13 / 18
第十二話
しおりを挟む
試験日当日。
キュオンの館の庭には十数人の受験者が集まっていた。
その中にはどこか疲れた様子のアンジェルと楽しそうに周りを見渡すマリーナの姿もあった。
「結局、気になって付いてきてしまったわ。面倒事なんて絶対にごめんなのに」
「ホント、アンジェルは心配性なんだから」
マリーナを睨み付けると、その後ろから見知った顔がやって来た。
「お久しぶりです。アンジェルさん、マリーナさん」
「君はいつぞやの。王弟殿下の子だったの!?」
驚くアンジェルに首を振る。
「いいえ。僕はたまに遊びに来ているだけです。ここはロキシーの家ですよ」
「ロキシーって、あの時の女の子……。 つまりはあの子が勇者!?」
「あぁ、だから見覚えがあったのねぇ。惜しいことしたわぁ」
目玉が飛び出そうなほどに驚いているアンジェルと、残念そうにため息をつマリーナの対照的な反応が面白かったのか、クスクスと笑う。
「あなたたちがいると知ったら彼女は喜ぶでしょう。今日は頑張ってくださいね、応援してますから」
そう言うとガウレオは屋敷へと戻っていった。
彼の振る手にぼんやりと返しながら、アンジェルは乾いた笑いをしていてた。
「勇者、あんなちっちゃい子が勇者」
「もうしっかりしてよぉ。だいたい、予言で選ばれた時に選出の式典が行われたんじゃないの?」
「その時はちょうどダンジョンに潜ってたのよ! だいたい、勇者に興味なんてなかったし」
騒ぐ彼女たちのところに全身黒ずくめの格好をした三人組が近寄ってきた。全員、体の曲線が出るピッチリとした変わった生地の服を来ており、特に真ん中の女性は長い黒髪を後ろに流し、胸の谷間には大きな切れ目を入れていて一際目立っていた。
「奇偶だな、アンジェル。こんなところで会えるとは。君はこういう目立つところは嫌いだと思ってたよ」
「悪いけど近寄らないでくれない? サラ。痴女が移るわ」
「そういうなよ。こうやって会えたんだ。どうだい、そこの繁みで少し休まないか」
「相変わらず気持ち悪いわね、アンタは。」
そう言いながら、サラと呼ばれた女性が然り気無く伸ばしてきた手を叩く。
『恋する』サラ、自分好みの人を見るとそれが殺し合いの最中でも、口説かずに要られない性格からそう呼ばれるが、彼女を語る上でもうひとつ、特徴的なところがある。
「何度も言うけど、アタシはアンタの女になんてならないわよ。アンタと違って、アタシは男がいいの」
「あんな野蛮で下品なのがいいなんて、信じられないよ。少年なら辛うじてありだが」
下品なのはアンタもでしょうが、という言葉をなんとか呑みこむ。
気疲れから来る頭痛を押さえながら隣をみると、マリーナが面白そうなものを見つけたといった顔をしてサラに話しかけていた。
「はじめまして。私はぁ」
「すまない。君みたいなブスは好みじゃないから話し掛けないでくれ」
その言葉にマリーナは固まる。彼女はこれまでブスと言われたことはない。実際、一人で酒場に行けばいつも男達が進んで奢ってくれた。そんな彼女だからこそ、なんと言われたのか理解が遅れてしまう。
「もしかしてこんなのが君の趣味なのか? 小柄な癖に胸と尻が腫れ上がった、潰れた瓢箪みたいな体型が君の好みなのか!?」
「だから、アタシは違うって言ってるでしょ! マリーナもなにか言っ、て……」
振り向いた先には見たことの無い形相のマリーナが立っていた。
こめかみには青筋が浮かび、眉と頬がヒクヒクと痙攣している。いつもは笑っている筈の目蓋はうっすらと開き、その目には明確な殺意を帯びていた。
「ふふふ。面白いことを言う人ねぇ。私もその潰れた瓢箪とやらが見てみたいわぁ」
「ならそこの池を覗けばいいだろう。悪いが忙しいんだ。話し掛けないでくれ」
顔も向けようとしないサラの脳天に目掛けて、マリーナが手に持った戦鎚を振り下ろしたその時、それを後ろから摑んで止めた者がいた。
「落ち着きなよ、お嬢ちゃん。サラはあんたに焼きもちをしてるのさ」
