新世界で… 妖精少女は、ロボットを夢見る

チキンとり

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第9章 新世界狂想編 

聖と魔の枠を超えて…

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 ~ ジノ達が帝国勇者達と戦闘してる頃 ~

「さあ…… お姉様、私の愛で満たしてあげます」

「だが断る!」

群がる魔王にせもの達と【聖女化】した死神PKを…… せっちゃん、ルーノーとスーノー、ゴルとジルと協力して、撃退するが……

「まだよ…… 私のお姉様へ愛は…… 尽きないわ❤」

「「「「『『!?』』」」」」

「カナエ様! 新手です!」

「主さまのニセモノが増えるよ!」

「たくさん……」

『おのれ! 我等の親愛なる主の姿を真似るとは、不届きな!』

『不愉快ですね…… 許しません!』

くっ! みんなが戦い辛そうだ。

「この!」

解呪した狙撃スキルで、聖女あのこを狙うが!?

「あん❤ お姉様、私の編み出した【固有結界】スキルには…… 遠距離攻撃は無効ですよ❤」

聖女あのこに当たる直前で…… 魔弾が消滅する! 死神PKの時と同じか!?

「ならば!【バーストランサー!!!】」

ガッキャン!

せっちゃんが聖女あのこに必殺技を放つ!? 弾かれた!

「あぶないあぶない♪ 遠距離攻撃は無効だけどね…… 物理防御も強力よ。だって、聖女ですもの❤」

倒しては、召喚される魔王にせもの達に…… 鉄壁な結界を張る召喚主の聖女あのこ……

「さあ…… お姉様、私の愛に沈めてあげる❤」

「ふっ…… 召喚なら、私も出来る! 来て、巴、アグラ!」

私に迫る魔王にせもの達が…… 細切れになったり火だるまになる!

「親方様の姿をした…… 無礼な輩は、私が斬る!」

「あら~❤ カナエ様にそっくりなお顔…… でも、ダメね。貴女達じゃ、感じないもの…… 消えなさい!」

ボスモードの武者夜叉姫と黒炎の女王が、魔王にせもの達を薙ぎ倒す!

「流石は…… お姉様❤ でも…… 私の愛は無限よ!」

さらに召喚陣が増える!?

「くっ!」

魔王にせものに召喚者が紛れている!?」

「この……!?」

神眼で聖女あのこを鑑定……

(MPが回復してる!?)

「私の固有結界は…… 聖域で在り、絶対領域。この結界が在る限り…… 私に敗北は…… 無い! さあ、お姉様…… 私の元へ」

「させません!」

巴の一閃が、聖女あのこの結界を貫通して傷を付けた!

「あら…… 驚いたわ。流石はお姉様の兵ね…… でも、この程度のダメージ……」

「!?」

巴の付けた傷が瞬時に消える……

(一瞬で回復した!?)

「なんとも無いわ」

「常時回復する防御結界か!?」

ラスボス…… 私達の前に、ラスボスな聖女が居るよ。

この聖女ラスボス…… 遠距離攻撃を無効にして、強固な結界を張り、常時回復するストーカー……

「(逃げる? ダメね…… 逃げると、魔王にせものが新世界に溢れる。そうなると…… 私の夢どころか…… 新世界このせかいが無くなる可能性が在る……)みんな…… 魔王にせものは任せるね」

せっちゃん達が頷く…… 私は1枚の【エンブレムプレート】を帯のバックルにセットして……【仮面のヒーロー】を思い出す……

「(あの人の様に……)私はこの世界で…… 守るべき者達と夢と約束がある! だから、敗けない!【開放】!」

私は奪われていたスキルの1つをエンブレムプレート化して、【封印】していた……

そのスキルは……【限界突破】。

このエンブレムプレートは…… 特別だ。

開放する事で別のエンブレムプレートをセットでき、そのスキルの限界を超える事が出来る!

「いくよ!【聖魔王化発動】……」

時が止まる…… カナエが聖魔王の限界を超えた事で……【ある者達】が動き出す……

「まさか…… 進化前に聖魔の枠を超える者が現れるとは……」

「おもしろいね♪」

「気合入ってんな! 燃えるじゃねぇか!」

「一時的とは言え…… 私達の領域にまで駆け上がるなんて…… まるで激流ね。私と気が合うかもね?」

「あの娘っ子か? やはり来たの…… 妖精よ」

「ええ…… 言ったでしょ? ちーちゃん。【私達】のヒーローだって」

「ならば…… 我等にいたる神格を得た者を喚ぶとしよう……」

 ・
 ・
 ・

(あれ…… 見た事がある…… 最高神様達と……)

「進化する時に来なさいって、私…… 言ったわよね?」

妖精神様が呆れ顔で…… 私を見てる……

「ち、違うです! 条件は充たしたけど、その…… 私…… 戦闘中です…… よね?」

私は世界樹の元にいた……

「「「「「「今、新たなる我等の兄妹にいたる神格を得た者に…… 世界の祝福が在らん事を」」」」」」

舞台は、世界樹の元から…… 静止した戦場に戻った!?

そして…… 時が動き出す……

「!? お、お姉様…… その神々しいお姿は……」

『『『『『『祝え、新たな【神格者】の誕生を』』』』』』

最高神様達と妖精神様の声が響く!

(神格…… 新たな神様になる人が誕生したの!? 何処に?)

「おめでとう。カナエちゃん、貴女が蒼人プレイヤー初の神にいたる神格を得たのよ」

「へ…… 私が!?」

神格って何? 私、魔王のスキルを取り戻したばかりだよ!

「起きなさい…… ドッペル! 今一度、お姉様の力を奪うのよ!」

聖女あのこが、私の力を奪っていた魔王にせものの死体に叫ぶ!

「了かイしマシた……」

魔王にせものの死体が溶けた!? スライム化か!

「くっ!?」

(しまった!? 咄嗟に殴ってしまった! 手応えが無い……)

あの時と同じ光景が浮かぶ……!

「このぉ!」

スライムを殴った私の拳の先に【魔弾生成】スキルで…… スライムの体内に魔弾を叩き込んだ!

「ピ、ピギャア!?」

私の目の前で…… スライムが弾けて散った!

「な!?」

驚いた顔の聖女に…… 向かって、私は加速した!

「はっ!? ギャアァァァ!」

聖女あのこの肩が破裂する!

「…… 撃ち込みが…… ズレた? ……瞬間加速に撃ち込みが間に合わない?…… なら!」

「ヒィ!?」

聖女あのこが…… 目の前に現れた私に短い悲鳴をあげる。

私は…… 聖女あのこの悲鳴を聴きながら、拳を聖女あのこの腹に当て体内に魔弾を生成して…… 撃ち込んだ!

ドゴーン!

「がは!?」ビチャビチャ……

腹を撃ち抜かれて、吐血する聖女あのこの傷が回復する……

「なかなかの回復力ねぇ……」

「ゴフゥ! お姉…… 様……」

「私の攻撃と…… 貴女の回復力…… どっちが上か…… 勝負よ!」

私の言葉に…… 聖女あのこの顔が引き吊る……

「さあ…… 零距離で撃ち貫くよ!」

私は拳を構えて、聖女あのこに撃ち込んだ!

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