵だったはず。

でもそのモンスターを食べるなんて‥
コイツの方がモンスターの天敵じゃないのか?

「そ、そ、そんなもの、お前の方が魔王‥ぎゃーっ!」

ゴヤは上空から降ってきた巨大な鉱石の拳にその身体を押し潰された。

食欲って怖い‥
そんな事を考えながら‥





「食べ物を粗末にする悪魔!成敗ですぅ!」

魔族を精霊の力を借りて倒す事ができた。
さっき弾き飛ばしたアンデッド化したミノタウロスが動かなくなったので、倒す事で無事にスキル効果が切れたのだろう。

正直魔力切れ寸前だった。
だがこれ以上お肉が食べれなくなるのを許せなかった。

「みんな今のうちに倒してくださいですぅ!キリーエさんお肉の回収お願いするですぅ!」

ミミウは疲れた身体を休める事なくお肉回収に走るのだった。
しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~

津ヶ谷
ファンタジー
 綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。 ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。  目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。 その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。  その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。  そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。  これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~

うみ
ファンタジー
 恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。  いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。  モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。  そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。  モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。  その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。  稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。 『箱を開けるモ』 「餌は待てと言ってるだろうに」  とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

処理中です...