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椿大社
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【13:15】
バスを乗り継ぎ、椿大社に到着した亜沙美とロミータ
「ふわぁ!おっきい樹が沢山あるよぉ。凄いねぇ!地元過ぎて小さい頃に家族と来て以来なんだけどぉ…こんなに立派な神社だったんだぁ!」
「本当に凄いわね!来て良かったわ♪ふむふむ、なになに…」
【伊勢国一の宮 猿田彦大本宮 椿大神社】
✱伊勢国鈴鹿山系の中央麓に鎮座する椿大神社は往古神代、高山入道ヶ嶽、短山椿ヶ嶽を天然の社として、高山生活を営まれた国つ神「猿田彦大神」を主神とし相殿に皇孫「瓊々杵尊」、「栲幡千々姫命」を、配祀に「天之鈿女命」、「木花咲耶姫命」を祀っています……
肇国の礎を成した大神として、人皇第十一代垂仁天皇の二十七年秋に倭姫命の御神託により、この地に「道別大神の社」として社殿が奉斎された日本最古の神社です
仁徳天皇の御代、御霊夢により「椿」の字をもって社名とされ現在に及んでいます。また、猿田彦大神を祀る全国二千余社の本宮として、「地祇猿田彦大本宮」と尊称されています
「………だって。三重県の神社で調べたら伊勢神宮の次に目に付いた神社だったけど、凄い伝統があるのねっ!」
最近のロミータはエッチぃ事ばかりしてくる、感情に素直で強プッシュしてくるギャル
というのが亜沙美の中でのイメージだったので、このような古式ゆかしき神社に来て目を輝かせて喜んでいる姿が、本当に意外で驚いている亜沙美
(ロミータちゃんって歴史とか好きなのかなぁ?あんなに嬉しそうにするなんて意外だなぁ。普段からは想像も出来なかったよぉ…)
立派な椿大社に来てテンションが爆上がりしているロミータだが、神社の敷地内なので騒がないように抑えているのが見て取れた亜沙美は、神社の入り口に設置してある案内板を目をキラキラさせて夢中に読んでいる彼女(ロミータ)の姿に見入っていた
「( „❛ ֊ ❛„)んっ?どうしたのよ?さっきからロミーの事ずっと見てない?」
「えっ!?…うん。なんかロミータちゃんが神社に来て喜んでる姿が、ちょっと意外だなぁ。って…」
「何よソレ?ロミーだって異国の伝統文化に興味を持つくらいは有るわよっ!それに神社って日本を象徴する建造物のひとつだと思わない?」
(Σ(゜□゜)あっ!!そっか、ロミータちゃんって日本語ナチュラル過ぎて忘れてたけど…イングランドの人なんだよね)
「うん、そうだね。改めて来てみると、その凄さに驚いちゃうよねぇ♪」
「でしょでしょ!ねぇねぇ、早くアチコチ見て回ろうよ♪」
テンションが上がっているロミータは、亜沙美の手を掴み先に進む。とは言え神社の敷地内なので走ったりはしないが、明らかに子供のように楽しんでいるのが分かった
(なんだ。ロミータちゃんにも可愛いとこ有るじゃない♪ムフフ、得しちゃったかなぁ)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ぜーは~、はぁ、ひいぃ…」
少し前まで家に1人で引き籠もりガチだった亜沙美は、基本体力が凄まじく低下しているようで、山の中腹を利用するように建てられている椿大社の移動に、かなり体力を奪われていた
「…何よ、もう息切れしちゃってんの?家の中でのライブ配信が基本の配信者とは言え、毎日の配信活動を乗り切る体力は必要よ!…ん?くんくん…亜沙美ちょっと臭うわよ」
「∑(๑ºдº๑)ウソ!?そんなに臭ってる?…はぁはぁ…斜面ばかりの道で、汗かいちゃったからかな?」
「仕方ないわね…えっと、あった!ほらコレを使いなさい。臭いが取れるわよ」
山道のような椿大社は体力の低い者には見て回るだけでも、かなりの体力を消耗してしまう
「そうなの?ありがとう借りるね……このボタンを押すの?…ん~良い匂いがするね♪」
「でしょ?送風型の臭い取りなのよ!」
「へぇ。便利な物があるんだねぇ」
ロミータから借りた物は、小型の扇風機みたいで中の小さなタンクに入れてある香水が、風と共に送られてくるようになっていた
