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亜沙美なりの励まし方
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【8月31日23:00】
亜沙美の部屋では彼女とロミーのオフコラボ配信が続いていた
「ええ~!?あの時のアミったらロミーに身体触られてても、まんざらでもない。って顔してたじゃ~ん……本当は触られるの好きじゃないの?」
「Σ(°꒫°๑)んなっ!?ちょっとロミーちゃん?私そんなの言ったこと無いよね?視聴者(アミーゴ)のみんなが信じちゃったら、どうするのぉ!!」
✱「なんだよアミー、そうなんか」
✱「ロミーちゃん テクニシャンやな」
✱「なんなら俺が触ろうか」
✱「てぇてぇ過剰」
✱「身体を捧げたんか?俺以外の奴に」
✱「俺も混ぜてくれよ」
「ヒイィィィ!!(゜ロ゜ノ)ノ みんな!違うの!違うんだからねぇ!!」
ロミータの巧みな話術と、その手の平の上で良いように転がされている亜沙美の純粋な可愛いさが、視聴者たちに絶好調に受けて配信は凄く盛り上がっていた
【23:29】
「というところで、そろそろ今夜もお別れの時間が来ちゃったぁ」
✱「マジかよ」
✱「時間経つのはや」
✱「もうそんな時間!?」
✱「ロミーちゃんおもろ」
✱「アミかわよ」
✱「2人最高やんな」
「…名残惜しいですけどぉ、夏休み最後の今夜の配信は…ここまでになります。視聴者(アミーゴ)の皆さん、ご視聴お疲れ様でしたぁ♪バィバィ~」
「(* ̄▽ ̄)ノ~~バイバイ マタネー♪」
✱「お疲れ様でした」
✱「おやすみ~」
✱「アミー良かったよ♪」
✱「ロミーちゃん またね」
✱「またコラボよろ(ㅅ´꒳` )」
✱「アミー水まだ?」
【配信後】
「楽しかったねロミータちゃん。お腹空いちゃったね…時間遅いけど何か食べるぅ?」
「…………」
「ロミータちゃん?」
「あ!?うん…結構喋ったから甘い物欲しいかも…何かある?」
「果物の缶詰めが有るけど…どうかなぁ?」
「ありがとう♪頂くわ…」
こうして夏休み最後の日の夜、以前撮影しておいたスポーツジムでのプール動画の振り返りコラボ配信は終わった。150分の長丁場のライブ配信は亜沙美にとって初めての事だったが、ロミータの好サポートにより最高の内容で終わりを迎えたのだが…
【キッチン】
「ロミータちゃん…最後のほう元気無かったなぁ…やっぱりあの相談「友達関係の事」で何か嫌な過去とかあったんだろうなぁ…私で元気付けてあげられないかなぁ…」
ドリップオン式の紅茶を用意しつつ果物の缶詰めを2つ開けて盛り付けをし、更にホイップクリームを用意してデコレーションした亜沙美。今夜の配信を引っ張ってくれた事への感謝と元気を出して欲しい、という気持ちも入っていたのだが…
【亜沙美の部屋】
「ありがとう亜沙美、凄く美味しかったわ」
「えへへ、良かった…」
(ロミータちゃん…笑顔を作っているけど…いつもの笑顔じゃないなぁ…どうしたら良いのかなぁ…)
フルーツと紅茶を提供したのだが…ロミータが体験したツライ過去は変えられない
「どんな事があったの?」と亜沙美が聞けば、彼女を好きなロミータなら話してくれるだろうが、聞いたところで…引き籠もりだった人生経験の薄い亜沙美に、ロミータを励ませる程の言葉の引き出しが無いのだ
(私じゃロミータちゃんの悲しみを癒せない?何か、ナニか、無いのかな?…あっ!?)
