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夢忘れ編
逃亡者と追撃者
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【ヒルドゥルブ砦 西の森】
「はぁはぁはぁ…あの吸血鬼に見つかったら殺されちゃうわ」
ロミータは夜の森の中を必死に走っていた。B級SF映画に出てきそうな機械化少女の乱入の機に、砦の外へと飛び出しあてもなく走り続けていた
(ロミーの考えが甘かったわ。地球とは違うファンタジーな場所に生まれ変わったら、その世界が自分に都合良くあってくれるなんて…そんなの映画や漫画の中だけの話だったんだわ…)
地球だけでなく、このファンタジー世界も対象が別のモノに変わるだけで、生き抜くことに関しては決して楽ではないことを悟ったロミータ
「でも、どこへ逃げれば良いの?どこへ逃げれば助かるの!?」
具体的な目的地など無かったが、あの場から逃げ出すことが生き延びる為には必須だったのだが…
「ガシッ!」
「嘘!?やめてっ!ロミーを殺さないで!」
ロミータは地球ではVTuberをして生活していた。自室がメインの職場である彼女らは、世間的には体力の乏しい者だと思われガチだが逆に、配信者は体力が大切だと考える者は多い
事実ロミータも亜沙美と同居しだしてからは、彼女も自分が通い慣れているジムに誘い共に汗を流して体力維持に気を使っていた
しかし、見知らぬ夜の山中を全力疾走するのは、通い慣れた舗装されているジョギングコースとは全く話が違った
「待ちなよ。はぁはぁ…わたしだよ、カルーアだよ…意外と足が速いんだね。探したよ、ぜぇぜぇ…」
「あ、三姉妹のエルフちゃん?」
ロミータの手を掴んだのは、彼女の次に部屋を飛び出したカルーアだった
「どこへ逃げるつもりなんだい?」
「そんなの分からないわ。どこでも良いから、次期王女の立場を捨てて村娘の1人として静かに暮らしたいの!」
たった1人で異世界に来てしまったロミータに、頼れる知人など居るはずもない。ただ、自分の生活力には多少の自信があるので、どこかで雇われて人並みに過ごしたいのだろう
「分かったよ。それなら、わたし達が住んでいる【ヘルメスの街】に来るかい?きっと姉妹やヒイロも優しくしてくれるよ」
カルーアはエリスア様との約束を反故にする覚悟をしていた。その時、ロミーの部屋では…
【次期王女の部屋】
「ズシンズシン…」
機械化少女が真っ直ぐサーシャを見つめて歩いている事に気がついたディーは、2人の間に立ち塞がった
「この吾輩を無視するとは~貴女、良い度胸をしているじゃあ~りませんかっ!しかぁしっ!!彼女は偉大なるエリスア様の御息女。貴女の養分にさせる訳には参りませんなぁ♪」
まるで自分が主役の舞台で、物語の見せ場でもやってきた!かの様に意気揚々と振る舞っているディー
「クケケケケ…」
もはや生気を失った人のような目で、目の前の吸血鬼が魔力たっぷりで美味しそうなサーシャを食するのを否定する邪魔者だと理解した機械化少女は、左右の指をギシギシ鳴らし戦闘態勢をとった
「キシャァァァ!!」
ディーの上半身にその両腕の指を突き刺すかの様にダッシュし、イッキに間合いを詰めた機械化少女だが…
「ん~ふふふ。フハハハハハハ♪有栖お嬢さんから聞いていますよぉ~。貴女たち機械の弱点というものをねぇ~♪」
半分機械と化している少女が、自分を殺す為に殺気も無く飛び込んで来られる場面など、普通の者なら恐怖で足を動かすのも大変な状況なのだが…ディーは余裕な表情で迎え撃つ気のようだ
「ドプン…」
ディーが呪文を詠唱すると、機械化少女は直径2メートルほどの水の塊に包み込まれた
「ガン・ズンロウっ!!」
高々と上げた両手を機械化少女に向けて振り下ろすと…彼の両指先からドス黒い雷の束が、その水の塊の中へと流れ込んだ
「グゲェェェェ!!」
激しく黒光りする水の塊。その中に封じられた機械化少女は、全身を中と外から焼かれた
「ゴトン…」
数秒間、水に漬けられた状態で電撃を浴びせられた事により、体内外を焼き尽くされた機械化少女は、ピクリとも動かぬタダの物質へと成り変わった
「す、凄いですの。1撃で倒してしまいましたの…」
「つんよいノ…」
中立の町から帰ってきたアリスとエリエスから、交戦した機械化少女の異常なまでの強さを聞かされていたサーシャとコハラコは、たった1撃で余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)に撃破したディーの強さに驚かされている
「あーハッハッハッハ!むぉ~っとお褒めになってくれても良いのですよぉ。エリスア様の娘さん方♪」
最近は自分の強さを讃えられることが無かったディー。しかも、彼の崇拝するザッドが信奉する惑星神の娘からの賛辞となれば、格別な褒め言葉となったようだ
「すわ~てと、身分不相応な邪魔者も排除したことですし~次はいよいよ~」
「待ってください!ロミー様の生命だけは…生命だけは!」
考えられない異常事態の連続に、今まで身動き1つ取れなかったクリストファーが、敵の大幹部とも言えるディーに深々と頭を下げ、ロミータの命乞いをしていた
「チッチッチッチ。そこなお嬢さん~その行動は間違いでぇすよ~。吾輩は戦争終結の為に、やむなくあの少女を殺さなくてはなぁりませ~ん。でぇすから~貴女がど~してもと言うのであぁれば~、実力行使で吾輩を打ち倒す以外に方法は無いのでぇすよ~?」
「それが出来れば…」
ディーの言うことはもっともだった。敵対関係にある2人なのだから、どちらかの行動を阻止するのであれば相手を倒す以外に道は無いのだ
「ま、そうでしょうね~。では、貴女はそこで、運良くあのお姫様が、吾輩から逃げおおせることを願うのですなぁ!」
そう言うとディー・アモンは、逃げ出したロミータを追い掛けて夜の闇へと飛び出して行った
「ごめんなさいですの。サーシャはナニも出来なかったですの…」
「できなかったですノ…」
自分の無力さを謝罪するサーシャと、どうするべきなのか答えも出せなかったことを謝罪するコハラコだが…
「い、いいえ。本当なら私が全く足止めにすらならないと分かっていても、生命を投げ出して戦わないとイケなかったのですから…」
クリストファーも、ロミー姫の直属護衛騎士でありながら、ディーに対して何の抵抗も出来なかったことを嘆いていた
【砦の西の森】
「待って、取り敢えず認識阻害の結界を張ろう。こんな森の中で人型の生命反応なんて、わたし達だけだからね。魔法探知されたらアッサリ見つかってしまうよ」
「あ、有難うございます」
覚悟を決めたカルーアは、ロミータが逃げ延びられる為に最大限の協力をしていた
「ほら水だよ。走り続けただろうから喉が乾いているでしょ?それと干した芋だよ」
「た、助かりますカルーアさん」
ロミータは、カルーアから提供された水と干し芋を喉に流し込んだ
「静かに慌てずに移動しよう。間もなく朝日が登る。そうしたら、彼がいかに無敵な吸血鬼であっても行動が制限されるハズだからね。もしかしたら引き上げてくれるかもだし…」
カルーアは自分が全力を出しても、ディーに勝てる可能性は薄いと考えている。消極的な作戦だが、吸血鬼の天敵である朝日を待つのが得策だと考えたようだ
「そ、そうですね。朝日が登るまでの約1時間を、運良く逃げ延びられれば助かるかもですね」
「そうだよ。諦めちゃイケないよ。わたしだけでも、キミを全力で助けようじゃないか」
ロミータはカルーアの言葉に、自分が助かる可能性がゼロではないと感じた時だった
「ふっ。ふHAHAHA。それを見過ごす吾輩だと、お思いでぇすか~?」
「ひいっ!」
「う、嘘でしょ?わたしの認識阻害が効かないなんて…」
頭上から聞こえてきた恐ろしい声。先程、ロミーの部屋で室内の全員を恐怖で凍りつかせたディーの声だ
「フハハハハハハ。吾輩の眷属のメインはコウモリなのですよぉ?彼らは非常に夜目が効きましてねぇ、森の中を走り続けるお2人をずっと見張ってくれていたのでぇす♪」
「なんてこった…」
カルーアはその説明を聞くと、こんな真っ暗な夜の森の中で認識阻害を張っている自分たちを、彼がアッサリと見つけられた理由を理解した
「さてエルフ族の…あ~。正確には進化型超人類の末裔のお嬢さん。貴女がた三姉妹は、魔族との戦争には関わりたくないのでしょう?平和な日々を望むのなぁら、そこで彼女が殺されるのを見過ごしなさぁい」
「た、助けてカルーアちゃん…」
頭上から目の前に降り立った吸血鬼ディー・アモンから発せられる恐怖に、その場にへたり込みお漏らししてしまっているロミータは、ただただか細い声でカルーアに救いを求めることしか出来なかった
続く
次回予告
エリスア様との約束を反故にして、ロミータの生命を狙うディー・アモンから彼女を救うと決意したカルーアは、まず勝てないと理解しながらも戦うことを選ぶ
かつて最強の魔王と呼ばれたザッド・クルスの忠実にして最強の闇の伯爵ディー・アモンに、カルーアを勝利を見い出せるのだろうか?
