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質問タイム
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【亜沙美の部屋 21:55】
「…という訳で、以上でスポーツジムで録画した動画の解説は終わりになりま~す。亜沙美、また屋外撮影したいよねっ?♪」
「う、うん。そうだねぇ♪……」
スポーツジムで撮影した動画は約40分で終了した。ここまでの視聴者(アミーゴ)たちの反応は今までに無い好反応だった
「やっぱりオフコラボって楽しいなぁ♪ロミータちゃんのトーク力が凄いからアミ凄く楽しく配信出来てるよぉ♬」
✱「ロミータちゃん 面白い!」
✱「ロミータちゃん良い」
✱「いやいや亜沙美も良いよ」
✱「これからもオフコラボして」
✱「てぇてぇ最高♪」
「ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あはは♪そんなに良かった?…そんなに褒められると照れちゃうねっ!」
実際ロミータのトークは素晴らしかった。中学1年生の終わり頃からVTuber配信活動を始めたロミータのトークは、緩急をつけたボケとツッコミの両方をこなしていたので、配信歴半年以下の亜沙美を力強く支えていた
照れるロミータを尊敬の眼差しで見つめる亜沙美
「アミは、これからもロミーちゃんと沢山オフコラボ配信したいなぁ!勉強になるところイッパイあるし、配信してて楽しいんだもん♪」
✱「良いねー」
✱「見たい見たい」
✱「ロミーちゃんの引率凄い」
✱「ロミーちゃんにメロメロやん」
✱「水着女子高生2人の配信良き」
✱「アミロミーコラボ最高!」
「(´>∀<`)ゝ))えへへ♪そうかな~、そんなに褒められるとお世辞でも、調子に乗ってまた来ちゃうよ?」
「お世辞なんかじゃないよぉ!アミはロミーちゃんのこと大好きだもん!これからもオフコラボして欲しいんだよぉ!」
「そ、そう?……そんなに頼まれたら…仕方ないわねっ…」
いつもは亜沙美をからかう事を楽しむのが大好きなロミータ。時々エッチぃ悪戯もするのだが…配信中に正面切って「大好き」と言われて少し照れていた
「本当に?嬉しいなぁ♪」
✱「良かったやん」
✱「楽しみ」
✱「てぇてぇ」
✱「仲良しやなぁ」
✱「ロミーちゃん天使」
✱「2人は住所近いの?」
「Σ(゜□゜)あっ!!動画解説も終わったしタイミング良く質問が来たから、予定していた質問タイムに行こうか?亜沙美」
「うん。良いよぉ♪…それで今の質問だけど、アミとロミーちゃんは同じ市内に住んでるから、オフコラボするのは難しくないよ」
✱「゜+。:.゜おぉ(*゜O゜ *)ぉぉ゜.:」
✱「楽しみが増えた」
✱「高校生だと車無いからな」
✱「学校は原チャリ有りなん?」
✱「もっと見たい!」
✱「月イチで宜しく」
「原チャリは確かロミーたちの学校ではNGだったハズ…だからアミの家に来るには自転車かバスを使うことになるのよね」
✱「市内でもそこまで近くもないのか」
✱「学生時代はツライな」
✱「今度料理配信もして」
✱「ソレ良いね~」
「( ̄▽ ̄;)あちゃー、先に言われちゃったねロミーちゃん。実は「今後して欲しいオフコラボの内容」を後から聞く予定だったんだけどね」
「料理配信か…良いわね!前に作ったパイ以外にも美味しいイングランド料理はまだあるし、それに今度はアミの和食をご馳走してもらうのも良いわねっ♪」
ロミータのトーク回しが良かったので、いつも以上にテンションの上がっている視聴者(アミーゴ)たちとの会話は弾み、このまま朝まで配信し続けても話題は切れそうにないほど、次から次へとトークが広がっていた
「ロミーちゃんに質問です。目標を決めてやり始めて一定以上の成果を出せるまでに、自分を支える秘訣みたいのって有りますか?」
「Σ(゜□゜)あっ!!赤スパだぁ!」
「なあに、アミってば赤スパ初めてなの?」
「うん。今までの最高額は2000円だったよォ」
「そうなんだ…まぁ頑張ってアミ!…とと、話題が逸れちゃったわね。自分を支える秘訣か~「とにかく、やりはじめたら…これ以上は本当に努力する余地は無い!」って所まで、しつこくしつこくやるだけだねっ!
