12 / 14
第一章
リドルとエーシャ 大男シウオ "十字修道女議会"
しおりを挟む
シスターは、優しくリドルの肩をつかんだ。
「落ち着いて話しましょ、シウオは檻へ!!」
「アイ……」
リドルはシスターの名を呼んだ。
「エーシャ……」
シウオといわれた大男は、しぶしぶと自分から檻へと入っていった。やがて、シスターはその教会の庭に、リドルを誘い出した。
「どうしてまだ仕事にとりかかっていないの?」
「ふん、どうせ簡単だろう、すぐに終わるさ」
「……」
冷たい顔をして座るリドルを見下ろすシスター。彼女にも、事情があった。
今朝、そのシスター・エーシャは”十字修道女議会”に呼び出されていた。最高意思決定機関である“教会議会”の助言組織である。
「シスターエーシャ、本当にあの男に頼むのですか」
「ええ、今度の件は”彼の本音”を探り出すにはいい機械です」
シスターエーシャに呼びかけたのは顔の見えない黒い布を被ったシスターたちだ。それが半円をえがく机、椅子にこしかけ、その前に座るシスターを囲うようにて圧をかけている。
「あなたにあの男を任せておけば安心だと思ったから、まかせているのですよ、しかしあの男は不真面目なまま、もう一度"厳粛な裁判"を開けばあの男もシウオと同じように……」
別のシスター議員がいう。
「まあまあ、お姉さま……早期を荒立てないで、なんだかかんだあの男は解決できない事件を解決して、教会に貢献してきたではありませんか」
「ぐっ……」
そこで中央に座している、明らかに議会の議長らしき風貌の金色の修道着をきた老齢の女性シスターが声をだす。
「いいでしょう、この件はシスター・エーシャにまかせます、ですが、もし怪しい動きをしたり失敗したらいつだってあの男と、お前に痛い目をあわせますから」
エーシャは一言
「感謝します」
と言ってその場を去った。
そして現在、件の庭に戻る。
「ねえ、どうしてあなたは私に本音を話してくれないの?あなたの味方は数少ない、私はあなたに仕事をあっせんし、何度もあなたの身を守った、けれど……そんなことどうだっていいのよ、私はあなたを見込んでいるのだから……本当の事を話してほしいの」
「何を?」
「あなたが何を悩んで、やる気をださないかってことよ」
「過去に耐えられない」
「かつて友を見捨てて逃げたこと?」
すると奇妙な間をおいて、すわっていたリドルが頭をうしろに翻しシスターと空を見ていった。
「それだけじゃないって、あんたもわかっているだろ?」
シスターは遠くをみていた。
「そうね」
「落ち着いて話しましょ、シウオは檻へ!!」
「アイ……」
リドルはシスターの名を呼んだ。
「エーシャ……」
シウオといわれた大男は、しぶしぶと自分から檻へと入っていった。やがて、シスターはその教会の庭に、リドルを誘い出した。
「どうしてまだ仕事にとりかかっていないの?」
「ふん、どうせ簡単だろう、すぐに終わるさ」
「……」
冷たい顔をして座るリドルを見下ろすシスター。彼女にも、事情があった。
今朝、そのシスター・エーシャは”十字修道女議会”に呼び出されていた。最高意思決定機関である“教会議会”の助言組織である。
「シスターエーシャ、本当にあの男に頼むのですか」
「ええ、今度の件は”彼の本音”を探り出すにはいい機械です」
シスターエーシャに呼びかけたのは顔の見えない黒い布を被ったシスターたちだ。それが半円をえがく机、椅子にこしかけ、その前に座るシスターを囲うようにて圧をかけている。
「あなたにあの男を任せておけば安心だと思ったから、まかせているのですよ、しかしあの男は不真面目なまま、もう一度"厳粛な裁判"を開けばあの男もシウオと同じように……」
別のシスター議員がいう。
「まあまあ、お姉さま……早期を荒立てないで、なんだかかんだあの男は解決できない事件を解決して、教会に貢献してきたではありませんか」
「ぐっ……」
そこで中央に座している、明らかに議会の議長らしき風貌の金色の修道着をきた老齢の女性シスターが声をだす。
「いいでしょう、この件はシスター・エーシャにまかせます、ですが、もし怪しい動きをしたり失敗したらいつだってあの男と、お前に痛い目をあわせますから」
エーシャは一言
「感謝します」
と言ってその場を去った。
そして現在、件の庭に戻る。
「ねえ、どうしてあなたは私に本音を話してくれないの?あなたの味方は数少ない、私はあなたに仕事をあっせんし、何度もあなたの身を守った、けれど……そんなことどうだっていいのよ、私はあなたを見込んでいるのだから……本当の事を話してほしいの」
「何を?」
「あなたが何を悩んで、やる気をださないかってことよ」
「過去に耐えられない」
「かつて友を見捨てて逃げたこと?」
すると奇妙な間をおいて、すわっていたリドルが頭をうしろに翻しシスターと空を見ていった。
「それだけじゃないって、あんたもわかっているだろ?」
シスターは遠くをみていた。
「そうね」
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
(ほぼ)1分で読める怖い話
涼宮さん
ホラー
ほぼ1分で読める怖い話!
【ホラー・ミステリーでTOP10入りありがとうございます!】
1分で読めないのもあるけどね
主人公はそれぞれ別という設定です
フィクションの話やノンフィクションの話も…。
サクサク読めて楽しい!(矛盾してる)
⚠︎この物語で出てくる場所は実在する場所とは全く関係御座いません
⚠︎他の人の作品と酷似している場合はお知らせください
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる