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第8章 現実と新世界と…編

たまには、せっちゃん達と……

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カナエの初級ダンジョンのシークレットである【竜宮の入江】でBBQの後……

「私達はレジャーランドに行くね」

エルとアーデ、リンちゃんとマナちゃんは【フリーパス】を手に入れたから、遊びに行くみたいだ。

「遊ぶのもいいけど、キャンペーン中だからダンジョンアタックした方が良いよ?」

「わかってるよ。海底ホテルを拠点に他のダンジョンも回るつもり」

「先ずは、拠点の確保です!」

「そう、じゃあ…… 私は別行動するね?」

「一緒じゃないの?」

「リンちゃんとマナちゃんが一緒なら、戦力的には大丈夫でしょう。今の内にLvアップ頑張ってね」

「「「「はぁい♪」」」」

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 ~ 冒険屋 クラントレーニングルーム ~

「お待たせしました?」

私はトレーニングルームにいた先客の【ジノさん】に声をかける。

「いや、大丈夫だ。始めるかい?」

「お願いします!」

「よし、『へんしん♪』来い!」

ジノさんが【仮面のヒーロー】に姿を変える。

私は……【神刀 巴御前 黒桜】を構えて、ジノさんと向き合う……

「行きます! やぁ~!」

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「前より良くなったね。只、やっぱり攻撃力がボーナスが無い分…… 低いな」

『『『クウゥ~ン……』』』『『キュウ~ン……』』

【はうりんぐ】と【はく】と【こく】が申し訳なさそうに鳴く。

「私の【狙撃】スキルが無いせいだから…… あなた達のせいじゃないからね」

はうりんぐ達を撫でながら慰める。

「攻撃力の低さは、手数と急所や弱点を狙う事で補うしかないですね……」

「その方が良いだろうな…… 連携に慣れれば手数も増えるし、急所や弱点も狙う事もできるだろうな」

「なるほど、連携か…… よし! 連携の練習するよ!」

「その練習は…… 彼女達とすると良いよ」

「え…… あっ!?」

ジノさんが指をさしてる先に…… 扉から、こちらを覗く【せっちゃん】と【ジュエリーズ】。

「続きは…… みんなで【フェアリーガーデン】だね」

「その方が良い」

私の意見に笑いながら頷くジノさんにお礼を言って、せっちゃん達と【フェアリーガーデン】へ。

「お帰りなさいませ。トレーニングのご用意はできてます」

【フェアリーガーデン】に着くと……【ロッテ】が待っていた。

「それじゃあ、始めようか? 相手は……」

「私達です。カナエさん」

箒を手にしたロッテとフライトタイプのせっちゃんが前に出る。

「本気だね?」

「ええ…… わたし達にも敗けられない理由があるので」

「それでは…… 行きます!」

「来い! はうりんぐ、はく、こく、やるよ!」

フライトタイプのせっちゃんのシールドチャージ!

「くっ!」

スレスレで避けると!? ロッテの追撃が来る!

『『『ウォ~ン!』』』

機獣化したはうりんぐがロッテを牽制する。

「させません!」

せっちゃんが射撃で、はうりんぐを狙うも…… はくとこくがガード!

「もらった!」

体勢を崩したロッテに【神刀 巴御前 黒桜】で斬りかかる!

「あまいです!」

「(箒で弾かれた!? 接近戦はまだまだロッテ達に及ばないか……)なら! コレはどうかな?」

【刻印】を【発動】して、【闇移動】後ろから【糸】でロッテを狙う!

「それは知ってます」

箒から刃物を出して、ロッテが糸を切り払う!

「仕込み杖か!? やば!」

ロッテの行動に驚く私にせっちゃんの追撃射撃!

「危なかった」

咄嗟に、はうりんぐの影に移動する。

「「そこです!」」

せっちゃんとロッテが、はうりんぐの影に現れた私に接近する!

せっちゃんの槍とロッテの刃が私を突いた!?

「「やっ「残念」!?」」

喜ぶロッテに【神刀 巴御前 黒桜】を突き付ける。せっちゃんは…… はうりんぐ達に囲まれている。

二人が突いたのは…… 私が作ったダミー人形でした。

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トレーニングが終了すると…… せっちゃんとロッテが落ち込んでる。

「どうしたの?」

「敗けました……」

「弱体化してるはずなのに……」

「Lvは、今は…… 私達の方が上なのに……」

私達が勝ったのがショックだったの?

「このままじゃ…… カナエさんを守れません」

どうやら……【死神PK】の件で、落ち込んでるみたいだね。

「あの事なら…… 気にしないでね。犯人は私の関係者だから…… 必ず! 私がボコるから」

「カナエさん…… どういったご関係ですか?」

「うん…… 私のストーカー」

「なおさらダメじゃないですか!?」

「だから…… 今までのアレコレを込めて、ボコるの!」

「その時は、私達も共に!」

気付くと…… せっちゃんとロッテを始めとした眷属達が集まっていた。

「ありがとう。みんなで【死神PKあのこ】をボコッボコにしよう!」

「「「「「お~!!!」」」」」

みんなと一丸になった瞬間でした……

待ってろよ…… 必ず! 今までの全てを返してやるからなぁ~!!!

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