112 / 173
ゴール!
しおりを挟む
【亜沙美の部屋】
室内には亜沙美とロミータが居て、パリピカートの最後になる3戦目を走っていた。3レースとも参加している亜沙美とロミータ、それに「ちょんまげ小僧」と「エロコメダイスキ」の4人
順位で競っているのはロミータとちょんまげ小僧なのだが…
「うわあっ!また飛び過ぎちゃった!?」
✱「(; ・`д・´)ナン…ダト!?」
✱「このコースは!?」
新しく追加されたコース【スペースコロニー内】のレース場は、カーブは緩いので大したことは無いのだが…重力が軽いので高低差のジャンプで勢いを付けて走っていると…飛び過ぎてしまいコースアウトし、リカバリーするのにタイムロスしてしまうのだ。このゲームが上手い参加者は、いつものクセで加速してしまうので、かなり苦戦しているのだが…
「(;゜∀゜)=3ハァハァ…な、何とかなってる」
逆にゲーム自体が不慣れで操作がやや未熟な亜沙美の方が上手くスピードに乗せれない分…速度は出せないがコースアウトすること無く走れていた
✱「やるやん!」
✱「アミ頑張れ!」
✱「イけるでー」
✱「まさかのダークホース」
✱「ドラマあるんか?」
【ファイナルラップ】
コースアウトせずに走る亜沙美が何とか5位に付けていた。他の3人はジャンプを抑えて走り再び首位争いをしている
「アンタら下がりなさいよっ!アミー水はロミーが飲むんだからねっ!」
✱「うるせぇ!ロミー水要求すっぞ!」
✱「俺はレースゲームでは負けん!」
✱「アミー水!アミー水!アミー水!!」
遂に最終コーナーに差し掛かった!順位は入れ替わっていない。最後の直線でいち早く加速できた者が勝ちそうだった
(ヤバいっ!ちょんまげ小僧さん、上手いじゃないのっ!離されちゃうわ!…こうなったら…)
「ガツッ!」
✱「ふぁっ!なんばしよっと!?」
事もあろうに、是か非でも【アミー水】が欲しいロミータは「ちょんまげ小僧」の車に内側から体当たりして弾き飛ばしてしまった
「あはははは!これでロミーが1着をもら…」
「ゴツッ!!」
「ちょっと!?何すんのよっ!?」
ロミーがちょんまげ小僧の車を弾き飛ばしたのを見ていたエロコメダイスキが、後ろからロミーの車に体当たりした!…勢いが付きすぎたロミーの車は…ゴール前で観客席に飛び込んでしまった!
✱「(๑¯∇¯๑)ワハハ!やり申した!拙者が念願の【アミー水】をゲットでござるっ!!」
ロミータと、ちょんまげ小僧の車がコースアウトしたので「エロコメダイスキ」が圧倒的に有利になったのだが…
「フォォォン!!」
✱「(;゜ ロ゜ )ナン!( ; ロ゜)゜ デス!!( ; ロ)゜ ゜トー!!」
彼はロミータの車に後ろから体当たりしたのでブレーキが掛けられ少し減速した隙に…1度もコースアウトしなかった亜沙美が「エロコメダイスキ」を抜き去り1位でゴールした!!
「いやったァァ!!アミが1着でゴールだぁ♪」
まさに童話にある【ウサギとカメ】の話のように、ゆっくりではあったが1度もコースアウトしなかった亜沙美が、1着でゴールテープを切ったのだ!
✱「やるやん!」
✱「オメ━( ´∀`)━!!!!」
✱「マジかよww」
✱「アミちゃん凄!」
✱「負けたぁぁ _| ̄|○ 」
✱「アミー水が…アミー水がぁぁ!」
……………………………………………
「はぁー楽しかったぁ♪視聴者(アミーゴ)のみんなもロミーちゃんも、今夜は一緒に遊んでくれてありがとうねぇ!ロミーちゃん、最後に一言お願いします」
「ま、負けちゃうなんて…あは…あはは…」
まさかのアミに負けてしまったことに驚きを隠せないロミーは、ベテラン配信者とは思えないほど上手くコメントが出来なかった
「( ̄▽ ̄;)アミに負けたのが、そんなにショックなんだ。なんか複雑だなぁ…あ!そうだ!あと数日で、アミとロミーちゃんの水着配信が流せるからもう少し待っててねぇ♪」
✱「。:.゜おぉ(*゜O゜ *)ぉぉ゜.:。」
✱「水着助かる」
✱「でもアミは壁だからな」
✱「ロミーちゃんは大っきそう」
✱「凄く楽しみ」
「(; ꒪ㅿ꒪)誰か今、アミのこと壁って言った?ねぇ?誰か壁って言ったよねぇ??」
✱「気のせいやで」
✱「まぁ嘘やないし」
✱「事実は受け入れなあかん」
✱「いや、壁やん」
「ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!女の子に対して、そういう事は言っちゃ駄目でしょーが!魅せてあげないよぉ!……と、とにかく今夜も遊んでくれて有難うございました。乙アミーゴ♪」
✱「乙アミ」
✱「おっつん」
✱「乙アミーゴ」
✱「アミー水が…」
✱「ロミーちゃん、またね」
「ロミーが負けるなんて…嘘だっ!!」
よっぽど信じられないのか?ロミーは最後まで放心気味で上手くコメント出来なかった
(ロミータちゃん…凄く凹んでるなぁ。そんなに欲しかったのかなぁ【アミー水】…でも、それってどうなの?)