「ロミータちゃんって乙女なんだねぇ。クスクス♪」
「ちょっと亜沙美、どういう事よ?」
「あ、ごめんね。だって、こんなとこにまで気が回るような乙女チックな1面があるなんて、少し意外だったからさぁ…」
「失礼しちゃうわね!ロミーだって、その程度の事は気にしてるわよ…って言うかさ、亜沙美が無頓着過ぎるだけでしょーよ」
「ええー、そうかなぁ!?……ん!?ねぇロミータちゃん、アッチに滝みたいなのがあるよ。見に行こうよ!」
すっかり椿大社を気に入った亜沙美
最初こそ少し戸惑いを見せてはいたが、次第に参拝が楽しくなってきたようで、ロミータと一緒に回って見てるのが楽しいようだ
【かなえ滝】
「えーっと…【かなえ滝】の写真をとって、それを待ち受けにすると願いが叶うと言われています。だって!」
「良いわね。お願いしていきましょう!」
高低差1メートルくらいのミニサイズの滝ではあるが、敷地内に滝がある神社はそんなにない。もちろん亜沙美もロミータも初めて見るので気分は高揚していた
滝から落ちた水が溜まり小さな池になっており、池の端から滝の目の前まで石が敷き詰められているのだが…
「亜沙美。足元ヌルヌルしてるから気を付けなさいよ?ウッカリしてると…」
「ドシン!あ、痛~~い!」
元々、純粋無垢な1面が強い亜沙美だが…すっかり椿大社の壮大さを前に、子供のようにウキウキしていた彼女(あさみ)は、石の表面のヌメリに足をすくわれ盛大に尻もちをついた!
「ちょっと亜沙美っ!見えちゃってるわよ!」
「えっ!?何が?……∑(๑ºдº๑)やだぁ!!」
盛大に尻もちをついた亜沙美は、スカートなのに足を拡げて座っている状態になっているので…彼女のピンク色の布があらわになってしまっていた
「ほら亜沙美、掴まって!」
「うん…ありがとね」
差し出されたロミータの手を掴み起き上がった亜沙美。どうにも子供っぽい行動が【お約束】のように出てしまう
(( ´艸`)ピンク色か…見ちゃった(笑))
パンツが見えてしまい恥ずかしがっている亜沙美を素早く起こしてあげたロミータだが、彼女(あさみ)のパンツの色はシッカリと脳裏に焼き付けているのだった
続く
バスを乗り継ぎ、椿大社に到着した亜沙美とロミータ
「ふわぁ!おっきい樹が沢山あるよぉ。凄いねぇ!地元過ぎて小さい頃に家族と来て以来なんだけどぉ…こんなに立派な神社だったんだぁ!」
「本当に凄いわね!来て良かったわ♪ふむふむ、なになに…」
【伊勢国一の宮 猿田彦大本宮 椿大神社】
✱伊勢国鈴鹿山系の中央麓に鎮座する椿大神社は往古神代、高山入道ヶ嶽、短山椿ヶ嶽を天然の社として、高山生活を営まれた国つ神「猿田彦大神」を主神とし相殿に皇孫「瓊々杵尊」、「栲幡千々姫命」を、配祀に「天之鈿女命」、「木花咲耶姫命」を祀っています……
肇国の礎を成した大神として、人皇第十一代垂仁天皇の二十七年秋に倭姫命の御神託により、この地に「道別大神の社」として社殿が奉斎された日本最古の神社です
仁徳天皇の御代、御霊夢により「椿」の字をもって社名とされ現在に及んでいます。また、猿田彦大神を祀る全国二千余社の本宮として、「地祇猿田彦大本宮」と尊称されています
「………だって。三重県の神社で調べたら伊勢神宮の次に目に付いた神社だったけど、凄い伝統があるのねっ!」
最近のロミータはエッチぃ事ばかりしてくる、感情に素直で強プッシュしてくるギャル
というのが亜沙美の中でのイメージだったので、このような古式ゆかしき神社に来て目を輝かせて喜んでいる姿が、本当に意外で驚いている亜沙美
(ロミータちゃんって歴史とか好きなのかなぁ?あんなに嬉しそうにするなんて意外だなぁ。普段からは想像も出来なかったよぉ…)
立派な椿大社に来てテンションが爆上がりしているロミータだが、神社の敷地内なので騒がないように抑えているのが見て取れた亜沙美は、神社の入り口に設置してある案内板を目をキラキラさせて夢中に読んでいる彼女(ロミータ)の姿に見入っていた
「( „❛ ֊ ❛„)んっ?どうしたのよ?さっきからロミーの事ずっと見てない?」
「えっ!?…うん。なんかロミータちゃんが神社に来て喜んでる姿が、ちょっと意外だなぁ。って…」