「ねぇロミータちゃん。ちょっと見て欲しい物があるんだけど…」
「もう日付け変わったのよ。今日から学校あるんだから、そろそろ寝た方が良いんじゃない?」
日付けは9月1日になっていた
ロミータが学校の制服を持ってきていたので、朝一緒に登校すれば良いのだが…それでも早めに寝た方が正解ではある。しかし、亜沙美はロミータを癒したかった
「うん、分かってるよ。ちょっとだけ、お願い。きっとロミータちゃん喜んでくれると思うんだよォ」
「何よ亜沙美。手短にね…それは?」
「ジャジャーン!私の中学生の時のアルバムだよぉ♪良かったら見な…」
「(ノ゜ο゜)ノ オオォォォ-見るー!!!」
亜沙美はロミータを元気付けようと、中学時代のアルバムを見せる事にした。本棚から引き抜くよりも速く反応したロミータが、一瞬で亜沙美の横に来てアルバムを手に取った
「あ、あの…少し恥ずかしいから軽く見るだけにしようね?朝から学校にも行かなくちゃ駄目だし…ね?」
「(*゜∀゜*)うひょー‼︎これが中学生の亜沙美なのね!かっわいいじゃない♪…はぁはぁ…い、良いわ。凄く良いわ♬」
亜沙美の中学時代の写真を食い入るように見つめるロミータ。この雰囲気だと数分見る程度は終わらないな。と、ニブチンな亜沙美にも理解出来た
「……すっごい可愛いんだけど…」
「ん?何!?」
「胸が今とほとんど変わらないわねw」
「ε٩(๑>ω<)۶зもう!気にしてるんだから言わないでよぉ!!」
「(°▽°)あはは♪ゴメン、ゴメン♬」
ロミータにアルバムを見せた事で眠る時間は1時を回ってしまったのだが…ロミータの顔に笑顔を戻すことが出来たので、亜沙美は気持ち良く眠ることができた
明日から二学期が始まる。仲を詰めた亜沙美とロミータのこの先は、どうなって行くのだろうか?亜沙美の配信者生活は?
続く
亜沙美の部屋では彼女とロミーのオフコラボ配信が続いていた
「ええ~!?あの時のアミったらロミーに身体触られてても、まんざらでもない。って顔してたじゃ~ん……本当は触られるの好きじゃないの?」
「Σ(°꒫°๑)んなっ!?ちょっとロミーちゃん?私そんなの言ったこと無いよね?視聴者(アミーゴ)のみんなが信じちゃったら、どうするのぉ!!」
✱「なんだよアミー、そうなんか」
✱「ロミーちゃん テクニシャンやな」
✱「なんなら俺が触ろうか」
✱「てぇてぇ過剰」
✱「身体を捧げたんか?俺以外の奴に」
✱「俺も混ぜてくれよ」
「ヒイィィィ!!(゜ロ゜ノ)ノ みんな!違うの!違うんだからねぇ!!」
ロミータの巧みな話術と、その手の平の上で良いように転がされている亜沙美の純粋な可愛いさが、視聴者たちに絶好調に受けて配信は凄く盛り上がっていた
【23:29】
「というところで、そろそろ今夜もお別れの時間が来ちゃったぁ」
✱「マジかよ」
✱「時間経つのはや」
✱「もうそんな時間!?」
✱「ロミーちゃんおもろ」
✱「アミかわよ」
✱「2人最高やんな」
「…名残惜しいですけどぉ、夏休み最後の今夜の配信は…ここまでになります。視聴者(アミーゴ)の皆さん、ご視聴お疲れ様でしたぁ♪バィバィ~」
「(* ̄▽ ̄)ノ~~バイバイ マタネー♪」
✱「お疲れ様でした」
✱「おやすみ~」
✱「アミー良かったよ♪」
✱「ロミーちゃん またね」
✱「またコラボよろ(ㅅ´꒳` )」
✱「アミー水まだ?」
【配信後】
「楽しかったねロミータちゃん。お腹空いちゃったね…時間遅いけど何か食べるぅ?」
「…………」