「ちょっと紅茶いれてくるねぇ」
「うん…ありがと…」
【22:58】
今夜はオフコラボ特別配信!という事で2時間に渡って配信をした。1人での配信なら、ある程度は声量なり抑えて配信できるから、そんなに喉を痛めたりすることは無いのだが…
ロミータとのオフコラボで視聴者参加型で【パリピカート】で盛り上がったこともあったし、ましてや自分の成分(ダシ)が染み出した【アミー水】が賭けられた事もあり、かなり声を張り上げたので喉が渇いていたのだ
【キッチン】
沸騰したお湯を、ドリップオンの上から注ぐ亜沙美。こぼさないように丁寧に入れている
「ロミータちゃん、凄い配信盛り上げてくれたけど…アレって本心なのかなぁ?盛り上げる為の演技だよねぇ?…でも…」
本来、配信者は配信を盛り上げる為に演技したり、ワザと悪ノリしたりするものだが…オフコラボが初体験の亜沙美から見ても、さっきのロミータの欲しがりようは…到底、演技には見えなかったのである
「まさか、ね…」
流石に同性の女の子として、さっきのは演技であって欲しいと思う亜沙美。用意した紅茶とお茶菓子(主にチョコレート)を持って部屋に戻って行った
さて…今夜はロミータが泊まっていく
このまま静かに眠りに着けるのだろうか?
続く
室内には亜沙美とロミータが居て、パリピカートの最後になる3戦目を走っていた。3レースとも参加している亜沙美とロミータ、それに「ちょんまげ小僧」と「エロコメダイスキ」の4人
順位で競っているのはロミータとちょんまげ小僧なのだが…
「うわあっ!また飛び過ぎちゃった!?」
✱「(; ・`д・´)ナン…ダト!?」
✱「このコースは!?」
新しく追加されたコース【スペースコロニー内】のレース場は、カーブは緩いので大したことは無いのだが…重力が軽いので高低差のジャンプで勢いを付けて走っていると…飛び過ぎてしまいコースアウトし、リカバリーするのにタイムロスしてしまうのだ。このゲームが上手い参加者は、いつものクセで加速してしまうので、かなり苦戦しているのだが…
「(;゜∀゜)=3ハァハァ…な、何とかなってる」
逆にゲーム自体が不慣れで操作がやや未熟な亜沙美の方が上手くスピードに乗せれない分…速度は出せないがコースアウトすること無く走れていた
✱「やるやん!」
✱「アミ頑張れ!」
✱「イけるでー」
✱「まさかのダークホース」
✱「ドラマあるんか?」
【ファイナルラップ】
コースアウトせずに走る亜沙美が何とか5位に付けていた。他の3人はジャンプを抑えて走り再び首位争いをしている
「アンタら下がりなさいよっ!アミー水はロミーが飲むんだからねっ!」
✱「うるせぇ!ロミー水要求すっぞ!」
✱「俺はレースゲームでは負けん!」
✱「アミー水!アミー水!アミー水!!」
遂に最終コーナーに差し掛かった!順位は入れ替わっていない。最後の直線でいち早く加速できた者が勝ちそうだった
(ヤバいっ!ちょんまげ小僧さん、上手いじゃないのっ!離されちゃうわ!…こうなったら…)
「ガツッ!」
✱「ふぁっ!なんばしよっと!?」
事もあろうに、是か非でも【アミー水】が欲しいロミータは「ちょんまげ小僧」の車に内側から体当たりして弾き飛ばしてしまった
「あはははは!これでロミーが1着をもら…」
「ゴツッ!!」
「ちょっと!?何すんのよっ!?」
ロミーがちょんまげ小僧の車を弾き飛ばしたのを見ていたエロコメダイスキが、後ろからロミーの車に体当たりした!…勢いが付きすぎたロミーの車は…ゴール前で観客席に飛び込んでしまった!
