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先輩の家で料理配信
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【マンション某部屋】
「コンコン………」
ロミータはある部屋の前まで来ると、無造作にドアをknockをした
「何で呼び鈴鳴らさなさいのぉ?」
ドアの横には呼び鈴が設置されていた。亜沙美の言うように、普通なら呼び鈴を押して部屋の中に居る人を呼ぶとこだろう。が…
「ガチャ…welcome my home♪さぁ入って」
オリビアに手招きされて中に入る2人
【オリビアの部屋】
「お邪魔させてもらいま~す」
「し、失礼します……うわぁ広くて素敵な部屋ですね!!」
中に入った亜沙美は部屋の広さと綺麗さに驚きの声をあげた
「寝室が八畳、リビングが十畳、あとキッチンが六畳でバスとトイレは別よ♪」
「都内でこんな広い部屋を借りてるなんて先輩は凄いですね」
「そう言えば、先輩とロミータちゃんはさっき、どうして呼び鈴で呼ばなかったんですかぁ?」
呼び鈴があるのにワザワザknockした理由が分からない亜沙美は、素直に2人に聞いていた
「コンプリのメンバーにはknockしてね、って言ってあるの。って事は呼び鈴を押して呼ばれた時は、そんなに親しい人が来た訳じゃないって分かるでしょ?」
「配信者は身バレ防止を考えなくちゃイケナイ!って前から教えているでしょ?knockされた場合は警戒せずにドアが開けられる訳よ」
「ほえぇ…なるほどねぇ。あ、そうだオリビア先輩。どうして私たちを泊めてくださるんですかぁ?」
亜沙美の家は田舎の一軒家だから別物として…数あるショート動画を見ている時に、都内で家賃8万だと結構狭めな部屋しか借りれない事を知っていた亜沙美。オリビアの部屋も都内だから、そんなに広くはないだろう。と考えていたので心底驚いていた
「コンサートプリンセスメンバー10人を、3-3-4で年末に都内で集結させる話が出ていたの。ロミーと亜沙美はセットにって決まっていたから、ここは私が泊めるってみんなに言い聞かせたのよ…ちなみにスノウがイーグルと火影を泊めているわ」
「そうなんですね。オリビア先輩有難うございます!」
今回、メンバー召集用に提供された3家で、1番広いのがオリビアのマンションだと知っていたロミータは素直に感謝した
「有難うございます。それにしても凄く綺麗な部屋ですねぇ♪流石オリビア先輩です♪」
和風テイストな内装と小物で調和され、小綺麗にまとまっている部屋を見た亜沙美は「これが綺麗な大人のお姉さんの部屋だ」と感動して目を輝かせていた
「貴女達を招待することが決まった1ヶ月前から少しずつ、配信の間に掃除していたの。いつもは、ここまで綺麗な訳じゃないの。ははは…」
「何だか気を遣わせちゃったみたいですみません(汗)」
カウントダウンライブまで、亜沙美とロミータを宿泊させてくれる事に立候補してくれたコンサートプリンセスの最古参オリビア・ショーツ(V名はショーツ・アメリカンである)
「良いのよ。竹取さんとは、ゆっくり話してみたいと楽しみにしてたの♪…それと、ロミー…貴女にはよく教え込まない事があるわね。ソレは最古参の私がしなくてはイケないの!」
亜沙美にはマリア様のように優しい笑顔を魅せたオリビアだが、ロミータにはマフィアの女幹部のような鋭い視線を送っていた
「あはは、すみません(汗)」
……………………………………………
「だいたいロミーは攻め過ぎなの!yellow warning(警告)まで出たらしいじゃないの!」
「で、でも、垢BANされるラインは守ってしてましたよ?その方が視聴者には受けますし」
オリビアが怒っているのは…ロミータがエッチぃ内容の配信をし過ぎだ!という事らしい(主に亜沙美に対してのこと)
「黙りなさいっ!私にはコンプリの最古参としての立場があるの!やるな、とは言わないけどもう少し自重しなさいっ!」
あそこまでエッチぃ内容の配信をしているのを知っていて、この事務所の最古参である自分が注意しなかったら、他のメンバーに示しが付かないのだろう
「あ、あのオリビア先輩。そろそろ配信の準備を始めませんか?」
「オーノー!後20分しかないじゃないの…お説教の続きは次の機会にね。じゃあ準備しましょうか?」
「料理配信はロミーの枠ってことで良いんですよね?」
「ええ良いわ。その後の、案件のゲーム実況は私の枠で、最後は亜沙美ちゃんの枠ね。17時から80分。18時30から80分。20時から80分…つまり、17時から21時20分までは配信漬けの1日だから、気合い入れて頑張りましょうね♪」
「頑張りましょうっ!」
「頑張りますぅ♪」
今夜はトリプルコラボを、それぞれの枠でイッキに3つ連続でするようだ
……………………………………………
【17時】
「皆さんこんばんわ。【コンサートプリンセス】の1期生ショーツ・アメリカンよ♪今夜もみんなに逢えて嬉しいニャン♪」
「Good evening, everyone.[concert princess ] 1st-grade shorts American ♪ I'm happy to see everyone again tonight nyan」
「今夜は予定通りロミーとアミの2人がゲストで来てくれているの。3人でそれぞれの母国の家庭的な料理を作る配信ニャン♪」
「Romie and Ami are coming as guests tonight as planned. It's a distribution where the three of us make home-style dishes from each country nyan♪」
✱「美味しそう♪」
✱「ショーツの手料理食いて~」
✱「nice choice!」
✱「エプロン姿良き」
✱「アミロミーも来てるのか」
✱「賑やかになりそ♪」
オリビアはいつも通りに、頭に猫耳を付けた姿のアバターで配信を始めた。彼女は日本語で話した後に、英語でも同じ内容を復唱している。人によっては「会話のテンポが悪いから苦手だ」と言うリスナーも居るようだが、彼女は自分の配信を楽しみにしている日本人のリスナーも、アメリカ人のリスナーも大切にしたいので敢えてそうしているようだ
(ちなみに以前までは「ホームステーションの」と言っていたのだが、VTuber部門が本体から独立したので「コンサートプリンセスの」と言うように変えたらしい)
「ど、どうも~。AA(ダブルエー)ブイチューバーの浅宮アミです…ショーツ先輩のリスナーの皆さん、こんばんは。お邪魔します…」
✱「こんばんは」
✱「こんアミーゴ」
✱「アミちゃんカワヨ」
✱「こんアミー」
✱「可愛いね~」
大先輩のオリビアのリスナーに自分が受け入れられるのか?心配していた亜沙美だったが、彼女のリスナーは快く迎えてくれた(恐らくアミーゴも居るのだろう)
「こんロミー。イングランド系ブイチューバーのロミー・イングランドよ。今夜はショーツ先輩のお部屋と配信にお邪魔させてもらうわね♬」
✱「こんロミー」
✱「いらっしゃいませ~」
✱「ロミーちゃんチワ」
✱「久しぶりのオフコラボだ」
✱「今日も期待してるよ」
✱「ロミーちゃんも作るの?」
「リスナーのみんなありがとう♬今日は、イングランドの美味しい家庭料理を作っちゃうわ!ところで、オリビア先輩は何を作るのですか?」
「質問ありがとうねロミー。私は実家でよく両親が作ってくれた【テキサスハンバーガー】と【コンソメスープ】を作るわ」
「テキサスハンバーガーって何ですかぁ?」
ハンバーガーはもちろん知っている亜沙美だが、テキサスと名のつく意味を聞いた
「一般的なハンバーガーよりも多めに香辛料を入れるのよ。それと、パティに微塵切りした野菜を多く入れてヘルシーなのよ」
「どんな味がするのかワクワクしちゃいます♪」
「ありがとう。楽しみにしててね。ところでロミーは何を作るの?」
「先輩がハンバーガーを作ると聞いていましたので…ロミーは【ヨークシャープディング】を作るわっ」
ロミータもオリビアと同じようにエプロンを付けながら、彼女の問いに答えた
「ヨークシャープディングってなぁに?」
「デザートよ。本当はサンデーロースト(ポテトがメインの料理)の付け合せにするのだけど、ショーツ先輩がハンバーガーを作るって聞いたから、野菜マシマシでオカズになるように作るわ」
「あら美味しそうね。ところでアミは何を作るの?」
「2人に比べたら簡単で申し訳ないなぁ、って思うんですけど鶏そぼろ丼を作ろうと思います…」
亜沙美は自分だけ簡単に作れるメニューで申し訳無さそうな顔をした。しかし、それには彼女なりの理由があった
「ロミーちゃん、何か手伝えることあるぅ?」
「じゃあ、この生地をコネてもらえる?」
「本当に2人は仲良いわね♪」
亜沙美は、自分の料理に簡単なモノを選ぶことで、ロミータやオリビアの手伝いをする気だったのだ
✱「3人仲良さそう」
✱「楽しんでるね」
✱「エプロン姿良き」
✱「良い匂いしてきそう」
✱「3姉妹みたい」
✱「楽しそう」
初めてのメンバーでの3人コラボだったが、初対面故のギクシャクした空気感は全く感じられなかった
それどころか、亜沙美が2人の調理を交互に手伝っている時の会話から、仲良さそうな雰囲気が配信に漂っていたので、見ているリスナーも優しい気持ちで視聴していた
続く
「コンコン………」
ロミータはある部屋の前まで来ると、無造作にドアをknockをした
「何で呼び鈴鳴らさなさいのぉ?」
ドアの横には呼び鈴が設置されていた。亜沙美の言うように、普通なら呼び鈴を押して部屋の中に居る人を呼ぶとこだろう。が…
「ガチャ…welcome my home♪さぁ入って」
オリビアに手招きされて中に入る2人
【オリビアの部屋】
「お邪魔させてもらいま~す」
「し、失礼します……うわぁ広くて素敵な部屋ですね!!」
中に入った亜沙美は部屋の広さと綺麗さに驚きの声をあげた
「寝室が八畳、リビングが十畳、あとキッチンが六畳でバスとトイレは別よ♪」
「都内でこんな広い部屋を借りてるなんて先輩は凄いですね」
「そう言えば、先輩とロミータちゃんはさっき、どうして呼び鈴で呼ばなかったんですかぁ?」
呼び鈴があるのにワザワザknockした理由が分からない亜沙美は、素直に2人に聞いていた
「コンプリのメンバーにはknockしてね、って言ってあるの。って事は呼び鈴を押して呼ばれた時は、そんなに親しい人が来た訳じゃないって分かるでしょ?」
「配信者は身バレ防止を考えなくちゃイケナイ!って前から教えているでしょ?knockされた場合は警戒せずにドアが開けられる訳よ」
「ほえぇ…なるほどねぇ。あ、そうだオリビア先輩。どうして私たちを泊めてくださるんですかぁ?」
亜沙美の家は田舎の一軒家だから別物として…数あるショート動画を見ている時に、都内で家賃8万だと結構狭めな部屋しか借りれない事を知っていた亜沙美。オリビアの部屋も都内だから、そんなに広くはないだろう。と考えていたので心底驚いていた
「コンサートプリンセスメンバー10人を、3-3-4で年末に都内で集結させる話が出ていたの。ロミーと亜沙美はセットにって決まっていたから、ここは私が泊めるってみんなに言い聞かせたのよ…ちなみにスノウがイーグルと火影を泊めているわ」
「そうなんですね。オリビア先輩有難うございます!」
今回、メンバー召集用に提供された3家で、1番広いのがオリビアのマンションだと知っていたロミータは素直に感謝した
「有難うございます。それにしても凄く綺麗な部屋ですねぇ♪流石オリビア先輩です♪」
和風テイストな内装と小物で調和され、小綺麗にまとまっている部屋を見た亜沙美は「これが綺麗な大人のお姉さんの部屋だ」と感動して目を輝かせていた
「貴女達を招待することが決まった1ヶ月前から少しずつ、配信の間に掃除していたの。いつもは、ここまで綺麗な訳じゃないの。ははは…」
「何だか気を遣わせちゃったみたいですみません(汗)」
カウントダウンライブまで、亜沙美とロミータを宿泊させてくれる事に立候補してくれたコンサートプリンセスの最古参オリビア・ショーツ(V名はショーツ・アメリカンである)
「良いのよ。竹取さんとは、ゆっくり話してみたいと楽しみにしてたの♪…それと、ロミー…貴女にはよく教え込まない事があるわね。ソレは最古参の私がしなくてはイケないの!」
亜沙美にはマリア様のように優しい笑顔を魅せたオリビアだが、ロミータにはマフィアの女幹部のような鋭い視線を送っていた
「あはは、すみません(汗)」
……………………………………………
「だいたいロミーは攻め過ぎなの!yellow warning(警告)まで出たらしいじゃないの!」
「で、でも、垢BANされるラインは守ってしてましたよ?その方が視聴者には受けますし」
オリビアが怒っているのは…ロミータがエッチぃ内容の配信をし過ぎだ!という事らしい(主に亜沙美に対してのこと)
「黙りなさいっ!私にはコンプリの最古参としての立場があるの!やるな、とは言わないけどもう少し自重しなさいっ!」
あそこまでエッチぃ内容の配信をしているのを知っていて、この事務所の最古参である自分が注意しなかったら、他のメンバーに示しが付かないのだろう
「あ、あのオリビア先輩。そろそろ配信の準備を始めませんか?」
「オーノー!後20分しかないじゃないの…お説教の続きは次の機会にね。じゃあ準備しましょうか?」
「料理配信はロミーの枠ってことで良いんですよね?」
「ええ良いわ。その後の、案件のゲーム実況は私の枠で、最後は亜沙美ちゃんの枠ね。17時から80分。18時30から80分。20時から80分…つまり、17時から21時20分までは配信漬けの1日だから、気合い入れて頑張りましょうね♪」
「頑張りましょうっ!」
「頑張りますぅ♪」
今夜はトリプルコラボを、それぞれの枠でイッキに3つ連続でするようだ
……………………………………………
【17時】