「ロミータちゃん?」
「あ!?うん…結構喋ったから甘い物欲しいかも…何かある?」
「果物の缶詰めが有るけど…どうかなぁ?」
「ありがとう♪頂くわ…」
こうして夏休み最後の日の夜、以前撮影しておいたスポーツジムでのプール動画の振り返りコラボ配信は終わった。150分の長丁場のライブ配信は亜沙美にとって初めての事だったが、ロミータの好サポートにより最高の内容で終わりを迎えたのだが…
【キッチン】
「ロミータちゃん…最後のほう元気無かったなぁ…やっぱりあの相談「友達関係の事」で何か嫌な過去とかあったんだろうなぁ…私で元気付けてあげられないかなぁ…」
ドリップオン式の紅茶を用意しつつ果物の缶詰めを2つ開けて盛り付けをし、更にホイップクリームを用意してデコレーションした亜沙美。今夜の配信を引っ張ってくれた事への感謝と元気を出して欲しい、という気持ちも入っていたのだが…
【亜沙美の部屋】
「ありがとう亜沙美、凄く美味しかったわ」
「えへへ、良かった…」
(ロミータちゃん…笑顔を作っているけど…いつもの笑顔じゃないなぁ…どうしたら良いのかなぁ…)
フルーツと紅茶を提供したのだが…ロミータが体験したツライ過去は変えられない
「どんな事があったの?」と亜沙美が聞けば、彼女を好きなロミータなら話してくれるだろうが、聞いたところで…引き籠もりだった人生経験の薄い亜沙美に、ロミータを励ませる程の言葉の引き出しが無いのだ
(私じゃロミータちゃんの悲しみを癒せない?何か、ナニか、無いのかな?…あっ!?)
「ねぇロミータちゃん。ちょっと見て欲しい物があるんだけど…」
「もう日付け変わったのよ。今日から学校あるんだから、そろそろ寝た方が良いんじゃない?」
日付けは9月1日になっていた
ロミータが学校の制服を持ってきていたので、朝一緒に登校すれば良いのだが…それでも早めに寝た方が正解ではある。しかし、亜沙美はロミータを癒したかった
「うん、分かってるよ。ちょっとだけ、お願い。きっとロミータちゃん喜んでくれると思うんだよォ」
「何よ亜沙美。手短にね…それは?」
「ジャジャーン!私の中学生の時のアルバムだよぉ♪良かったら見な…」
「(ノ゜ο゜)ノ オオォォォ-見るー!!!」
亜沙美はロミータを元気付けようと、中学時代のアルバムを見せる事にした。本棚から引き抜くよりも速く反応したロミータが、一瞬で亜沙美の横に来てアルバムを手に取った
「あ、あの…少し恥ずかしいから軽く見るだけにしようね?朝から学校にも行かなくちゃ駄目だし…ね?」
「(*゜∀゜*)うひょー‼︎これが中学生の亜沙美なのね!かっわいいじゃない♪…はぁはぁ…い、良いわ。凄く良いわ♬」
亜沙美の中学時代の写真を食い入るように見つめるロミータ。この雰囲気だと数分見る程度は終わらないな。と、ニブチンな亜沙美にも理解出来た
「……すっごい可愛いんだけど…」
「ん?何!?」
「胸が今とほとんど変わらないわねw」
「ε٩(๑>ω<)۶зもう!気にしてるんだから言わないでよぉ!!」
「(°▽°)あはは♪ゴメン、ゴメン♬」
ロミータにアルバムを見せた事で眠る時間は1時を回ってしまったのだが…ロミータの顔に笑顔を戻すことが出来たので、亜沙美は気持ち良く眠ることができた
明日から二学期が始まる。仲を詰めた亜沙美とロミータのこの先は、どうなって行くのだろうか?亜沙美の配信者生活は?
続く
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