✱「(๑¯∇¯๑)ワハハ!やり申した!拙者が念願の【アミー水】をゲットでござるっ!!」
ロミータと、ちょんまげ小僧の車がコースアウトしたので「エロコメダイスキ」が圧倒的に有利になったのだが…
「フォォォン!!」
✱「(;゜ ロ゜ )ナン!( ; ロ゜)゜ デス!!( ; ロ)゜ ゜トー!!」
彼はロミータの車に後ろから体当たりしたのでブレーキが掛けられ少し減速した隙に…1度もコースアウトしなかった亜沙美が「エロコメダイスキ」を抜き去り1位でゴールした!!
「いやったァァ!!アミが1着でゴールだぁ♪」
まさに童話にある【ウサギとカメ】の話のように、ゆっくりではあったが1度もコースアウトしなかった亜沙美が、1着でゴールテープを切ったのだ!
✱「やるやん!」
✱「オメ━( ´∀`)━!!!!」
✱「マジかよww」
✱「アミちゃん凄!」
✱「負けたぁぁ _| ̄|○ 」
✱「アミー水が…アミー水がぁぁ!」
……………………………………………
「はぁー楽しかったぁ♪視聴者(アミーゴ)のみんなもロミーちゃんも、今夜は一緒に遊んでくれてありがとうねぇ!ロミーちゃん、最後に一言お願いします」
「ま、負けちゃうなんて…あは…あはは…」
まさかのアミに負けてしまったことに驚きを隠せないロミーは、ベテラン配信者とは思えないほど上手くコメントが出来なかった
「( ̄▽ ̄;)アミに負けたのが、そんなにショックなんだ。なんか複雑だなぁ…あ!そうだ!あと数日で、アミとロミーちゃんの水着配信が流せるからもう少し待っててねぇ♪」
✱「。:.゜おぉ(*゜O゜ *)ぉぉ゜.:。」
✱「水着助かる」
✱「でもアミは壁だからな」
✱「ロミーちゃんは大っきそう」
✱「凄く楽しみ」
「(; ꒪ㅿ꒪)誰か今、アミのこと壁って言った?ねぇ?誰か壁って言ったよねぇ??」
✱「気のせいやで」
✱「まぁ嘘やないし」
✱「事実は受け入れなあかん」
✱「いや、壁やん」
「ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!女の子に対して、そういう事は言っちゃ駄目でしょーが!魅せてあげないよぉ!……と、とにかく今夜も遊んでくれて有難うございました。乙アミーゴ♪」
✱「乙アミ」
✱「おっつん」
✱「乙アミーゴ」
✱「アミー水が…」
✱「ロミーちゃん、またね」
「ロミーが負けるなんて…嘘だっ!!」
よっぽど信じられないのか?ロミーは最後まで放心気味で上手くコメント出来なかった
(ロミータちゃん…凄く凹んでるなぁ。そんなに欲しかったのかなぁ【アミー水】…でも、それってどうなの?)
「ちょっと紅茶いれてくるねぇ」
「うん…ありがと…」
【22:58】
今夜はオフコラボ特別配信!という事で2時間に渡って配信をした。1人での配信なら、ある程度は声量なり抑えて配信できるから、そんなに喉を痛めたりすることは無いのだが…
ロミータとのオフコラボで視聴者参加型で【パリピカート】で盛り上がったこともあったし、ましてや自分の成分(ダシ)が染み出した【アミー水】が賭けられた事もあり、かなり声を張り上げたので喉が渇いていたのだ
【キッチン】
沸騰したお湯を、ドリップオンの上から注ぐ亜沙美。こぼさないように丁寧に入れている
「ロミータちゃん、凄い配信盛り上げてくれたけど…アレって本心なのかなぁ?盛り上げる為の演技だよねぇ?…でも…」
本来、配信者は配信を盛り上げる為に演技したり、ワザと悪ノリしたりするものだが…オフコラボが初体験の亜沙美から見ても、さっきのロミータの欲しがりようは…到底、演技には見えなかったのである
「まさか、ね…」
流石に同性の女の子として、さっきのは演技であって欲しいと思う亜沙美。用意した紅茶とお茶菓子(主にチョコレート)を持って部屋に戻って行った
さて…今夜はロミータが泊まっていく
このまま静かに眠りに着けるのだろうか?
続く
0
あなたにおすすめの小説
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる

