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俺の名前は柴葉栄一郎(さいばえいいちろう)。
県立高校の2年生。
そして彼女無し、童貞。
それからスペックも普通であり短髪のくるくる頭を除いてまあそれなりのスペックだった。唐突になるがそんな俺、柴葉が99回告白した。
それも相手は女子であり。
5本指に数える事が出来る白雪姫という様な感じの女子。
究極の美少女だった。
名前は吉田彩香(よしだあやか)という。
馴れ馴れしく俺が99回告白した女性である。
分かっているかも知れないで当然だが俺は99回告白して1回も告白成就。
告白が成功はした事はない。
だから俺は99回目でようやっと。
ようやっと野球ボールが飛んできて俺の横を掠め衝突し気が付いた。
それは。
(彼女に告白で迷惑が存分に掛かっている)
という事に。
だから俺は告白するのを99回目で止めた。
それから俺は自由に生きていく事にした。
彼女に二度と迷惑を掛けない様にして俺は生きていく。
そう思っていた。
☆
あくまで冷めた言い方だが俺は99回も告白してから馬鹿だと気が付いた。
それも俺自身が相当なアホだという事に。
究極のクソ馬鹿だった。
野球ボールが俺の横を掠めて壁にぶつからなかったら気が付かなかった。
俺の世界が今でも彩香に向いていただろう。
こんな薄汚い人間が白雪姫に勝てる訳が無い。
「やれやれ」
そんな事を呟きながら俺は自宅から県立高校に向かう。
それから下駄箱を開けてから中身を取り出す。
履きを履いてからそのまま俺は大欠伸をしてから歩き出す。
そうしてから教室に向かって歩きドアを開けた。
すると斜め右下辺りに彩香が居り。
女子の友人達と会話していた。
俺はその姿を見ながら笑みを浮かべてから椅子に腰掛ける。
そうしていると「よお」と声がした。
根本和幸(ねもとかずゆき)だ。
俺の友人。
その坊主でそばかすのある彼は俺を見ながら目の前の他人の席に腰掛ける。
それから俺にニヤニヤしてくる。
そして片手を広げた。
「おっは。結局お前昨日、どうだったのよ?もう直ぐ100回目だろ告白」
「ああ。その件か。実はもう告白は止めた」
「止めた?!止めたって何だよ!?」
「止めたって事だ。つまり告白を止める」
「ほう。まるでギャンブル中毒みたいになっていたお前が?」
「そうだな。目が覚めた」
そしてそんな会話をしながら事の成り行きを説明する。
すると根本は「そうなんだな」と苦笑した。
甘ったるいミルク紅茶を飲みながら。
俺はその姿を見ながら肩を竦める。
根本は「じゃあもう止めるのか。告白は」と聞いてくる。
「ああ。クソッタレみたいな感じだし迷惑が掛かる」
「いやまあ気が付くのが遅いわ。まあでも素晴らしいな。まさにスタンディングオベーション。潔い感じだと思う」
「まあな。それで俺自身はこれからアイツと離れる」
「あー。そうするのか」
「ああ」
そして紅茶を飲み干す根本。
俺はその姿を見ながら居ると「すまん。トイレ行ってくるわ」と根本は立ち上がる。
それから「おう」とポケットに手を入れた根本を見送る。
俺はその間に伸びをした。
すると「ねえ」と声がした。
顔を上げるとそこに白雪姫の彩香が居た。
俺を見ながら困惑している様な複雑な顔の様ななんともいえないバット?な顔をしている。
ん?
顔立ちは相当に目鼻立ちが整っており。
小顔で有る。
モデルか?お前は?という感じの可愛さがある。
そして身長もすらっとしており。
更に細い。
「な、何だ?彩香」
「昨日は何で告白しなかったの」
「え、あ、えっと」
「告白。何でしなかったの」
「それはまあ都合があってだな。俺もうお前に告白しない」
そう言った瞬間に彼女が暗くなった。
それから「え?」と激しく動揺している様に見える。
そして「呟く様に何で?」と聞き返してくる。
俺は「え?」と意味が分からないと聞き返したが彩香は「いや。ゴメン」と言ってからそのまま彩香は女子達の輪に戻る。
「ちょっと意味が分からないな」
そんな事を呟きながら俺はそのまま窓から6月の外を見る。
正直、あと少しで制服が切り替わる。
冬服ももう直ぐでさらばだ。
まあ冬服も鬱陶しかったしな。
そう思っていると何故か彩香がまたやって来た。
「あのさ」と言いながら、だ。
いや待て。今度は何だろうか一体。
そんな事を思いながら俺は彩香を見る。
あ、分かった。
今までが迷惑だったって話か。
「その」
「ゴメン」
「え?」
「え?」
彩香に謝ったが。
何故か彩香は目を丸くした。
それから俺を見てくる。
彩香は「???」となっている。
え?と思っていると彩香は「何?」という感じで反応する。
「俺の告白が鬱陶しかったって話だろ?」
「はぁ!!!!?」
「え?」
「そんな訳ないでしょ...」
「え?」
え?
県立高校の2年生。
そして彼女無し、童貞。
それからスペックも普通であり短髪のくるくる頭を除いてまあそれなりのスペックだった。唐突になるがそんな俺、柴葉が99回告白した。
それも相手は女子であり。
5本指に数える事が出来る白雪姫という様な感じの女子。
究極の美少女だった。
名前は吉田彩香(よしだあやか)という。
馴れ馴れしく俺が99回告白した女性である。
分かっているかも知れないで当然だが俺は99回告白して1回も告白成就。
告白が成功はした事はない。
だから俺は99回目でようやっと。
ようやっと野球ボールが飛んできて俺の横を掠め衝突し気が付いた。
それは。
(彼女に告白で迷惑が存分に掛かっている)
という事に。
だから俺は告白するのを99回目で止めた。
それから俺は自由に生きていく事にした。
彼女に二度と迷惑を掛けない様にして俺は生きていく。
そう思っていた。
☆
あくまで冷めた言い方だが俺は99回も告白してから馬鹿だと気が付いた。
それも俺自身が相当なアホだという事に。
究極のクソ馬鹿だった。
野球ボールが俺の横を掠めて壁にぶつからなかったら気が付かなかった。
俺の世界が今でも彩香に向いていただろう。
こんな薄汚い人間が白雪姫に勝てる訳が無い。
「やれやれ」
そんな事を呟きながら俺は自宅から県立高校に向かう。
それから下駄箱を開けてから中身を取り出す。
履きを履いてからそのまま俺は大欠伸をしてから歩き出す。
そうしてから教室に向かって歩きドアを開けた。
すると斜め右下辺りに彩香が居り。
女子の友人達と会話していた。
俺はその姿を見ながら笑みを浮かべてから椅子に腰掛ける。
そうしていると「よお」と声がした。
根本和幸(ねもとかずゆき)だ。
俺の友人。
その坊主でそばかすのある彼は俺を見ながら目の前の他人の席に腰掛ける。
それから俺にニヤニヤしてくる。
そして片手を広げた。
「おっは。結局お前昨日、どうだったのよ?もう直ぐ100回目だろ告白」
「ああ。その件か。実はもう告白は止めた」
「止めた?!止めたって何だよ!?」
「止めたって事だ。つまり告白を止める」
「ほう。まるでギャンブル中毒みたいになっていたお前が?」
「そうだな。目が覚めた」
そしてそんな会話をしながら事の成り行きを説明する。
すると根本は「そうなんだな」と苦笑した。
甘ったるいミルク紅茶を飲みながら。
俺はその姿を見ながら肩を竦める。
根本は「じゃあもう止めるのか。告白は」と聞いてくる。
「ああ。クソッタレみたいな感じだし迷惑が掛かる」
「いやまあ気が付くのが遅いわ。まあでも素晴らしいな。まさにスタンディングオベーション。潔い感じだと思う」
「まあな。それで俺自身はこれからアイツと離れる」
「あー。そうするのか」
「ああ」
そして紅茶を飲み干す根本。
俺はその姿を見ながら居ると「すまん。トイレ行ってくるわ」と根本は立ち上がる。
それから「おう」とポケットに手を入れた根本を見送る。
俺はその間に伸びをした。
すると「ねえ」と声がした。
顔を上げるとそこに白雪姫の彩香が居た。
俺を見ながら困惑している様な複雑な顔の様ななんともいえないバット?な顔をしている。
ん?
顔立ちは相当に目鼻立ちが整っており。
小顔で有る。
モデルか?お前は?という感じの可愛さがある。
そして身長もすらっとしており。
更に細い。
「な、何だ?彩香」
「昨日は何で告白しなかったの」
「え、あ、えっと」
「告白。何でしなかったの」
「それはまあ都合があってだな。俺もうお前に告白しない」
そう言った瞬間に彼女が暗くなった。
それから「え?」と激しく動揺している様に見える。
そして「呟く様に何で?」と聞き返してくる。
俺は「え?」と意味が分からないと聞き返したが彩香は「いや。ゴメン」と言ってからそのまま彩香は女子達の輪に戻る。
「ちょっと意味が分からないな」
そんな事を呟きながら俺はそのまま窓から6月の外を見る。
正直、あと少しで制服が切り替わる。
冬服ももう直ぐでさらばだ。
まあ冬服も鬱陶しかったしな。
そう思っていると何故か彩香がまたやって来た。
「あのさ」と言いながら、だ。
いや待て。今度は何だろうか一体。
そんな事を思いながら俺は彩香を見る。
あ、分かった。
今までが迷惑だったって話か。
「その」
「ゴメン」
「え?」
「え?」
彩香に謝ったが。
何故か彩香は目を丸くした。
それから俺を見てくる。
彩香は「???」となっている。
え?と思っていると彩香は「何?」という感じで反応する。
「俺の告白が鬱陶しかったって話だろ?」
「はぁ!!!!?」
「え?」
「そんな訳ないでしょ...」
「え?」
え?
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