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イシス王国&ドルイド王国編
誓いの丘での契り
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【平野地帯】
モワーフ族の3人を乗せ【ドルアーガ王国】を目指す一行。彼らは特にカルーアとサーシャに懐いている
「くっ、わたしとした事が…このもふもふ感から抜け出せなくなるなんて…」
とか言いながらマモフを撫でているカルーア。彼女が家族以外の前でこんなに緩みきった顔を見せているのは凄く珍しい
「まあ!普段COOLなお姉様からは、想像もつかない程ハマったみたいですの♪」
「そ、そんな事を言うけど…サーシャの方がよっぽどハマってるじゃないか!」
かくいうサーシャも、ミモフとメモフを抱き抱えてモフモフしていた。そんな感じで、魔物などの困難が何一つ立ちはだかる事もないまま、順調にドルアーガ王国に近づいていた
「ドレイクしゃま、ミモフ、トーバでミルクアイス食べたいでしゅ!」
「ミルクアイスってなぁにぃ?」
最近、食が太くなってきたアリスが、何やら興味を引くアイスの話に反応した。牛のような家畜から絞ったミルクで作ったアイスに、殺菌効果のある花の葉が1枚乗っている物らしい
「そう言えば、港町トーバで若い女の子が沢山入ってる喫茶店があったよね。そこのお店かな?」
「このまま行けば夕方には、ドルアーガに着けるが寄り道するのか?」
「ドレイクしゃま、お願い、お願い!」
モワーフ族の唯一の女の子のミモフは、ドレイクにしがみついて頼んでいる。強面(コワモテ)のドレイクだが、可愛い子からの甘えには弱いようでタジタジしていた
「ドレイク、トーバには【誓いの丘】って名所があるの。ソコに行って2人の愛を誓いましょ、そうしましょ♬」
ドレイクはミモフだけでなく、妹のミンクにまでトーバに立ち寄る事を要求された
「ま、いっかぁ!多少寄り道しても夜にはドルアーガに着くからなっ!リクエストに応えてやるのも上に立つ者の務め。って言うしな!」
小さな2人の女の子からせがまれて、ドレイクは考える事をやめた
「ミルクアイス、ミクイも興味ある!優輝、奢れ!いつも助けてやってるんだから遠慮なく奢れ!!」
「( ̄▽ ̄;)遠慮なく奢れ!って何だよ…」
アサシンのミクイも食べたいようだ
当然の様に優輝にたかる気だ
【港町トーバ】
「さぁドレイク、私達は【誓いの丘】に向かいましょ!ほらほら♪」
ミンクは早く丘に行って、ドレイクと将来を誓い合いたいようでソワソワしている
「ねぇアドルぅ、私達ももう1回誓いに行こうよぉ」
前に来た時はアドルに引っ張り回されたアリスだったが、アドルの気持ちを受け入れた彼女(アリス)は、今ではアドルの手を引っ張る側だ
「おいおい、お前達までコッチに来たら、誰がモワーフの3人を護衛するんだ?」
モワーフ族は数が少なく、その愛くるしい姿から貴族達に高値で売られる為、悪党どもに狙われやすいようだ
「あの、俺がついていくから…」
「あー……」
ドレイクは明らかに不安気な顔をした。するとサーシャがカルーアの手を掴み、2人の手を高々とあげた
「私達がついていくから安心ですの!」
「ハイエルフのカルーアが観てくれるなら、大丈夫だな!」
「俺って一体…」
優輝では納得しなかったドレイクが、カルーアが居るならと納得した事に気落ちする優輝
「優輝…ドンマイ…」
「ミクイ…慰めるなら、せめて姿を現してしてください…」
アサシンマスターのミクイは、普段から姿を消して行動しているので今も普通に姿を消している
【誓いの丘】
「見て見てドレイク、あそこに立派な石碑があるわ!アソコで誓い合うのよ」
「そうだね、この前ボクとアリスも誓い合ったよね」
石碑の前まで来ると、アリスはアドルの両手を掴み少し下へ引っ張った。少し前屈みになったアドル
「んっ!?」
アリスは目を閉じ顔を少しあげた。アドルは優しくアリスにKissした
「んまっ!噂では石碑の前で手を取り合って誓いを言い合う。って話だったけど…そのやり方の方が効き目がありそうね!」
「分かった、分かった」
ミンクもドレイクの手を掴み、グイグイ下に引っ張っていた。ただ、どれだけ引っ張っても…ドレイクとミンクの身長差は1メートル近くあるので、結局ドレイクが膝を曲げグッと頭を下げてKissしていた
「あの…聞いても良いかな?」
「何だ?イシスの勇者」
「2人は兄妹なんだよね?その…兄妹で本気で結婚する気なの?血が近いと生まれた子供が…」
「あぁ、ヒューマン系の種族だと、血が近い者同士で子供を作ると奇形児が生まれやすいって話しの事ね?私達…特に臥龍の一族は産卵するのよ」
「えっ?卵を産むのかい?」
「そうよ、ドラゴンの血が濃いのが臥龍の特徴なの。だから臥龍ほどドラゴンの血が濃いと、ドラゴンの様に子供は卵で生まれて来るの
たぶん、その関係で血が近いほど逆に高い能力の子が生まれやすいらしいわ。だから臥龍の一族は兄弟での結婚は珍しくないの、むしろ普通の事よ」
「へぇ、そうなんだね。なら納得出来たよ」
どうやら臥龍族は単に強いだけでなく、身体の構造や出産方法までも人間たちは違うようだ
【喫茶ジュゴン】
「わーい、久しぶりに来たでしゅ!」
「待てよミモフ」
「マモフも急いで!」
モワーフ族の3人は、久しぶりにミルクアイスが食べられるので、駆け足でお店に入って行った
カルーアとサーシャはゆっくりと、優輝は見えない何かに手を掴まれて、引きずられる様に店へ向かう…
「ガチャ」
ミモフ達が店内に入ると、全然客が居なかった。時間は夕方の少し前、つまりオヤツの時間とも言えるのに…客が全然居ない
幼いミモフ達は、その事に違和感を感じなかったが、店の奥から聞こえてきた大声に足を止めた
「おい!この店の家賃を3ヶ月も滞納しやがって、どういうつもりだ、あぁん!」
強面(こわもて)の男がエプロンを付けた、気の優しそうなオジサンの胸ぐらを掴んで問い詰めていた
「最近アチコチで戦争続きで客も減り、その戦争の影響で食材も高騰してまして…」
「んな事ぁ関係ねーんだよ!こんな田舎だから、格安のひと月30万で貸してるだろーが!とっとと払いやがれ!」
強面の男の言い様は既に恐喝だった。気の優しそうなオジサンは、強く言い返す事が出来ない様だ
「店長を離すでしゅ!」
なんとミモフが強面の男に臆する事なく、店長を助ける為に突っ込んで行った
続く
モワーフ族の3人を乗せ【ドルアーガ王国】を目指す一行。彼らは特にカルーアとサーシャに懐いている
「くっ、わたしとした事が…このもふもふ感から抜け出せなくなるなんて…」
とか言いながらマモフを撫でているカルーア。彼女が家族以外の前でこんなに緩みきった顔を見せているのは凄く珍しい
「まあ!普段COOLなお姉様からは、想像もつかない程ハマったみたいですの♪」
「そ、そんな事を言うけど…サーシャの方がよっぽどハマってるじゃないか!」
かくいうサーシャも、ミモフとメモフを抱き抱えてモフモフしていた。そんな感じで、魔物などの困難が何一つ立ちはだかる事もないまま、順調にドルアーガ王国に近づいていた
「ドレイクしゃま、ミモフ、トーバでミルクアイス食べたいでしゅ!」
「ミルクアイスってなぁにぃ?」
最近、食が太くなってきたアリスが、何やら興味を引くアイスの話に反応した。牛のような家畜から絞ったミルクで作ったアイスに、殺菌効果のある花の葉が1枚乗っている物らしい
「そう言えば、港町トーバで若い女の子が沢山入ってる喫茶店があったよね。そこのお店かな?」
「このまま行けば夕方には、ドルアーガに着けるが寄り道するのか?」
「ドレイクしゃま、お願い、お願い!」
モワーフ族の唯一の女の子のミモフは、ドレイクにしがみついて頼んでいる。強面(コワモテ)のドレイクだが、可愛い子からの甘えには弱いようでタジタジしていた
「ドレイク、トーバには【誓いの丘】って名所があるの。ソコに行って2人の愛を誓いましょ、そうしましょ♬」
ドレイクはミモフだけでなく、妹のミンクにまでトーバに立ち寄る事を要求された
「ま、いっかぁ!多少寄り道しても夜にはドルアーガに着くからなっ!リクエストに応えてやるのも上に立つ者の務め。って言うしな!」
小さな2人の女の子からせがまれて、ドレイクは考える事をやめた
「ミルクアイス、ミクイも興味ある!優輝、奢れ!いつも助けてやってるんだから遠慮なく奢れ!!」
「( ̄▽ ̄;)遠慮なく奢れ!って何だよ…」
アサシンのミクイも食べたいようだ
当然の様に優輝にたかる気だ
【港町トーバ】
「さぁドレイク、私達は【誓いの丘】に向かいましょ!ほらほら♪」
ミンクは早く丘に行って、ドレイクと将来を誓い合いたいようでソワソワしている
「ねぇアドルぅ、私達ももう1回誓いに行こうよぉ」
前に来た時はアドルに引っ張り回されたアリスだったが、アドルの気持ちを受け入れた彼女(アリス)は、今ではアドルの手を引っ張る側だ
「おいおい、お前達までコッチに来たら、誰がモワーフの3人を護衛するんだ?」
モワーフ族は数が少なく、その愛くるしい姿から貴族達に高値で売られる為、悪党どもに狙われやすいようだ
「あの、俺がついていくから…」
「あー……」
ドレイクは明らかに不安気な顔をした。するとサーシャがカルーアの手を掴み、2人の手を高々とあげた
「私達がついていくから安心ですの!」
「ハイエルフのカルーアが観てくれるなら、大丈夫だな!」
「俺って一体…」
優輝では納得しなかったドレイクが、カルーアが居るならと納得した事に気落ちする優輝
「優輝…ドンマイ…」
「ミクイ…慰めるなら、せめて姿を現してしてください…」
アサシンマスターのミクイは、普段から姿を消して行動しているので今も普通に姿を消している
【誓いの丘】
「見て見てドレイク、あそこに立派な石碑があるわ!アソコで誓い合うのよ」
「そうだね、この前ボクとアリスも誓い合ったよね」
石碑の前まで来ると、アリスはアドルの両手を掴み少し下へ引っ張った。少し前屈みになったアドル
「んっ!?」
アリスは目を閉じ顔を少しあげた。アドルは優しくアリスにKissした
「んまっ!噂では石碑の前で手を取り合って誓いを言い合う。って話だったけど…そのやり方の方が効き目がありそうね!」
「分かった、分かった」
ミンクもドレイクの手を掴み、グイグイ下に引っ張っていた。ただ、どれだけ引っ張っても…ドレイクとミンクの身長差は1メートル近くあるので、結局ドレイクが膝を曲げグッと頭を下げてKissしていた
「あの…聞いても良いかな?」
「何だ?イシスの勇者」
「2人は兄妹なんだよね?その…兄妹で本気で結婚する気なの?血が近いと生まれた子供が…」
「あぁ、ヒューマン系の種族だと、血が近い者同士で子供を作ると奇形児が生まれやすいって話しの事ね?私達…特に臥龍の一族は産卵するのよ」
「えっ?卵を産むのかい?」
「そうよ、ドラゴンの血が濃いのが臥龍の特徴なの。だから臥龍ほどドラゴンの血が濃いと、ドラゴンの様に子供は卵で生まれて来るの
たぶん、その関係で血が近いほど逆に高い能力の子が生まれやすいらしいわ。だから臥龍の一族は兄弟での結婚は珍しくないの、むしろ普通の事よ」
「へぇ、そうなんだね。なら納得出来たよ」
どうやら臥龍族は単に強いだけでなく、身体の構造や出産方法までも人間たちは違うようだ
【喫茶ジュゴン】
「わーい、久しぶりに来たでしゅ!」
「待てよミモフ」
「マモフも急いで!」
モワーフ族の3人は、久しぶりにミルクアイスが食べられるので、駆け足でお店に入って行った
カルーアとサーシャはゆっくりと、優輝は見えない何かに手を掴まれて、引きずられる様に店へ向かう…
「ガチャ」
ミモフ達が店内に入ると、全然客が居なかった。時間は夕方の少し前、つまりオヤツの時間とも言えるのに…客が全然居ない
幼いミモフ達は、その事に違和感を感じなかったが、店の奥から聞こえてきた大声に足を止めた
「おい!この店の家賃を3ヶ月も滞納しやがって、どういうつもりだ、あぁん!」
強面(こわもて)の男がエプロンを付けた、気の優しそうなオジサンの胸ぐらを掴んで問い詰めていた
「最近アチコチで戦争続きで客も減り、その戦争の影響で食材も高騰してまして…」
「んな事ぁ関係ねーんだよ!こんな田舎だから、格安のひと月30万で貸してるだろーが!とっとと払いやがれ!」
強面の男の言い様は既に恐喝だった。気の優しそうなオジサンは、強く言い返す事が出来ない様だ
「店長を離すでしゅ!」
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続く
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