「何よソレ?ロミーだって異国の伝統文化に興味を持つくらいは有るわよっ!それに神社って日本を象徴する建造物のひとつだと思わない?」
(Σ(゜□゜)あっ!!そっか、ロミータちゃんって日本語ナチュラル過ぎて忘れてたけど…イングランドの人なんだよね)
「うん、そうだね。改めて来てみると、その凄さに驚いちゃうよねぇ♪」
「でしょでしょ!ねぇねぇ、早くアチコチ見て回ろうよ♪」
テンションが上がっているロミータは、亜沙美の手を掴み先に進む。とは言え神社の敷地内なので走ったりはしないが、明らかに子供のように楽しんでいるのが分かった
(なんだ。ロミータちゃんにも可愛いとこ有るじゃない♪ムフフ、得しちゃったかなぁ)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ぜーは~、はぁ、ひいぃ…」
少し前まで家に1人で引き籠もりガチだった亜沙美は、基本体力が凄まじく低下しているようで、山の中腹を利用するように建てられている椿大社の移動に、かなり体力を奪われていた
「…何よ、もう息切れしちゃってんの?家の中でのライブ配信が基本の配信者とは言え、毎日の配信活動を乗り切る体力は必要よ!…ん?くんくん…亜沙美ちょっと臭うわよ」
「∑(๑ºдº๑)ウソ!?そんなに臭ってる?…はぁはぁ…斜面ばかりの道で、汗かいちゃったからかな?」
「仕方ないわね…えっと、あった!ほらコレを使いなさい。臭いが取れるわよ」
山道のような椿大社は体力の低い者には見て回るだけでも、かなりの体力を消耗してしまう
「そうなの?ありがとう借りるね……このボタンを押すの?…ん~良い匂いがするね♪」
「でしょ?送風型の臭い取りなのよ!」
「へぇ。便利な物があるんだねぇ」
ロミータから借りた物は、小型の扇風機みたいで中の小さなタンクに入れてある香水が、風と共に送られてくるようになっていた
「ロミータちゃんって乙女なんだねぇ。クスクス♪」
「ちょっと亜沙美、どういう事よ?」
「あ、ごめんね。だって、こんなとこにまで気が回るような乙女チックな1面があるなんて、少し意外だったからさぁ…」
「失礼しちゃうわね!ロミーだって、その程度の事は気にしてるわよ…って言うかさ、亜沙美が無頓着過ぎるだけでしょーよ」
「ええー、そうかなぁ!?……ん!?ねぇロミータちゃん、アッチに滝みたいなのがあるよ。見に行こうよ!」
すっかり椿大社を気に入った亜沙美
最初こそ少し戸惑いを見せてはいたが、次第に参拝が楽しくなってきたようで、ロミータと一緒に回って見てるのが楽しいようだ
【かなえ滝】
「えーっと…【かなえ滝】の写真をとって、それを待ち受けにすると願いが叶うと言われています。だって!」
「良いわね。お願いしていきましょう!」
高低差1メートルくらいのミニサイズの滝ではあるが、敷地内に滝がある神社はそんなにない。もちろん亜沙美もロミータも初めて見るので気分は高揚していた
滝から落ちた水が溜まり小さな池になっており、池の端から滝の目の前まで石が敷き詰められているのだが…
「亜沙美。足元ヌルヌルしてるから気を付けなさいよ?ウッカリしてると…」
「ドシン!あ、痛~~い!」
元々、純粋無垢な1面が強い亜沙美だが…すっかり椿大社の壮大さを前に、子供のようにウキウキしていた彼女(あさみ)は、石の表面のヌメリに足をすくわれ盛大に尻もちをついた!
「ちょっと亜沙美っ!見えちゃってるわよ!」
「えっ!?何が?……∑(๑ºдº๑)やだぁ!!」
盛大に尻もちをついた亜沙美は、スカートなのに足を拡げて座っている状態になっているので…彼女のピンク色の布があらわになってしまっていた
「ほら亜沙美、掴まって!」
「うん…ありがとね」
差し出されたロミータの手を掴み起き上がった亜沙美。どうにも子供っぽい行動が【お約束】のように出てしまう
(( ´艸`)ピンク色か…見ちゃった(笑))
パンツが見えてしまい恥ずかしがっている亜沙美を素早く起こしてあげたロミータだが、彼女(あさみ)のパンツの色はシッカリと脳裏に焼き付けているのだった
続く
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