驚いて振り向くと、そこにはまるでメロンのような大きさの胸が並んでいた。
いくらマリーナの背が低いといっても、一般女性より頭一つ低いかどうかだ。そんな彼女と比べて、その女性は頭二つはゆうに高かった。
マリーナを見下ろす顔は人懐っこそうな笑みを浮かべている。しかし、瞳が縦に割れていて少し圧迫感があり、更に黄色髪に黒髪の混ざった頭部から動物のような丸い耳を覗かせていた。
「獣人族?」
「見るのは初めてかい、お嬢ちゃん。あたいは獣人族のタイガさ。よろしくな」
「ありがとう、タイガ。お陰で目の前で人が潰されずにすんだわ」
「おぉ、アンジェル! 久しぶりだなぁ!」
そう言うと戦鎚から手を離す。
そしてアンジェルに抱きつくと、その女性としては大きく、筋肉質な体でもって、易々と彼女を持ち上げて回り始めた。
「大きくなったなぁ! ちょっと重くなったか?」
「最後に会ってからまだ一ヶ月も経ってないでしょ。なんで、ずっと会ってなかったみたいに言うのよ! 早く下ろして!」
すまんすまん、と謝りながら下ろすと、今度はサラに抱き付こうとするが止められる。
「すまない。獣人族の挨拶はボクには刺激が強すぎるんだ」
「そうかい、残念だね。それにしてもご覧よ。こんなに有名どころが集まったのは十年ぶりかね。それに見たこともない顔がちらほら」
「ああ。ただ彼女達、かなり愛想が悪いよ。ボクが誘っても誰一人、乗ってこなかった」
不満げにため息をつくサラに冷めた目を向けつつ、アンジェルは小さな声で話し出す。
「さっきから嫌な感じがしてるんだけど、もしかしてあの人たち、王弟殿下の命を狙う刺客だったりしないわよね」
「さてね。只者じゃないのは確かさ。目付きと匂いが冒険者のそれとは違う。特にあの木の下にいる女。あれは特にやばいよ」
『孤高』と呼ばれる彼女がやばいとまでいう女。そこにいたのは腰まで伸びた、海のように深い青髪をお下げに結った、アンジェルと同じくらいの年頃の少女だった。
キュオンの館の庭には十数人の受験者が集まっていた。
その中にはどこか疲れた様子のアンジェルと楽しそうに周りを見渡すマリーナの姿もあった。
「結局、気になって付いてきてしまったわ。面倒事なんて絶対にごめんなのに」
「ホント、アンジェルは心配性なんだから」
マリーナを睨み付けると、その後ろから見知った顔がやって来た。
「お久しぶりです。アンジェルさん、マリーナさん」
「君はいつぞやの。王弟殿下の子だったの!?」
驚くアンジェルに首を振る。
「いいえ。僕はたまに遊びに来ているだけです。ここはロキシーの家ですよ」
「ロキシーって、あの時の女の子……。 つまりはあの子が勇者!?」
「あぁ、だから見覚えがあったのねぇ。惜しいことしたわぁ」
目玉が飛び出そうなほどに驚いているアンジェルと、残念そうにため息をつマリーナの対照的な反応が面白かったのか、クスクスと笑う。
「あなたたちがいると知ったら彼女は喜ぶでしょう。今日は頑張ってくださいね、応援してますから」
そう言うとガウレオは屋敷へと戻っていった。
彼の振る手にぼんやりと返しながら、アンジェルは乾いた笑いをしていてた。
「勇者、あんなちっちゃい子が勇者」
「もうしっかりしてよぉ。だいたい、予言で選ばれた時に選出の式典が行われたんじゃないの?」
「その時はちょうどダンジョンに潜ってたのよ! だいたい、勇者に興味なんてなかったし」
騒ぐ彼女たちのところに全身黒ずくめの格好をした三人組が近寄ってきた。全員、体の曲線が出るピッチリとした変わった生地の服を来ており、特に真ん中の女性は長い黒髪を後ろに流し、胸の谷間には大きな切れ目を入れていて一際目立っていた。
「奇偶だな、アンジェル。こんなところで会えるとは。君はこういう目立つところは嫌いだと思ってたよ」
「悪いけど近寄らないでくれない? サラ。痴女が移るわ」
「そういうなよ。こうやって会えたんだ。どうだい、そこの繁みで少し休まないか」
「相変わらず気持ち悪いわね、アンタは。」
