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隠れ里の露天風呂
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【鳳凰の間】
服部の妹の茜から夕食の説明を聞きながら、三重県産の料理を楽しんだ3人は軽く雑談をしていたのだが、ここに来るのに山道を歩いて来たので汗をかいていた事を思い出した亜沙美
「ねぇ、ロミータちゃん。私そろそろ露天風呂に入りたいなぁ…」
「そうね。じゃあ亜沙美、ミネア、露天風呂に行きましょうか?」
「えっ!?もしかして…一緒に入るの?…まぁ、私は別に構わないけど…ね…」
などと言ってはいるイーグルだが、ロミータに3人で入ろうと言われた彼女は、顔を赤くし明らかに恥ずかしがっている
「3人で入れるの?嬉しいなぁ♪」
「あ、亜沙美ちゃんは恥ずかしかったりしないの?」
VTuberは1人生活している者が多い。買い物や食事までほとんど1人でする。という者も珍しくないらしい。なのでミネアは、東京に出てきてからは誰かと一緒に風呂に入った経験などはない
「もしかしてミネアって、家族以外に裸を見られたことが無いって感じ?」
「あ、あるわよ~。その、修学旅行の時とか…まぁ、ソレくらいしかないけど…」
「女の子同士だもん。恥ずかしがらずに一緒に入って録音しようよぉ♪」
亜沙美としては、貸し切り状態の露天風呂にロミータと2人で入れば、またエッチぃスキンシップをされるに違いないと思ったからだが…
「亜沙美って度胸あるのね。普通はブイチューバーになったばかりで、お風呂配信をするのは抵抗感が生まれると思うんだけどね…」
「Σ(゜□゜)あっ!」
ロミータの魔の手から逃れられる方法だ。としか考えられなかった亜沙美は、入浴中の声を全世界に配信することになってしまう。という事にまでは頭が回っていなかったようだ
【露天風呂】
「貴様ら喜べ!露天風呂配信の時間だぁ!しかも、俺様以外にも同期のロミーと、新人のアミの声まで楽しめてしまうんだぞ!」
快活に話しているイーグルだが、録音を始めるまでの彼女は…脱衣所で素肌を2人に見られる事に抵抗を感じてしまい、ものすごく時間を掛けて服を脱いでいたのだ
「ロミフレのみんなも楽しんでる?こんな配信ハッキリ言って有料級よ。シッカリ楽しみなさいなっ♪」
「あ、アミーゴのみんなも聞いててくれてるかなぁ?アミも居るよぉ…」
恥ずかしがり屋の亜沙美はタオルで身体を隠してモジモジしながら、何とか録音が拾える声で挨拶をした
「アミ!貴様、声が小さいぞ!腹の底から声を出さんかっ!!」
「で、でも…温泉旅館の露天風呂だから、大きな声を出すのは他のお客さんに迷惑が…」
「何言ってるのよアミ。今回の旅行は貸し切りにしてくれてる。って、スタッフの人も言ってたでしょ?本当に山奥にある隠れ里な旅館なんだから、気にすることなんてないのよ♪」
普通の旅館を利用している場合なら、他のお客さんへの配慮を怠らないロミータだが、この旅館は服部の両親が経営しているうえに他の客は1人も居ないから、全く遠慮していないようだ
「アミ。そんなタオルでコソコソ身体を隠して、縮こまっているから声も小さいんだ。そんなタオルは没収だぁー!!」
「ちょっとイーグルさん!?何するのよぉ…ふぇーん、そんなにジロジロ見られたら恥ずかしいよぉ…」
配信中のイーグルは強気で豪快だ。1人だけ小声過ぎる亜沙美の身体を隠していたハンドタオルを、豪快に剥ぎ取ってしまった
「ほほう…思ってた以上に色白で綺麗な肌をしているな…確かに、ロミーでなくても好かれやすいのには同意だな♪」
「こらこらイーグル。ロミーのアミの裸をジロジロ見るのは止めなさいっ!」
この交流が亜沙美をより高みへと導くキッカケになればと、イーグルのする事を見守っていたロミーだが、アミを丸裸にしてジロジロ見ているは許せないようだ
「まぁまて戦友ロミーよ」
「何よ?」
「俺様もアミを味わってみたくなったぞ。そんな機会はなかなか訪れんしな…少し味見させてもらおうかな?ニヤ♪」
「Σ( ˙꒳˙ )えっ!?ええっ!?」
ロミータの暴走を止める抑止力としてミネアを誘ったハズなのに、その彼女からも迫られてしまう亜沙美だった
果たして露天風呂での録音は、どのような結末を迎えるのだろうか?
続く
服部の妹の茜から夕食の説明を聞きながら、三重県産の料理を楽しんだ3人は軽く雑談をしていたのだが、ここに来るのに山道を歩いて来たので汗をかいていた事を思い出した亜沙美
「ねぇ、ロミータちゃん。私そろそろ露天風呂に入りたいなぁ…」
「そうね。じゃあ亜沙美、ミネア、露天風呂に行きましょうか?」
「えっ!?もしかして…一緒に入るの?…まぁ、私は別に構わないけど…ね…」
などと言ってはいるイーグルだが、ロミータに3人で入ろうと言われた彼女は、顔を赤くし明らかに恥ずかしがっている
「3人で入れるの?嬉しいなぁ♪」
「あ、亜沙美ちゃんは恥ずかしかったりしないの?」
VTuberは1人生活している者が多い。買い物や食事までほとんど1人でする。という者も珍しくないらしい。なのでミネアは、東京に出てきてからは誰かと一緒に風呂に入った経験などはない
「もしかしてミネアって、家族以外に裸を見られたことが無いって感じ?」
「あ、あるわよ~。その、修学旅行の時とか…まぁ、ソレくらいしかないけど…」
「女の子同士だもん。恥ずかしがらずに一緒に入って録音しようよぉ♪」
亜沙美としては、貸し切り状態の露天風呂にロミータと2人で入れば、またエッチぃスキンシップをされるに違いないと思ったからだが…
「亜沙美って度胸あるのね。普通はブイチューバーになったばかりで、お風呂配信をするのは抵抗感が生まれると思うんだけどね…」
「Σ(゜□゜)あっ!」
ロミータの魔の手から逃れられる方法だ。としか考えられなかった亜沙美は、入浴中の声を全世界に配信することになってしまう。という事にまでは頭が回っていなかったようだ
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「貴様ら喜べ!露天風呂配信の時間だぁ!しかも、俺様以外にも同期のロミーと、新人のアミの声まで楽しめてしまうんだぞ!」
快活に話しているイーグルだが、録音を始めるまでの彼女は…脱衣所で素肌を2人に見られる事に抵抗を感じてしまい、ものすごく時間を掛けて服を脱いでいたのだ
「ロミフレのみんなも楽しんでる?こんな配信ハッキリ言って有料級よ。シッカリ楽しみなさいなっ♪」
「あ、アミーゴのみんなも聞いててくれてるかなぁ?アミも居るよぉ…」
恥ずかしがり屋の亜沙美はタオルで身体を隠してモジモジしながら、何とか録音が拾える声で挨拶をした
「アミ!貴様、声が小さいぞ!腹の底から声を出さんかっ!!」
「で、でも…温泉旅館の露天風呂だから、大きな声を出すのは他のお客さんに迷惑が…」
「何言ってるのよアミ。今回の旅行は貸し切りにしてくれてる。って、スタッフの人も言ってたでしょ?本当に山奥にある隠れ里な旅館なんだから、気にすることなんてないのよ♪」
普通の旅館を利用している場合なら、他のお客さんへの配慮を怠らないロミータだが、この旅館は服部の両親が経営しているうえに他の客は1人も居ないから、全く遠慮していないようだ
「アミ。そんなタオルでコソコソ身体を隠して、縮こまっているから声も小さいんだ。そんなタオルは没収だぁー!!」
「ちょっとイーグルさん!?何するのよぉ…ふぇーん、そんなにジロジロ見られたら恥ずかしいよぉ…」
配信中のイーグルは強気で豪快だ。1人だけ小声過ぎる亜沙美の身体を隠していたハンドタオルを、豪快に剥ぎ取ってしまった
「ほほう…思ってた以上に色白で綺麗な肌をしているな…確かに、ロミーでなくても好かれやすいのには同意だな♪」
「こらこらイーグル。ロミーのアミの裸をジロジロ見るのは止めなさいっ!」
この交流が亜沙美をより高みへと導くキッカケになればと、イーグルのする事を見守っていたロミーだが、アミを丸裸にしてジロジロ見ているは許せないようだ
「まぁまて戦友ロミーよ」
「何よ?」
「俺様もアミを味わってみたくなったぞ。そんな機会はなかなか訪れんしな…少し味見させてもらおうかな?ニヤ♪」
「Σ( ˙꒳˙ )えっ!?ええっ!?」
ロミータの暴走を止める抑止力としてミネアを誘ったハズなのに、その彼女からも迫られてしまう亜沙美だった
果たして露天風呂での録音は、どのような結末を迎えるのだろうか?
続く
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