だいたい失敗する事の方が多いと思うのよねっ!だから失敗しても痛い事じゃないのよ。むしろ失敗を気にして、努力の余地があるのに途中で諦めてしまう自分になるのが怖いから、これ以上はもう無い!って所まで努力して足掻いて見る事かな?……あ、でも本当に無理だな。って途中で気付いたら潔く引くのも大切ねっ♪」
✱「有難うございます!ロミーちゃんの真似が出来るように努力して足掻きます!」
✱「説得力あるなー」
✱「なるほどねー」
✱「流石!登録者37万。言うことが違うね」
✱「俺もなんかしてみるか?」
✱「だってさアミちゃん」
ロミータのトーク力は本当に素晴らしかった。アミとの掛け合いの最中でも、ボケも出来ればツッコミもやれるし、真面目な相談が来ても凛とした態度でハキハキ答えるその姿に、亜沙美は尊敬の眼差しを向けていた
「ネガティブな質問ですみません。俺もロミーちゃんに聞きたいことが有るのですが…」
「ほいほい。ロミーちゃんに任せなさい!」
今日のロミータは上機嫌だった。大好きな亜沙美から何度も褒め称えられるし、視聴者(アミーゴ)からの評価もうなぎ登りだったから。しかし、この視聴者(アミーゴ)からの質問はロミーの胸に深く刺さる事になる
「俺はボッチ野郎なんですが…ちょっと前に友達が出来たと喜んでいたら、最近その友達から奢ってくれ!とせビられる事が増えて、俺が奢るのが当たり前になっています。こんな関係でも友達と言えるのでしょうか?こんな関係でも続ける価値は有るのでしょうか?」
今夜の配信はかなり楽しいテンションでここまでやって来れていたのだが…ロミータの頼もしさからマジな質問がやって来た
「ロミーちゃんなら良いアドバイスくれそう。どぅロミーちゃん?……ロミーちゃん…」
しかし、ここまでの滑らかなトークを誇っていた、ロミータの言葉がここで急に止まった!今まで終始笑顔だったロミータは真顔になって下を向いている
「そっか…〇〇さんは少しお金に余裕が有るのかな?やっと出来た友達だから頑張ってお金を出してたら、そういう付き合いで良いと思われちゃったのか…ツライね、ソレは…」
「ロミーちゃん?」
思わず亜沙美が心配するほど、ロミータの顔からは一気に明るさが消えていた。亜沙美はスグに思い出せなかったが…ロミータが配信者になるキッカケとなったのが、イングランドでようやく友達が出来たと思ったら、日本企業の支店長をしている父親の財力目当てにたかりに来たヤツらばかりで、ロミータ自身にはほとんど興味を向けられていなかった。そんな、ツライ日々を送った苦い日々をロミータに思い出させることになってしまった
続く
「…という訳で、以上でスポーツジムで録画した動画の解説は終わりになりま~す。亜沙美、また屋外撮影したいよねっ?♪」
「う、うん。そうだねぇ♪……」
スポーツジムで撮影した動画は約40分で終了した。ここまでの視聴者(アミーゴ)たちの反応は今までに無い好反応だった
「やっぱりオフコラボって楽しいなぁ♪ロミータちゃんのトーク力が凄いからアミ凄く楽しく配信出来てるよぉ♬」
✱「ロミータちゃん 面白い!」
✱「ロミータちゃん良い」
✱「いやいや亜沙美も良いよ」
✱「これからもオフコラボして」
✱「てぇてぇ最高♪」
「ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あはは♪そんなに良かった?…そんなに褒められると照れちゃうねっ!」
実際ロミータのトークは素晴らしかった。中学1年生の終わり頃からVTuber配信活動を始めたロミータのトークは、緩急をつけたボケとツッコミの両方をこなしていたので、配信歴半年以下の亜沙美を力強く支えていた
照れるロミータを尊敬の眼差しで見つめる亜沙美
「アミは、これからもロミーちゃんと沢山オフコラボ配信したいなぁ!勉強になるところイッパイあるし、配信してて楽しいんだもん♪」
✱「良いねー」
✱「見たい見たい」
✱「ロミーちゃんの引率凄い」
✱「ロミーちゃんにメロメロやん」
✱「水着女子高生2人の配信良き」
✱「アミロミーコラボ最高!」
「(´>∀<`)ゝ))えへへ♪そうかな~、そんなに褒められるとお世辞でも、調子に乗ってまた来ちゃうよ?」
「お世辞なんかじゃないよぉ!アミはロミーちゃんのこと大好きだもん!これからもオフコラボして欲しいんだよぉ!」
「そ、そう?……そんなに頼まれたら…仕方ないわねっ…」
いつもは亜沙美をからかう事を楽しむのが大好きなロミータ。時々エッチぃ悪戯もするのだが…配信中に正面切って「大好き」と言われて少し照れていた
「本当に?嬉しいなぁ♪」
✱「良かったやん」
✱「楽しみ」
✱「てぇてぇ」
✱「仲良しやなぁ」