「皆さんこんばんわ。【コンサートプリンセス】の1期生ショーツ・アメリカンよ♪今夜もみんなに逢えて嬉しいニャン♪」
「Good evening, everyone.[concert princess ] 1st-grade shorts American ♪ I'm happy to see everyone again tonight nyan」
「今夜は予定通りロミーとアミの2人がゲストで来てくれているの。3人でそれぞれの母国の家庭的な料理を作る配信ニャン♪」
「Romie and Ami are coming as guests tonight as planned. It's a distribution where the three of us make home-style dishes from each country nyan♪」
✱「美味しそう♪」
✱「ショーツの手料理食いて~」
✱「nice choice!」
✱「エプロン姿良き」
✱「アミロミーも来てるのか」
✱「賑やかになりそ♪」
オリビアはいつも通りに、頭に猫耳を付けた姿のアバターで配信を始めた。彼女は日本語で話した後に、英語でも同じ内容を復唱している。人によっては「会話のテンポが悪いから苦手だ」と言うリスナーも居るようだが、彼女は自分の配信を楽しみにしている日本人のリスナーも、アメリカ人のリスナーも大切にしたいので敢えてそうしているようだ
(ちなみに以前までは「ホームステーションの」と言っていたのだが、VTuber部門が本体から独立したので「コンサートプリンセスの」と言うように変えたらしい)
「ど、どうも~。AA(ダブルエー)ブイチューバーの浅宮アミです…ショーツ先輩のリスナーの皆さん、こんばんは。お邪魔します…」
✱「こんばんは」
✱「こんアミーゴ」
✱「アミちゃんカワヨ」
✱「こんアミー」
✱「可愛いね~」
大先輩のオリビアのリスナーに自分が受け入れられるのか?心配していた亜沙美だったが、彼女のリスナーは快く迎えてくれた(恐らくアミーゴも居るのだろう)
「こんロミー。イングランド系ブイチューバーのロミー・イングランドよ。今夜はショーツ先輩のお部屋と配信にお邪魔させてもらうわね♬」
✱「こんロミー」
✱「いらっしゃいませ~」
✱「ロミーちゃんチワ」
✱「久しぶりのオフコラボだ」
✱「今日も期待してるよ」
✱「ロミーちゃんも作るの?」
「リスナーのみんなありがとう♬今日は、イングランドの美味しい家庭料理を作っちゃうわ!ところで、オリビア先輩は何を作るのですか?」
「質問ありがとうねロミー。私は実家でよく両親が作ってくれた【テキサスハンバーガー】と【コンソメスープ】を作るわ」
「テキサスハンバーガーって何ですかぁ?」
ハンバーガーはもちろん知っている亜沙美だが、テキサスと名のつく意味を聞いた
「一般的なハンバーガーよりも多めに香辛料を入れるのよ。それと、パティに微塵切りした野菜を多く入れてヘルシーなのよ」
「どんな味がするのかワクワクしちゃいます♪」
「ありがとう。楽しみにしててね。ところでロミーは何を作るの?」
「先輩がハンバーガーを作ると聞いていましたので…ロミーは【ヨークシャープディング】を作るわっ」
ロミータもオリビアと同じようにエプロンを付けながら、彼女の問いに答えた
「ヨークシャープディングってなぁに?」
「デザートよ。本当はサンデーロースト(ポテトがメインの料理)の付け合せにするのだけど、ショーツ先輩がハンバーガーを作るって聞いたから、野菜マシマシでオカズになるように作るわ」
「あら美味しそうね。ところでアミは何を作るの?」
「2人に比べたら簡単で申し訳ないなぁ、って思うんですけど鶏そぼろ丼を作ろうと思います…」
亜沙美は自分だけ簡単に作れるメニューで申し訳無さそうな顔をした。しかし、それには彼女なりの理由があった
「ロミーちゃん、何か手伝えることあるぅ?」
「じゃあ、この生地をコネてもらえる?」
「本当に2人は仲良いわね♪」
亜沙美は、自分の料理に簡単なモノを選ぶことで、ロミータやオリビアの手伝いをする気だったのだ
✱「3人仲良さそう」
✱「楽しんでるね」
✱「エプロン姿良き」
✱「良い匂いしてきそう」
✱「3姉妹みたい」
✱「楽しそう」
初めてのメンバーでの3人コラボだったが、初対面故のギクシャクした空気感は全く感じられなかった
それどころか、亜沙美が2人の調理を交互に手伝っている時の会話から、仲良さそうな雰囲気が配信に漂っていたので、見ているリスナーも優しい気持ちで視聴していた
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