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汗ばんだ身体
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【立華家 梨香の部屋】
その日の夜、梨香は自室のベッドの上で眠れない夜を過ごしていた
「本当に太一君は私(わたくし)のはだけた胸を見ていなかったのかしら?……貧相な身体つきだった中学時代の頃に比べれば、少しは成長したと思っていましたのに…」
一般的な考えがやや欠如している梨香の考えは…上の水着が太一の目の前で半ズレしたにも関わらず、思わず目を逸らして見ていなかったのは自分の身体に魅力が足りないのかな?と本気で心配していた
「入退院を繰り返していた時に読んだ少女漫画の中では、主人公とヒロインの関係でしたら……ヒロインの肌が見えたら思わず主人公が見とれてしまう。…という作品が多かったですのに…室内に居ることが多くて生白い私(わたくし)の肌では、男の子を魅了するのは難しいのかしら?…」
梨香は本心からそう思って悩んでいた
中学時代の細過ぎる身体と小さな胸ならば、その悩みも的外れでは無かったかも知れないが、リハビリを本気で頑張り人並みの身体と十分に育った胸を持ちながら、透明感さえありそうな白い肌は全校男子の目を奪うには十分過ぎることを知らないのは本人だけだった
【翌朝の梨香の部屋】
梨香はそんな悩みを考えながら知らない内に眠りに就いていた。そして、今まで読んだ少女漫画の中の記憶から、こういう状況を打破する良い方法は無いか?と模索し始めた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「……そうですわ!今日のお昼からもう1度、太一君をデートにお誘いして素直に私(わたくし)の事をどう思っているのか?真正面から聞いてみれば良いんですわ!」
少女漫画に描かれている内容は…あくまで漫画にする為のストーリー展開に、多少の非現実的な補正というモノが入っている作品の方が多いだろう
しかし、そもそも恋愛経験が皆無の梨香には少女漫画こそが彼女のバイブルであり、ソコに描かれている事が真理に近いモノだと考えていた!
「Σ(゜□゜)あっ!!そうですわ!昨日、私(わたくし)を助けてくれた服部さんと言う方が【アミー水】という言葉を口にしていた事を亜沙美ちゃんに、お伝えしなければなりませんわ」
太一との関係で次にどう行動するべきか?一応の答えを出せた梨香は、ようやく昨日出会った服部という男の事を思い出したので携帯を手に取った
「困りましたわ。昨日ロミーを怒らせたばかりですから、彼女にメールするのは裂けたいのですけど…亜沙美ちゃんのメールアドレスは、まだ聞いていませんでしたわ……仕方ないですわ。ロミーにメール致しましょう」
初めてロミータと喧嘩してしまった梨香
もちろん彼女(りか)の中に、そんな時に有効的な対処方法など有りはしなかった。なので、なるべく丁寧な文章で【アミー水】と発した服部の事を伝えるメールをした
【竹取家の朝】
「ん……うぅ~ん…ふあぁ…なんか凄く寝た気がするなぁ…」
時間は11時を少し回った頃だった
ロミータが昨夜も、何かエッチぃスキンシップをして来るのでは?と警戒していた亜沙美はスグには寝付けなかったので、寝たのは3時過ぎになってしまったのだ
「Σ(ㅇㅁㅇ;;)えっ!?コレは……」
起きた亜沙美は数分後に意識がハッキリとしたのだが…着ているパジャマの下は少し股下まで下がっているし、上着は胸の下辺りまで持ち上げられている。何よりも亜沙美の全身はジンワリと汗がにじんでいた
「も、も、も……もしかして寝ている間にロミータちゃんに、身体の隅々までイイように弄られちゃったとかぁ!?」
まるで襲われた後の様な衣服の乱れと、激しく身体を弄られたかの様な全身の汗に驚いた亜沙美は、思わず大声をあげていた
「んぅ~…どうしたの~亜沙美~…朝から、そんな大声出しちゃってさ~……」
同じベッドの上に居るロミータは深く熟睡していたが、亜沙美の大きな声に反応してようやく今目が覚めた。という感じだ
「なに言ってんのよぉ、朝じゃないよ!もうすぐ昼なんだよぉ……じゃなかったぁ!!そんな事よりもロミータちゃん!昨日の夜…っていうか今日かな?…寝ている私の身体にナニをしたのぉ?」
上下にズラされたパジャマと全身の汗から、寝ている間に全身をロミータに弄られたに違いない!と思った亜沙美は、まだ寝ぼけているロミータの肩を掴んで揺すり質問していた
「ちょ、ちょっと亜沙美。少し落ち着きなさいってば…」
「落ち着いていられないよォ!もう私、お嫁に行けない身体にされちゃったのぉ?」
ロミータに警戒してはいたが、結論として友達より深い友達になってくれたロミータを信じて寝ることにした亜沙美だったが…その信頼は破り捨てられ自分(あさみ)の身体は、ロミータの玩具にされてしまったと思ったようだ
続く
その日の夜、梨香は自室のベッドの上で眠れない夜を過ごしていた
「本当に太一君は私(わたくし)のはだけた胸を見ていなかったのかしら?……貧相な身体つきだった中学時代の頃に比べれば、少しは成長したと思っていましたのに…」
一般的な考えがやや欠如している梨香の考えは…上の水着が太一の目の前で半ズレしたにも関わらず、思わず目を逸らして見ていなかったのは自分の身体に魅力が足りないのかな?と本気で心配していた
「入退院を繰り返していた時に読んだ少女漫画の中では、主人公とヒロインの関係でしたら……ヒロインの肌が見えたら思わず主人公が見とれてしまう。…という作品が多かったですのに…室内に居ることが多くて生白い私(わたくし)の肌では、男の子を魅了するのは難しいのかしら?…」
梨香は本心からそう思って悩んでいた
中学時代の細過ぎる身体と小さな胸ならば、その悩みも的外れでは無かったかも知れないが、リハビリを本気で頑張り人並みの身体と十分に育った胸を持ちながら、透明感さえありそうな白い肌は全校男子の目を奪うには十分過ぎることを知らないのは本人だけだった
【翌朝の梨香の部屋】
梨香はそんな悩みを考えながら知らない内に眠りに就いていた。そして、今まで読んだ少女漫画の中の記憶から、こういう状況を打破する良い方法は無いか?と模索し始めた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「……そうですわ!今日のお昼からもう1度、太一君をデートにお誘いして素直に私(わたくし)の事をどう思っているのか?真正面から聞いてみれば良いんですわ!」
少女漫画に描かれている内容は…あくまで漫画にする為のストーリー展開に、多少の非現実的な補正というモノが入っている作品の方が多いだろう
しかし、そもそも恋愛経験が皆無の梨香には少女漫画こそが彼女のバイブルであり、ソコに描かれている事が真理に近いモノだと考えていた!
「Σ(゜□゜)あっ!!そうですわ!昨日、私(わたくし)を助けてくれた服部さんと言う方が【アミー水】という言葉を口にしていた事を亜沙美ちゃんに、お伝えしなければなりませんわ」
太一との関係で次にどう行動するべきか?一応の答えを出せた梨香は、ようやく昨日出会った服部という男の事を思い出したので携帯を手に取った
「困りましたわ。昨日ロミーを怒らせたばかりですから、彼女にメールするのは裂けたいのですけど…亜沙美ちゃんのメールアドレスは、まだ聞いていませんでしたわ……仕方ないですわ。ロミーにメール致しましょう」
初めてロミータと喧嘩してしまった梨香
もちろん彼女(りか)の中に、そんな時に有効的な対処方法など有りはしなかった。なので、なるべく丁寧な文章で【アミー水】と発した服部の事を伝えるメールをした
【竹取家の朝】
「ん……うぅ~ん…ふあぁ…なんか凄く寝た気がするなぁ…」
時間は11時を少し回った頃だった
ロミータが昨夜も、何かエッチぃスキンシップをして来るのでは?と警戒していた亜沙美はスグには寝付けなかったので、寝たのは3時過ぎになってしまったのだ
「Σ(ㅇㅁㅇ;;)えっ!?コレは……」
起きた亜沙美は数分後に意識がハッキリとしたのだが…着ているパジャマの下は少し股下まで下がっているし、上着は胸の下辺りまで持ち上げられている。何よりも亜沙美の全身はジンワリと汗がにじんでいた
「も、も、も……もしかして寝ている間にロミータちゃんに、身体の隅々までイイように弄られちゃったとかぁ!?」
まるで襲われた後の様な衣服の乱れと、激しく身体を弄られたかの様な全身の汗に驚いた亜沙美は、思わず大声をあげていた
「んぅ~…どうしたの~亜沙美~…朝から、そんな大声出しちゃってさ~……」
同じベッドの上に居るロミータは深く熟睡していたが、亜沙美の大きな声に反応してようやく今目が覚めた。という感じだ
「なに言ってんのよぉ、朝じゃないよ!もうすぐ昼なんだよぉ……じゃなかったぁ!!そんな事よりもロミータちゃん!昨日の夜…っていうか今日かな?…寝ている私の身体にナニをしたのぉ?」
上下にズラされたパジャマと全身の汗から、寝ている間に全身をロミータに弄られたに違いない!と思った亜沙美は、まだ寝ぼけているロミータの肩を掴んで揺すり質問していた
「ちょ、ちょっと亜沙美。少し落ち着きなさいってば…」
「落ち着いていられないよォ!もう私、お嫁に行けない身体にされちゃったのぉ?」
ロミータに警戒してはいたが、結論として友達より深い友達になってくれたロミータを信じて寝ることにした亜沙美だったが…その信頼は破り捨てられ自分(あさみ)の身体は、ロミータの玩具にされてしまったと思ったようだ
続く
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