✱「ロミーちゃん天使」
✱「2人は住所近いの?」
「Σ(゜□゜)あっ!!動画解説も終わったしタイミング良く質問が来たから、予定していた質問タイムに行こうか?亜沙美」
「うん。良いよぉ♪…それで今の質問だけど、アミとロミーちゃんは同じ市内に住んでるから、オフコラボするのは難しくないよ」
✱「゜+。:.゜おぉ(*゜O゜ *)ぉぉ゜.:」
✱「楽しみが増えた」
✱「高校生だと車無いからな」
✱「学校は原チャリ有りなん?」
✱「もっと見たい!」
✱「月イチで宜しく」
「原チャリは確かロミーたちの学校ではNGだったハズ…だからアミの家に来るには自転車かバスを使うことになるのよね」
✱「市内でもそこまで近くもないのか」
✱「学生時代はツライな」
✱「今度料理配信もして」
✱「ソレ良いね~」
「( ̄▽ ̄;)あちゃー、先に言われちゃったねロミーちゃん。実は「今後して欲しいオフコラボの内容」を後から聞く予定だったんだけどね」
「料理配信か…良いわね!前に作ったパイ以外にも美味しいイングランド料理はまだあるし、それに今度はアミの和食をご馳走してもらうのも良いわねっ♪」
ロミータのトーク回しが良かったので、いつも以上にテンションの上がっている視聴者(アミーゴ)たちとの会話は弾み、このまま朝まで配信し続けても話題は切れそうにないほど、次から次へとトークが広がっていた
「ロミーちゃんに質問です。目標を決めてやり始めて一定以上の成果を出せるまでに、自分を支える秘訣みたいのって有りますか?」
「Σ(゜□゜)あっ!!赤スパだぁ!」
「なあに、アミってば赤スパ初めてなの?」
「うん。今までの最高額は2000円だったよォ」
「そうなんだ…まぁ頑張ってアミ!…とと、話題が逸れちゃったわね。自分を支える秘訣か~「とにかく、やりはじめたら…これ以上は本当に努力する余地は無い!」って所まで、しつこくしつこくやるだけだねっ!
だいたい失敗する事の方が多いと思うのよねっ!だから失敗しても痛い事じゃないのよ。むしろ失敗を気にして、努力の余地があるのに途中で諦めてしまう自分になるのが怖いから、これ以上はもう無い!って所まで努力して足掻いて見る事かな?……あ、でも本当に無理だな。って途中で気付いたら潔く引くのも大切ねっ♪」
✱「有難うございます!ロミーちゃんの真似が出来るように努力して足掻きます!」
✱「説得力あるなー」
✱「なるほどねー」
✱「流石!登録者37万。言うことが違うね」
✱「俺もなんかしてみるか?」
✱「だってさアミちゃん」
ロミータのトーク力は本当に素晴らしかった。アミとの掛け合いの最中でも、ボケも出来ればツッコミもやれるし、真面目な相談が来ても凛とした態度でハキハキ答えるその姿に、亜沙美は尊敬の眼差しを向けていた
「ネガティブな質問ですみません。俺もロミーちゃんに聞きたいことが有るのですが…」
「ほいほい。ロミーちゃんに任せなさい!」
今日のロミータは上機嫌だった。大好きな亜沙美から何度も褒め称えられるし、視聴者(アミーゴ)からの評価もうなぎ登りだったから。しかし、この視聴者(アミーゴ)からの質問はロミーの胸に深く刺さる事になる
「俺はボッチ野郎なんですが…ちょっと前に友達が出来たと喜んでいたら、最近その友達から奢ってくれ!とせビられる事が増えて、俺が奢るのが当たり前になっています。こんな関係でも友達と言えるのでしょうか?こんな関係でも続ける価値は有るのでしょうか?」
今夜の配信はかなり楽しいテンションでここまでやって来れていたのだが…ロミータの頼もしさからマジな質問がやって来た
「ロミーちゃんなら良いアドバイスくれそう。どぅロミーちゃん?……ロミーちゃん…」
しかし、ここまでの滑らかなトークを誇っていた、ロミータの言葉がここで急に止まった!今まで終始笑顔だったロミータは真顔になって下を向いている
「そっか…〇〇さんは少しお金に余裕が有るのかな?やっと出来た友達だから頑張ってお金を出してたら、そういう付き合いで良いと思われちゃったのか…ツライね、ソレは…」
「ロミーちゃん?」
思わず亜沙美が心配するほど、ロミータの顔からは一気に明るさが消えていた。亜沙美はスグに思い出せなかったが…ロミータが配信者になるキッカケとなったのが、イングランドでようやく友達が出来たと思ったら、日本企業の支店長をしている父親の財力目当てにたかりに来たヤツらばかりで、ロミータ自身にはほとんど興味を向けられていなかった。そんな、ツライ日々を送った苦い日々をロミータに思い出させることになってしまった
続く
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