「はぁはぁはぁ…あの吸血鬼に見つかったら殺されちゃうわ」
ロミータは夜の森の中を必死に走っていた。B級SF映画に出てきそうな機械化少女の乱入の機に、砦の外へと飛び出しあてもなく走り続けていた
(ロミーの考えが甘かったわ。地球とは違うファンタジーな場所に生まれ変わったら、その世界が自分に都合良くあってくれるなんて…そんなの映画や漫画の中だけの話だったんだわ…)
地球だけでなく、このファンタジー世界も対象が別のモノに変わるだけで、生き抜くことに関しては決して楽ではないことを悟ったロミータ
「でも、どこへ逃げれば良いの?どこへ逃げれば助かるの!?」
具体的な目的地など無かったが、あの場から逃げ出すことが生き延びる為には必須だったのだが…
「ガシッ!」
「嘘!?やめてっ!ロミーを殺さないで!」
ロミータは地球ではVTuberをして生活していた。自室がメインの職場である彼女らは、世間的には体力の乏しい者だと思われガチだが逆に、配信者は体力が大切だと考える者は多い
事実ロミータも亜沙美と同居しだしてからは、彼女も自分が通い慣れているジムに誘い共に汗を流して体力維持に気を使っていた
しかし、見知らぬ夜の山中を全力疾走するのは、通い慣れた舗装されているジョギングコースとは全く話が違った
「待ちなよ。はぁはぁ…わたしだよ、カルーアだよ…意外と足が速いんだね。探したよ、ぜぇぜぇ…」
「あ、三姉妹のエルフちゃん?」
ロミータの手を掴んだのは、彼女の次に部屋を飛び出したカルーアだった
「どこへ逃げるつもりなんだい?」
「そんなの分からないわ。どこでも良いから、次期王女の立場を捨てて村娘の1人として静かに暮らしたいの!」
たった1人で異世界に来てしまったロミータに、頼れる知人など居るはずもない。ただ、自分の生活力には多少の自信があるので、どこかで雇われて人並みに過ごしたいのだろう
「分かったよ。それなら、わたし達が住んでいる【ヘルメスの街】に来るかい?きっと姉妹やヒイロも優しくしてくれるよ」
カルーアはエリスア様との約束を反故にする覚悟をしていた。その時、ロミーの部屋では…
【次期王女の部屋】
「ズシンズシン…」
機械化少女が真っ直ぐサーシャを見つめて歩いている事に気がついたディーは、2人の間に立ち塞がった
「この吾輩を無視するとは~貴女、良い度胸をしているじゃあ~りませんかっ!しかぁしっ!!彼女は偉大なるエリスア様の御息女。貴女の養分にさせる訳には参りませんなぁ♪」
まるで自分が主役の舞台で、物語の見せ場でもやってきた!かの様に意気揚々と振る舞っているディー
「クケケケケ…」
もはや生気を失った人のような目で、目の前の吸血鬼が魔力たっぷりで美味しそうなサーシャを食するのを否定する邪魔者だと理解した機械化少女は、左右の指をギシギシ鳴らし戦闘態勢をとった
「キシャァァァ!!」
ディーの上半身にその両腕の指を突き刺すかの様にダッシュし、イッキに間合いを詰めた機械化少女だが…
「ん~ふふふ。フハハハハハハ♪有栖お嬢さんから聞いていますよぉ~。貴女たち機械の弱点というものをねぇ~♪」
半分機械と化している少女が、自分を殺す為に殺気も無く飛び込んで来られる場面など、普通の者なら恐怖で足を動かすのも大変な状況なのだが…ディーは余裕な表情で迎え撃つ気のようだ
「ドプン…」
ディーが呪文を詠唱すると、機械化少女は直径2メートルほどの水の塊に包み込まれた
「ガン・ズンロウっ!!」
高々と上げた両手を機械化少女に向けて振り下ろすと…彼の両指先からドス黒い雷の束が、その水の塊の中へと流れ込んだ
「グゲェェェェ!!」
激しく黒光りする水の塊。その中に封じられた機械化少女は、全身を中と外から焼かれた
「ゴトン…」
数秒間、水に漬けられた状態で電撃を浴びせられた事により、体内外を焼き尽くされた機械化少女は、ピクリとも動かぬタダの物質へと成り変わった
「す、凄いですの。1撃で倒してしまいましたの…」
「つんよいノ…」
中立の町から帰ってきたアリスとエリエスから、交戦した機械化少女の異常なまでの強さを聞かされていたサーシャとコハラコは、たった1撃で余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)に撃破したディーの強さに驚かされている
「あーハッハッハッハ!むぉ~っとお褒めになってくれても良いのですよぉ。エリスア様の娘さん方♪」
最近は自分の強さを讃えられることが無かったディー。しかも、彼の崇拝するザッドが信奉する惑星神の娘からの賛辞となれば、格別な褒め言葉となったようだ
「すわ~てと、身分不相応な邪魔者も排除したことですし~次はいよいよ~」
「待ってください!ロミー様の生命だけは…生命だけは!」
考えられない異常事態の連続に、今まで身動き1つ取れなかったクリストファーが、敵の大幹部とも言えるディーに深々と頭を下げ、ロミータの命乞いをしていた
「チッチッチッチ。そこなお嬢さん~その行動は間違いでぇすよ~。吾輩は戦争終結の為に、やむなくあの少女を殺さなくてはなぁりませ~ん。でぇすから~貴女がど~してもと言うのであぁれば~、実力行使で吾輩を打ち倒す以外に方法は無いのでぇすよ~?」
「それが出来れば…」
ディーの言うことはもっともだった。敵対関係にある2人なのだから、どちらかの行動を阻止するのであれば相手を倒す以外に道は無いのだ
「ま、そうでしょうね~。では、貴女はそこで、運良くあのお姫様が、吾輩から逃げおおせることを願うのですなぁ!」
そう言うとディー・アモンは、逃げ出したロミータを追い掛けて夜の闇へと飛び出して行った
「ごめんなさいですの。サーシャはナニも出来なかったですの…」
「できなかったですノ…」
自分の無力さを謝罪するサーシャと、どうするべきなのか答えも出せなかったことを謝罪するコハラコだが…
「い、いいえ。本当なら私が全く足止めにすらならないと分かっていても、生命を投げ出して戦わないとイケなかったのですから…」
クリストファーも、ロミー姫の直属護衛騎士でありながら、ディーに対して何の抵抗も出来なかったことを嘆いていた
【砦の西の森】
「待って、取り敢えず認識阻害の結界を張ろう。こんな森の中で人型の生命反応なんて、わたし達だけだからね。魔法探知されたらアッサリ見つかってしまうよ」
「あ、有難うございます」
覚悟を決めたカルーアは、ロミータが逃げ延びられる為に最大限の協力をしていた
「ほら水だよ。走り続けただろうから喉が乾いているでしょ?それと干した芋だよ」
「た、助かりますカルーアさん」
ロミータは、カルーアから提供された水と干し芋を喉に流し込んだ
「静かに慌てずに移動しよう。間もなく朝日が登る。そうしたら、彼がいかに無敵な吸血鬼であっても行動が制限されるハズだからね。もしかしたら引き上げてくれるかもだし…」
カルーアは自分が全力を出しても、ディーに勝てる可能性は薄いと考えている。消極的な作戦だが、吸血鬼の天敵である朝日を待つのが得策だと考えたようだ
「そ、そうですね。朝日が登るまでの約1時間を、運良く逃げ延びられれば助かるかもですね」
「そうだよ。諦めちゃイケないよ。わたしだけでも、キミを全力で助けようじゃないか」
ロミータはカルーアの言葉に、自分が助かる可能性がゼロではないと感じた時だった
「ふっ。ふHAHAHA。それを見過ごす吾輩だと、お思いでぇすか~?」
「ひいっ!」
「う、嘘でしょ?わたしの認識阻害が効かないなんて…」
頭上から聞こえてきた恐ろしい声。先程、ロミーの部屋で室内の全員を恐怖で凍りつかせたディーの声だ
「フハハハハハハ。吾輩の眷属のメインはコウモリなのですよぉ?彼らは非常に夜目が効きましてねぇ、森の中を走り続けるお2人をずっと見張ってくれていたのでぇす♪」
「なんてこった…」
カルーアはその説明を聞くと、こんな真っ暗な夜の森の中で認識阻害を張っている自分たちを、彼がアッサリと見つけられた理由を理解した
「さてエルフ族の…あ~。正確には進化型超人類の末裔のお嬢さん。貴女がた三姉妹は、魔族との戦争には関わりたくないのでしょう?平和な日々を望むのなぁら、そこで彼女が殺されるのを見過ごしなさぁい」
「た、助けてカルーアちゃん…」
頭上から目の前に降り立った吸血鬼ディー・アモンから発せられる恐怖に、その場にへたり込みお漏らししてしまっているロミータは、ただただか細い声でカルーアに救いを求めることしか出来なかった
続く
次回予告
エリスア様との約束を反故にして、ロミータの生命を狙うディー・アモンから彼女を救うと決意したカルーアは、まず勝てないと理解しながらも戦うことを選ぶ
かつて最強の魔王と呼ばれたザッド・クルスの忠実にして最強の闇の伯爵ディー・アモンに、カルーアを勝利を見い出せるのだろうか?
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