そう言いながら、サラと呼ばれた女性が然り気無く伸ばしてきた手を叩く。
『恋する』サラ、自分好みの人を見るとそれが殺し合いの最中でも、口説かずに要られない性格からそう呼ばれるが、彼女を語る上でもうひとつ、特徴的なところがある。
「何度も言うけど、アタシはアンタの女になんてならないわよ。アンタと違って、アタシは男がいいの」
「あんな野蛮で下品なのがいいなんて、信じられないよ。少年なら辛うじてありだが」
下品なのはアンタもでしょうが、という言葉をなんとか呑みこむ。
気疲れから来る頭痛を押さえながら隣をみると、マリーナが面白そうなものを見つけたといった顔をしてサラに話しかけていた。
「はじめまして。私はぁ」
「すまない。君みたいなブスは好みじゃないから話し掛けないでくれ」
その言葉にマリーナは固まる。彼女はこれまでブスと言われたことはない。実際、一人で酒場に行けばいつも男達が進んで奢ってくれた。そんな彼女だからこそ、なんと言われたのか理解が遅れてしまう。
「もしかしてこんなのが君の趣味なのか? 小柄な癖に胸と尻が腫れ上がった、潰れた瓢箪みたいな体型が君の好みなのか!?」
「だから、アタシは違うって言ってるでしょ! マリーナもなにか言っ、て……」
振り向いた先には見たことの無い形相のマリーナが立っていた。
こめかみには青筋が浮かび、眉と頬がヒクヒクと痙攣している。いつもは笑っている筈の目蓋はうっすらと開き、その目には明確な殺意を帯びていた。
「ふふふ。面白いことを言う人ねぇ。私もその潰れた瓢箪とやらが見てみたいわぁ」
「ならそこの池を覗けばいいだろう。悪いが忙しいんだ。話し掛けないでくれ」
顔も向けようとしないサラの脳天に目掛けて、マリーナが手に持った戦鎚を振り下ろしたその時、それを後ろから摑んで止めた者がいた。
「落ち着きなよ、お嬢ちゃん。サラはあんたに焼きもちをしてるのさ」
驚いて振り向くと、そこにはまるでメロンのような大きさの胸が並んでいた。
いくらマリーナの背が低いといっても、一般女性より頭一つ低いかどうかだ。そんな彼女と比べて、その女性は頭二つはゆうに高かった。
マリーナを見下ろす顔は人懐っこそうな笑みを浮かべている。しかし、瞳が縦に割れていて少し圧迫感があり、更に黄色髪に黒髪の混ざった頭部から動物のような丸い耳を覗かせていた。
「獣人族?」
「見るのは初めてかい、お嬢ちゃん。あたいは獣人族のタイガさ。よろしくな」
「ありがとう、タイガ。お陰で目の前で人が潰されずにすんだわ」
「おぉ、アンジェル! 久しぶりだなぁ!」
そう言うと戦鎚から手を離す。
そしてアンジェルに抱きつくと、その女性としては大きく、筋肉質な体でもって、易々と彼女を持ち上げて回り始めた。
「大きくなったなぁ! ちょっと重くなったか?」
「最後に会ってからまだ一ヶ月も経ってないでしょ。なんで、ずっと会ってなかったみたいに言うのよ! 早く下ろして!」
すまんすまん、と謝りながら下ろすと、今度はサラに抱き付こうとするが止められる。
「すまない。獣人族の挨拶はボクには刺激が強すぎるんだ」
「そうかい、残念だね。それにしてもご覧よ。こんなに有名どころが集まったのは十年ぶりかね。それに見たこともない顔がちらほら」
「ああ。ただ彼女達、かなり愛想が悪いよ。ボクが誘っても誰一人、乗ってこなかった」
不満げにため息をつくサラに冷めた目を向けつつ、アンジェルは小さな声で話し出す。
「さっきから嫌な感じがしてるんだけど、もしかしてあの人たち、王弟殿下の命を狙う刺客だったりしないわよね」
「さてね。只者じゃないのは確かさ。目付きと匂いが冒険者のそれとは違う。特にあの木の下にいる女。あれは特にやばいよ」
『孤高』と呼ばれる彼女がやばいとまでいう女。そこにいたのは腰まで伸びた、海のように深い青髪をお下げに結った、アンジェルと同じくらいの年頃の少女だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる